F.I.Bインタビュー2

2009年2月27日 (金)

 




ついに3月4日に発売になるF.I.Bの初フルアルバム『FIGURE』。前作『FILL IN THE BLANKS』においても、他のバンドとは違った、はちきれんばかりのエネルギーを強く感じるバンドでしたよね。今作は、瑞々しさは残しつつも、理想の形がしっかりと表現された傑作が完成!今回はボーカルの中途さんとドラムの健太さんにインタビューを敢行。アルバムのことやライブの話、バンドのことなどいろいろと聞いてみました。

それでは、F.I.Bのインタビューをお楽しみ下さい!

INTERVIEW & TEXT : 原(HMV ONLINE)
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レコーディングが終わって、1本目のライブとか、
気持ち悪いくらいみんな笑っていました(笑)。
その時に改めてライブがどれだけ楽しいというのを実感し直しました。

――レコーディングはどれくらいかかりましたか?

中途:日程では16日間あったんですけど、実際は15日間くらい。

――曲のアレンジにきっと時間がかかりますよね?

中途:曲によりけりですね。でも今回は、結構スムーズにいったと思います。前に比べて、バンドとしてやろうとしていることが明確だったんで、あまり悩むこともなく、話し合いもスムーズに。

健太:明確だったのはありますね。今、バンドがどの方向を向いてどういう曲作りをしようとしているのかっていう話もみんなでしていたんで。

中途:レコーディング、一番しんどかったのは、健太だと思うんですけど。全部のパートを仕切る立場なんで。

健太:でも、面白かったですよ。

中途:音とかに関しては、僕が聴くんですけど。でも、スムーズやったんやないかな。その点でもやっぱ、バンドで意見が分かれることも特になく。楽しい感じで笑いながら日本シリーズ見ながらやってました(笑)。

健太:西武が優勝した時には、作業を5分くらい中断して、みんなで喜んでましたね。

――すごい楽しい雰囲気ですね。

中途:楽しかったです!笑いながら。

健太:でも、出番が終わった順番にどんどん開放されていくんですけど、録っているやつの横で終わったやつが超はっちゃけたりとかが、楽しかったですね。絶対、うっとうしいんだろうな、コイツとか思いながら(笑)。

中途:僕は、出番が一番最後なんですよね。それなもんで嫌なんです(笑)。でも、それに全部付き合っている健太もいるんで。エンジニアさんもすごくいい形で出来て良いチームワークで仕上げることが出来たかなと思います。

F.I.B

――ライブも数多くやっていますが、みなさんにとってのライブとはどんなものでしょうか?

中途:非現実的な場所なんかなぁと思います。あたりまえであって、あたりまえじゃないもんかなと思います。自分自身をさらけ出せる場所なんやろなぁと思います。

健太:俺も、そんな感じよね。少なくとも俺にとっては、バンドやっていて一番楽しめる瞬間やと思うんで。レコーディングが終わって、1本目のライブとか、気持ち悪いくらいみんな笑っていました(笑)。たぶん俺も同じくらい笑ってました。その時に改めてライブがどれだけ楽しいというのを実感し直しました。

――結成から、ライブメインでやってこられたわけですよね?

健太:見えなくなってた面白さとかがあったと思うんですよね。それが、期間が開いて改めてスタートしたときに、やっぱ面白いなっていう。

中途:音源もライブにつなげられるかっていう、その現場があるからやれるかなっていう部分が強いですね。

――やっぱり、CD聴いたらライブに来て欲しいって気持ちは大きいですか?

中途:はい!そこで会わずにどこで会うっていう(笑)。という気持ちで、作品は作っていますね。

――ライブにつながる作品制作なんですね。

健太:逆にライブやと、作品に繋げられるライブをしたいっていうのはありますね。やっぱ、ライブで何か届けば音源を聴いてみたいと思ってもらえると思うし。だから、どっちがなくなってもだめなことだと思います。

――影響を受けた音楽はなんですか?

中途:バンドを始めるきっかけは、AIR JAM世代のバンドですね。ビデオとかを見て俺らもバンドやりたいなって感じですね。

健太: F.I.Bってバンドに直接関わるルーツでいえばそこが一番大きいですね。僕も、こういうメロディックやる前は、たとえばTHE BLUE HEARTSやったり、Sex Pistolsやったりのコピーもやってたんですよ。でもそのまま、バンド活動をしようという流れにはならなかった。やっぱ、バンド活動をやっていくと一番決定づけたのは、AIR JAM世代のバンドですね。Hi-STANDARDだったり。

――その頃、よく聴いていた作品は?

中途:やっぱ、Hi-STANDARDとかだよね。SPREADとか。THUMB、REACHとかですかね。

健太:今も変わらず聴き続けているのはPENNYWISEですね。日本にもそういうバンドがいるって聞いて知ったのがHi-STANDARDでした。

――最近は何を聴いてます?

健太:昨年1年は、メロディックをもう一回色々聴いてみようと思って、それこそFAT WRECK CHORDSのバンド、Epitaph Recordsのバンドとか引っ張り出して掘り返しなおしてました。

中途:友達のバンドとかはもちろん好きですし、メロディックも聴くんですけど、ハードコアバンドも好きですね。

――最近注目しているバンドはいますか?

健太:僕は、FALL OUT BOYがすごく好きです。すごいメロディセンスだなと思って。音源が出て気になるのはFALL OUT BOYですね。

――仲良いバンドもたくさんいますよね?

中途:いっぱいいますよ。同世代のバンドはやっぱり近いかもしれないですね。同世代が頑張っているのを見ると、ケツたたかれる気持ちにはなりますね。

――今後の活動予定をお願いします。

中途:レコ発のツアーを回って、ちょっとしたショートツアーもあります。さらに、次の作品に向けての活動もしていきたいなと思ってます。曲作りとか。そういう部分にも目を向けてやっていきたいなと思っています。

――では、最後にHMV ONLINEをご覧の皆様にひとことお願いします。

中途:とりあえず、聴いてみてください。そして、ライブハウスで会いましょう!

健太:面白いものが出来たので、是非是非一度聴いてみてください。そしてライブハウスに来てくれたら何よりです。

――ありがとうございました!!

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