CD 輸入盤

嘆きの女たちへの呼びかけ〜イタリアの修道院における悲歌と哀歌 カペラ・アルテミージア

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
BRL97603
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
Holland
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明


修道院図書館に眠っていた楽譜による世界初録音多数!

嘆きの女たちへの呼びかけ、イタリアの修道院における悲歌と哀歌
カペラ・アルテミージア


【概要】
◆イタリア初期バロック音楽の無名の作曲家によるモテットの世界初録音。このレパートリーで目覚ましい実績を誇るグループによる演奏研究の最新成果。
◆器楽のみで「嘆き」を表現した珍しい曲「憂鬱なソナタ」も収録。

【収録作品】
◆キャンディス・スミスがブックレットのエッセイで述べているように、嘆くこと、つまり悲しみを声に出すことは、太古の昔から女性と結び付けられてきました。このアルバムは、16世紀と17世紀のイタリアで、女性だけが住む環境である修道院で歌われていたであろう一連の悲歌と哀歌を紹介しています。
◆修道院の音楽生活は、しばしば驚くほど豊かでした。1592年、ジェノヴァを訪れたある旅人が、オルガン、ヴァイオリン、リラ・ダ・ガンバを演奏し、美しく歌う修道女に出会った記録も残されているほどです。

【演奏者】
◆カペッラ・アルテミージアは、キャンディス・スミスが創設した修道院音楽の専門アンサンブルであり、メンバーは歌手も器楽奏者も全員女性で構成。彼女たちは、単に楽譜を再現するだけでなく、当時の修道女たちがどのような社会的・宗教的背景の中でこれらの音楽を演奏していたのかというコンテクストまでをも表現することを目指しています。

【録音】
◆2024年7月にイタリア共和国北部、エミリア=ロマーニャ州、ボローニャ、サンタ・クリスティーナ・デッラ・フォンダッツァ教会で収録。9名の女声歌手のほか、ヴァイオリン、ヴィオラ・ダ・ガンバ、バロック・ハープ、リローネ、チェンバロ、オルガンの音も立体的に収録されています。

【製品仕様】
◆ケースは10mm厚のポリスチレン製(ジュエルケース)。付属ブックレット (英語・12 ページ)には、芸術監督のキャンディス・スミスによる解説などが掲載。EU製で、ディスクはメジャー・レーベルでもおなじみの独オプティマル・メディアが製造。

 関連レーベル

Brilliant ClassicsPiano ClassicsBerlin ClassicsNeue Meister


 作品情報付きトラックリスト


CD [78'00]

嘆きの女たちへの呼びかけ
イタリアの修道院における悲歌と哀歌

カルロ・ドナート・コッソーニ (1623–1700)
◆2声と3声のモテット集 Op.1より
コモ近郊で生まれ、ボローニャのサン・ペトロニオ教会の第1オルガニストを務めるなど、北イタリアで活躍した多作な宗教曲作曲家です。

1. 私は惨めな死を遂げる [7'51]
罪の意識に苛まれる魂の嘆きを、半音階的なリフレイン(繰り返される旋律)を用いて情緒豊かに描いています。
当初はボローニャの上院議員に捧げられましたが、後に再出版した際にははミラノの修道女に献呈されました。

【歌詞大意】
私は死ぬ、私は死ぬ、哀れな私は死ぬ、もう涙も出ないまま、哀れな私は死ぬ。
罪の重さに打ちひしがれ、悪に押しつぶされ、わが魂よ、泥沼から直ちに立ち上がり、命の泉へと飛び去れ、囚われのシオンの娘よ。
私は死ぬ……
泣け、哀れな者よ、誰のために泣くのか? 生きている者たちの間で、私の心の慟哭とともに。
私は涙を流し苦しみながら、たどり着くだろう。
私は死ぬ……
愛しき祝福された涙よ、天から私に送られたものよ。
死の猛襲から私の魂を救いたまえ、泣き叫び悲しみに暮れ、不幸にもあなたの元へと急ぐ私の魂を。
私は死ぬ……
あなた方は天の真珠、苦しむ心の涙、幸福な故郷の門よ、地上に住む者たちを 星々へと導く道を照らしたまえ。
私は死ぬ……

アレッサンドロ・デッラ・チャイア (c.1605–c.1670)
◆聖なる哀歌と独唱と通奏低音のためのモテット集より
シエナの貴族で、職業音楽家としてではなく、修道女である親族を持つ友人たちのために作曲を行いました。

2. 聖木曜日、哀歌 第1番 [9'03]
高度なメリスマ(一つの音節を多くの音符で引き伸ばして歌う技法)や不協和音を駆使した、非常に表現力の強いモノディ形式の作品。

【歌詞大意】
預言者エレミヤの哀歌が始まる。
【アレフ】
ああ、かつては民で満ちていた都が、いかに寂しく座っていることか!
国々の中で偉大であった彼女が、いかに未亡人のようになってしまったことか!
諸州の中で王女であった彼女が、属領となってしまった。
【ベト】
彼女は夜に激しく泣き、頬には涙が流れる。
彼女を愛したすべての者の中に、慰める者は一人もいない。
彼女の友はみな彼女を裏切り、敵となった。
【ギメル】
ユダは苦難と激しい労役のために捕囚となった。
彼女は今、諸国民の間に住んでいるが、安息の地を見いだせない。
彼女を追う者たちはみな、苦境の中で彼女を捕らえた。
【ダレト】
シオンへの道は嘆き悲しんでいる、定めの祭りへの来客がないからだ。
彼女の門はすべて荒れ果て、司祭たちはうめき、乙女たちは引きずり出され、彼女自身もひどく苦しんでいる。
【ヘト】
彼女の敵が支配者となり、敵は栄えている。
それは、彼女の多くの背きのゆえに、主が彼女に苦しみを与えられたからである。
彼女の子供たちは、敵に追われて捕虜として去っていった。
エルサレムよ、エルサレムよ、汝の神、主に立ち返れ。

ジョヴァンニ・マッテオ・アゾーラ (?1532–1609)
◆主の晩餐の哀歌
ヴェローナ出身の司祭で、パレストリーナの厳格な対位法(第一の様式)を模範とした保守的で清純なスタイルを特徴とします。

3. [4'42]
1588年に出版された3声のための哀歌で、当時の修道院で一般的だった「等質の声(女声のみなど)」での演奏に適した編成となっています。

【歌詞大意】
預言者エレミヤの哀歌が始まる。
【ヴァウ】
シオンの娘のすべての輝きは、彼女から去っていった。
彼女の君主たちは、牧草地を見つけられない雄鹿のようになり、追う者の前を、力なく逃げ去った。
【ヨド】
敵は彼女のすべての宝の上に手を伸ばした。
彼女は、あなたが自分の会衆に入ることを禁じた諸国民が、彼女の聖所に侵入するのを見た。
【カフ】
彼女のすべての民は、パンを探してうめいている。
彼らは命をつなぐために、宝物を食べ物と換えている。
主よ、見たまえ。
私がどれほど蔑まれているか。
エルサレムよ、エルサレムよ、汝の神、主に立ち返れ。

キアラ・マルガリータ・コッツォラーニ (1602–1676/78)
◆ああ惨めな、我々は何をなすべきか?
当時音楽活動で最も有名だったミラノのサンタ・ラデゴンダ修道院の修道女であり、17世紀を代表する女性作曲家の一人です。

4. [7'34]
聖なる対話曲というジャンルで、マリアと信者たちの交流を演劇的に描いています。モンテヴェルディの影響も感じられる華やかな編成が特徴です。

【歌詞大意】
【信者たち】
不幸な私たちは、この人生で何をなすべきか。
あなたのまなざしを奪われて、いとも甘美なる乙女、いとも慈悲深きマリアよ。
【マリア】
神のひとり子に祈りなさい。
私が産み、私が常に崇めるお方に。
私に偉大なことをなされた全能のお方は、試練の中にあるあなた方と共にあり、あなた方の願いを聞き届け、あなた方を救い、栄光を与えてくださるだろう。
彼に向かって叫びなさい。
【信者たち】
私たちは、神のひとり子に祈ります。
あなたが産み、あなたが常に崇めるお方に。
あなたに偉大なことをなされた全能のお方に。
おお、輝ける海の星よ、あなたはまことに、天使の合唱よりも高く上げられた。
私たちを見捨てないでください。
【マリア】
私は天国で、常にあなたたちのために執り成しましょう。
地上でこれほど多くの悪に虐げられているあなたたちのために。
疑ってはなりません、わが子らよ。
恐れてはなりません、愛する者たちよ。私はあなたたちを助け、支え、あなたたちのために祈りを捧げます。

【信者たち】
おお、あなたが助けてくださる私たちは、なんと幸せなのでしょう。
おお、あなたが支えてくださる私たちは、なんと幸せなのでしょう。
おお、あなたが祈ってくださる私たちは、なんと幸せなのでしょう。
【全員】
アレルヤ。
聖なる乙女よ、万歳。
美しき乙女、慈しみ深い乙女、慈悲深き乙女、甘美なる乙女よ、万歳。
ハレルヤ。


アゴスティーノ・グエッリエーリ (c.1630–1684以降)
◆憂鬱なソナタ
グエッリエーリはジェノヴァを拠点に活動したヴァイオリニスト・作曲家。

5. [4'21]
器楽曲。ジェノヴァの修道女ジョヴァンナ・フランチェスカ・ラッジに捧げられました。当時、修道院でのヴァイオリン演奏はしばしば禁止されていましたが、この曲はその制限を越えて音楽が愛されていた証拠と言えます。

ルクレツィア・オルシーナ・ヴィッツァーナ (1590–1662)
◆いつまで私を忘れておられるのですか?
ボローニャのサンタ・クリスティーナ修道院の修道女です。
彼女が所属した修道院は教会当局との激しい紛争の中にあり、その苦悩が作風に反映されています。

6. [2'59]
詩編第12篇に基づいたこの曲は、当局による抑圧への抗議とも取れる悲痛な訴えを、跳躍進行や半音階を用いて表現しています。

【歌詞大意】
主よ、いつまで、あなたは永遠に私をお忘れになるのですか?
いつまで、あなたは私から御顔を背けられるのですか?
いつまで、私は自分の魂の中で悩み、毎日、心に悲しみを抱かなければならないのですか?
いつまで、わが敵は私に対して勝ち誇るのですか?
わが神、主よ、私を顧み、私に答えてください。
死の中で私の目を明るくしてください。
さもなければ敵が「私は彼に勝った」と言うでしょう。

ジョヴァンニ・バティスタ・ストラータ (fl.1605–51)
◆ああ、我が魂よ、何をしているのか
ジェノヴァ大聖堂のオルガニスト。

7. [4'02]
シンプルな和声で書かれた「アリエ・ディ・ムジカ」の一曲。民衆に広く教理を広めるための組織「キリスト教教理会」での使用を目的としていました。

【歌詞大意】
1. おお、わが魂よ、何をしているのか。
あなたはなぜ、マリアと共に泣かないのか。
死せるイエスのために彼女が耐えた、あの大きな苦しみを。
泣け、泣け、わが魂よ、マリアの激しい痛みのために。
泣け、泣け、彼女の心を これほどまでに苦しめた、あの悲しみのために。
2. あなたの主の悲しみ、あなたの過ちを消し去るために彼女が耐えたものは、彼女をこれほどの苦しみに縛り付ける 鎖であった。
泣け、わが魂よ……
3. マリアのあの処女の心、これほどまでに清く、神に喜ばれる心が、この唾(つばき)で汚されたのか。
ああ、わが魂よ、これを見よ。
泣け、わが魂よ……
4. あなたの愛するお方が死ぬとき、その心は死に縛られた。
しかし、彼は死ぬことができない、さらなる苦難が残されているからだ。
泣け、わが魂よ……
5. イエスが十字架から下ろされ、悲しみに暮れる母の腕に抱かれたとき、その悲しみは絶え間なく増していった。
泣け、わが魂よ……

マリア・フランチェスカ・ナシンベーニ (1658–?)
◆おお、傷ついた我が神よ
アンコーナ出身。
彼女はわずか16歳で自身の曲集を出版した早熟な才能の持ち主です。

8. [10'21]
「おお、刺し貫かれたわが神よ」は、彼女が修道女になる前に書かれた三重奏曲で、罪人の安楽とキリストの苦難を対比させた深い精神性を持つ歌詞が特徴です。

【歌詞大意】
おお、刺し貫かれたわが神よ、あなたはどなたで、私は何者なのでしょうか。
あなたは甘美なる救い主、私は残酷な罪人。
主よ、では教えてください、なぜですか。
あなたには棘が与えられ、私にはバラが与えられるのは?
あなたは至高の全能者、私は泥、私は塵、私は無。
あなたは汚れなき小羊、私は怒れる不信心な狼。
あなたは至高の君主、私は地獄の奴隷。
あなたは善意に満ち、私は悪意に満ちている。
主よ、では教えてください、なぜですか。
あなたには十字架が与えられ、私には安息が与えられるのは?
あなたは慈悲深く、私は傲慢で不遜。
あなたは慈愛深く親切で、私は無慈悲で意地悪。
主よ、では教えてください、なぜですか。
私には命を与え、あなた自身には死を与えるのは?
あなたは棘であり、苦渋であり、十字架であり、そして激しく凄惨な死である。
もしあなたが私の過ちをご覧になるのなら、どうして神を苦しめることができるでしょうか。
ああ、なぜこれほどまでに残酷なのですか。
なぜ私のキリストを辱め、私を辱めないのですか。

作者不詳
◆修道女の音楽
作者不詳ですが、アレッサンドロ・グランディ作という説もあります。
世俗カンタータ。

9. [9'33]
かつてその美声で讃えられた修道女が、周囲の嫉妬や中傷によって声を失い、二度と歌わないと誓う悲劇的な物語を歌っています。修道院内部の人間関係の厳しさを浮き彫りにする異色の作品です。

【歌詞大意】
純白の乳、白い雪のような大理石、そして吐息を漏らす雪のような胸を持つ私は、この聖なる修道院で、まるで鳩のように生きています。
しかし、毒の牙、マムシの噛み跡を、私は心の中に感じ、悪意ある言葉の激しい刺し傷を感じています。
神の愛に燃え上がり、火花を散らして赤らめる、天の不死なるサラマンダー(火トカゲ)である私は、陰険な舌、裏切りの意志、邪悪な剣によって刺し貫かれ、引き裂かれています。
ああ、不幸な私! 私はしばしば聖なる調べと聖歌を歌い、その調和によって、楽園のオルフェウス、地上の天使たち、そして祝福された魂たちを惹きつけ、音楽の動きを持つ天球の響きさえも、沈黙させました。
しかし今や、私はおしゃべりな民衆の、蔑みの標的、嘘つきな群衆の、不運な物語の種となっています。
まるで光を奪われた暗い夜のように、私は影の中で生きています。
恩知らずな世界よ! 誰があなたを甘美なメロディで呼び寄せ、最も崇高なものを黙想させたのですか。
誰があなたを巨大な罪から引き離し、敬虔な祈りへと導いたのですか、私の声でなければ誰が。
かつて、私が嘆きのスタイルで 人間の命の卑しいありさまを歌っていたとき、お喋りで嘘をつく準備の整った女性たちよ、あなたの目からどれほどの涙が流れるのを私は見たことか。
何度も、それらのラメント、愛のラメントを想い、私の歌を聴いて、あなたたちは甘い感情に溶けたことでしょう。
今や、残酷で邪悪な女性たちよ、あなたたちは、神の侍女である謙虚な少女の、名声と名前を汚そうとしています。
私はもう歌いたくない、あなたたちは二度と私の声を聴かないでしょう。
わが舌よ、沈黙せよ。
調和に満ちた声を二度と解き放つな。
わが口よ、閉じよ。
その役目をわが目に譲れ。
韻を、音なき苦痛へと変えよ。
喜びを悩みに、歌を泣き声に変えよ。
とどまれ、音楽の楽器たちよ、怠惰と塵の犠牲者となり、世界から死に、忘却の中に葬られよ。
あなたたち、この世に生まれた不遇な美しさ、他人の心の炎、魂の矢よ。
処女のベールから大胆に逃げ出し、神を冒涜する殺人者として、何度も何度も、私の炎を燃え尽きさせた その火を殺してきた者たちよ。
今、私はあなたたちを覆い、閉じ込める。
今、私はあなたたちを暗くし、隠す。
太陽も、人間の目も、二度とあなたたちを見ることはない。
そして私も、あなたたちを見たくない。
あなたたちが原因となった、あの痛みの記憶を、呼び覚まさないために。
ああ、悲しい私、誰が信じたでしょうか。
全能の神の歌う花嫁が、その歌声と、ただ一度、伏せられた目を動かしただけで、これほどの痛み、これほどの陰険さ、これほどの破滅を、生み出すことができたなどと。
不運な私は泣き、悲しみにため息をつき、すすり泣き、涙、苦しみの中で、孤独な独房で、一生を過ごすでしょう。
死を私の鏡とし、最後にどのように飛び去るかを考えながら、慰めもなく、惨めに、一人で生きるでしょう。
私は潔白です。
これまでも、これからも。
私の血がそれを語るでしょう。
苦い形となって滴り落ちる、私の涙が。
さらば、音楽よ。
憎しみや蔑みではなく、喜びと名誉があなたにある場所へ、避難しなさい。
平和のうちにそこに留まれ。
私はあなたを捨てる。
シンフォニー、装飾音、トリル、不協和音、半音階、そしてあなたたちすべて、甘く魅惑的で媚びるような魅力よ。
私は今や、あなたたちの敵。
愛するスピネットとテオルボよ、さらば。

アレッサンドロ・デッラ・チャイア
◆十字架から降ろされた子を想う聖母の哀歌
シエナの貴族で、職業音楽家としてではなく、修道女である親族を持つ友人たちのために作曲。

10. [15'58]
十字架の下で嘆くマリアと天使たちの対話をドラマチックに描いた大作です。

【歌詞大意】
【語り手】
平和の天使たちが苦痛に満ちて泣く間、いとも聖なる乙女は、十字架の足元で 息子を抱きしめ、涙ながらに叫んだ。
【聖母】
誰がわが頭に水を注ぎ、わが目に涙の泉を与えてくれるのか。
私はあなた、わが神のために、わが唯一の息子、わが最も甘美なる愛のために泣こう。
誰が涙の泉を与えてくれるのか。
誰が。
【天使たち】
おお、ひとり子の祝福された母は、なんと悲しみ、涙に打ちひしがれていることか。
【聖母】
わが息子イエスよ、イエスよ。
誰か私が、あなたの代わりに死ぬことを許してくれないか。
わが息子イエスよ、イエスよ。
もしわが唯一の命であるあなたが、すでに死んでしまったのなら、私はどうやって生きればよいのか。
あなたなしで生きることは、真の死である。
【天使たち】
これほどの苦しみの中にいるキリストの母を見て、泣かない人間がいるだろうか。
【聖母】
わが愛するお方はどこにいるのか。
数千人の中から選ばれた、輝かしく赤らんだお方は。
あの甘い目はどこに。
ヒヤシンスに満ちた、形の良い手はどこに。
いとも甘美なる喉はどこに。
わがいとも愛する、いとも切望すべきお方はどこに。
おお、惨めな私! 金はくすみ、その素晴らしい色は変わってしまった。
私たちは彼を見たが、それは美しい姿ではなかった。
【天使たち】
息子と共に嘆き悲しむ慈愛深い母を見て、悲しまない者がいるだろうか。
【聖母】
恩知らずなユダの息子たちよ、恩知らずで不信心な残酷な者たちよ! 教えておくれ、わが息子がいつあなたたちを怒らせたのか。
どのような方法で、あなたたちを悲しませたのか。
これ以上、彼はあなたたちのために何をすべきで、何をしなかったというのか。
あなたたちのために、彼はエジプトを打ちのめした。
あなたたちは、彼を鞭打ち、裏切った。
彼はあなたたちのために海を開いた。
あなたたちは、槍で彼の脇腹を開いた。
彼は偉大な力であなたたちを高く上げた。
あなたたちは、彼を絞首台に吊るした!
天よ泣け、地よ泣け。
すべての者よ、死せる者のために泣け、救い主のために泣け。
【聖母と天使たち】
天よ泣け、地よ泣け。
すべての者よ、死せる者のために泣け、救い主のために泣け。

カペッラ・アルテミージア
└キャンディス・スミス(芸術監督、メゾ・ソプラノ)
└マリア・ダリア・アルベルティーニ(ソプラノ)
└アンナ・シンボリ(ソプラノ)
└シルヴィア・バイェンテ(ソプラノ)
└エレナ・ビスクオーラ(メゾ・ソプラノ)
└エレナ・カルツァニーガ(メゾ・ソプラノ)
└キアラ・ブルネッロ(メゾ・ソプラノ)
└マリーナ・デ・リーゾ(メゾ・ソプラノ)
└ミア・フラカッシーニ(メゾ・ソプラノ)
└オリヴィア・チェントゥリオーニ(ヴァイオリン)
└クラウディア・パゼット(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
└マリア・クリスティーナ・クリーリ(バロック・ハープ)
└アンナリーザ・パッパーノ(リローネ)
└マリア・ルイーザ・バルダッサーリ(チェンバロ)
└ミランダ・アウレリ(オルガン)

録音:2024年7月4〜6日
場所:イタリア共和国北部、エミリア=ロマーニャ州、ボローニャ、サンタ・クリスティーナ・デッラ・フォンダッツァ教会


 演奏者情報

カッペラ・アルテミージア(古楽グループ)
【創設】
◆1991年にキャンディス・スミスによって結成された、歌手と奏者の全員が女性で構成されるアンサンブル。16世紀から17世紀のイタリアの修道院で歌われていた音楽を、当時の習慣に従って「男性の声なし」で再現・演奏することに専念しています。

【名前】
◆ 17世紀イタリアの著名な女性画家、アルテミージア・ジェンティレスキにちなんで名付けられました。彼女と同様に、修道院の壁の中に埋もれ、歴史的に軽んじられてきた同時代の女性作曲家たちの音楽的業績を正当に評価させることを目的とした命名。

【仕事】
◆修道女自身が作曲した忘れ去られた作品や、男性作曲家が修道院での演奏のために書いた作品を扱います。楽譜の再現だけでなく、当時の修道女たちがどのような社会的・宗教的背景の中で活動していたかという「文脈」まで表現することを目指しています。
◆レパートリーの希少性と独創性、そして演奏の質の高さで批評家や聴衆から高い評価を受けています。ヨーロッパや北米の著名な古楽フェスティバルに出演し、ラジオ放送も行われています。
◆ 「修道女学者」と呼ばれる専門家と密接に協力し、修道院図書館に眠る楽譜の発掘と研究を行っています。

【録音】
◆CDは、Brilliant Classics、Tactusなどから発売。「女性作曲家ボックス」に修道女メーダとレオナルダのアルバムを収録。



 トラックリスト

CD [78'00]

嘆きの女たちへの呼びかけ
イタリアの修道院における悲歌と哀歌

カルロ・ドナート・コッソーニ (1623–1700)
◆2声と3声のモテット集 Op.1より
1. 私は惨めな死を遂げる [7'51]

アレッサンドロ・デッラ・チアイア (c.1605–c.1670)
◆聖なる哀歌と独唱と通奏低音のためのモテット集より
2. 聖木曜日、哀歌 第1番 [9'03]

ジョヴァンニ・マッテオ・アゾーラ (?1532–1609)
◆主の晩餐の哀歌
3. [4'42]

キアラ・マルガリータ・コッツォラーニ (1602–1676/78)
◆ああ惨めな、我々は何をなすべきか?
4. [7'34]

アゴスティーノ・グエッリエーリ (c.1630–1684以降)
◆憂鬱なソナタ
5. [4'21]

ルクレツィア・オルシーナ・ヴィッツァーナ (1590–1662)
◆いつまで私を忘れておられるのですか?
6. [2'59]

ジョヴァンニ・バティスタ・ストラータ (fl.1605–51)
◆ああ、我が魂よ、何をしているのか
7. [4'02]

マリア・フランチェスカ・ナシンベーニ (1658–?)
◆おお、傷ついた我が神よ
8. [10'21]

作者不詳
◆修道女の音楽
9. [9'33]

アレッサンドロ・デッラ・チアイア
◆十字架から降ろされた子を想う聖母の哀歌
10. [15'58]

カペッラ・アルテミージア
└キャンディス・スミス(芸術監督、メゾ・ソプラノ)
└マリア・ダリア・アルベルティーニ(ソプラノ)
└アンナ・シンボリ(ソプラノ)
└シルヴィア・バイェンテ(ソプラノ)
└エレナ・ビスクオーラ(メゾ・ソプラノ)
└エレナ・カルツァニーガ(メゾ・ソプラノ)
└キアラ・ブルネッロ(メゾ・ソプラノ)
└マリーナ・デ・リーゾ(メゾ・ソプラノ)
└ミア・フラカッシーニ(メゾ・ソプラノ)
└オリヴィア・チェントゥリオーニ(ヴァイオリン)
└クラウディア・パゼット(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
└マリア・クリスティーナ・クリーリ(バロック・ハープ)
└アンナリーザ・パッパーノ(リローネ)
└マリア・ルイーザ・バルダッサーリ(チェンバロ)
└ミランダ・アウレリ(オルガン)

録音:2024年7月4〜6日
場所:イタリア共和国北部、エミリア=ロマーニャ州、ボローニャ、サンタ・クリスティーナ・デッラ・フォンダッツァ教会

 Track list

Call for the Wailing Women
Laments and Lamentations in Italian Convents

Carlo Donato Cossoni 1623 – 1700
1. Morior misera 7'51
(from Motetti a due e tre voci,
Op.1, Venice 1665, rep. 1678)
soloists: Silvia Vajente, Maria Dalia Albertini, Elena Biscuola

Alessandro Della Ciaia c.1605 – c.1670
2. Feria Quinta, Lamentatione
Prima 9'03
(from Lamentationi sagre, e motetti ad una voce col basso continuo, Venice 1650)
soloist: Silvia Vajente

Giovanni Matteo Asola ?1532 – 1609
3. Lamentationes in Coena Domini 4'42
(from Lamentationes, Improperia, et alia sacrae Laudes, Venice 1588 in alternation with Anon: Lamentatione di Geremiah (from Canti delle Monache, Bologna 1670)

Chiara Margarita Cozzolani 1602 – 1676/78
4. Quid miseri, quid faciamus? 7'34
(from Concerti sacri a 1-4 voci, (Op.2, Venice, 1642)
soloists: Silvia Vajente, Elena Biscuola, Elena Carzaniga, Candace Smith

Agostino Guerrieri c.1630 – after 1684
5. Sonata malinconica 4'21
(from Sonate di Violino [...]
Per Chiesa, & anco Aggionta per Camera, Venice 1673)
soloist: Olivia Centurioni

Lucrezia Orsina Vizzana 1590 – 1662
6. Usquequo oblivisceris me in finem? 2'59
(from Componimenti Musicali di Motteti concertati a una, due, tre
e quattro voci..., Venice 1623)
soloist: Elena Biscuola

Giovanni Battista Strata fl.1605 – 51
7. Deh, che fai, anima mia 4'02
(from Arie di musica [...] per concertare con voci e strumenti, Genoa, 1610)
soloists: Maria Dalia Albertini, Anna Simboli, Elena Carzaniga, Elena Biscuola

Maria Francesca Nascimbeni 1658 – ?
8. O trafitto mio Dio 10'21
(from Canzoni e Madrigali morali, e spirituali. A una, due e tre voci, Ancona 1674)

Anonymous
9. La Monaca Musica 9'33
(from ms. MO G239, Biblioteca Estense, Modena)
soloist: Maria Dalia Albertini

Alessandro Della Ciaia c.1605 – c.1670
10. Lamentatio Virginis in depositione Filij de Cruce 15'58
(from Sacri Modulatus ad Concentum..., Op.3, Bologna 1666)
soloist: Anna Simboli

Cappella Artemisia
Candace Smith artistic direction

Maria Dalia Albertini, Anna Simboli, Silvia Vajente sopranos
Elena Biscuola, Elena Carzaniga, Candace Smith mezzo-sopranos
with Chiara Brunello, Marina De Liso, Mya Fracassini mezzo-sopranos
Olivia Centurioni violin · Claudia Pasetto viola da gamba
Maria Christina Cleary baroque harp · Annalisa Pappano lirone
Maria Luisa Baldassari harpsichord · Miranda Aureli organ

Recording: 4-6 July 2024, Church of Santa Cristina della Fondazza, Bologna, Italy

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