王道レパートリーの初出音源多数!
SWRのマスターテープから知られざるベームの演奏が鮮やかによみがえる
没後30年余りを経た今も日本でファンの多いカール・ベーム。ベルリン・フィルやウィーン・フィル、ロンドン響との演奏が多数発売されていますが、シュトゥットガルトのSWRにも少なからぬ量の演奏が遺されており、この度オリジナル・テープからまとめて復刻されます。嬉しいことにレパートリーはモーツァルトやベートーヴェン、ブラームス、ブルックナー、ドヴォルザークとベームが得意としたものが多数。
ディスク1はSWRレーベルで出ていた93014と同一音源(新規リマスターではないとのこと)ですが、他はオリジナル・テープからの初CD化となります。
録音は1951年からベーム晩年の1979年まで広範囲にわたっていますが、演奏はいずれもベームらしく力強いサウンドと堅固な造形による弛緩の無いもの。シュトゥットガルト近郊で生まれた詩人シラーの生誕200周年を祝う『第九』のような特別な演奏会の記録は特に貴重です。
尚、ブルックナーの第7番は放送局のマスターで冒頭2小節が欠落しているとのこと。いきなり第1主題から始まりますが、演奏自体はベームらしい立派なものとなっています。(輸入元情報)
【収録情報】
Disc1
1. モーツァルト:交響曲第40番ト短調 K.550
録音時期:1974年9月18日
録音場所:Liederhalle Stuttgart
録音方式:ステレオ(ライヴ)
2. ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番ト長調 Op.58
録音時期:1951年4月15日
録音場所:SDR Villa Berg, Stuttgart
録音方式:モノラル(ライヴ)
ブランカ・ムスリン(ピアノ:2)
シュトゥットガルト放送交響楽団
カール・ベーム(指揮)
旧品番:93014(1は『偉大な指揮者たち』(SWR19432CD)にも収録)
Disc2
ベートーヴェン:
● 交響曲第2番ニ長調 Op.36
● 交響曲第7番イ長調 Op.92
シュトゥットガルト放送交響楽団
カール・ベーム(指揮)
録音時期:1979年2月14日
録音場所:Liederhalle Stuttgart
録音方式:ステレオ(ライヴ)
Disc3
● ベートーヴェン:交響曲第9番ニ短調 Op.125『合唱』
ルート=マルグレート・ピュッツ(ソプラノ)
シビッラ・プラーテ(アルト)
ヴァルター・ガイスラー(テノール)
カール=クリスティアン・コーン(バス)
シュトゥットガルト放送合唱団
シュトゥットガルトフィルハーモニー合唱団
シュトゥットガルト放送交響楽団
カール・ベーム(指揮)
録音時期:1959年11月12日
録音場所:Liederhalle Stuttgart
録音方式:モノラル(ライヴ)
※シラー生誕200周年記念演奏会
Disc4
1. ブラームス:交響曲第1番ハ短調 Op.68
録音時期:1951年4月15日
録音場所:Villa Berg, Stuttgart
録音方式:モノラル
2. シューマン:ピアノ協奏曲イ短調 Op.54
録音時期:1954年12月10日
録音場所:Waldheim in Stuttgart-Degerloch
録音方式:モノラル(ライヴ)
ブランカ・ムスリン(ピアノ:2)
シュトゥットガルト放送交響楽団
カール・ベーム(指揮)
Disc5
1. ドヴォルザーク:交響曲第9番ホ短調 Op.95『新世界より』
録音時期:1954年12月10日
録音場所:Waldheim in Stuttgart-Degerloch
録音方式:モノラル(ライヴ)
2. ヒンデミット:カール・マリア・フォン・ウェーバーの主題による交響的変容
録音時期:1951年4月15日
録音場所:Villa Berg, Stuttgart
録音方式:モノラル
シュトゥットガルト放送交響楽団
カール・ベーム(指揮)
Disc6
● ブルックナー:交響曲第7番ホ長調
シュトゥットガルト放送交響楽団
カール・ベーム(指揮)
録音時期:1974年9月18日
録音場所:Liederhalle Stuttgart
録音方式:ステレオ(ライヴ)
※第1楽章の冒頭にオリジナル・テープに由来する2小節の欠落があります。(輸入元情報)