CD 輸入盤

ジーナ・バッカウアー/マーキュリー・マスターズ(7CD)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
4844358
組み枚数
:
7
レーベル
:
:
Australia
フォーマット
:
CD
その他
:
限定盤,輸入盤

商品説明


男性中心の時代に活躍し、人気を博したギリシャの女性ピアニストの録音集

「マーキュリー・リヴィング・プレゼンス」の7つのアルバムを初めてまとめて新規リマスタリングした、ジーナ・バッカウアー録音集の集大成。聴衆をわくわくさせ、固定観念に挑んだギリシャの女性ピアニストです。
 1913年にアテネで生まれ、ブゾーニの弟子にバッハを、ラフマニノフにブラームスを、そしてコルトーにラヴェルを学びました。人生の半ばにはナチスにより家族を亡くすという不幸に見舞われましたが、計り知れない教養と強い意志を持ったひとりのピアニストとして世に出ました。彼女の録音はレパートリーのほんの一部です。
 アロイジウス・ベルトランの3つの詩に想を得て作曲された『夜のガスパール』では、サー・ジョン・ギールグッドによる詩の朗読を曲の間に挟むというユニークな構成です。
 男女差別が今より顕著だった時代、ストラヴィンスキーの『ペトルーシュカ』からの3楽章を録音した初めての女性ピアニストでもありました。
 オリジナル・ジャケット仕様。(輸入元情報)


【収録情報】
Disc1
● ブラームス:ピアノ協奏曲第2番変ロ長調 Op.83


 ジーナ・バッカウアー(ピアノ)
 ロンドン交響楽団
 スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ(指揮)

 録音:1962年7月、ロンドン/ステレオ
Disc2
● ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番変ホ長調 Op.73『皇帝』


 ジーナ・バッカウアー(ピアノ)
 ロンドン交響楽団
 スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ(指揮)

 録音:1962年7月、ロンドン/ステレオ
Disc3
● ストラヴィンスキー:『ペトルーシュカ』からの3楽章(ロシアの踊り/ペトルーシュカの部屋/謝肉祭)
● ショパン:ポロネーズ第6番変イ長調 Op.53『英雄』
● リスト:ハンガリー狂詩曲第12番嬰ハ短調 S.244-12
● ブラームス:パガニーニの主題による変奏曲 Op.35〜第2巻


 ジーナ・バッカウアー(ピアノ)

 録音:1963年2月、ニューヨーク/ステレオ
Disc4
ショパン:
1. ピアノ協奏曲第1番ホ短調 Op.11
2. 夜想曲 嬰ハ短調 Op.27-1
3. 12の練習曲 Op.25〜第11番イ短調『木枯らし』
4. 12の練習曲 Op.25〜第1番変イ長調『エオリアン・ハープ』
5. 12の練習曲 Op.25〜第12番ハ短調『大洋』


 ジーナ・バッカウアー(ピアノ)
 ロンドン交響楽団(1)
 アンタル・ドラティ(指揮:1)

 録音:1963年7月、ロンドン(1)、1964年3月、ニューヨーク(2-5)/ステレオ
Disc5
ベートーヴェン:
1. ピアノ協奏曲第4番ト長調 Op.58
2. ピアノ・ソナタ第9番ホ長調 Op.14-1


 ジーナ・バッカウアー(ピアノ)
 ロンドン交響楽団(1)
 アンタル・ドラティ(指揮:1)

 録音:1963年7月、ロンドン/ステレオ
Disc6
● ラヴェル:夜のガスパール

 1. オンディーヌ(朗読)
 2. 第1曲『オンディーヌ』
 3. 絞首台(朗読)
 4. 第2曲『絞首台』
 5. スカルボ(朗読)
 6. 第3曲『スカルボ』

ドビュッシー:
● ピアノのために(前奏曲/サラバンド/トッカータ)
● 前奏曲集 第1巻〜第10曲『沈める寺』
● 前奏曲集 第2巻〜第5曲『ヒース』
● 前奏曲集 第1巻〜第1曲『デルフィの舞姫』


 ジーナ・バッカウアー(ピアノ)
 サー・ジョン・ギールグッド(英語朗読)

 録音:1964年6月、ロンドン
Disc7
ショパン:
1. ピアノ協奏曲第2番ヘ短調 Op.21
2. 幻想曲 ヘ短調 Op.49


 ジーナ・バッカウアー(ピアノ)
 ロンドン交響楽団(1)
 アンタル・ドラティ(指揮:1)

 録音:1964年6月、ロンドン/ステレオ


ユーザーレビュー

総合評価

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どの曲も実在感に富んだ素晴らしい演奏で、...

投稿日:2022/09/24 (土)

どの曲も実在感に富んだ素晴らしい演奏で、ブラームス、ベートーヴェン、ショパン等の大曲を正攻法で豪快に弾ききっているが、情緒にも欠けていない。特に感銘を受けたのは、ラヴェルとドビュッシーで、鮮やかなテクニックと美しい音色に惚れ惚れとする。年数経過にも関わらず録音が驚くほど鮮明で、オケ、ピアノともども最新録音と思えるほど。半世紀も前の記録が良好な状態で残されていたことに驚いた。これは、注目すべきセットだ。

tamos57 さん | 神奈川県 | 不明

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ジーナ・バッカウアーののマーキュリーへの...

投稿日:2022/07/17 (日)

ジーナ・バッカウアーののマーキュリーへの録音の全てがCDで出されることには信じられねほどの嬉しさがある。この20年ほどで、ほとんどのものはCDで出されているので、何を今更と思う人もいるだろうけれど、ポロネーズ第6番変イ長調 Op.53『英雄』、Disc4の夜想曲 嬰ハ短調 Op.27-1、練習曲 Op.25〜第11番イ短調『木枯らし』、練習曲 Op.25〜第1番変イ長調『エオリアン・ハープ』、12の練習曲 Op.25〜第12番ハ短調『大洋』、Disc7の 幻想曲 ヘ短調 Op.49 のショパンの6曲が何故かCD化されるときに落とされてしまっていたのだ。同じようにCDでほとんどを持っている人も多いだろうと思うが、私はこの6曲だけのためにこのセットを買うことに躊躇いはない。50年以上手放せずにいるLPをやっと処分できるというものだ。 バッカウアーの『英雄ポロネーズ』をまだ聴いていない人は、実に幸せだ。この何百種類の録音がある曲の中で、この演奏は「最高の名演」ではないかもしれないが「最高にエキサイトする演奏」であることに間違い無いと思うのだ。 とにかく聴いていただきたい。あの左手のオクターヴの連続が、ものすごいスピードで記譜されている一オクターヴ下まで降りていくのだが、こんなに勝手な改変は他の誰もがやっていない。まさにラフマニノフ流なのだ。 傍若無人な改変と言われるラフマニノフが演奏したショパンの『葬送行進曲』も初めて聴いたときにひっくり返るほど驚いたが、それに勝るほどの興奮させられる演奏であることに間違いない。 もちろん他の曲も荒っぽいと言っても良いほどの大柄でちょっと雑な20世紀前半のヴィルティオーゾの演奏で、この手の演奏が好きな人には応えられない魅力を持っている。

どんのぺりこ さん | 東京都 | 不明

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