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Barakan Beat Playlist (バラカンビート プレイリスト) - September 14th, 2008 -

Sunday, September 14th 2008


      OTONamazu x HMV.co.jp : Barakan Beat Playlist
   Barakan Beat Playlist (バラカンビート プレイリスト)
  バラカン・ビート
  毎週日曜 13:00-14:00 (再放送はアーカイブストリーミングにて)                 OTONamazuウェブサイトへ

  インターネットレディオ「OTONamazu」で放送中の「Barakan Beat」は、 国境やジャンルにこだわらず、ピーターバラカン氏が素敵な音楽を英語のナレーションにのせて紹介する番組。10年の実績のある人気番組です。
  当ページは、その「OTONamazu」と「HMV」によるコラボレーション企画ページ。DJのピーターさんから「ひとこと紹介コメント」をいただいて、Barakan Beatで放送された楽曲を改めてご紹介する「音楽ファン」のためのページです。
 


『魂(ソウル)のゆくえ』新版 ピーター・バラカン著

発売中

  ソウル・ミュージック・ガイドの決定版、待望の復活!
1989年に新潮文庫の1冊として刊行された『魂(ソウル)のゆくえ』は、長年多くの音楽ファンに愛され、また多くの音楽ファンを育ててきた名著ですが、長らく絶版となっていました。その『魂(ソウル)のゆくえ』に大幅な加筆を施し、CDガイドも最新のリリース状況に合わせて一新した上で、装いも新たにお届けする全音楽ファン待望のニュー・ヴァージョン登場です!

『魂(ソウル)のゆくえ』新版 特集ページへ
 
 
  Sep 14th, 2008
今週はイギリスのMojo誌が毎年開催する独自の音楽賞の中から個人的に関心のある人たちを特集します。
 
 

John Martyn “Solid Air” 5.42
Still Time/Rice HMR782 Anthology所収 /Sweet Little Mysteries: The John Martyn Anthology/Island 314 522 245-2 / ダウンロードは「Solid Air収録」所収

  レス・ポール賞を受賞したジョン・マーティンはシンガー・ソングライターとしての才能の他にギタリストとしても評価が高い人です。このところほとんど話題に上ることがなくなりましたが、70年代に素晴らしい活動をしました。残念なことに2003年に感染症のため足を切断され、車いすでの参加になりました。
 
 
 

Irma Thomas “I Wish I Knew How It Would Feel To Be Free” 3.02
After The Rain After The Rain/Rounder 11661-2186-2 

  レジェンド賞はニュー・オーリンズの歌姫アーマ・トーマス。もうキャリアは終わりかと思っていた時、嵐(ハリケーン・カトリーナ)のお陰で復帰しました、と話した本人が言っているのは、カトリーナの後に作ったアルバムがグラミー賞を受賞したことでした。
 
 
 

Irma Thomas “If I Had Any Sense I’d Go Back Home” 3.29
Simply Grand Simply Grand/Rounder 478 1068 所収

  アーマからもう一曲、出たばかりの新作からドクター・ジョンがピアノの伴奏を付ける曲です。
 
 
 

Blue Ridge Rangers “California Blues (Blue Yodel #4)” 3.04
Blue Ridge Rangers/Fantasy VICP62079 Blue Ridge Rangers/Fantasy VICP62079 所収

  インスピレイション賞を受賞したジョン・フォガティは言うまでもなくクリーデンス・クリアウォーター・リヴァイヴァルのリーダーだった人物で、70年代初頭にCCRが解散した後ソロ活動をあくまで自分のペースで続けています。所属したファンタジー・レコードの社長との喧嘩の結果、会社に自分の曲の著作権印税が行かないように、長年彼は自分のヒットを一切歌わなかったのです。しかし、最近コンコード・レコードに売却されたファンタジーにフォガティが戻って、再び昔のレパートリーを演奏するようになりました。ブルー・リッジュ・レインジャーズは彼が73年に一人で作ったアルバムです。
 
 
 

Nick Lowe “Heart of the City” 2.03
The Damned “New Rose” 2.45
Madness “One Step Beyond” 2.21
The Pogues “Dirty Old Town” 3.45
Big Stiff Box Set The Big Stiff Box Set/Salvo SALVOBX402 所収

  「モージョー・メダル」という特別賞があります。功労賞のようなものですが、今年の受賞はスティフ・レコードを設立した一人デイヴ・ロビンソンでした。76年当時スティフがいかに画期的な会社だったかを書き始めるとそうとう長くなりますから、やめておきますね…最近発売された4枚組ボックス・セットにはスティフが出したシングル盤の中らから98曲が選らばれていますが、ここで特に懐かしい4曲をとりあえず紹介しました。
 
 
 

The Specials “Ghost Town” 6.00
 Best of the Specials The Best of the Specials/EMI TOCP70513 所収

  「モージョー・ホール・オヴ・フェイム」の殿堂入りを果したスペシャルズが解散してから25年ほどが経っています。それぞれが別々の道を歩んできているのですが、一人だけ除いてオリジナル・メンバー全員が授賞式に集まったそうです。彼らの大ファンだったぼくも観たかった! 81年のイギリスを象徴する大ヒット曲を12インチ・ヴァージョンでたっぷりとどうぞ!
 
 
 

Toots and the Maytals “Monkey Man” 2.32
Pressure Drop - The Best of Toots and the Maytals/Trojan CDTRL171 Pressure Drop - The Best of Toots and the Maytals/Trojan CDTRL171 所収

  スペシャルズにも多大な影響を与えたトゥーツ・ヒバートはルーツ賞を受賞しました。残念ながらヴィサがとれなかった彼は授賞式に参加できずパリにいたようです。
 
 
 

Andres Landeros “Martha Cecilia” 2.52
Joe Strummer & The Mescaleros ”Willesden To Cricklewood” 6.46
The Future Is Unwritten/Epic The Future Is Unwritten/Epic 所収

  映像作家に送られるヴィジョン賞は、ジョー・ストラマーのドキュメンタリー「The Future Is Unwritten」を作ったジュリアン・テンプルが受賞。そのサウンドトラックから、BBC World Serviceでラジオ番組を担当していたジョー・ストラマー自身がDJとして紹介するコロムビアのアコーディアン奏者アンドレス・ランデロス、そして本人の曲で今回締めくくります。
 
 
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