ヘルシンキ警察シンフォニック・バンドの『雪の天使』
ヘルシンキ警察シンフォニック・バンド(Helsingin Poliisisoittokunta)は、1947年、警察と市民の親睦を目的に作られました。14人のメンバーのバンドから始まり、団員数43名の「シンフォニック・バンド」として演奏するようになりました。ヘルシンキ市民と子供たちのためのコンサートの他、フィンランド国内外のさまざまなイベントで演奏しています。2002年から、シベリウス・アカデミー、パイヤト=ハメ音楽院、スウェーデンのヨーテボリ音楽学校で学んだサミ・ルースヴオリ(Sami Ruusuvuori)[1976–]が首席指揮者を務めています。ヘルシンキ警察シンフォニック・バンドの『雪の天使』は、COVID-19の影響下、2020年夏、カウニアイネンのニュー・パヴィリオンで録音された「クリスマス・アルバム」です。6月、数週間のリハーサルが始まり、夏期休暇の後、7月と8月のセッションで録音が行われました。
『くるみ割り人形』の『小序曲』に始まるプログラム。バンドのサクソフォーン奏者ティモ・フォシュトレム(Timo Forström)が編曲した、『カッチーニのアヴェ・マリア』として知られるヴァヴィーロフの『アヴェ・マリア』とシベリウスの『クリスマスの歌』。フィンランドのクリスマスにかならず歌われる『クリスマスの朝の雀』『ナイチンゲールのクリスマスの歌』『小屋は雪の下に眠る』。シンガーソングライター、コメディアンとして親しまれたヨースタ・スンドクヴィスト(Gösta Sundqvist)の『クリスマスの話』は、フォシュトレムがバンド用に編曲した音楽に乗ってソプラノがニュアンス豊かに語ります。アメリカの歌が3曲。ジョニ・ミッチェルの『River(リヴァー)』は、メンバーのヘイッキ・スンマネン(Heikki Summanen)が編曲とサクソフォーン・ソロを担当しました。(輸入元情報)
【収録情報】
1. チャイコフスキー/レスター・レイク編:小序曲(『くるみ割り人形』から)
2. ヴァヴィーロフ/フォシュトレム編:アヴェ・マリア(カッチーニのアヴェ・マリア)
3. シベリウス/フォシュトレム編:クリスマスの歌『私には富も名声もいらない』
4. コティライネン/H.エロ編:クリスマスの朝の雀
5. コッラン/H.エロ編:ナイチンゲールのクリスマスの歌
6. ユルハ/フォシュトレム編:クリスマスの歌
7. カスキ/アムプヤ編:小屋は雪の下に眠る
8. ヒュルキラ:わたしのクリスマスの夢
9. スンドクヴィスト/フォシュトレム編:クリスマスの話
10. フォシュトレム:雪の天使
11. ランドル・アラン・ベース:クリスマス・イブ
12. ジョニ・ミッチェル/スンマネン編:River
13. ヒュー・マーティン/ヘイッキネン編:Have Yourself a Merry Little Christmas
14. アダン/ヘイッキネン編:クリスマスの歌『聖らに星すむ今宵』
ヘルシンキ警察シンフォニック・バンド
ヘレナ・ユントゥネン(ソプラノ:2,4,9,11-13)
ミカ・ポホヨネン(テノール:3,5-7,14)
サミ・ルースヴオリ(指揮)
録音時期:2020年7月、8月
録音場所:フィンランド、カウニアイネン、ニュー・パヴィリオン
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
制作:ヘイッキ・エロ
録音:マルック・ヴェイヨンスオ