「ALTUS」のアーベントロート指揮タイトルから絶倒まちがいなしの
カリンニコフやリヒャルトをつめこんだ聴き応え抜群の数量限定セット!
「ALTUS」から発売されているアーベントロート指揮のタイトルから4タイトルを、単売パッケージそのままにクラフト調の三方背ケースに収めた数量限定セットです。
白熱の爆演を繰り出す指揮者として知られるアーベントロートは楽団員から尊敬を一身に集め、地元市民からも非常に愛されたユニークな人物でした。その独自の音楽世界をとくとお楽しみください。
【TALT056】
ハイドン103番、モーツァルト39番では、テンポや強弱をいたずらに掻き混ぜることなく、巨大かつ凝縮した芯のある響きを打ち立て、がっしりと堂々たる構築物を造り上げています。期せずしてどちらも変ホ長調、充実の極みと言える響きとずば抜けた頼もしさは最早ベートーヴェンの『英雄』にすら匹敵。これほどの聴き応えを誇る古典派シンフォニーは昨今滅多にお目にかかれないでしょう。そしてメンデルスゾーンの序曲はロマン派的自由と色彩をふわりと纏い、天才的な音楽をわくわくするような身のこなしで颯爽と奏でています。同時に常に深淵の暗闇のような重さを纏っているのも特徴的で、実に深い味わいのある演奏です。
【TALT063】
リヒャルト・シュトラウスの交響詩はアーベントロートの真骨頂たる爆演気質がおおいに発揮された必聴のレパートリーと言えるでしょう。『ドン・ファン』開始部のほとばしりからして尋常ではありません。自在なテンポ、うずまく熱気、強靭なドラマ性。とことん壮大で痛快な大管弦楽が嫌というほど堪能できます。常に推進力にあふれた猛烈な音の運びはもはや芸術の域、誰にも止められません。『死と浄化』クライマックスの際限なく膨れ上がるハ長調の轟音には唖然とさせられます。『ティル』の皮肉交じりのユーモアも切れ味鋭く、また豪快極まりなく、これでもかという強烈な語り口に痺れます。アーベントロート芸術のひとつの極北と言っても過言ではない凄まじい内容です。
【TALT064】
アーベントロートは古典派音楽では「古典本来の美しさ」を真っ直ぐに提示する、こけおどしの無い演奏を聴かせます。いぶし銀の音色を伝家の宝刀とする老舗オーケストラ、シュターツカペレ・ドレスデンとの共演であるこのモーツァルトでは、アーベントロート流古典演奏の美質がしかと炸裂。鑿で削り出した彫刻のような音響の『セレナータ・ノットゥルナ』では純度の高い力強さに心が打たれます。名ピアニスト、アスケナーゼを迎えた『戴冠式』はそれぞれの個性が互いを高めあう演奏となっており、古典的均整の中にあって自由度が増し、豊かなイマジネーションが広がっていきます。
【TALT069】
泣けるメロディ満載の人気作カリンニコフの1番、アーベントロートの手にかかると面白さ倍増。ロマンの極致とも言うべき至高の精神が充溢。大胆なテンポ変化で各主題を濃厚に歌い、畳み掛けるところでは大いにオーケストラを煽り鼓舞し、有無を言わさぬテンションで突き進みます。フィナーレの爆発的な推進力は惚れ惚れするほど。所々カットがあるのはご愛嬌、それに劣らぬ深い魅力と特別な味わいを持った名演奏です。併録のJ.シュトラウスもオーケストラが生き物のごとくうねる大演奏。『皇帝円舞曲』や『ドナウ』が聴けるのが嬉しい!(販売元情報)
【収録情報】
【TALT056】
1. ハイドン:交響曲第103番変ホ長調 Hob.I:103『太鼓連打』
2. モーツァルト:交響曲第39番変ホ長調 K543
3. メンデルスゾーン:『真夏の夜の夢』序曲 Op.21
4. メンデルスゾーン:序曲『フィンガルの洞窟』 Op.26
ライプツィヒ放送交響楽団
ヘルマン・アーベントロート(指揮)
録音時期:1951年10月29日(1)、1953年2月9日(2)、1950年8月13日(3)、1949年9月18日(4)
録音方式:モノラル(ライヴ)
【TALT063】
1. R.シュトラウス:交響詩『ドン・ファン』 Op.20
2. R.シュトラウス:交響詩『死と浄化(変容)』 Op.24
3. R.シュトラウス:交響詩『ティル・オイレンシュピーゲルの愉快な悪戯』 Op.28
ライプツィヒ放送交響楽団
ヘルマン・アーベントロート(指揮)
録音時期:1952年2月11日(1)、1949年10月24日(2)、1950年11月14日(3)
録音方式:モノラル(ライヴ)
【TALT064】
1. モーツァルト:セレナード第6番ニ長調 K.239『セレナータ・ノットゥルナ』
2. モーツァルト:ピアノ協奏曲第26番ニ長調 K.537『戴冠式』
ステファン・アスケナーゼ(ピアノ:2)
シュターツカペレ・ドレスデン
ヘルマン・アーベントロート(指揮)
録音時期:1956年2月3日
録音方式:モノラル(ライヴ)
【TALT069】
1. カリンニコフ:交響曲第1番ト短調
2. J.シュトラウス2世:皇帝円舞曲 Op.437
3. J.シュトラウス2世:美しく青きドナウ Op.314
4. J.シュトラウス2世:『くるまば草』序曲
5. J.シュトラウス2世:『ジプシー男爵』序曲
ライプツィヒ放送交響楽団
ヘルマン・アーベントロート(指揮)
録音時期:1949年11月16日(1)、1950年11月18日(2-5)
録音方式:モノラル(ライヴ)
限定生産
国内製作
日本語帯・解説付き
「絶倒編」とは恐れ入るが、ハイドン、モーツァルト、R.シュトラウスなど、“偉大”と“崇高”を希求したロマン派魂を発揮している。こんなスタイルは、若い音楽愛好家にはかえって新鮮で驚きをもって迎えられるだろう。(CDジャーナル データベースより)