九十八歳になった私 講談社文庫

橋本治

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784065183304
ISBN 10 : 4065183308
フォーマット
出版社
発行年月
2020年01月
日本
追加情報
:
256p;15

内容詳細

「一体今日は、いつなんだろう?もうすぐ九十八だ。多分」ゆとり世代(もう五十だけど)の編集者に「戦後百一年」なんて原稿頼まれたり、ボランティアのバーさんが紅白饅頭持ってきたり。東京大震災を生き延びた独居老人の「私」が、老境の神髄を愉快にボヤく、人生賛歌の物語。ああ、年を取るのはめんどくさい!

目次 : 九十八歳になる私/ 九十八歳になった私/ 国会解散の巻/ ロボット君の巻/ 白紙の巻/ 病院に行ってましたの巻/ 女はこわいよの巻/ プテラノドン退治の巻/ 九十九歳になっちゃうじゃないかの巻/ メロンの娘の巻〔ほか〕

【著者紹介】
橋本治 : 1948年、東京生まれ。東京大学文学部国文科卒業。イラストレーターを経て、’77年、小説『桃尻娘』を発表。以後、小説、評論、戯曲、エッセイ、古典の現代語訳など、多彩な執筆活動を行う。’96年、『宗教なんかこわくない!』で新潮学芸賞、2002年、『「三島由紀夫」とはなにものだったのか』で小林秀雄賞、’05年、『蝶のゆくえ』で柴田錬三郎賞、’08年、『双調 平家物語』で毎日出版文化賞、’18年、『草薙の剣』で野間文芸賞を受賞。’19年、逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ミカママ さん

    読んだ・・・としたが、実は1/4くらいで挫折。ときどきピカりと光る名言もある中、まさに老齢化の進んだお年寄りの繰り言を聞いているようで楽しくない。ほかに読みたい作品がたくさんあるので・・・。

  • じいじ さん

    あと30年! 自分は「こうなっているだろう?」と作家・橋本治氏が、空想・妄想をめぐらせた私小説。氏の年とともに、その頑固さにも拍車が掛かり面白い。あまりに奇想過ぎて爆笑してしまう場面も…。歳をとっても過去、現在、未来の区別がつくうちは、まだ大丈夫…と強気に仰る。齢八十を直前にして私も、九十八歳までは自信はないが、願わくば八十八歳(米寿)までは呆けずに愉しく本が読めればありがたい、と思っている。残念ながら、著者の橋本氏は、道半ばにして鬼籍に入られてしまいました。〈合掌〉

  • takao さん

    ふむ

  • ばけうめ さん

    最初、本当に98歳の人が書いたエッセイなのかと勘違いしてしまいました。 当時68歳の作家が30年後の「未来小説」を書いたということがあとがきを読んでわかりました。 面白いか面白くないかと言われると微妙だが、それがこの 小説の特徴であり、個性でもあるのかな。

  • Jack Amano さん

    「桃尻娘」以来のファンです(一応)。「窯変 源氏物語」なんかも大好きです。彼の妙に細部にこだわったニッチな話が面白い。笑えます。そこの面白さを面白いと思えない人には、「何これ?」という話になってしまうのだろうという危うさもある。一般向けというよりは、橋本治ファン向けの本です。でも、98歳にならずに2019年に70歳で亡くなられたのは残念でなりません。

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橋本治

1948年東京生まれ。東京大学文学部国文科卒。77年『桃尻娘』で講談社小説現代新人賞佳作。以後、小説・評論・古典の現代語訳・戯曲・エッセイ等、あらゆるジャンルで精力的な執筆活動を行う。96年『宗教なんかこわくない!』で新潮学芸賞、2002年『「三島由紀夫」とはなにものだったのか』で小林秀雄賞、05年

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