CD

ピアノ・ソナタ第3番、幻想曲、3つのマズルカ、即興曲第3番 メジューエワ

ショパン (1810-1849)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
WAKA4145
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
日本
フォーマット
:
CD

商品説明

ショパン生誕200年、メモリアル・イヤー企画第4弾!
聴き手の胸を打ちのめす圧倒的な情感〜ショパン演奏の伝統に裏打ちされた気品と風格
メジューエワ/ショパン:ピアノ・ソナタ第3番&幻想曲


ショパン生誕200年のメモリアル・イヤーに続々と新作を発表しているメジューエワが、いよいよ最高傑作のソナタ第3番に挑戦しました。カップリングには、幻想曲(作品49)や3つのマズルカ(作品56)、即興曲第3番(作品51)といったショパン円熟期〜晩年の名作を並べるという意欲的なプログラム。まさに「全身全霊を込めた」という表現が相応しい、風格さえ漂わせるスケールの大きな演奏は、ロシア最高のショパン弾きでもあったゲンリヒ・ネイガウスの教えがその弟子たち(T.グートマン→V.トロップ)を経てメジューエワに脈々と受け継がれていることを見事に証明しています。
 ロシア・ピアニズムの伝統の重みを感じさせる一枚、「ショパン弾き」としてのメジューエワの面目躍如たるアルバムです。
「(ソナタ第3番、第3楽章ラルゴ)…その圧倒的な情感は聴くものの胸を打ちのめす。さらにホ長調の中間部には沈痛な静寂が与えられ、神韻縹渺たる佇まいに芳醇なロマンが零れるようだ。加えて余韻嫋々たる主題の回帰。(…)このディスクには、ショパンの真実が詰まっているのみならず、イリーナ・メジューエワという稀代のピアニストによる、ひとつの芸術の極致が示されている。」真嶋雄大/ライナーノートより(若林工房)

【収録情報】
ショパン:
・ピアノ・ソナタ第3番ロ短調 作品58
・3つのマズルカ 作品56
・即興曲第3番変ト長調 作品51
・幻想曲ヘ短調 作品49
 イリーナ・メジューエワ(ピアノ)

 録音時期:2010年3月、4月
 録音場所:富山県魚津市、新川文化ホール
 録音方式:Digital(セッション)

総合評価

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「フルトヴェングラーのような」という言い...

投稿日:2015/09/27 (日)

「フルトヴェングラーのような」という言い方は正しくないのかもしれません。しかし、フルベンの第九やブラームスの三番で衝撃的な感動を受けて、35年!今も忘れられず、何度聞いても、録音の古さはものともせず感動しまくっている身としては、このメデューエワのショパンの三番を聴いた感想の第一声が、そのようなものになるのを分かっていただける方もいるのではないかと思います。  ショパンの三番そのものは、私は、「ディーナ・ヨッフェ」を以って、過去最高としておりました。アルゲリッチも悪くはないですが、「ディーナちゃん最高!」みたいな気分でした。  このメデューエワ、ロシアというか、ソ連のピアニズムの継承者とみてよいのでしょう。 情緒的という言い方は当たらないでしょう。しかし、では、「情緒的でない」部分はまったくありません。  音譜を正確に、それは当たり前でしょう(ルビンシュタインみたいに、「落ちた音譜を拾う籠」もあってもいいと思いますが)。  とにもかくにも、恐るべきテクニックの持ち主だと思いました。 速いパっセージで打鍵が一音一音、明瞭というのはどなたも感じると思います。しかし、一音一音が明瞭な腕達者は、日本の若手にも掃いて捨てるほどいますが、これほどの感銘は受けません。  なぜなのだろう?・・・何度も何度も聴きながら、探ってみました。  この人の音には「タメ」があるのだと思いました。 ゆっくりとした部分で「タメ」を作ることは私にでもできます。だけど、ショパンのような難曲の速いパっセージで一音一音にタメを作るのは神業としか思えず、それをしていたのが、今にして思えば、ギレリスであり、リヒテルであり、そして、ヨッフェだったのかな、と思います。 幻想曲もすさまじい。これがこんな曲だとは誰か想像していた人がありますか?  これがこんな曲だと知っていたら、もっと弾き込んでみたかったと、もはや「エリーゼのために」も弾けなくなった数十年の怠慢を後悔しながら聴いています。

TOCHIPAPA さん | 広島県 | 不明

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ピアノソナタ3番 この曲の演奏でまず気に...

投稿日:2013/12/23 (月)

ピアノソナタ3番 この曲の演奏でまず気になってしまうのが1楽章第2主題 とても美しい旋律なので聞かせどころなのか  高らかにクッキリ歌い上げる曲がけっこう多いです。 私はひっそりと優しく美しさの諸さ儚さを静かに遠慮がちに歌い上げるタイプが好きです。この曲の第2主題に限っては。 意外ですがギレリスの3番がその路線で一番気に入っておりましたが メジューエワも上に書いたとおりその路線で気に入りました。 即興曲第3番も素敵です、テンポも調度良く和性をさりげなく響かせている

ぶひ さん | 東京都 | 不明

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各曲についてはすでに優れたリビューが書か...

投稿日:2013/08/19 (月)

各曲についてはすでに優れたリビューが書かれているので、ここでは個人的なイリーナ・メジューエワ概論を簡単に。DENONから、ショパン生誕200年記念でCD5枚組の「CHOPIN eternal...」という名曲集が出ている。演奏者は日本と多少の縁のある人が多く、リグット(協奏曲1,2ほか)、リフシッツ(24の前奏曲)、グリモー、カメニーコヴァー、近藤嘉宏(エチュード10, 25)、トロップ(ソナタ2)、田部京子、アファナシェフ…らに混じってメジューエワはスケルツォ1、軍隊ポロ、マズルカ5,50が使われている。で、ほかの(まあまあ優れた)ピアニストたちと、メジュさんの断固たる圧倒的な違いがある。それは、ピアノの打鍵音の強さ・明確さだ。強いといっても、破(わ)れるような汚い音ではもちろんない。彼女のピアノの音は、すごいシリアスだが、そのガーン(低音)、カキーン(高音)という響きは耳から全身の神経に快感を与える。なまぬるい、いわゆる‘やさしさあふるる’美音は、どうも気持ち悪いのである。メジューエワの音は、完全な、強い、納得と肯定の音なのだ、少なくとも私にとっては。

sadRed さん | 千葉県 | 不明

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ショパン (1810-1849)

。39年の短い生涯を、作曲とピアノ演奏で駆け抜けた「ピアノの詩人」の素晴らしい音楽が世界中で鳴り響きます。世界各国でさまざまなコンサートやイベントがおこなわれ、CDやDVDなど、数多くの音楽ソフトもリリースされ、ショパンの音楽が過去最高の注目を集めるにぎやかな年になりそうです。

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