CD 輸入盤

ロバート・クラフト/コンプリート・コロンビア・アルバム・コレクション(44CD)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
19658706112
組み枚数
:
44
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
限定盤,輸入盤

商品説明


ロバート・クラフト生誕100年記念リリース。
ブーレーズ以前に新ウィーン楽派とストラヴィンスキーの作品を極めた音楽家
生涯をかけて20世紀音楽の普及に尽くしたロバート・クラフトの
コロンビア録音の全貌がついに集成なる! 完全生産限定


20世紀音楽の普及に多大な貢献を残した音楽家ロバート・クラフト。彼が1950〜60年代にかけてコロンビアに録音したシェーンベルク、ヴェーベルン、そしてストラヴィンスキー後期の録音は、20世紀音楽のマイルストーンともいうべきこれらの作品の魅力を世界中に音楽ファンに届ける上で極めて重要な役割を果たしました。英グラモフォン誌は「疲れを知らずにわれわれの時代の音楽に尽くす男」と称賛し、指揮者としてのみならず著述家・ストラヴィンスキー財団の継承者としてもストラヴィンスキーや20世紀音楽についての重要な著作を発表し、楽譜の出版にも力を注いだクラフトの生誕100年を記念して、クラフト/ストラヴィンスキー財団の全面的な協力を得て、コロンビア録音のすべてをCD44枚に集大成し、その業績を偲びます。

【ストラヴィンスキーの信頼篤き音楽家】
クラフトは1923年10月20日、ニューヨークのキングストン生まれ。12歳のころからストラヴィンスキーの音楽のファンとなり、ジュリアード音楽院で学び、さらにタングルウッド音楽祭バークッシャー音楽センターではクーセヴィツキーのリハーサルで学び、バーンスタイン、ハーヴェイ・シャピロ、アーヴィング・ファインら若き作曲家たちと交友を結びました。24歳で指揮者としてデビューしたクラフトは、自分が主催するコンサートでも『兵士の物語』『ダンバートン・オークス』『八重奏曲』などを取り上げていたクラフトはストラヴィンスキーに直接手紙を書いて交流を深め、ついに1948年にはクラフトのコンサートにストラヴィンスキーが指揮者として登場し、『管楽器のための交響曲』の改訂版を取り上げるまでになりました。若者の才能を見抜いた作曲家は、クラフトを自分の作曲・指揮活動の音楽助手および秘書としてハリウッドの自宅に招いたのです。以後亡くなるまで20年以上にわたって2人の共同作業は続き、クラフトは、ストラヴィンスキーが世界各地から依頼される自作自演のコンサートや1960年代からのコロンビアへの自作録音プロジェクトにもアシスタントとして加わり、恒例の作曲者に変わってコンサートや録音の下稽古を付け、コンサートでは作曲者と指揮台を分かち、さらに作曲者監修のもとで録音も担うようになりました(ディスク40、42〜44)。バレエ『結婚』が初稿、第2稿、決定稿と3種類の稿態が収められているのも特筆すべき点でしょう。

【世界初の「ヴェーベルン全集」の録音を敢行(ディスク2〜4)】
録音面でクラフトの名をまず世界的なものにしたのは、ストラヴィンスキーではなく、新ウィーン楽派の「ミニマリスト」ともいうべきヴェーベルンの作品でした。1954年から1956年にかけて、クラフトは、ソプラノのマーニ・ニクソンやピアノのレナード・スタインらとともに、フリーランスの音楽家を集めたアンサンブルでヴェーベルンの作品番号付きの作品をすべて録音。その成果は4枚組のLPとして1957年に発売され、大きな話題を呼びました。当時米国の権威ある音楽誌だったハイ=フィデリティ誌は、「壮大な事業であり、大きな成功とともに達成された、ヴェーベルンを理解したその演奏は、コロンビア・レコードとの素晴しいコラボレーションであり、現代のディスコグラフィの主要な記念碑として長く残るものだ」と絶賛し、さらに同誌は後に「モノラル録音の10傑のひとつ」に数えています。

【ステレオ録音で成し遂げた「シェーンベルク全集」全8巻(ディスク21〜39)】
またクラフトは、ヴェーベルンの師であったシェーンベルクの作品の演奏と普及にも取り組み、コロンビアへの初録音となったモノラル時代の1953年(ディスク1)からステレオ期の1966年まで、継続的にその作品を録音(世界初録音多数)し、特に1963年からは「アルノルト・シェーンベルクの音楽(シェーンベルク全集)」と題したシリーズの発売を開始、各LP2枚組16枚にわたる録音は、クラフト自身がシカゴ響、クリーヴランド管、コロンビア響を指揮したオーケストラ曲のほか、やはりシェーンベルクの音楽の大家であったグレン・グールド、ジュリアード弦楽四重奏団、オーマンディ&フィラデルフィア管弦楽団、当時のアメリカで活躍していた歌手陣による演奏も含む一大アンソロジーで、コロンビアの鮮明なステレオ録音によって、シェーンベルクの複雑な音楽の魅力が極めて明確な形で音楽ファンに伝えられることになりました。多くの場合クラフト自身が筆を執った詳細な楽曲解説(譜例や図版入り)が付され、文字情報としても正しい形でシェーンベルクの音楽史上での立ち位置が定義されることになりました。1974年の時点で、シェーンベルクの作品の4分の1、18曲の悪品はクラフトによる録音しかなく、ハイ=フィデリティ誌は「現代の最も重要な音楽的遺産であるシェーンベルクの音楽を広める上で並外れた賞賛に値する努力のたまもの」と絶賛しています。日本でも、当初は日本コロムビア、そしてその後はCBSソニーから国内盤LPが発売され、クラフトの解説の訳のほかに、作曲家・評論家の柴田南雄氏による名解説が付されたアルバムは日本独自のジャケット・デザインによって、広く聴かれるようになりました。

【アルバン・ベルクの魅力を開示】
クラフトはまた、新ウィーン楽派の著名作曲家アルバン・ベルクの録音も手がけており、1959年には『アルテンベルク歌曲集』(ディスク11)、1960年には傑作『3つの管弦楽曲』(ディスク14)、そして1961年には『ルル組曲』『抒情組曲』『室内協奏曲』などの重要作をおさめた2枚組のアンソロジー(ディスク15〜16)を発売しています。現代音楽の権威であるエリック・ザルツマンはニューヨーク・タイムズ紙で『室内協奏曲』の録音について「美しいアーティキュレーションとフレージング。優れた技量を持つヴァイオリニストとピアニストも見事で、統一されながらも驚くほどの多様性や軽快さ、そして機知を開陳する作品のコンセプトにぴったりだ。緊張感や力強さも十全に表現されている。『ぶどう酒』や『7つの初期の歌曲』も同様に素晴らしく、ソプラノ歌手のベサニー・ベアーズリーらの絶妙な歌唱が聴きものだ」と評しています。

【ヴァレーズ、ブーレーズ、シュトックハウゼン】
クラフトのコロンビア録音の中で、さらに特筆されるのは、ブーレーズ『ル・マルトー・サン・メートル(主なき槌)』(ブーレーズの自作録音に次ぐ2種目の録音)とシュトックハウゼン『ツァイトマーセ』(これもブーレーズ盤に次ぐ2種目の録音)のアメリカでのパイオニア的録音(1958年、ディスク8)であり、またに1960年と1962年に発売された2枚のエドガー・ヴァレーズのアルバム(ディスク12、20)でしょう。特にヴァレーズのアルバムは主要オーケストラ曲が収録されており、この破天荒な作曲家の面白さをいち早く世に知らしめることになった画期的な役割を果たしました。

【ジェズアルド、モンテヴェルディ、バッハ、モーツァルト】
現代音楽の騎手であったクラフトですが、一方で古楽にも深い興味を持ち、中でもイタリア・ルネサンス期の個性的な作曲家カルロ・ジェズアルドに魅せられ、4枚ものLPを録音しています(ディスク6、9、17、41。歌手の中には名メゾ・ソプラノ歌手のマリリン・ホーンも含まれていました)。大胆な半音階進行、転調、不協和音に満ちたジェズアルドの作品は、その好奇な伝記的エピソードと相まって大きな注目を集めました。さらにクラフトは、モンテヴェルディの大作『聖母マリアのための夕べの祈り】全曲(ディスク32、33)、シュッツのモテット集(ディスク10)、バッハのカンタータ(ディスク13、27)、モーツァルトの『グラン・パルティータ』(ディスク19)の録音も残しています。

【オリジナルLPジャケット・デザインを採用】
従来の当シリーズ同様、このボックスセットでも、各ディスクは米国初出盤のジャケット・デザインによる紙ジャケットに封入されており、詳細な録音データとトラックリスト、未発表のセッション写真や図版、クラフトのコメント抜粋が掲載された124ページのカラー別冊解説書(欧文)とともに、厚紙製クラムシェル・ボックスに収容され、コレクターズ・アイテムとしての価値を高めています。クラフトは、ストラヴィンスキー没後は公の場での演奏を縮小し、著作やエッセイの執筆、楽譜の校訂により力を注ぐようになりますが、録音は最晩年まで継続し、3種の『春の祭典』や2種の『エディプス王』を含むストラヴィンスキー作品、『グレの歌』を含むシェーンベルク作品のCD録音に心血を注いでいました。当ボックスで集大成されたコロンビアへの画期的な録音のCD化によって、録音の上ではピエール・ブーレーズと並び称されるべきクラフトの業績をようやくきちんとした形で振り返ることができるのです。(輸入元情報)

【収録情報】
Disc1
シェーンベルク:

● 組曲 Op.29
 ロバート・クラフト(指揮)
 グレン・ジョンソン(ピッコロ・クラリネット)、ヒューゴ・ライモンディ(クラリネット)
 ウィリアム・ウリアーテ(バス・クラリネット)、イスラエル・ベイカー(ヴァイオリン)
 セシル・フィジェレスキ(ヴィオラ)、ジョージ・ナイクルグ(チェロ)
 レナード・スタイン(ピアノ)
 録音:1953年12月4,17日 ニューヨーク、コロンビア30丁目スタジオ

● 心の茂み Op.20
 マリリン・ニクソン(ソプラノ)
 レナード・スタイン(チェレスタ)
 ウェズリー・クーンレ(ハルモニウム)
 バーバラ・シク(ハープ)
 録音:1954年7月21日 ニューヨーク、コロンビア30丁目スタジオ

● トーマス・マンの70歳誕生日のためのカノン
 ドロシー・ウェイド、ロバート・スーシェル(ヴァイオリン)
 セシル・フィジェレスキ(ヴィオラ)、エメット・サージェント(チェロ)
 録音:1954年9月10日 ニューヨーク、コロンビア30丁目スタジオ

● カンタータ『3つの風刺』 Op.28〜第3曲:新古典主義
 リチャード・ロビンソン(テノール)、チャールズ・シャーバッハ(バス)
 セシル・フィジェレスキ(ヴィオラ)、ジェームズ・アーカトフ(チェロ)
 レナード・スタイン(ピアノ)、混声合唱団
 録音:1954年9月10日 ニューヨーク、コロンビア30丁目スタジオ

● ピアノのための2つの小品 Op.33a&b
 レナード・スタイン(ピアノ)
 録音:1954年9月10日 ニューヨーク、コロンビア30丁目スタジオ

● 3つの歌曲 Op.48
 マージョリー・マッケイ(メゾ・ソプラノ)、レナード・スタイン(ピアノ)
 録音:1955年1月3日 ニューヨーク、コロンビア30丁目スタジオ

Disc2-5:ヴェーベルン:作品全集
Disc2
● パッサカリア Op.1
 ロバート・クラフト(指揮)、管弦楽団
 録音:1956年2月24日 ニューヨーク、コロンビア30丁目スタジオ

● 軽やかな小舟に乗って逃れよ Op.2
 ロバート・クラフト(指揮)、合唱団
 録音:1955年1月3日 ニューヨーク、コロンビア30丁目スタジオ

● 『第7の環』による5つの歌曲 Op.3
● S.ゲオルゲの詩による5つの歌曲 Op.4
 マルニ・ニクソン(ソプラノ)、レナード・スタイン(ピアノ)
 録音:1954年7月21日 ニューヨーク、コロンビア30丁目スタジオ

● 弦楽四重奏のための5つの楽章 Op.5
 ドロシー・ウェイド(ヴァイオリン)、ウォード・フェンリー(ヴァイオリン)
 ミツロン・トーマス(ヴィオラ)、エメット・サージェント(チェロ)
 録音:1956年5月2日 ニューヨーク、コロンビア30丁目スタジオ

● 管弦楽のための6つの小品 Op.6
 ロバート・クラフト(指揮)、管弦楽団
 録音:1956年2月24日 ニューヨーク、コロンビア30丁目スタジオ

● 4つの小品 Op.7
 ラルフ・シェーファー(ヴァイオリン)、レナード・スタイン(ピアノ)
 録音:1954年7月21日 ニューヨーク、コロンビア30丁目スタジオ

● 2つの歌 Op.8
 ロバート・クラフト(指揮)
 グレース=リン・マーティン(ソプラノ)、ジェイムス・デッカー(ホルン)
 モリス・ボルトッチ(トランペット)、レナード・スタイン(チェレスタ)
 バーバラ・シク(ハープ)、ラルフ・シェーファー(ヴァイオリン)
 セシル・フィゲルスキー(ヴィオラ)、エメット・サージェント(チェロ)
 ウィリアム・ウルヤテ(クラリネット)
 録音:1954年7月21日 ニューヨーク、コロンビア30丁目スタジオ
Disc3
● 6つのバガテル Op.9
 ドロシー・ウェイド(ヴァイオリン)、ロバート・スーシェル(ヴァイオリン)
 セシル・フィゲルスキー(ヴィオラ)、エメット・サージェント(チェロ)
 録音:1954年9月10日 ニューヨーク、コロンビア30丁目スタジオ

● 5つの小品 Op.10
 ロバート・クラフト(指揮)、管弦楽団
 録音:1954年7月21日 ニューヨーク、コロンビア30丁目スタジオ

● 3つの小品 Op.11
 エメット・サージェント(チェロ)、レナード・スタイン(ピアノ)
 録音:1954年7月21日 ニューヨーク、コロンビア30丁目スタジオ

● 4つの歌 Op.12
 マルニ・ニクソン(ソプラノ)、レナード・スタイン(ピアノ)
 録音:1954年7月21日 ニューヨーク、コロンビア30丁目スタジオ

● 4つの歌 Op.13
 グレース=リン・マーティン(ソプラノ)
 ロバート・クラフト(指揮)、管弦楽団
 録音:1954年7月21日 ニューヨーク、コロンビア30丁目スタジオ

● ゲオルク・トラークルの詩による6つの歌 Op.14
 ロバート・クラフト(指揮)
 グレース=リン・マーティン(ソプラノ)
 フーゴ・ライモンディ(クラリネット)、ウィリアム・ウルヤテ(バス・クラリネット)
 ラルフ・シェーファー(ヴァイオリン)、エメット・サージェント(チェロ)
 録音:1954年2月23日 ニューヨーク、コロンビア30丁目スタジオ

● 5つの宗教的歌曲 Op.15
● ラテン語のテクストによる5つのカノン Op.16
● 3つの宗教的民謡 Op.17
 ロバート・クラフト(指揮)
 グレース=リン・マーティン(ソプラノ)
 モリス・ボルトッチ(トランペット)、ラルフ・シェーファー(ヴァイオリン)
 セシル・フィゲルスキー(ヴィオラ)、ミッチェル・ルーリー(クラリネット)
 ウィリアム・ウルヤテ(バス・クラリネット)、他
 録音:1954年2月12日 ニューヨーク、コロンビア30丁目スタジオ

● 3つの歌 Op.18
 グレース=リン・マーティン(ソプラノ)
 フーゴ・ライモンディ(クラリネット)、ジャック・マーシャル(ギター)
 録音:1954年2月23日 ニューヨーク、コロンビア30丁目スタジオ

● 2つの歌 Op.19
 ロバート・クラフト(指揮)
 マルニ・ニクソン(ソプラノ)、グレース=リン・マーティン(アルト)
 リチャード・ロビンソン(テノール)、チャールズ・シャーバック(バス)
 レナード・スタイン(ピアノ) 、ラルフ・シェーファー(ヴァイオリン)
 ミッチェル・ルーリー(クラリネット)、ウィリアム・ウルヤテ(バス・クラリネット)、他
 録音:1954年2月12日 ニューヨーク、コロンビア30丁目スタジオ

● 弦楽三重奏曲 Op.20
 ドロシー・ウェイド(ヴァイオリン)
 セシル・フィゲルスキー(ヴィオラ)、エメット・サージェント(チェロ)
 録音:1954年5月17日 ニューヨーク、コロンビア30丁目スタジオ
Disc4
● 交響曲 Op.21
 ロバート・クラフト(指揮)、管弦楽団
 録音:1956年2月9日 ニューヨーク、コロンビア30丁目スタジオ

● 四重奏曲 Op.22
 ミッチェル・ルーリー(クラリネット)、ウィリアム・ウルヤテ(テナー・サクソフォン)
 ラルフ・シェーファー(ヴァイオリン)、レナード・スタイン(ピアノ)
 録音:1954年2月23日 ニューヨーク、コロンビア30丁目スタジオ

● ヒルデガルト・ヨーネの『道なき道』より3つの歌 Op.23
 マルニ・ニクソン(ソプラノ)、レナード・スタイン(ピアノ)
 録音:1954年7月21日 ニューヨーク、コロンビア30丁目スタジオ

● 9つの楽器のための協奏曲 Op.24
 ロバート・クラフト(指揮)
 アーサー・グレグホーン(フルート)、ゴードン・ポープ(オーボエ)
 フーゴ・ライモンディ(クラリネット)、ジェイムス・デッカー(ホルン)
 レスター・レムゼン(トランペット)、ロイド・ウルヤテ(トロンボーン)
 ラルフ・シェーファー(ヴァイオリン)、セシル・フィゲルスキー(ヴィオラ)
 レナード・スタイン(ピアノ)
 録音:1956年3月8日 ニューヨーク、コロンビア30丁目スタジオ

● ヒルデガルト・ヨーネの詩による3つの歌 Op.25
 マルニ・ニクソン(ソプラノ)、レナード・スタイン(ピアノ)
 録音:1956年3月8日、ニューヨーク、コロンビア30丁目スタジオ

● 眼の光 Op.26
 ロバート・クラフト(指揮)、管弦楽団&合唱団
 録音:1956年2月9日 ニューヨーク、コロンビア30丁目スタジオ

● ピアノのための変奏曲 Op.27
 レナード・スタイン(ピアノ)
 録音:1954年9月10日、ニューヨーク、コロンビア30丁目スタジオ
Disc5
シェーンベルク:

● 弦楽四重奏曲 Op.28
 ドロシー・ウェイド(ヴァイオリン)、ロバート・スーシェル(ヴァイオリン)
 セシル・フィゲルスキー(ヴィオラ)、エメット・サージェント(チェロ)
 録音:1954年9月10日 ニューヨーク、コロンビア30丁目スタジオ

● カンタータ第1番 Op.29
 マルニ・ニクソン(ソプラノ)
 ロバート・クラフト(指揮)、管弦楽団&合唱団
 録音:1956年2月9日 ニューヨーク、コロンビア30丁目スタジオ

● 管弦楽のための変奏曲 Op.30
 ロバート・クラフト(指揮)、管弦楽団
 録音:1956年3月8日 ニューヨーク、コロンビア30丁目スタジオ

● カンタータ第2番 Op.31
 マルニ・ニクソン(ソプラノ)、チャールズ・シャーバック(バス)
 ロバート・クラフト(指揮)、管弦楽団&合唱団
 録音:1955年7月28日 ニューヨーク、コロンビア30丁目スタジオ

● J.Sバッハ/ヴェーベルン編:音楽の捧げもの BWV.1079〜6声のリチェルカーレ
 ロバート・クラフト(指揮)、管弦楽団
 録音:1955年7月28日 ニューヨーク、コロンビア30丁目スタジオ

● ピアノ五重奏曲
 ドロシー・ウェイド(ヴァイオリン)、ウォード・フェンリー(ヴァイオリン)
 ミツロン・トーマス(ヴィオラ)、エメット・サージェント(チェロ)
 レナード・スタイン(ピアノ)
 録音:1955年7月28日 ニューヨーク、コロンビア30丁目スタジオ
Disc6
ジェズアルド:

● レスポンソリウムVIII「Aestimatus Sum」(6声)
● 5声のためのマドリガーレ(第4-6巻より12曲)
● レスポンソリウムII「Tristis est anima mea」(6声)

ストラヴィンスキー:
● 7声のモテット「Illumina nos」

 ロバート・クラフト(指揮)
 グレース=リン・マーティン(ソプラノ)、マリリン・ホーン(メゾ・ソプラノ)
 コラ・ローリゼン(コントラルト)、ポール・サラムノヴィッチ(テノール)
 リチャード・ロビンソン(テノール)、ハワード・チッジャン(バリトン)
 リチャード・レヴィット(カウンターテナー)
 録音:1957年5月17日 ハリウッド、ラジオ・レコーダース
Disc7
シェーンベルク:

● 管弦楽のための変奏曲 Op.31
 ロバート・クラフト(指揮)、管弦楽団
 録音:1957年6月4日 ハリウッド

● 4つの混声合唱曲 Op.27
 ロバート・クラフト(指揮)
 マルニ・ニクソン(ソプラノ)、キャスリーン・ゲイヤー(アルト)
 リチャード・ロビンソン(テノール)、サム・ヴァン・デューセン(バス)
 マックス・グラールニック(マンドリン)、ヒューゴ・ライモンディ(クラリネット)
 ドロシー・ウェイド(ヴァイオリン)、エメット・サージェント(チェロ)
 録音:1957年3月18日、ハリウッド

● 3つの風刺 Op.28〜 第1曲:分かれ道で
 ロバート・クラフト(指揮)
 マルニ・ニクソン(ソプラノ)、キャスリーン・ゲイヤー(アルト)
 リチャード・ロビンソン(テノール)、サム・ヴァン・デューセン(バス)
 録音:1957年3月18日 ハリウッド

● バリトンと七重奏のためのセレナード Op.24
 ロバート・クラフト(指揮)
 サム・ヴァン・デューセン(バス)
 器楽アンサンブル
  ウィリアム・ウリアーテ(バス・クラリネット)、マックス・グラールニック(マンドリン)
  シオドア・ノーマン(ギター)、ドロシー・ウェイド(ヴァイオリン)
  セシル・フィジェレスキ(ヴィオラ)、エメット・サージェント(チェロ)
 録音:1957年3月5日 ハリウッド
Disc8
● ブーレーズ:ル・マルトー・サン・メートル

 ロバート・クラフト(指揮)
 マージョリー・マッケイ(コントラルト)、アーサー・グレッグホーン(フルート)
 シオドア・ノーマン(ギター)、ウィリアム・クラフト(ヴィブラフォン)
 ミルトン・トーマス(ヴィオラ)、ドロシー・レムソン(ザイロフォン)
 録音:1958年1月6日、2月3,7日 ハリウッド

● シュトックハウゼン:ツァイトマーセ Op.5

 ロバート・クラフト(指揮)
 アーサー・グレッグホーン(フルート)、ドナルド・ムッジャリッジ(オーボエ)
 ドナルド・レーク(イングリッシュホルン)、ウィリアム・ウリアーテ(クラリネット)
 ドナルド・クリストリーブ(ファゴット)
 録音:1958年4月8,9日 ハリウッド、ラジオ・レコーダース
Disc9
カルロ・ジェズアルド:

● 5声のマドリガル「T'amo mia vita, la mia cara vita」「Or, che in gioia credea/O sempre crudo amore」「Chiaro risplender suole」
● 4声のガリアルド「Gagliarda seconda」
● 4声の夕べのカンティクル「In te, Domine, speravi」
● 5声のモテット「O vos omnes」
● カンツォネッタ「Come vivi cor mio」
● 4声のガリアルド「Gailliarda ottava」
● 5声のマドリガル「Felicissimo sonno」「Io pur respiro in cosi gran dolore」「Gia piansi nel dolore」「Resta di darmi noia」「Deh, coprite il bel seno」「Sinfonia a quattro antica」
● 5声のマドルガル「Cor mio, deh, non piangete - Dunque non m'offendete」
● 4声のマドリガル「Gailliarda nona」
● 5声のマドリガル「Merce grido piangendo」「All'ombra degl'allori」
● 4声のガリアルド「Gailliarda quarta」
● 5声のマドリガル「Languisce al fin chi da la vita parte」「Non t'amo, o voce ingrata」
● 5声のモテット「O crux benedicta」

 ロバート・クラフト(指揮)
 グレース=リン・マーティン(ソプラノ)、マリリン・ホーン(メゾ・ソプラノ)
 コラ・ローリゼン(コントラルト)、リチャード・ロビンソン(テノール)
 チャールズ・シャルバック(バス)、ユージン・ウィルソン(チェロ)
 ミルトン・トーマス(ヴィオラ)、ラルフ・シェーファー(ヴァイオリン)
 ソル・バビッツ(ヴァイオリン)
 録音:1958年6月19,24日 ハリウッド
Disc10
ハインリヒ・シュッツ:

● わが民よ、わが教えを聞き SWV 270
● 不届きな家来め SWV 397
● 一人の種まきが種をまきに SWV 408
● わが魂は消え SWV 263
● エルサレムの娘らよ、われ汝に誓う SWV 264
● 神よわれらを憐れみたまえ SWV 55
● わが救い主の御腕の中で SWV 82
● わが子、アブサロム SWV 269

 ロバート・クラフト(指揮)
 フィリス・アルトフ・ブリス(ソプラノ)、マリリン・ホーン(メゾ・ソプラノ)
 コラ・ローリゼン(コントラルト)、ポール・サラムノヴィチ(テノール)
 リチャード・ロビンソン(テノール)、チャールズ・シャーバック(バス)
 ロバート・オリヴァー(バス)、ソル・バビツ(ヴァイオリン、ヴィオラ)
 ラルフ・シャッファー(ヴァイオリン)、ミルトン・トーマス(ヴィオラ)
 ユージン・ウィルソン(チェロ)、ドナルド・リーク(オーボエ、イングリッシュホルン)
 ノーマン・ベンノ(オーボエ、イングリッシュホルン)、ロイド・ウリアーテ(トロンボーン)
 ホイツ・ボハノン(トロンボーン)、フランシス・ハワード(トロンボーン)
 シーモア・ツェルデイン(バス・トロンボーン)、ローレンス・モートン(チェンバロ)
 録音:1958年6月24日 ハリウッド、ラジオ・レコーダース
Disc11
● ベルク:アルテンベルク歌曲集 Op.4
● ヴェーベルン:5つの楽章 Op.5
● シェーンベルク:5つの管弦楽曲 Op.16

 ベサニー・ベアーズリー(ソプラノ:ベルク)
 コロンビア交響楽団
 ロバート・クラフト(指揮)

 録音:1959年1月5日、6月17日 ニューヨーク、コロンビア30丁目スタジオ
Disc12
ヴァレーズ:

● イオニザシオン
● 密度 21.5
● アンテグラル(積分)
● オクタンドル
● ハイパープリズム(超分光器)

 コロンビア交響楽団のメンバー、木管、金管、打楽器・アンサンブル
 ロバート・クラフト(指揮)

 録音:1959年1月27日 ハリウッド

● ポエム・エレクトロニーク(テープのための)
 1958年ブリュッセル世界市でのフィリップス館のために作曲者によって直接テープに録音されたもの
 録音:1958年、ブリュッセル
Disc13
J.S.バッハ:

● カンタータ「候妃よ、さらに一条の光を」 BWV.198
● カンタータ「深き淵よりわれ汝に呼ばわる、主よ」 BWV.131

 マーニ・ニクソン(ソプラノ)、エレーン・ボナッツィ(コントラルト)
 ニコ・カステル(テノール)、ピーター・バインダー(バリトン)
 ローレン・ドリスコル(テノール)、ロバート・オリヴァー(バス)
 アメリカン・コンサート合唱団(合唱指揮:マーガレット・ヒリス)
 コロンビア交響楽団
 ロバート・クラフト(指揮)

 録音:1960年1月12日、2月15日、1959年12月20日 ニューヨーク、コロンビア30丁目スタジオ
Disc14
● ベルク:管弦楽のための3つの小品 Op.6
● シェーンベルク:映画の一場面のための伴奏音楽 Op.34
● ヴェーベルン:管弦楽のための6つの小品 Op.6

 コロンビア交響楽団
 ロバート・クラフト(指揮)

 録音:1960年1月5,6日 ブルックリン、セント・ジョージ・ホテル

Disc15-16:アルバン・ベルクの音楽
Disc15
ベルク:

● 歌劇「ルル」からの4つの交響的小品
● ぶどう酒
● 抒情組曲 〜第2,3,4楽章

 ベサニー・ベアーズリー(ソプラノ)
 コロンビア交響楽団
 ロバート・クラフト(指揮)

 録音:1960年12月16日 ニューヨーク、マンハッタン・センター/1960年4月6日 ハリウッド
Disc16
ベルク:

● 室内協奏曲

 イスラエル・ベイカー(ヴァイオリン)、パール・カウフマン(ピアノ)
 コロンビア交響楽団
 ロバート・クラフト(指揮)
 録音:1960年6月8日 ハリウッド

● 7つの初期の歌曲

 ベサニー・ベアーズリー(ソプラノ)
 コロンビア交響楽団
 ロバート・クラフト(指揮)
 録音:1961年3月14日 ニューヨーク、コロンビア30丁目スタジオ
Disc17
カルロ・ジェズアルド:

● 6声のマドリガル「Volgi, mia luce」
● 5声のマドリガル「O dolorosa gioia」「Ardo per te, mio bene」
 ロバート・クラフト(指揮)
 グレース=リン・マーティン(ソプラノ)、マリリン・ホーン(メゾ・ソプラノ)
 コラ・ローリゼン(コントラルト)、リチャード・ロビンソン(テノール)
 チャールズ・シャーバック(バス)、リチャード・レヴィット(カウンターテナー)
 録音:1961年6月22日 ハリウッド、アメリカン・リージョン・ホール

● ガリアルダ
 E.パワー・ビッグス(オルガン)
 録音:1960年6月9日、ハリウッド、アメリカン・リージョン・ホール

● 5声のマドリガル「Quando ridente e bella」「Dolcissima mia vita」
● 6声のための「Recessit pastor noster」
● 5声のマドリガル「Che fai meco」「Questa crudele e pia」「Ardita zanzarettaor」
● 6声のマドリガル「Aestimatus sum」
 ロバート・クラフト(指揮)
 グレース=リン・マーティン(ソプラノ)、マリリン・ホーン(メゾ・ソプラノ)
 コラ・ローリゼン(コントラルト)、リチャード・ロビンソン(テノール)、
 チャールズ・シャーバック(バス)、リチャード・レヴィット(カウンターテナー)
 録音:1961年6月22日 ハリウッド、アメリカン・リージョン・ホール

● Canzon francese del principe
 キャロル・ローゼンティール(チェンバロ)
 録音:1960年6月9日 ハリウッド、アメリカン・リージョン・ホール

● ストラヴィンスキー:ジェズアルド・ディ・ヴェノーサ400年祭のための記念碑
 イーゴリ・ストラヴィンスキー指揮、コロンビア交響楽団
 録音:1960年6月9日 ハリウッド、アメリカン・リージョン・ホール
Disc18
1. モーツァルト:ピアノ協奏曲第24番ハ短調 K.491
2. シェーンベルク:ピアノ協奏曲 Op.42


 グレン・グールド(ピアノ)
 CBC交響楽団
 ワルター・ジュスキント(指揮:1)
 ロバート・クラフト(指揮:2)

 録音:1961年1月17,21日 トロント、マッセイ・ホール
Disc19
1. モーツァルト:グラン・パルティータ 変ロ長調 K.361
2. シューベルト/シェーンベルク編:6つのドイツ舞曲 D.820


 コロンビア交響楽団
 ロバート・クラフト(指揮)

 録音:1960年6月9日、6月30日、7月1日 ハリウッド、アメリカン・リージョン・ホール
Disc20
ヴァレーズ:

● 砂漠
● オフランド
● アルカナ

 ドンア・プレヒト(オフランド)
 コロンビア交響楽団
 ロバート・クラフト(指揮)

 録音:1961年3月21日、6月28日 ハリウッド、アメリカン・リージョン・ホール/1963年1月26日、ニューヨーク、マンハッタン・センター

Disc21-22:アルノルト・シェーンベルクの音楽 第1巻
Disc21
● モノドラマ『期待』 Op.17

 ヘルガ・ピラルツィク(ソプラノ)
 ワシントン・オペラ協会管弦楽団
 ロバート・クラフト(指揮)

 録音:1960年12月29,30日 ワシントン、コンスティテューション・ホール

● ヴァイオリン協奏曲 Op.36

 イスラエル・ベイカー(ヴァイオリン)
 CBC交響楽団
 ロバート・クラフト(指揮)

 録音:1962年4月10日 トロント、マッセイ・ホール
Disc22
● 月に憑かれたピエロ Op.21

 ベサニー・ベアーズリー(ソプラノ)
 コロンビア室内アンサンブル
 ロバート・クラフト(指揮)

 録音:1962年3月14,15日 ニューヨーク、コロンビア30丁目スタジオ

● 音楽劇『幸福な手』 Op.18

 ロバート・オリヴァー(バス)
 コロンビア交響楽団&合唱団
 ロバート・クラフト(指揮)

 録音:1961年6月4日 ハリウッド、アメリカン・リージョン・ホール

● ワルシャワの生き残り Op.46

 ジョン・ホートン(語り)
 CBC交響楽団、トロント祝祭合唱団
 ロバート・クラフト(指揮)

 録音:1962年4月29日 トロント、マッセイ・ホール

Disc23-24:アルノルト・シェーンベルクの音楽 第2巻
Disc23
● 交響詩『ペレアスとメリザンド』

 CBC交響楽団
 ロバート・クラフト(指揮)

 録音:1962年4月29-31日 トロント、マッセイ・ホール
Disc24
● 『創世記』組曲への前奏曲 Op.44
● 室内オーケストラのための3つの小品
● 管弦楽のための変奏曲 Op.31
● 浄夜 Op.4(弦楽合奏版)

 CBC交響楽団
 トロント祝祭合唱団(Op.44)
 ロバート・クラフト(指揮)

 録音:1961年6月5,30日、1963年3月30日、1962年12月1,2日 トロント、マッセイ・ホール
Disc25
● ドビュッシー:ビリティスの歌 L.96
● ヒンデミット:バレエ音楽「エロディアーデ」

 ヴェラ・ゾリーナ(語り)
 コロンビア室内アンサンブル
 ロバート・クラフト(指揮)

 録音:1962年3月27日、ハリウッド

Disc26-27:アルノルト・シェーンベルクの音楽 第3巻
Disc26
● 5つの管弦楽曲 Op.16(1909年オリジナル版)
 クリーヴランド管弦楽団
 ロバート・クラフト(指揮)
 録音:1964年3月13日 クリーヴランド

● 4つの歌曲 Op.22
 レジーナ・サーファティ(ソプラノ)
 コロンビア交響楽団
 ロバート・クラフト(指揮)
 録音:1961年6月5日 ハリウッド、アメリカン・リージョン・ホール

● 室内交響曲第2番
 コロンビア交響楽団
 ロバート・クラフト(指揮)
 録音:1962年12月2日 トロント、マッセイ・ホール

● コル・ニドライ Op.39
 ヴィクター・ブラウン(語り)
 トロント祝祭シンガーズ(合唱指揮:エルマー・アイスラー)
 CBC交響楽団
 ロバート・クラフト(指揮)
 録音:1963年3月30日 トロント、マッセイ・ホール
Disc27
● 心の茂み Op.20
 リタ・ウトリッター(ソプラノ)、ジョージ・シルフェス(チェレスタ)
 ポール・ジェイコブス(ハルモニウム) ローラ・ニューエル(ハープ)
 ロバート・クラフト(指揮)
 録音:1963年12月17日 ニューヨーク、マンハッタン・センター

● 千年を三たび Op.50a
 トロント祝祭シンガーズ(合唱指揮:エルマー・アイスラー)
 ロバート・クラフト(指揮)
 録音:1964年6月8日 トロント・マッセイ・ホール

● 室内交響曲第1番 Op.9
 コロンビア交響楽団
 ロバート・クラフト(指揮)
 録音:1962年3月29日 ハリウッド、アメリカン・リージョン・ホール

● J.S.バッハ/シェーンベルク編:前奏曲とフーガ 変ホ長調 BWV.522「聖アン」
 CBC交響楽団
 ロバート・クラフト(指揮)
 録音:1963年3月30日 トロント、マッセイ・ホール

● J.S.バッハ/シェーンベルク編:「おお愛する魂よ、汝を飾れ」 BWV.654
 CBC交響楽団
 ロバート・クラフト(指揮)
 録音:1962年12月3日 トロント、マッセイ・ホール

● J.S.バッハ/シェーンベルク編:「来たれ、創り主にして聖霊なる神よ」 BWV.631
 コロンビア交響楽団
 ロバート・クラフト(指揮)
 録音:1961年6月5日 ハリウッド、アメリカン・リージョン・ホール

● ハルゼー・スティーヴンスによるアルノルト・シェーンベルクへのインタビュー
 録音:1949年

Disc28-29:アルノルト・シェーンベルクの音楽 第4巻
この2枚にはロバート・クラフトによる演奏は含まれていませんが、「アルノルト・シェーンベルクの音楽」の全貌のドキュメントの意味合いを込めて、当セットに収録いたします。(輸入元情報)
Disc28
● 2つの歌曲 Op.1
 ドナルド・グラム(バス・バリトン)、グレン・グールド(ピアノ)

● 4つの歌曲 Op.2
 エレン・ファウル(ソプラノ)、グレン・グールド(ピアノ)

● 歌曲集『架空庭園の書』 Op.15
 ヘレン・ヴァンニ(メゾ・ソプラノ)、グレン・グールド(ピアノ)

 録音:1965年1月5日、1964年6月11日、1965年6月10,11日 ニューヨーク、コロンビア30丁目スタジオ
Disc29
● 3つのピアノ小品 Op.11
● 5つのピアノ小品 Op.23
● 6つのピアノ小品 Op.19
● ピアノ組曲 Op.25
● ピアノ曲 Op.33a&b

 グレン・グールド(ピアノ)

 録音:1958年6月30日〜7月1日、1965年9月28,29日、1965年11月16,18日、1964年6月29日、1964年1月2,9日 ニューヨーク、コロンビア30丁目スタジオ

Disc30-31:アルノルト・シェーンベルクの音楽 第5巻
Disc30
● 弦楽のための古い様式による組曲ト調
● 6つの歌 Op.8

 イレーネ・ジョーダン(ソプラノ)
 コロンビア交響楽団
 ロバート・クラフト(指揮)

 録音:1965年8月21,23,24日 ハリウッド、アメリカン・リージョン・ホール
Disc31
● 地上の平和 Op.13

 イサカ・カレッジ・コンサート合唱団
 ロバート・クラフト(指揮)

 録音:1965年12月16日 ニューヨーク、コロンビア30丁目スタジオ

● ブラームス/シェーンベルク編:ピアノ四重奏曲第1番ト短調 Op.25

 シカゴ交響楽団
 ロバート・クラフト(指揮)

 録音:1964年7月20日 シカゴ、オーケストラ・ホール
Disc32-33
● モンテヴェルディ:聖母マリアの夕べの祈り

 グレッグ・スミス・シンガーズ(合唱指揮:グレッグ・スミス)
 フォートワース・テキサス少年合唱団(合唱指揮:ジョージ・ブラッグ)
 コロンビア・バロック・アンサンブル
 ロバート・クラフト(指揮)

 録音:1967年1月18,19,23日 ハリウッド、アメリカン・リージョン・ホール

Disc34-35:アルノルト・シェーンベルクの音楽 第6巻
Disc34
● セレナード Op.24

 ドナルド・グラム(バス・バリトン)
 コロンビア室内アンサンブル
 ロバート・クラフト(指揮)

 録音:1965年10月26,28日、1966年9月26日 ハリウッド、アメリカン・リージョン・ホール

● 木管五重奏曲 Op.26

 ウエストウッド管楽五重奏団
 ロバート・クラフト(指揮)

 録音:1966年3月3,12日、4月8,14日
Disc35
● 4つの混声合唱曲 Op.27

 コロンビア室内アンサンブル、グレッグ・スミス・シンガーズ
 ロバート・クラフト(指揮)
 録音:1966年2月10日 ハリウッド、アメリカン・リージョン・ホール

● 3つの風刺 Op.28

 コロンビア室内アンサンブル、グレッグ・スミス・シンガーズ
 ロバート・クラフト(指揮)
 録音:1965年8月20,25,26日 ハリウッド、アメリカン・リージョン・ホール

● 組曲 Op.29

 コロンビア室内アンサンブル
  イスラエル・ベイカー(ヴァイオリン)、ミルトン・トーマス(ヴィオラ)
  ローレンス・レッサー(チェロ)、リチャード・レッサー(クラリネット)
  ジョン・ノイフェルド(クラリネット)、パール・カウフマン(ピアノ)
 ロバート・クラフト(指揮)
 録音:1965年11月29日 ハリウッド、アメリカン・リージョン・ホール

Disc36-37:アルノルト・シェーンベルクの音楽 第7巻
この2枚にはロバート・クラフトによる演奏は含まれていませんが、「アルノルト・シェーンベルクの音楽」の全貌のドキュメントの意味合いを込めて、当セットに収録いたします。(輸入元情報)
Disc36
● 弦楽三重奏曲 Op.45

 ジュリアード弦楽四重奏団
 録音:1966年5月11日 ニューヨーク、コロンビア30丁目スタジオ

● ナポレオン・ボナパルトへの頌歌 Op.41

 ジョン・ホートン(語り)
 グレン・グールド(ピアノ)
 ジュリアード弦楽四重奏団
 録音:1965年2月3,4日 ニューヨーク、コロンビア30丁目スタジオ
Disc37
● レチタティーヴォによる変奏曲 Op.40

 マリリン・メイソン(オルガン)
 録音:1966年2月16日 ニューヨーク、リンカーン・センター、フィルハーモニック・ホール

● 幻想曲 Op.47

 グレン・グールド(ピアノ)、イスラエル・ベイカー(ヴァイオリン)
 録音:1964年7月10日 ニューヨーク、コロンビア30丁目スタジオ

● 主題と変奏 ト短調 Op.43B
 ユージン・オーマンディ指揮、フィラデルフィア管弦楽団
 録音:1963年10月2日 フィラデルフィア、タウン・ホール

Disc38-39:アルノルト・シェーンベルクの音楽 第8巻
Disc38
● 歌劇『今日から明日まで』 Op.32

 エリカ・シュミット(ソプラノ:妻)、ヘザー・ハーパー(ソプラノ:友人)
 ヘルベルト・シャハトシュナイダー(テノール:歌手)、デリク・オルセン(バリトン:夫)
 ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
 ロバート・クラフト(指揮)

 録音:1964年6月24-27日 ロンドン
Disc39
● 詩篇 第130『深き淵より』 Op.50b

 トロント祝祭シンガーズ
 ロバート・クラフト(指揮)
 録音:1964年5月8日 トロント、マッセイ・ホール

● 現代詩篇 第1番 Op.50c

 アンドルー・フォルディ(語り)
 トロント祝祭シンガーズ、CBC交響楽団
 ロバート・クラフト(指揮)
 録音:1964年5月8日、12月11日 トロント、マッセイ・ホール

● 6つの無伴奏男声合唱曲

 シカゴ交響合唱団
 ロバート・クラフト(指揮)
 録音:1965年4月19日 シカゴ、オーケストラ・ホール

● 4声のカノン『Gravitationszentrum eigenen Sonnensystem』(アルマ・マーラー70歳の誕生日のための)
● 4声の無限カノン『私の石から』(エルヴィン・シュタインのための)
● 4声の無限カノン『Mr. Saunders I owe you thanks』(サンダース氏のための)
● 4声の無限カノン『O das der Sinnen doch so viele sind』
● 4声の無限カノン『真剣に落ち込んで文句を言う場合』
● 3声のカノン『Wer mit der Welt laufen will』(デヴィッド・ヨーゼフ・バッハの60歳の誕生日のための)
● 誕生日の3声のカノン第1番『No man escape』(カール・エンゲルの誕生日のための)
● 誕生日の3声のカノン第2番『I, too, was not better off』(カール・エンゲルの誕生日のための)
● 4声のカノン『I am almost sure』(アルトゥール・ロジンスキーの息子リチャードための)
● 4声の謎のカノン(コンセルトヘボウ管弦楽団の創設40周年のための)
● 4声の無限カノン『Es ist zu dumm』(ルドルフ・ガンツのための)

 グレッグ・スミス・シンガーズ
 ロバート・クラフト(指揮)
 録音:1966年5月6日 ハリウッド、アメリカン・リージョン・ホール

● チェロ協奏曲(原曲:ゲオルク・モンのクラヴィチェンバロのための協奏曲)

 ローレンス・レッサー(チェロ)
 コロンビア交響楽団
 ロバート・クラフト(指揮)
 録音:1966年2月11日 ハリウッド、アメリカン・リージョン・ホール
Disc40
ストラヴィンスキー:

● 管弦楽のための変奏曲(オルダス・ハクスリーの追悼のために)

 コロンビア交響楽団
 ロバート・クラフト(指揮)
 録音:1966年10月11日 ニューヨーク、マンハッタン・センター

● 宗教的バラード『アブラハムとイサク』

 リチャード・フリッシュ(バリトン)
 コロンビア交響楽団
 ロバート・クラフト(指揮)
 録音:1967年1月24日 ハリウッド、アメリカン・リージョン・ホール(作曲者監修による録音)

● イントロイトゥス - T.S.エリオットの思い出に

 グレッグ・スミス・シンガーズ
 イーゴリ・ストラヴィンスキー(指揮)
 録音:1966年2月9日 ハリウッド、ヴァイン・ストリートのCBSスタジオ

● レクイエム・カンティクルス

 エレーヌ・ボナッツィ(コントラルト)、ドナルド・グラム(バス)
 リンダ・アンダーソン(ソプラノ)、チャールズ・ブレスラー(テノール)
 イザカ・カレッジ・コンサート合唱団
 グレッグ・スミス・シンガーズ
 コロンビア交響楽団
 ロバート・クラフト(指揮)
 録音:1966年10月11日、ニューヨーク、マンハッタン・センター(作曲者監修による録音)
Disc41
● カルロ・ジェズアルド:5声のためのマドリガーレ集 第6巻(全23曲)

 ザ・シンガーズ・オヴ・ヴェノーサ
 ロバート・クラフト(指揮)

 録音:1967年8月21,22日、1968年2月19-21日、9月23日 ニューヨーク、コロンビア30丁目スタジオ
Disc42
ストラヴィンスキー:

● 管楽器のための交響曲

 コロンビア交響楽団の管楽&金管アンサンブル
 ロバート・クラフト(指揮)
 録音:1966年10月11日 ニューヨーク、マンハッタン・センター

● バレエ音楽『結婚』(1917年版)
● バレエ音楽『結婚』(1919年版)〜ピアノラ、2つのツィンバロン、ハルモニウムと打楽器のための

 ロザリンド・リース(ソプラノ)、ローズ・テイラー(メゾ・ソプラノ)
 リチャード・ネルソン(テノール)、ブルース・ファイファー(バリトン)
 グレッグ・スミス・シンガーズ、オルフェウス室内アンサンブル
 ロバート・クラフト(指揮)
 録音:1973年2月12日、5月26日 ニューヨーク、コロンビア大学、Wollman Auditorium

● ナイチンゲールの歌

 コロンビア交響楽団
 ロバート・クラフト(指揮)
 録音:1967年1月23日 ハリウッド、アメリカン・リージョン・ホール
Disc43
ストラヴィンスキー:

● 音楽劇『大洪水』

 リチャード・ロビンソン(テノール:ルシファー 悪魔)
 ジョン・リアドン(バリトン:神の声)
 ロバート・オリヴァー(バス:神の声)
 ローレンス・ハーヴェイ(語り)
 セバスティアン・キャボット(語り:ノア)
 エルサ・ランケスター(語り:ノアの妻)
 ポール・トリップ(語り:呼ばわる者)
 コロンビア交響楽団&合唱団
 ロバート・クラフト(指揮)
 録音:1962年3月28,31日 ハリウッド、CBS第1スタジオ

● バレエ音楽『結婚』(1923年版)

 ミルドレット・アレン(ソプラノ)、エイドリアン・アルバート(メゾ・ソプラノ)
 ジャック・リッテン(テノール)、ウィリアム・メトカーフ(バス)
 コロンビア・パーカッション・アンサンブル
 グレッグ・スミス・シンガーズ、イザカ・カレッジ・コンサート合唱団
 ロバート・クラフト(指揮)
 録音:1965年12月20日 ニューヨーク、コロンビア30丁目スタジオ(作曲者監修による録音)

● 混声合唱と2つの管楽四重奏のためのミサ曲

 グレッグ・スミス・シンガーズ、コロンビア交響楽団管楽&金管アンサンブル
 リンダ・アンダーソン(ソプラノ) アドリエンヌ・アルバート(コントラルト)
 ロバート・クラフト(指揮)
 録音:1966年10月11日 ニューヨーク、マンハッタン・センター
Disc44
ストラヴィンスキー:

● ピアノと管弦楽のためのカプリッチョ

 フィリップ・アントルモン(ピアノ)
 コロンビア交響楽団
 ロバート・クラフト(指揮)
 録音:1966年1月3日 ニューヨーク、マンハッタン・センター(作曲者監修による録音)

● バーリモントの2つの詩
● 日本の3つの抒情詩
● ティリム・ボム

 イヴリン・リアー(ソプラノ)
 コロンビア室内管弦楽団
 ロバート・クラフト(指揮)
 録音:1967年1月23,24日、1968年6月10日 ハリウッド、アメリカン・リージョン・ホール

● 4つの歌(4つのロシアの歌)

 エイドリアン・アルバート(メゾ・ソプラノ)、ローリンド・アルメイダ(ギター)
 ドロシー・レムサン(ハープ)、ルイーズ・ディ・トゥリオ(フルート)
 ロバート・クラフト(指揮)
 録音:1965年11月30日 ハリウッド、CBSスタジオ

● フュルステンベルクのマックス王子の墓碑銘

 カルマン・ブロック(クラリネット)、ドロシー・レムサン(ハープ)
 アーサー・グレグホーン(フルート)
 ロバート・クラフト(指揮)
 録音:1961年1月25日、ハリウッド、アメリカン・リージョン・ホール

● ラウール・デュフィ追悼の二重カノン

 イスラエル・ベイカー(ヴァイオリン)、オーティス・イグルマン(ヴァイオリン)
 サンフォード・ションバッハ(ヴィオラ)、ジョージ・ナイクルグ(チェロ)
 録音:1961年1月25日 ハリウッド、アメリカン・リージョン・ホール

● ダンス・コンチェルタント

 コロンビア室内管弦楽団
 ロバート・クラフト(指揮)
 録音:1967年1月22日 ハリウッド、アメリカン・リージョン・ホール

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ウェーベルンの思わぬ好演を聴いてシェーン...

投稿日:2023/05/27 (土)

ウェーベルンの思わぬ好演を聴いてシェーンベルク全集も出してほしいとレビューに書かせていただいたが、なんとロバート・クラフト・コンプリートコレクションが登場。グールドの録音以外は初めて聴くものばかりだが、聴き始めると面白くあっという間に聴き通してしまった。このコレクションを聴いての感想は、ロバート・クラフトは熱い男だということだ。当時の最前衛の音楽の面白さを伝えようと懸命であり、少々不器用でも聞こえるべき音はちゃんと聞こえるし、クラフトの熱い心は聴き手にも伝わる。ブーレーズのクールな演奏とは対極的だが、柴田南雄氏が「ロバート・クラフトのダメさは書き尽くしたので繰り返さない」とまで酷評されるほどその演奏が稚拙だとはどうしても思えない。CBC交響楽団(実態はトロント響らしい)、コロンビア交響楽団(LA、NY、トロントの3団体)も予想外の好演だが、セッション・オケにこれらの難曲を充分理解させるのは大変であったろう。ピラルツィクの「期待」「ピエロ・リュネール」も名唱、「結婚」3バージョンも面白く優れた演奏。ジェズアルド、シュッツ、モンテヴェルディも違和感なし。クラフトが様式を理解した優れた指揮者であったことがわかる。ソニーのコレクションはいつも素晴らしい出来だが、今回のものは疑問がある。「ル・マルトー・サンメートル」はステレオがあるはずだがモノラルが採用されているし、オリジナルジャケットも最後のストラヴィンスキーは使われていない。62年以降のプロデューサーはジョン・マックルーアだが、それ以前の録音は記載されず。途中で面倒になったのかもしれない。解説もこのHMV紹介文にあるのがほぼ全て。ロバート・クラフトについて語るべきことはもっとあるだろう。RCA専属だったシカゴ交響楽団が1曲だけ参加しているのも不思議だ。クラフトは92歳で2015年に亡くなっている。このコンプリートを生前に出してあげてほしかったと思うのは私だけではないだろう。

フォアグラ さん | 愛知県 | 不明

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