CD

交響曲第1番、他 フルトヴェングラー&ルツェルン祝祭管弦楽団、他

ブラームス(1833-1897)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
DCCA0026
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
日本
フォーマット
:
CD

商品説明

フルトヴェングラー生誕120周年企画第5弾!

大戦中のベルリン・フィル最後の演奏会で起きた停電というアクシデントを乗り越え、奇跡的に収録されたブラ1の終楽章と、1947年のルツェルン祝祭管との怒涛のブラ1全曲をカップリング。

・ブラームス:交響曲第1番ハ短調〜第4楽章
 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
 録音:1945年1月23日 ベルリン、アドミラルパラスト

・ブラームス:交響曲第1番ハ短調(全曲)
 ルツェルン祝祭管弦楽団
 ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
 録音:1947年8月27日 ルツェルン、クンストハウス

【製作者より】
フルトヴェングラーは、ブラームスの交響曲の中でもとりわけ第1番を得意にしていた。発売されている演奏で見ると、第2番は4種類、第3番は3種類、第4番は6種類。しかし第1番は11種類と圧倒的に多い。しかもそれらは、一度は発売されたことのある音源である事を考えれば、演奏会で取り上げた回数はもう少し多くなることでしょう。
 今回収録したベルリン・フィルとのブラ1は、フルトヴェングラー戦中最後のBPOとの演奏会である。当日のプログラムはモーツァルトの第40番、『魔笛』序曲とこのブラ1であったが、第40番の第2楽章を演奏中、空襲の為停電、演奏は中断というアクシデントが発生した。
 このアクシデントがありながらなんとかブラ1は全曲演奏されたが、終楽章のみ録音されたという、いわくつきとなった。
 録音は当時としては水準が高く、現在の環境でも耳障りな程では無いのが幸いして、その演奏の凄さを充分に堪能できるのは嬉しい限りである。
 極限状態が生み出した奇跡的な美しさと、緊張感と凄味のある演奏は数あるブラ1の終楽章の中でも特筆すべき演奏といえます。
 ルツェルン版は上記BPOよりも2年後の演奏で、基本的解釈や演奏スタイルなどの変化は全くないですが、祝祭管というオケにハンディがあってもおかしくない状況を克服し、全曲に渡ってフルヴェン節が全開であり、聞き手を飽きさせない名演の一つでしょう。
 45年のブラ1、ルツェルンとのブラ1全曲ともに過去に発売された事がありますが、それぞれ他の曲とのカップリングであったり、現在では入手困難であったりする為、フルヴェン・ファンからのリクエストもあり発売の運びとなりました。
 世界中にいるフルトヴェングラー研究家やコレクターの方の力を借りて今後もフルトヴェングラーの復刻はできれば継続していきたいと思っています。
 ノイズを極力排除したというものの、マスターに起因するノイズは発生します。予めご了承ください。
 尚、録音日は諸説ありますが、今回一般的に知られている日を明記しております。(デルタ エンタテインメント)

内容詳細

1945年1月23日の演奏会は戦争末期の空襲の中で行なわれ、停電で中断されながらもブラームス第1番のフィナーレだけが録音で残されたというもの。1947年のルツェルン祝祭管との録音も凄まじいまでにドラマティック。フルヴェンを語るとき外せない一枚だ。(長)(CDジャーナル データベースより)

ユーザーレビュー

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1945年の「ブラームス第1(第4楽章のみ)...

投稿日:2011/08/28 (日)

1945年の「ブラームス第1(第4楽章のみ)」は、連合軍の空襲の下決行された決死の演奏会であり、フルトヴェングラーがベルリン・フィルを戦時中最後に振った演奏会でもある貴重な音源。今までは仏フルトヴェングラー協会盤(マスタリングはターラ運営者と同一)がまぁなんとか聴ける音質であったが、当DELTAレーベル盤は仏協会盤に勝るとも劣らない、いや仏協会盤を上回る非常に良好な音質である!会費を払った会員にのみ購入可能、しかも1945年の音源が収録された協会盤は廃盤ですでにプレミアが付き、入手困難な上に状態が少々悪くても異様な高額で取引されている。その原因は会員にしか売らないフルトヴェングラー協会の権威主義に問題がある!少なくとも1945年の「ブラームス第1」は当DELTAレーベル盤があれば、仏フルトヴェングラー協会盤などを中古屋で探しまくって、カビの生えたような状態のものを高額で購入する必要は全くありません!しかも1947年まだ戦時中の面影があるフルトヴェングラーのルツェルンとの「ブラームス第1」とのカップリングです!仏協会盤など必要ありません。当DELTAレーベル盤があれば何の問題もありません。会費を払わなくてもHMVで買えるのです!しかも1945年の「ブラームス第1」が[トラック1]に収録されていることに、DELTAレーベルのこの演奏に対する敬意が感じられるではありませんか!!もっとDELTAレーベルに頑張ってもらい、権威ぶったフルトヴェングラー協会など叩き潰して欲しいと願います!!ルツェルンとの「ブラームス第1」も素晴らしい演奏です!!

拝一刀 さん | 千葉県 | 不明

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1945年1月のブラ1は大戦中ベルリン最後の...

投稿日:2011/03/19 (土)

1945年1月のブラ1は大戦中ベルリン最後の演奏会。この数日後、ウィーンでブラ2・フランクを演奏した直後、スイスに亡命する。ウィーンの演奏会は全曲残っているが、残念ながらベルリンのブラ1は空襲や停電のせいでか最後の楽章しかのこっていないが、マニアには有名な演奏だ。昔、disque refrain盤で初めて聴いたとき衝撃をうけた。大戦で国土は焦土となり、数多の市民が犠牲となった時代、明日はどうなるか分からないという絶望感が創造力をかきたて、あらゆる音が煮えたぎっている。大戦中のWFはどれも激しいものばかりだが、これはとりわけ際立っている。この演奏を聴けるだけでもこの1枚は価値がある。いま大震災で数万人の犠牲者が囁かれさらに原発が危機を迎えている状況下において、襟を正して聴かれるべき音楽だ。47年ルツェルン盤も実に生気あふれた名演で音さえよければ51年のNDR盤や52年のBPO、WPを超える名盤と評価されたかもしれないが、回転ムラの多い録音が痛く、コアなマニア以外には薦めない。

eroicka さん | 東京都 | 不明

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47年ルツェルン盤は爆演。凄すぎる。45...

投稿日:2010/07/24 (土)

47年ルツェルン盤は爆演。凄すぎる。45年盤は4楽章のみだが,やはり異常な空気に包まれた演奏。ただ,やはりフルヴェンのブラ1なら52年のVPOライヴが私は好きだ。

オットー さん | 鳥取県 | 不明

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人物・団体紹介

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ブラームス(1833-1897)

1833年:北ドイツのハンブルクでヨハネス・ブラームス誕生。 1843年:演奏会にピアニストとして出演。作曲家、ピアニストのマルクスゼンに師事。 1852年:ピアノ・ソナタ第2番が完成。 1853年:ピアノ・ソナタ第1番、ピアノ・ソナタ第3番が完成。 1854年:ピアノ三重奏曲第1番、シューマンの主題による変奏曲が完成。

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