橋口亮輔監督最新作! 『ぐるりのこと。』
2009年1月5日 (月)
めんどうくさいけど、いとおしい。いろいろあるけど、一緒にいたい。
橋口亮輔監督の6年ぶりの新作は、ずっと心にとどまり続ける、ささやかだけど大きな愛の物語。決して離れないふたりの物語。そしてそれは、今を生きる私たちの物語。
"ぐるりのこと。"自分の身の周りのこと。または、自分を取り巻く様々な環境のこと。
どんな困難に直面しても一緒に生きていく。 ふたりが辿る希望と再生の10年を描く、珠玉のラブ・ストーリー。
「お、動いた!」小さく膨らんだお腹に手を当て、翔子は夫のカナオとともに、子を身籠った幸せを噛みしめていた。
しかし、そんなどこにでもいるふたりを突如として襲う悲劇――初めての子供の死をきっかけに、翔子は精神の均衡を少しずつ崩していく。
うつになっていく翔子と、彼女を全身で受け止めようとするカナオ。困難に直面しながら、1つずつ一緒に乗り越えていくふたりの10年にわたる軌跡を『ハッシュ!』以来、"6年ぶり"にメガホンを取る橋口亮輔監督がやさしく、時にユーモアを交えながら描く。
人は、誰かとつながることで希望を持てる。決して離れることのない、ふたりの絆を通じて、希望のありかを浮き彫りにする、ささやかだけど豊かな幸福感に包まれる、珠玉のラブ・ストーリー。
法廷画家のカナオが目にする、90年代のさまざまな犯罪・事件を織り込みながら、苦しみを乗り越えて生きる人間の姿をあたたかく照らし出していく。
2月25日リリース。
木村多江とリリー・フランキーが映画初主演!
出版社に勤め、週3日は、夫との"する日"を決めている、何事にもきちんとしなければ気がすまない妻・翔子を演じるのは、今作が映画初主演となる木村多江。一方、靴の修理工から法廷画家へと職を変え、頼りなげな夫・カナオを演じるのは、こちらも本格的な映画初主演となるリリー・フランキー。
橋口監督は、「ふたりのドキュメンタリーを撮るつもりで望んだんです」と言う。そのようにして収められた彼らの姿からは、演技やフィクションを超えたリアルな感情が溢れ出て、観る人の心を揺さぶる。
橋口亮輔が6年の歳月を経て辿り着いた新境地。自らの実体験をもとに作り上げた、いとおしさ溢れる名作。
前作『ハッシュ!』(02)が、カンヌ国際映画祭ほか、数々の映画賞受賞と50カ国を超える世界公開で話題となった、橋口亮輔監督。6年という長い歳月を経て辿り着いた本作のオリジナル脚本は、自身が経験した様々な出来事をもとに書かれている。
人間の悪意が次々と顕在化していった9・11以降の世界、その中で自らがうつになり、闘った苦悩の日々。そこで彼は、日本社会が大きく変質したバブル崩壊後の90年代初頭に立ち返り、自らの人生と世界を重ね合わせ、「人はどうすれば希望を持てるのか?」を検証した。
彼が導き出した答えは、「希望は、人と人との間にある」ということ。
そうやって苦しみを乗り越えた実体験を反映させ、ささやかな日常の中にある希望の光を、1シーン1シーンを慈しむ丁寧な演出で浮き上がらせる。
90年代に起きたさまざまな犯罪・事件・・・。社会を反映させた物語を個性派キャストが彩る。
『ぐるりのこと。』の舞台となるのは、1993年冬から9・11テロに至るまでの約10年間。翔子とカナオの再生のドラマを描き出す一方で、その社会的背景にも静かに迫っていく・・・。
カナオが法廷で目撃するのは、90年代から今世紀初頭にかけて起きた実際の事件とその犯罪者たち。宮ア勤による連続幼女誘拐殺人事件やオウム真理教による地下鉄サリン事件など、個人の希望の裏側に存在する社会の負の側面にも目を向ける。
加瀬亮、新井浩文、片岡礼子らが登場する、当時の事件を反映した法廷シーンも、この作品の大きな見どころのひとつ。
倍賞美津子、 柄本明、寺田農といったベテランに加え、寺島進、安藤玉恵、八嶋智人ら個性派俳優たちが脇を固め、重苦しい時代の空気を受け止めながらも、"ふたりでいることのしあわせ"を見つけ出す翔子とカナオをあたたかく見守る。
STAFF
原作・脚本・編集・監督:橋口亮輔
主題歌:「Peruma」 Akeboshi
CAST
木村多江、 リリー・フランキー
倍賞美津子・ 寺島進、 安藤玉恵、 八嶋智人、 寺田農・柄本明
木村祐一、斎藤洋介、温水洋一、 峯村リエ、山中崇
加瀬亮、光石研、田辺誠一、横山めぐみ、片岡礼子、新井浩文・・・
『ぐるりのこと。』 予告編
© 2008 『ぐるりのこと。』 プロデューサーズ
ひさしぶりに、"本当に"いい映画を観た。"いい映画"というのは、こういう作品のことを言うのだと思う。全てにおいて、ドラマチックに演出されることなく、淡々と、人と人とのつながりや感情の揺らぎを映していた。
木村多江演じる翔子が、「どうして・・・どうして私と一緒にいるの?」と泣きじゃくりながら言った後、リリー・フランキー演じるカナオが、「好きだから・・・一緒にいたいと思ってるよ」と返す。その後、「ちーんせえ」と言って、ティッシュで鼻水を拭き取ってあげるシーンに、思わず泣いてしまった。
また、冒頭から展開される夫婦間の会話は、監督の洞察力に感嘆してしまった。"ユーモア"って、こういうことですよね、橋口監督?
加えて、リリー氏の頼りなさそうだけど、どこか真があって、情がある男・・・という風体が滲み出た演技は、ちょっとすてきです。
ラスト近く、ベランダに夫婦で並んでトマトを齧るシーン、あそこも好きでした。カーテンが風で揺れる・・・額に汗を浮かべる・・・"皮膚感覚"までをも感じることが出来た、日々を謳った作品。
めんどうくさいけど、いとおしい。いろいろあるけど、一緒にいたい。というこのキャッチフレーズを 140分で丁寧に描いた、あたたかい作品。わたしはこの作品を観て、いろいろありそうだけど、結婚したくなった。
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