HMVインタビュー:Coffee & Cigarettes Band
Tuesday, July 21st 2009
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DJとしてのスタンスにこだわる自分達がプレイしたいトラックを作りたいと、六本木Roots-N(現在、Ucess The Lounge)のパーティCoffee & CigarettesでDJしていたKENSEIとSagaraxxの2人を中心に結成したユニットCoffee & Cigarettes Bandが待望のフル・アルバムを完成。音楽関係者や同じDJ達から熱烈な支持を得ている彼らにいろいろとお話を伺ってみました。(インタビュー 久保寺 智)
- --- テーマって、夏っぽい感じがあったりするじゃないですか。 リリースする時期もそうなんですけど、それってあらかじめ設定されてたテーマだったりするんですか?
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K:作っていってる途中に、iTunesのフォルダにC&CサマーとかC&Cエレクトリックとか名前を勝手につけて入れてって、曲を分けてて。
- --- 自分たちの中でのジャンルわけみたいな。
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K:そうそう。C&Cサマーがけっこうたまってて、もう一年ぐらい前に出そうって。 せっかくまとまってるし、ずっと聴いてたんだけど、去年の夏とかはいい感じだったから。
- --- そうですね、夏にはピッタリだなと思って。
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K:ま、でも、夏じゃなくても全然聴ける感じのものかなと思うんだけど、夏にはすごくハマる。
- --- そうですね、ハマりますね。 なんかChill Outってイメージがあって…。 ビーチでつかれた後に夕方あたりに聴いてもいいだろうし。
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S:そういう風にとらえる人も多いんだろうなって。 僕らよりも久保寺くんの世代の方が、そういう捉え方をする人がいるだろうし。 フェスティバルの後に聴くとか。 僕ら…、僕らって言い方も嫌なんですけど、僕以上、KENSEIくん未満の世代には、ドライブで聴くとかって感覚の人もいるし、そうやってChill Outって感覚は次世代みたいな感覚の人もいるだろうし。 それは印象深いですね。Chill Outってのはそれはそれで全然いいと思います。
K:解釈は自由だからね。 俺とかはもうね、生活の中の音みたいなのがあったりして。 料理作るときに聴いてるとか、ダラダラして聴くっていうよりかはお茶してるときに聴くとか。 集中して聴くっていうよりも、「ながらミュージック」的な。何かしながらみたいなでもあるし。 俺らやっぱりDJだから、楽曲よりトラックものみたいなのが好きなところがあって、俺の世代だと特に、ケニー・ドープとかさ、DJ SMASHとか、まぁ、そういうトラック物っていうDJミュージックみたいな、DJがパーツとしてかけるみたいなそういう音楽って自然に通ってきたんだけど、そういうのがなくなってきてた時期にそういうものを作ろうと思ったんだけど、でも時代感としては、ぜんぜん違う印象にはなってる。 ネタ感が違うからなのかもしれないけど。そういう感覚でもあるんだよね。
- --- なるほど。
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K:DJトラック的な。
- --- すごくハネてる感じもありますもんね。 Chll Outといいつつも、ダンスフロアとかでかかったらグランドビートじゃないけど、Soul II Soulとか、あの辺の時代のBEATの跳ねる感じがすごい出ていると思ってて、踊りやすいトラックでもあるなと。 それってDJトラック的なってKENSEIさんが言っていたようなものが意識ぜずに自然に出ているんでしょうね。
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S:にじみ出ちゃってるんじゃないですかね。 そういうBEAT感が。マッシヴアタックとかSoul II Soulとか、90年代。そういうのって生活でも聴けたし、DJでもそういう曲がフロアでかかるみたいなのあったじゃないですか。 割と今は、生活っていうのと踊る音楽って分断されちゃってるもの多いですし。 そういうカルチャーに育ってるDJとしての感覚も出てると思いますよね。自然に。 そこははずしたくないっていうか。
- --- 相良くんは、岩城健太郎さんとマージナルダブってイベントを 横浜でやってたじゃないですか。その時は今のようなイメージがあまりなくて 4つ打ちをPLAYしているイメージがすごく強いんですね。 そこが、マージナルダブの最後の方は今に繋がってくるようなHIPHOPが前にでてきたなと思っています。その辺の環境の変化とか、感情の変化って覚えていますか?
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S:そういうものがあんまりおもしろくなくなったんだと思うんですよね。 かけてたものは良いと思ってかけてたと思うんですけど、 多分、かけ飽きたというか、後半になったらそれこそ最近またかけてるけど、JaylibのChanpion Soundとかをマージナルダブでかけ始めてた感じで。 だからそういう方がおもしろいんじゃないかって思っていたんだと思うんですよね。 そういうHIP HOPだったりブレイクビーツの、フロアでこうですよって言ってるような音楽じゃないタイプの音楽が入って来て、そっちがおもしろいと思い始めちゃったんだよね。
- --- 単純に楽しみ方が変わってきたと。
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S:例えば「Sound of L.A 」がおもしろいと思ったり。コンピ2枚出たでしょ?
- --- 出ましたね。
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S:あれとかの、最初の「From L.A With Love」。
- --- ああいう人間らしさのこもった作品は僕もとても好きです。何でもない人が手挙げて「じゃあ集まれー」みたいな感じで生まれた作品ですし、皆で楽しみながら知恵を共有して新しいもの生み出すような。
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S:だから途中でそういう感じで自然に変化してたかな。
- --- なるほど。そこからのこういう出会いだったりもしますもんね。
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S:そうですね。 けっこう急激な変化だったかもしれないですね。
- --- 急激に変化した時期ってそのくらいの時期なんでしょうね。そこが今につながっているんですね。 地元、町田の仲間クロマニヨンや山仁さんとの活動もしているじゃないですか。町田のクルーって、当時ずっと一緒にイベントをやっていた仲間じゃないですか。今も町田のクルーでイベントってやってるんですか?
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S:今はやってないです。
- --- 今は個々がそれぞれの活躍をしていますが、昔からこうやって行こう、みたいな目指す道はあったんですか?
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S:いや、ないっすよ。 今でもないし、それは。これからもそういう感じではない。 それぞれの活動があってやれることを手伝い合う、みたいな感じなんで、どんどん年々薄らいで行くというか。いい意味でね。 個人に還ってきてるのかな、と最近思います。 どこから生まれたの?って言われるとそこで育ってるんだけど、そこで育ってるからどうなの?って話になってると思ってて。 だから、Q-ILLもそうだし。 みんなやりたいことをやる時期なんだなっていう。 その上での手伝えることを手伝い合うっていうスタンスに変わってきてます。 それはほんと、今年すごく感じてて、去年から今年にかけての変化ですね。 だから、 C&C3周年のイベントでもクロマニヨンがやってくれたけど、別に町田だからやってくれたっていうよりもC&Cを気に入ってやってもらっている…。 重要なのは今でも音楽をやってるってことだったり。 そういうことなんじゃないかってすごく感じますね。
- --- みんなで継続して音楽を楽しもうっていうシンプルな感情ですね。
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S:そうですね。大きな意味で東京ととらえてる。 みんながとらえ始めてると言うか。
- ---相良くん、ずっと東京ですもんね。
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S:そう。 住所は今はまだ横浜だけども、今でもこれから先も変わらない、とは思ってます。 東京でやって行くっていう。
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- Love Thing
Coffee & Cigarettes Band - 2009年7月25日発売
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- Wonderwheel Presents Jazz Loves Dub
Dj Kensei - 2009年7月15日発売
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- トウキョウシティブルーズ
Sagaraxx - 2008年5月発売

Coffee & Cigarettes Band…DJとしてのスタンスにこだわる自分達がプレイしたいトラックを作りたいと、2006年、六本木Roots Nで毎月弟4火曜日に開催しているイベント【Coffee & Cigarettes】(現在は原宿UCで開催)でDJしていたDJ KENSEIとSagaraxxの2人が中心となりスタート。 互いに東京で生まれ育ち、今現在も毎晩DJとして、東京の街を漂流し続けているDJの視点が、自然にフィートバックされたトラックは、周りのDJや、ミュージシャン、アーティスト達に好評を得る。 アナログに対する質感を大切にしながら、今鳴って面白いと思う音を追求し楽曲制作を行う前進的姿勢は、80年代後半〜90年代のHipHopに(確かに)“あった”Jazz、Funk、Soul、Rock、RareGroove等を多種多様に取り込んだ、自由で創造的な素晴らしいフィーリングにも通じる。 現在、アナログ12インチ「STEP」<Roots1music>、7インチ「Thursday」<Tribe>、<Roots1>コンピレーションEP『V.A./ROOTS N』、「V.A./Bontako Sound EP1」、<RUDEMENTS>からのCD『Basterd Jazz presents JAZZ LOVES DUB』(Remix楽曲参加)等を精力的にリリース。 自由なエネルギーに満ちたCoffee & Cigarettes Bandの楽曲は、そんな創造的なヒップホップをいま一度再生させ、自分達が生きる街に光を当てるだろう。
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