中国の音階を取り入れた、ロマン派の響き香る大管弦楽
大量の映画音楽を書き、国際的な名声を得ているドイツの作曲家シュナイダー。WERGOレーベルからリリースされている管弦楽作品のシリーズも、ロマン派的な聴きやすさと豊穣なオーケストレーションが魅力の人気シリーズです。
今作ではフルート独奏を伴う協奏作品が並んでいます。中国の道教や楊貴妃を題材としていて、中国の音階を取り入れた響きが特徴的。「水」は道教を表す重要なテーマであり、自由に形を変えながら流れていく旋律はフルートにぴったり。様々な木々を描く『樹の国』でも、フルートとハープが自然の生命力を美しく表現。『楊貴妃の絵』では妖艶な美と劇的な破滅が、大迫力をもって描かれます。(輸入元情報)
【収録情報】
シュナイダー:
1. 水、限りなき元素〜2つのフルートと管弦楽のための協奏曲(2019)
I. 水は道教への道
II. 真珠の泉の庭
III. 最も低い地の秘密
IV. 二泉映月
V. 水、秘められた力の形
2. 樹の国〜フルート、弦楽とハープのための (2019)
I. 白樺
II. 林檎
III. 栗
IV. 椣
3. 楊貴妃の絵〜フルートと交響管弦楽のための(2015)
I. 古の美人の闇と謎
II. 虹の羽の踊り
III. ライチの香り
IV. 反乱と死
ウカシュ・ドゥゴシュ(フルート)
アガタ・キーラー=ドゥゴシュ(フルート:1)
アグニェスカ・カツマレク=ビアリッツ(ハープ:2)
ダリウシュ・ズボフ(ヴァイオリン:2)
シレジア・フィルハーモニー交響楽団(1,3)
シレジア室内管弦楽団(2)
ミロスラフ・ヤチェク・ブワシュチク(指揮)
録音時期:2020年1月11-14日
録音方式:ステレオ(デジタル)
全曲世界初録音