2011年に急逝した名チェリスト、フランソワーズ・グローベンの録音集成。
ライヴ初出音源を含む演奏の数々を6枚組で発売!
ルクセンブルクが生んだ名チェリスト、フランソワーズ・グローベン。2011年5月28日、40代半ばで急逝し、その訃報は世界のクラシック・ファンを悲しませました。これまでサンクト・ペテルブルク・フィルハーモニー交響楽団、エルサレム交響楽団、グルジア室内管弦楽団、チューリッヒ室内管弦楽団、ルクセンブルク・フィルハーモニー管弦楽団などのオーケストラ、ダニエル・ハーディング、ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ、エフゲニー・スヴェトラーノフといった名指揮者と共演し、ソリストとして活躍。また1997年から2003年までトーマス・ツェートマイアーが第1ヴァイオリンをつとめるツェートマイアー・クァルテットのチェロ奏者として活躍するなど、室内楽の名手としても知られます。
「イン・メモリアム」と題した6枚組ボックスにはライヴの初出音源を数多く収録。20世紀の協奏曲を中心に、いかにレパートリーが広いかを示すような充実の内容をおさめております。
またグローベンは自国の作曲家の作品を積極的に演奏したことでも知られ、ことに女性作曲家の作品演奏には力を入れていました。歿後10年が過ぎた今もなお愛され続けるグローベンの情熱的な演奏。多くのファンを魅了し続ける音楽がこのボックスに収められております。
※ライヴ録音の一部は音質のばらつきがあるものの、グローベンの貴重なドキュメンタリーとしてCD化を決定したとのことです。(輸入元情報)
【収録情報】
Disc1
1. エルガー:チェロ協奏曲ホ短調 Op.85
2. ショスタコーヴィチ:チェロ協奏曲第1番変ホ長調 Op.107
3. ブルッフ:コル・ニドライ Op.47
フランソワーズ・グローベン(チェロ)
レオポルド・ハーゲル指揮、RTL交響楽団(1,2)
ニコラ・ブロシュ指揮、ルクセンブルク室内管弦楽団(3)
録音:
1994年5月2,5日(1)、7月12,13日(2)/ヴィラ・ルヴィニー、ルクセンブルク(原盤:BGL、1994)
2011年3月11日/聖ジャン・バプティスト教会ルーヴェン、ルクセンブルク(ライヴ:3)
Disc2
1. サン=サーンス:チェロ協奏曲第1番イ短調 Op.33
2. チャイコフスキー:ロココの主題による変奏曲 Op.33
3. マルチヌー:チェロ協奏曲第1番 H.196
4. ダンツィ:チェロ協奏曲第1番イ長調
フランソワーズ・グローベン(チェロ)
デイヴィッド・シャローン指揮、ルクセンブルク・フィルハーモニー管弦楽団(1,2)
ニコラ・ブロシュ指揮、ルクセンブルク室内管弦楽団(3)
フーベルト・ハイツ指揮、コレギウム・ムジクム・デア・ウニヴェルズィテート・カールスルーエ(4)
録音:
1999年7月(1)、1999年9月(2)/コンセルヴァトワール・ド・ルクセンブルク(原盤:BGL、1999)
2009年5月31日/聖ジャン・バプティスト教会ルーヴェン、ルクセンブルク(ライヴ:3)
2002年2月3日/カールスルーエ音楽大学、ドイツ(ライヴ:4)
Disc3
1. ハイドン:チェロ協奏曲第1番ハ長調 Hob.VIIb.1
2. ハイドン:チェロ協奏曲第2番ニ長調 Hob.VIIb.2
3. ボッケリーニ:チェロ協奏曲第2番ニ長調 G.479
フランソワーズ・グローベン(チェロ)
ヤック・マルティン・ヘンドラー指揮、ソロイスツ・ヨーロピアンズ・ルクセンブルク(1,3)
トーマス・ファイ指揮、ハイデルベルク交響楽団(2)
録音:
1990年/エッシュシュルアルゼット劇場、ルクセンブルク(原盤:SEL、1990)(1)
2001年5月11日/エヒテルナハ聖堂、ルクセンブルク(ライヴ:2)
1993年/ベットボーン、ルクセンブルク(原盤:SEL、1993)(3)
Disc4
1. シューベルト:アルペジョーネ・ソナタ イ短調 D.821
2. ドヴォルザーク/タルクマン編:ロンド Op.94
3. アレクサンダー・ミュレンバッハ[1949-]:チェロ協奏曲『光と影の連祷』
4. エリセンダ・ファブレガス[1955-]:アンダルシアの色彩
フランソワーズ・グローベン(チェロ)
ピエール・カオ指揮、レ・ミュジシャン(1)
PRISMA木管八重奏団(2)
アレクサンダー・ミュレンバッハ指揮、ベルリン・フィル弦楽合奏団(3)
イヴァン・ガヤン(ピアノ:4)
録音:
1997年1月26日/マルベルク、ルクセンブルク(ライヴ:1)
2003年6月1日/ハーゲンオーセン、ドイツ(ライヴ:2)
1995年4月23日/エヒテルナハ聖堂、ルクセンブルク(ライヴ:3)
2007年11月11日/キューブ521、マルナッハ、ルクセンブルク(ライヴ:4)
編曲版世界初録音(2)、世界初録音(3)
Disc5
1. ラフマニノフ:チェロ・ソナタ ト短調 Op.19
2. グリーグ:チェロ・ソナタ イ短調 Op.36
3. ブゾーニ:セレナータ〜チェロとピアノための ト短調 Op.34
4. ヒラリー・タン[1947-]:ザ・クレセット・ストーン(1993)〜チェロ独奏のための
フランソワーズ・グローベン(チェロ)
アルフレッド・パール(ピアノ:1,2)
マリア・ヴィトシンスキ(ピアノ:3)
録音:
1993年/コンサート・スタジオ、ケルン(原盤:AUROPHON、1993)(1,2)
1998年9月、12月/ケルン・クントハウス(原盤:CAPRICCIO 10794)(3)
2005年/ドイチュラントラジオ・クルトゥーア、ベルリン(Profil PH05019、2005)(4)
Disc6
1. ブラームス:ピアノ三重奏曲第1番ロ短調 Op.8
2. シューマン:弦楽四重奏曲第3番イ長調 Op.41
3. タン:ガーデンズ・オブ・アンナ・マリア・ルイザ・デ・メディチ(2004)〜フルート、チェロ、ピアノのための
フランソワーズ・グローベン(チェロ)
グラフ・ムリャ(ヴァイオリン:1)
ペーター・ラウル(ピアノ:1)
ツェートマイアー・クァルテット(2)
トーマス・ツェートマイアー(ヴァイオリン)
マティアス・メッツァー(ヴァイオリン)
ルース・キリウス(ヴィオラ)
マイニンガー・トリオ(3)
クリストファー・マイニンガー(フルート)
ライナー・ゲップ(ピアノ)
録音:
2005年8月/カンブレー劇場、フランス(ライヴ:1)
2001年8月/チューリッヒ放送、スイス(原盤:ECM1793)(2)
2005年/ドイチュラントラジオ・クルトゥーア、ベルリン(Profil PH05019、2005)(3)