過去と現代、東洋と西洋の対比
1950年ドイツ生まれ、ロマンティックな響きを用いて大管弦楽のための作品を書き、映画音楽も多く手がけているエンヨット・シュナイダー。WERGOレーベルが継続してリリースを重ねている作曲家です。
今回のアルバムには古典音楽と現代音楽、西洋音楽と東洋音楽といった2つの世界を組み合わせてイマジネーションを拡げ作曲された音楽を収録しています。各曲もベートーヴェンを題材に用いた(1)では若いころの力強い書法と晩年の難解な書法を対比させ、笙をソロに用いた(3)は曲名の通り「陰と陽」の対比を描くなど、対比がテーマとなっています。(輸入元情報)
【収録情報】
E.シュナイダー:
1. 歓喜、ベートーヴェンの自由〜管弦楽のための(2017)
2. 舞い上がるモーツァルト(未完のオーボエ協奏曲 K.293についての考察)〜オーボエと管弦楽のための(2015)
3. 陰と陽〜笙と管弦楽のための(2017)
4. 内なる世界 〜管弦楽のための(2002/03, rev. 2018)
ユリアナ・コッホ(オーボエ:2)
ウー・ウェイ(笙:3)
イェーナ・フィルハーモニー管弦楽団
ジモン・ガウデンツ(指揮)
録音時期:2019年3月11-14日
録音場所:イェーナ
録音方式:ステレオ(デジタル)