最初にお詫び申しておかなければなりません。カタログ番号UCCG5230カラヤン/BPOショスタコヴィッチ交響曲第10番他のCDレビュー欄に本盤カラヤン/BPOチャイコフスキー交響曲第6番他(カタログ番号UCCG5233)収録CDに書き込むべき内容を同日2012/5/12送信してしまいました。大変慎重さを欠き本当に申し訳けございません、今後はより一層留意して情報発信に務めたいと思いますので今回はオールドファンの手元誤りという事で何卒ご容赦の程よろしくお願い申し上げます。HMVルールはやり直しが出来ないので本盤チャイコフスキー交響曲第6番「悲愴」他収録盤レビュー欄後半にショスタコーヴィッチ交響曲第10番に関するレビューを補記させていただきたいと思います。先ず本盤UCCG5233→カラヤンは悲愴交響曲の演奏を非常に得意にしていましたので、録音状態に大きな問題点のない1960年代以降の録音分は、すべて安心?して聴ける様ではあります。カラヤンの年齢とオーケストラとの組み合わせで演奏の雰囲気は夫々異なっている様で勿論私も全てを聴いたわけではありませんがその代表格として我々の世代では身近な収録分であった1964年BPOを振った演奏(タイム@18’53A7’59B8’44C9’19)はカラヤンが56歳の時、BPOに君臨体制を敷いた頃でいい意味でまだ溌剌さが聴ける演奏であります。チャイコフスキーがロシアのヨーロッパ化に心がけていた事を納得させる様な感じで全体ロシア臭はせずスマートな仕上がりとなっています。第1楽章のあの「テーマ」も「泣き」に走らずさりとて決め処・ポイントはちゃんとしなやかに押えてそう癖はないもののちょっとしたアドリブは面白く聴く者を満足させます。第2楽章の舞踏も執拗ではありません。第3楽章も実にスポーティであります。最終楽章でのピークも決して「凄み」を極めるアプローチではありません・・・「悲愴」に縛られない曲そのものに対応した様でありそういう意味で全体アイデンティは保たれているのではないでしょうか。その他のカラヤン指揮分「悲愴」交響曲は次の通りであります・・・・1939年BPO(トータルタイム44’07)、1948年VPO@18’43A8’52B8’08C9’52、1954年NHKSO@19’17A8’51B8’41C10’09、1955年PHO@18’54A8’14B9’02C9’24、1971年BPO@18’16A9’01B8’15C10’10、1976年BPO@18’24A9’04B8’28C9’59、1984年VPO@18’23A8’52B8’31C9’54、1988年BPO@19’18A9’13B9’14C11’42(拍手込み)。「くるみ割り人形」は1966年の収録(トータルタイム23’04)でカラヤン節が芽生えたのかBPOの華麗な演奏に乗って結構標題感情に沿って進めている印象を受けました。この曲も他の演奏のデータを紹介しておきましょう・・・1952年PHO(23’06)、1961年VPO(21’56)、1982年BPO(21’57)。(タイムについては盤により多少異なる場合があります。)次にUCCG5230→カラヤンはショスタコーヴィッチ交響曲の収録をこの第10番だけ行なっており旧盤のこのCDの方が先発隊だっただけに強烈な印象を受けました。1966年カラヤン58歳頃の収録(タイム@22’00A4’04B11’13C13’35)でカラヤン指揮の「語り」上手さが前面に押し出されています。新盤(1981年録音、タイム@22’35A4’16B11’42C13’02)は当然音は向上しているのですが正直二番煎じの印象は拭えません。特にカラヤンは大きく年代によって演奏スタイルが変化をするタイプではないので新盤は割を食う形となりました。いずれにしてもこの旧盤ショスタコーヴィッチにはある興奮を感ぜざるを得ません。なお、カラヤン/BPOのこの曲演奏録音には更にもう一つ有りそれはモスクワでのライブ分(同@23’13A4’08B12’09C13’51)がHMVカタログには載っておりますが私は聴いておりません。余談ですがこのモスクワ・ライヴの際、当日会場に訪れていたショスタコーヴィチが終演後、壇上でカラヤンと並び立ったという有名なエピソードも残されており、バーンスタインが1959年NYPOを引き連れて交響曲第5番のモスクワ演奏時同じ様に当該作曲家と指揮者とがお互い舞台上で手を取り合った写真があった事を思い出しました。私は併録のストラヴィンスキーの交響曲(1970年録音、タイム@10’56A6’26B4’59C7’21)は聴いておりませんので★一つ保留いたします。(タイムについては盤により多少異なる場合があります。)