フィンランドの5人の作曲家と
中国のタン・ドゥンの作品を演奏した21世紀ギター音楽
SACDハイブリッド盤。フィンランドのイスモ・エスケリネン[1971-]は、20世紀スペインのギター音楽を弾いた『魔法の円』や現代作品を集めた『第七感覚』など、主に「Alba」レーベルに録音したユニークなアルバムで知られます。新作の『クロモス』は、フィンランドの5人の作曲家と中国のタン・ドゥンの作品を演奏したアルバムです。
太陽の彩層の活動をイメージしたというセバスチャン・ファーゲルルンド[1972-]の『クロモス』。エスケリネンからソロ曲を頼まれていたカレヴィ・アホ[1949-]が、イラクの伝説的ウード奏者ムニール・バシールのレコードを聴いてインスピレーションを得て作った『ソロ XI』。作曲家オッリ・ムストネン[1967-]の「ドラマティコ、コン・ルバート」「ミステリオーゾ、コン・ルバート」「コン・フォーコ」の3楽章の『ギター・ソナタ第2番』。タン・ドゥン[1957-]の『7つの欲望』は、彼のギター協奏曲第2番『Yi2』に付随する「音楽ミニドラマ」として作られました。「モダニスト」ユッカ・ティエンスー[1948-]が、変則チューニングのギターとエレクトロニクスを使い「おとぎ話の色彩」の音世界に作った『白昼夢』。ティモ・アラコイティラ[1959-]が「瞑想的コードにより穏やかに終わる」ピアノ曲として書いた『詩編』をエスケリネンが編曲して演奏しています。(輸入元情報)
【収録情報】
● ファーゲルルンド:クロモス〜ソロ・ギターのための(2011)
● アホ:ソロ XI〜ギターのための(2013)
● ムストネン:ギター・ソナタ第2番(2017)
● タン・ドゥン:7つの欲望〜ギターのための(2002)
● ティエンスー:白昼夢〜ギターとエレクトロニクスのための(2016)
● アラコイティラ/エスケリネン編:詩編(2015)
イスモ・エスケリネン(ギター/Gabriele Lodi, 2011)
録音時期:2018年4月
録音場所:フィンランド、フュヴィンカー、フュヴィンカーホール
録音方式:ステレオ(DSD/セッション)
制作・録音:サイモン・フォックス=ガール
SACD Hybrid
CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD 5.0 SURROUND
BIS ecopak