無調からの脱却を試みる現代作曲家アステリアデス
ゲーテ、メーリケ、ヘルダーリンらの詩からインスピレーションを得て作曲
ドイツの現代作曲家であり指揮者でもあるアレクサンダー・アステリアデスは、教育者、音楽学者、そして美術教育者としても知られる多彩な人です。
独学で音楽を学んだ彼は「無調の枠に捉われることのない」旋律的な作品を多数書いています。また文学からインスピレーションを得て書かれた作品も多く、今回収録されている詩に付曲された『Vertonte Gedichte』も彼のスタイルを代表する作品といえるでしょう。ゲーテ、ゲオルク・トラークル、ヘルダーリンらの詩をメゾとバリトンがピアノ伴奏で歌う、19世紀の作品を思わせるスタイルで書かれています。また『弦楽四重奏曲』もメーリケの詩「春に」に影響されて書かれた作品です。(輸入元情報)
【収録情報】
アステリアデス:
1. 弦楽四重奏曲
2. 詩への付曲(Vertonte Gedichte)
ジョコーソ弦楽四重奏団(1)
ウルスラ・トゥルメア(メゾ・ソプラノ:2)
イェルク・ゴットシック(バリトン:2)
パウル・リヴィニウス(ピアノ:2)
録音時期:2023年6月11,12日(1)、2009年6月(2)
録音場所:ドイツ、マリエンミュンスター修道院コンサートホール
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)