「地球の男にあきたところよ」柏木由紀&渡辺麻友がピンク・レディーをカバー

2017年10月28日 (土) 08:00

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今年(2017年)、没後10年(8月1日)、作詞家50年(11月5日)、生誕80年(2月7日)のトリプルメモリアルイヤーを迎えた作詞家・阿久悠。生涯5,000曲以上の作詞を手がけ、シングル総売上枚数6,800万枚、日本レコード大賞を5度受賞という超人的な活躍を遂げた昭和のレジェンドの1人だ。

そんな "怪物" 作詞家をリスペクトする豪華アーティストが参加したトリビュート・アルバム『地球の男にあきたところよ〜阿久悠リスペクト・アルバム』が11月15日(水)にリリースされることが発表された。阿久悠が手がけた多種多彩なヒットソングをカヴァーしたアーティストと楽曲は以下の通り。世代もジャンルも超えた今を代表するアーティストたちが、それぞれのリスペクトの想いを込めて、名曲に新たな息を吹き込んでいる(福山雅治、コ永英明、玉置浩二、森進一は既存の音源を再録)。

CD収録内容

01. いずこ〜ふたたび歌を空に翔ばそう / リリー・フランキー(未発表詞・朗読)
(BGM「空色の歌」作曲:奥田 弦 ピアノ:奥田 弦)


02. UFO / 柏木由紀&渡辺麻友(AKB48)(オリジナル:ピンク・レディー)
(作曲:都倉俊一 編曲:上杉洋史)


03. 勝手にしやがれ / 福山雅治【既存音源】(オリジナル:沢田研二)
(作曲:大野克夫 編曲:井上 鑑)

04. ジョニィへの伝言 / 新妻聖子(オリジナル:ペドロ&カプリシャス)
(作曲:都倉俊一 編曲:五十嵐宏治)

05. また逢う日まで / クレイジーケンバンド [NHKスタジオLIVE](オリジナル:尾崎紀世彦)
(作曲:筒美京平 編曲:クレイジーケンバンド)

06. あの鐘を鳴らすのはあなた / コ永英明【既存音源】(オリジナル:和田アキ子)
(作曲:森田公一 編曲:坂本昌之)

07. ロマンス / 田村芽実(オリジナル:岩崎宏美)
(作曲:筒美京平 編曲:Asu)


08. 青春挽歌 / 曽我部恵一(オリジナル:かまやつひろし)
(作曲:筒美京平 編曲:曽我部恵一)

09. たそがれマイ・ラブ / 斉藤和義(オリジナル:大橋純子)
(作曲:筒美京平 編曲:斉藤和義、崩場将夫、山口寛雄、真壁陽平、河村吉宏)

10. 舟唄 / 浜田真理子(オリジナル:八代亜紀)
(作曲:浜 圭介 編曲:浜田真理子、久保田麻琴)

11. 時代おくれ / 玉置浩二【既存音源】(オリジナル:河島英五)
(作曲:森田公一 編曲:玉置浩二)

12. 熱き心に / 森 進一【既存音源】(オリジナル:小林 旭)
(作曲:大瀧詠一 編曲:川口 真)

13. この街 / 林部智史(未発表詞・新曲)
(作曲:吉田拓郎 編曲:武部聡志)


このたび発見された数百に及ぶ阿久悠の未発表詞から、2篇の詞がこのアルバムのために選ばれレコーディングされた。CDのオープニングを飾る「いずこ〜ふたたび歌を空に翔ばそう」は、リリー・フランキーによる朗読。大ヒット曲を連発した1970年代から80年代に時代が移り、ウォークマンが普及した世の中を「歌が空を飛ばなくなった」と表現していた阿久悠の想いが込められた作品を、16歳の天才ピアニスト奥田弦のピアノに乗せて、21世紀のこの空に飛翔させている。

そして、アルバムのラストにおさめられた「この街」(歌:林部智史)は、吉田拓郎が阿久悠の未発表詞に作曲した注目のナンバー。吉田が阿久とタッグを組むのは、1978年に石野真子に提供した「狼なんか怖くない」や「わたしの首領(ドン)」以来、約40年ぶりのこと。「人間は夢みて生きるもの」という阿久悠が生涯持ち続けたであろう希望のメッセージに、これぞ "拓郎節" といいたくなる人間味にあふれるキャッチーなメロディーが付き、名曲が誕生した。この歌を託されたのは、2016年のデビュー曲「あいたい」がロングセールスを続けて注目された実力派シンガーの林部智史。"稀代のクリスタルボイス" によるハートウォーミングな歌唱が、この詞に息を吹き込んだ。

以上、11篇のカヴァーと2篇の新曲の計13曲を収録。時代とともに歩み続けたモンスターにふさわしい現在進行形のトリビュート企画。このアルバムをさらに楽しんでもらうために、生産限定盤には、全184ページにも及ぶ豪華別冊BOOKが付属している。その内容は、阿久悠とともに時代を併走したパートナーである作曲家・ディレクターからの貴重な証言をまとめたインタビュー集。小林亜星、大野克夫、森田公一の作曲家3氏と、作詞家デビュー「朝まで待てない」(ザ・モップス)のディレクター武田京子氏、沢田研二の一連のヒット曲を手がけた木ア賢治氏へのロング・インタビューが掲載されている。

また、アルバムの制作ノートとして各収録曲の解説と、"地球の男にあきたところよ" というタイトルナンバーでもある「UFO」をカヴァーした柏木由紀&渡辺麻友(AKB48)へのレコーディング直後のインタビューも収録。さらに、1997年に通販限定で発売された、作詞家30年記念のCD14枚組BOX『移りゆく時代 唇に詩 阿久悠大全集』の別冊解説書に掲載された4万字に及ぶ阿久悠自身へのロング・インタビュー(文・構成:北沢夏音)も再録し、これだけで単行本として刊行できそうな大変豪華なものになっている。

なお、阿久悠メモリアルイヤーを記念して、11月17日(金) 18日(土)の2日間、東京国際フォーラム(ホールA)にて、阿久悠リスペクトコンサートが行われる。阿久悠と同じ時代を生きたレジェンド歌手から、阿久悠をリスペクトする世代の若手まで、2日間で述べ27組のアーティストが出演し、50曲以上の阿久悠作品が歌われる注目の公演となる。

リリー・フランキー コメント

阿久悠さんの未発表の詞が朗読できて本当に光栄に思います。
歌謡曲が、カッコよく、文学的で、楽しいものだと
教えてくれたのが阿久悠さんです。
これからも、阿久さんの歌はずっと歌い継がれていくと思いますが、
こうして、まだメロディーのついていない言葉が出てきたのは、
阿久さんがまだどこかで本当は創作されていて、
それをこっそり出してきたような、そんな気がして、
すごくうれしい気持ちになりました。

奥田 弦(BGM作曲・ピアノ) コメント

阿久悠さんの詞が頭の中に入った瞬間にメロディーラインが浮かんできて、
歌詞ひとつでこんなに訴えられるんだということに感動しました。
リリーさんが歌うように詞を読み上げ、それにあわせて演奏していくことが、
よい体験になったと思います。

柏木由紀&渡辺麻友(AKB48) コメント

2人で本当に息をぴったり合わせようと、心を通わせながら猛練習しました。
ピンク・レディーさんの「UFO」をリスペクトしつつ、
どこかに私たちらしさが散りばめられていると思うので、
恐縮ではありますが、比べて聴いていただけると光栄です。

新妻聖子 コメント

「ジョニィが来たなら伝えてよ 2時間待ってたと」
こんな斬新な歌い出しはなかなかありません。
いかようにも物語を想像できる設定の豊かさ。
歌詞が十分に語ってくれるので、私はその流れに
身を任せてレコーディングをさせて頂きました。

コ永英明 コメント

女性アーティストの名曲をカヴァーさせて頂いたVOCALISTシリーズの中で、
「あの鐘を鳴らすのはあなた」の希望に満ちた歌詞とメロディーはまさに名曲。
残念ながら、阿久悠さんとは直接お会いしたことはないのですが、
今回トリビュート・アルバムに選曲して頂き、光栄でした。

田村芽実 コメント

「ロマンス」の歌詞には、強い女性でありながらも弱い部分が見え隠れする、
そんな女性の感情が表現されていて、とても魅力的だなと感じました。
歌を通して時代を変えようとされていた阿久悠さんの世界、そして、
平成版の「ロマンス」を感じていただけたらうれしいです。

曽我部恵一(サニーデイ・サービス) コメント

阿久悠さんの歌詞で印象的なのは、ピンク・レディーのもの。
物心ついたばかりの心にもそのアナーキーさは届いた。
音楽の自由さ、好き勝手さを知った初めてだっただろう。
今回「青春挽歌」を歌わせていただき、決められた字数などの制限の中、
精神を遠く高く飛ばすための実験性に溢れていることに気づいた。
それと、口に乗ったときの気持ち良さ。
これがなければ、どんな実験性も意味はない。

浜田真理子 コメント

「舟唄」はポルトガルのファドをイメージして歌いたい。
そのことを久保田麻琴さんに伝えたら、
バイオリンの喜多直毅さんと12弦ギターの笹久保伸さん、
そしてベースの加瀬達さんを誘ってくださいました。
録音を終えた時、喜多さんが「この店に行ってみたいですね」と言いました。
それは北国にあるかもしれないし、日本海側にあるような気もするし、
外国かもしれない。どこにでもあるようでどこにもない。
そんな幻の酒場を歌った歌なのかもしれません。

林部智史 コメント

未発表の詞「この街」は曲が出来上がる前に読ませていただきました。
率直に素敵な詞だと思いました。いつの時代も人間という存在は儚く、
それでいて尊い存在なんだなと感じました。
阿久悠さんの伝えたいメッセージが、吉田拓郎さんの創る曲の世界観と
合わさった時、まるで元からあったかのような、素敵な曲になりました。
実際にレコーディングにも拓郎さんに来ていただき、歌い方のアドバイス
などをしていただきました。
これからの歌手人生の中でも、このような機会はまず経験できないことだと
思います。「この街」のメッセージを、僕が伝えていけるように、
歌手として成長できたらと思います。

作品情報


『地球の男にあきたところよ 〜阿久悠リスペクト・アルバム』
2017年11月15日(水)発売

【生産限定盤特典】
別冊BOOK(全184ページ)内容
●インタビュー 2017(取材:北沢夏音)
“朝まで待てない”武田京子(ディレクター)
“ハッピーじゃないか”小林亜星(作曲家)
“あの鐘を鳴らすのはあなた”森田公一(作曲家)
“勝手にしやがれ”木ア賢治(ディレクター/ブリッジ代表)
“時の過ぎゆくままに”大野克夫(作曲家)スペシャルメッセージ
●阿久悠リスペクト・アルバム
・制作ノート
・スペシャル・インタビュー:柏木由紀&渡辺麻友(AKB48)
●阿久悠ロング・インタビュー'97 再録(文・構成:北沢夏音)
※1997年5月21日発売『移りゆく時代 唇に詩 阿久悠大全集』(CD14枚組)別冊解説書より



コンサート情報


没後10年・作詞家50年メモリアル
「阿久悠リスペクトコンサート」〜君の唇に色あせぬ言葉を〜

2017年11月17日(金) 開場16:00 / 開演17:00
2017年11月18日(土) 開場13:00 / 開演14:00
会場:東京国際フォーラム・ホールA
料金:全席指定 12,000円(税込)

出演者:(※50音順)
17日(金)
石野真子、五木ひろし、大橋純子、北原ミレイ、木の実ナナ、ゴスペラーズ、ささきいさお、Char、新妻聖子、林部智史、MAX、八代亜紀、山本リンダ、和田アキ子
18日(土)
石川さゆり、石野真子、岩崎宏美、大橋純子、北原ミレイ、Char、新妻聖子、BOYS AND MEN、増田惠子(ピンク・レディー)、MAX、松下優也(X4)、森進一、山本リンダ



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