グルーバー、ハインツ・カール(1943-)

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CD 輸入盤

打楽器協奏曲集 コリン・カリー、ヨン・ストゥールゴールズ、ファンホ・メナ、BBCフィル

グルーバー、ハインツ・カール(1943-)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
CCR0004
組み枚数
:
1
レーベル
:
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明


打楽器協奏曲の可能性を極めに極めた大興奮のパーカッショニズムが炸裂!
コリン・カリーが縦横無尽に叩きまくる圧倒的超絶演奏!


ライヒも認める凄腕パーカッショニスト、コリン・カリーによる自主レーベル「コリン・カリー・レコーズ」から初の協奏曲アルバムが登場! ウィーン少年合唱団出身でコントラバス奏者でもあるウィーンの作曲家ハインツ・カール・グルーバーの2作品を収録。いずれも打楽器協奏曲の可能性を極めに極めた目の回るような超絶技巧が満載、いったい何種類の打楽器を叩いているんだという怒涛のパーカッショニズムが炸裂します。対するオーケストラも細かく書き込まれていて大迫力の音響。使われる響きはポップな和声あり、おどろどろしい不協和音あり。格好よくエネルギッシュな展開も魅力です。ライヒはもちろん、吉松 隆あたりが好きな方人なら一発で気に入るでしょう。
 『ROUGH MUSIC』(1982-83)は打楽器協奏曲というジャンルを決定的に塗り替えた快作。高度にして大胆な作曲技法を駆使し、伝統的なしがらみから解放された真に自由で創造的なソロが興奮を煽ります。タイトル通りの「荒々しさ」を持つ「どんちゃん騒ぎ」ながら入念に書き込まれコントロールされたスコア。第1楽章はリズミカルで刺激的で、またポップな美しさも兼ね備えています。第2楽章はコリン・カリーが「カーチェイス。運転席にはアイヴズの亡霊。副操縦士のベルクがヴィブラフォンの歌に合わせて誘導する」と表現する興奮の音楽。第3楽章はしっかりと曲全体をまとめ上げる見事なフィナーレで、同時にシンセサイザーが鳴ったりサティやアンリ・ソーゲが暗喩的に用いられたりと興味の尽きないアイデアの饗宴。
 『INTO THE OPEN...』(2015)は単一楽章の協奏曲。2009年に亡くなった音楽評論家でクルト・ヴァイルの研究者であるデイヴィッド・ドリューへの追悼作品であり、暗く薄い響きが支配的です。この曲想にして現代打楽器書法最新の試みがなされ、また管弦楽も表情豊かにシンフォニックに書かれているのはある意味挑戦的。不穏な序奏から次第にゆっくりと時間をかけて、悲しみを乗り越えようとエネルギッシュで闘争的な音楽が沸き上がりますが、古典的なわかりやすい解決はなく悲しみを抱えたままで終止。しかし絶望に対峙せんとする人間的な力強さを描いた音楽が偽りなく感動的で、技巧においてもより一層の冴えを見せています。
 「コリン・カリー・レコーズ」は「LSO Live」が世界的にディストリビューションを行っています。(輸入元情報)

【収録情報】
H.K.グルーバー:
● ROUGH MUSIC(I. Toberac / II. Shivaree / III. Charivari)


 コリン・カリー(打楽器独奏)
 BBCフィルハーモニック
 ファンホ・メナ(指揮)

 録音時期:2013年12月6日
 録音場所:マンチェスター、ブリッジ・ウォーター・ホール
 録音方式:ステレオ(デジタル24bit・44.1kHz/ライヴ)

● INTO THE OPEN...

 コリン・カリー(打楽器独奏)
 BBCフィルハーモニック
 ヨン・ストゥールゴールズ(指揮)

 録音時期:2015年7月20日
 録音場所:ロンドン、ロイヤル・アルバート・ホール
 録音方式:ステレオ(デジタル24bit・44.1kHz/ライヴ)
 BBCプロムスでの世界初演

【コリン・カリー】
1976年エディンバラ生まれ。2000年ロイヤル・フィルハーモニック・ソサエティ・ヤングアーティスト賞受賞。ソリストとしてコンセルトヘボウ管、フィラデルフィア管、ロサンジェルス・フィル、ロンドン響、フィルハーモニア管などと共演多数。またリサイタルや室内楽でも活躍しており、圧倒的なパーカッショニズムで世界を魅了。
 ライヒ、カーター、アンドリーセン、マクミラン、ラウタヴァーラ、アホ、ターネイジらの作品の初演を手がけ、CD録音も多数。自身のレーベル「コリン・カリー・レコーズ」を発足し、さらに魅力的なリリースを続けている。(輸入元情報)

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