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菊地成孔 ロング・インタビュー【第4回】

2008年6月20日 (金)

菊地成孔



音楽家/文筆家/音楽講師。
スクエアという言葉からはあまりにもかけ離れた
驚異的な視点と感性。
弁舌逞しい軽妙な語り口で、
縦横広大なスペースを緩急自在に駆ける、
菊地成孔。

最新プロジェクト=ダブ・セクステットのアルバム。
そして、2冊の著作『M/D マイルス・デューイ・デイヴィスV世研究』、
『服は何故音楽を必要とするのか?』。
3つの最近クリエイションをメインにしながら
テーマは、ざっくりと「音楽とファッション」。

メゾンとジャズメン、
ダンスフロアにおけるファッション、
コレクションとヒップホップ・・・

ブラック・ミュージックに
パリ・モードが本格的に介入するであろうシーズン、
ややもすると、カニバリズムにも似た
両者の鬩ぎ合いは、
カニエ・ウエスト、
ファレル・ウィリアムス、
2人のブラック・ミュージック・アイコン、
その視線の先に決着をみるのか?


無事、衣替えを終えた本稿、


第4回目は・・・


   
『真夏の夜のジャズ』って、
すごい客席が映るんだけど、どんな人が観てるのかって。
何食ってるとか、何の雑誌読んでるとかさ。
すごい勉強になるんだけどね。



--- 7月17、18日渋谷のDUOで、「オール・シッティング」と「オール・スタンディング」の2daysライヴを行うわけなんですが。


菊地  そう。そこでちょっと実験してみたんですよね(笑)。張ってみたんですよ(笑)。


--- 自ずとファッションに違いも・・・。


菊地  シッティングの人は、もう見慣れたヒトっていうか。ドレスダウン・シッティングっていうのは、すでにカタチになってるんで。ぶっちゃけ、こんなのお家事情になりますけど(笑)、シッティングの方は、キップがほぼ売り切れてるのに対して、スタンディングは、多分戸惑いが出てるんでしょうね、ほとんど売れてないんで(笑)。どうしていいか分かんないと思うんですよ。何着てどうすればいいかっていうことが。


   スーツで行ったら、1曲目でぐしょぐしょになるじゃない。7月にさ、どんなに冷房効いてたって。スタンディングってことは、すぐ脇に人がいるわけだから。かといって、Tシャツで行っていいの?っていうのもあるんだろうし。日本人の良い所とも悪い所とも言えるんだけど、全員Tシャツでいいって言ってあげれば、Tシャツで来ると思うんだけど、黙ってるからまだ。すると、オレTシャツで行って、前の方にスーツがいたらヤダなっていうさ(笑)。スーツの人だって、オレせっかくスーツで来たのに、後ろにTシャツがいたらヤダって思うはずなんですよ(笑)。だから、そこが調整とれてないおかげで、チケットが伸び悩んでいるんで(笑)。


--- 着て行く物が分からなくて、チケットが余ってるってすごい事ですよね(笑)。


菊地  そうね(笑)。ロックのコンサートみたいだよね。まぁ・・・本当は何でもいいってなっちゃって。J-Popみたいに、何だっていいぞと。それが一番マーケット広くとってるわけだから。何だっていいにしちゃえば、いいんでしょうけど。ただ、オールスタンディングってことは、何だっていいっていうことじゃなくて、「踊る」ってことが含まれちゃってるから。踊れない人もいっぱいいると思うんだよね、ジャズ・ファンで。踊るの恥ずかしいとかさ(笑)、当たり前だけど。ジャズ喫茶スタイルでこう、軽くリズムとりたいのに、立っちゃったらできないですからね。踊ったことない人に踊れっていうのは、酷ですからね。


   問題になっているのは、踊る気満々だけど、どの格好で行くかってことになっちゃってると。踊れない人が、「スタンディングだったら行かないわ」っていうのは判断早いし、動かないですから。・・・だから、まぁ、みんなで考えようっていうね(笑)。ていうか、「レイヴの格好でいいですよ」って一言言っちゃえばいいんですけどね。近日中に言おうと思ってたんですけど(笑)。


--- 例えば、菊地さんだったらどういった格好で?


菊地  例えば、アコースティック・ジャズのライヴに行くとして。ダンス志向のね、ガンガンにモーダルで踊れて、クラブでやると。で、夏だと。ボクだったらスーツ着て行くけど。ボクは、結構そういうことに金や負荷がかかることに抵抗のない人間なんで。例えば、着替え持ってってね。踊り狂っちゃって、駅で着替えたって全然問題ない人ですから、そうしますけど。誰もがっていうわけには、ね。


   ボクだったら、スーツ2着持って行くかもしれないですね。で、着替えて。汗かいちゃった髪だけは、しょうがないんだけど、その後飲みに行ったりできるから。


   あとは、夏のフォーマルもあるもんね。それこそ半ズボンで、ポロシャツで。よく言うのは、『真夏の夜のジャズ』って映画あるじゃない?割り合い何でもそうだけど、「古典が全て」っていうところがあって。あの映画って、すごい客席が映るんだけど、どんな人が観てるのかっていう。何食ってるとかさ、すごい勉強になるんだけど。何の雑誌読んでるとかさ。


   あれは、58年だから、来るべき60年代っていう時代に、すでにカジュアル・ダウンしている人もいるの。だけど、フォーマルの人もいて。午前中の部では、こんなツバのでっかい帽子被って、「甘い生活」みたいなドレスアップした女の人がいるかと思えば(笑)、夜は、Tシャツにハンチングの黒人がいたりするんですよ、逆に。まぁ、全員オシャレですけどね。だから、あれの涼しそうな格好を参考にすればっていう(笑)。言っていけば、そりゃあ色々あるんですよね(笑)。


   夜になるにつれ涼しいのに、夜に向けて半ズボンが増えてって。多分、それは、夜の開放的な気分ってことなんだろうけど。昼日中で、人目がある時は、日傘差して、もうシャンゼリゼみたいな人がたくさんいて。昼の方が、ドレスアップ率高いんですよ。だから、あの映画は、いい映画だから、演奏も勿論だけど客席を映すシーンがいいんで、よく観てくださいよって常にアナウンスしているんですよ。


--- ファッションの面も含めて参考に、と。


菊地  ただね、やっぱり密室でタコ踊りしてる映画じゃないんで。踊っている人もいるのよ。チコ・ハミルトンのバンドで軽く踊る人がいるんだけど。アニタ・オデイとか踊ってるんだけど・・・外だし、涼しげじゃないですか?(笑) だから、密室でタコ踊りは前例がないんで。Youtube時代だから、色んなものが観れるからねぇ。まぁ、立ったり座ったりが、簡単にできればいいんですけどね。


--- その2daysライヴに先がけ、Dub Sextetの2枚目のアルバム『Dub Orbits』がリリースされるのですが、こちらのアートワークを、宇川直弘さんが手掛けていますよね。


菊地  意味合いとしては、ジャズのジャケットをやったことがない人がやるという感じですかね。一言で言うと。


--- 宇川さんとは、以前に対談をされて、すごい盛り上がったようですね。


菊地  宇川くんは誰とも盛り上がるんですよ(笑)。対談は、1年前ですけど、つい先ごろ出たんですよ。まぁ、天才ですよね。大冒険ですけどね。いくらでも渋くジャズっぽく作ることはできるんですが、それはボクの仕事じゃないだろうってことで。ハーフ・エレクトロのアコースティック・ジャズ・アルバムで、宇川くんがジャケットやるってことの方が、自分の仕事だっていうようなところでしょうか。


--- 常に、そういうちょっとしたギャップみたいなものを取り入れるという・・・


菊地  そうですね。ボクは、半分は完全にコンサバティヴで、半分は完全にアヴァンギャルドじゃないと気が済まないっていう。全アバンギャルドみたいなのはイヤなんですよ。完全なコンサバにもなり切れないですし。そういうバランスですよね。


菊地成孔


 

カニエとファレル、
つまり東海岸の中堅・若手を中心に、
ブラック・ミュージックとパリ・モードは、
長らくディヴァイスされていましたけど、また戻るんだと。




--- ここでまた、お話を『M / D マイルス・デューイ・デイヴィスV世研究』に移させていただきたいのですが。高村是州さん、大谷能生さんとの鼎談で、高村さんが「ヒップホップ・ファッションを最後に、90年代以降、現在に至るまで、コンセプトからスタイルが生まれるということがありません・・・(中略)・・・ここ15年くらいは過去のスタイルやアイテムを解体/再構築したスタイル・リミックスが主流になっています。」とおっしゃているのですが、菊地さんご自身は、今後、音楽とモードの関係はどうなっていくと予想されていたりしますか?


菊地  ボクは、そこまで目配せして全ジャンルの音楽を聴いていないし、服飾も、ファッション・ショーは観ますけど、売れ行きとかまでは判らないっていうのがあって。ファッション・ショーも、仕事で観てるのは、パリ、ミラノだけなんで。ニューヨーク、ロンドンは、趣味の範囲で好きなものしか観てないんですよ。パリ、ミラノは、仕事だからつぶさに観なきゃいけないんだけど。


   デパートも好きだから、行きますけど・・・例えば、女性誌の赤文字系とか読まないしさ。だから、全部見てるわけじゃないんで、統括的に音楽全体、服飾全体を語るってことは、到底無理なんですが。すごく局小的な動きで言えば、それこそ『服は何故音楽を必要とするのか?』にも書いてあるんだけど、ブラック・ミュージックとパリ・モードは今年・・・この本っていうのはね、ブラック・ミュージックとパリ・モードがやがてくっ付くよっていう本なんですよ、簡単に言うと。


--- パリコレ期間中、様々なブランドにカニエ・ウエストが現れて。


菊地  うん、そうです。カニエとファレル、つまり東海岸の中堅・若手を中心に、ブラック・ミュージックとパリ・モードは、長らくディヴァイスされていましたけど、また戻るんだと。服飾史的に言うと・・・ブラック・カルチャー史的に言ってもいいけど、もう、フードの時代が終わっちゃうっていうね。フードの時代が終わった後に、ブラック・カルチャーが、どんなウェアリングになるかっていうのを考えた時に、とりあえず今のところは、シャネルやヴィトンに縋ってるカタチなのね。


   CHANELやLOUIE VUITTONもブラック・カルチャーの要素がちょっと欲しいんですよ。でね、今慶應大学でやってる講義が、まさにその講義なんですよ。『M / D 』と、『服は何故〜』を併せたものをね。


   ファレルとVUITTON、カニエと何とかって、あるわけですよね。その間の緩衝材に入ってるのが、NIGOさんと村上(隆)さんなの。NIGOさん、村上さんっていうと、すごいお金持ちの成功者っていうイメージしかないかもしれないですけど(笑)、要するに、「ジャパニメーション・カルチャー」ですよね。オタク、マンガ、フィギュアっていうのを触媒に、パリとニューヨークのブラック・ミュージックがくっ付き始めてるわけね。そういう意味で、日本人が結構重要な役回りをしているっていう。ここでの役回りは、子供っぽいっていうことなんですよね。で、オタクだっていうね。


   ブラック・ミュージックとパリコレっていうのは、どっちも20世紀のもので。19世紀にパリコレはなかったし、北米の黒人音楽もなかったよね。アフリカ大陸のトライバルな音楽は0世紀からあったとは思いますけど(笑)。どっちも、ここ100年の文化で、言ってみれば、パリ万博以後なんですよね。


   で、どっちもかなり大人っぽいと思うんですよ。20世紀っていうのは、人間を子供っぽくした世紀で。レコードと映画によってね。それまでは、オペラだったんで。それが、レコード、テレビ、映画、ラジオってなって、どんどん家で一人でできるようになって、パソコンってなって、ブログ、携帯ってなっていく中で、この2つには、社交性というか、人との接触があるっていうね。


   黒人音楽っていうのは、アフリカのダンスから、スウィング・ジャズ、ビバップ、ヒップホップに至るまで、「バトル」が前提になっているし。要するに、バトルしていく、戦うんだっていうね。人種差別が原点になっているところもあるし。あと、パリ・モードっていうのは、社交の場があって。「あの人のネックレスはダサい」とかさ、直接言わないけど思ってるとかさ、そういうのはすごく大人っぽい関係じゃないですか(笑)。牽制してパーティーに来てるけど。


   だから、パリ・モード、つまりファッション・ショーの世界と、ブラック・ミュージックの現場っていうのは、ものすごく大人っぽいの、そういう意味では。あとはみんな子供っぽくなっちゃったよね。北米のものは、みんな子供っぽくなっちゃったし、ロックは、永遠にキッズだし。


   その2つが、ちょっと疲れたんでしょうね、大人でいることに。やっぱり、息抜き的なところで、ヒップホップだとNIGOさんだとかさ、そういうのがうれしいわけよ(笑)、アニメとかさ。それをきっかけに、中詰材のようにしてくっ付いてきてるっていうのが今の状況なんですよ。









In Tokyo

 
4 NARUYOSHI KIKUCHI DUB SEXTET
    『In Tokyo』
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20008年7月の渋谷DUOと、9月の赤坂BLITZのライブから選りすぐりのテイクを収録。菊地成孔、類家心平の火の出るようなアドリブ・ソロの応酬や、ますます冴えわたるパードン木村によるライブ・エフェクト。坪口昌恭、鈴木正人、本田珠也からなるリズム・セクションの強烈なドライブ感など、ライブならではの臨場感を完全パッケージ。スタジオ収録+事後編集というコンピューター内で、クール且つ精緻に制作されたオリジナル盤2作品(『Revolution Will Not Be Computerized』、『Dub Orbits』)を見事に再現した衝撃のライブ・アルバム。



 




記憶喪失学
4 菊地成孔とペペ・トルメント・アスカラール 『記憶喪失学』


何名かのメンバー・チェンジを終え、第二期ペペ・トルメント・アスカラールの音楽は、新しいサウンドを響かせ始めた。これまでのジャズ〜ラテン的なラウンジ感は残しつつ、さらに映画音楽、ブラジリアン・ミュージックの隠れた名曲を取り上げるなど、ペペから聴こえてくる音楽は、ポピュラー・ミュージックのあらゆる領域に拡がりをみせる。本作のために委嘱された菊地本人の作品(M-9)、中島ノブユキ(“エテ・パルマアンサンブル”を主催)の作品(M-8)、両者の共作(M-6)では、このアンサンブルが持つ底知れない可能性が楽しめるだろう。ポピュラー・ミュージックという音楽ジャンルが、映画、BGMなどに溜め込んできた名曲を、菊地はこのアンサンブルで、現代音楽を披露するかのように、慎重に取り上げ、古典/ロマン派を取り上げるように意匠を凝らした解釈を施す。



 




Dub Orbits

 
4 NARUYOSHI KIKUCHI DUB SEXTET
    『Dub Orbits』


菊地成孔が初めて挑んだ、2管ハード・バップ+ダブ・エンジニアという編成のグループ=Dub Sextet。60年代マイルス第二期クインテット・サウンドを踏襲し大きな話題を呼んだ、1stアルバム『The Revolution Will Not Be Computerized』に続く、2ndアルバム。ウェイン・ショーターによる名曲「Orbits」のカヴァーをはじめ、よりファンキーでアッパーな楽曲が並ぶ。ダブ・マスター、パードン木村・主動によるブレイクビーツ・チューンもグループ新境地。アートワークには、美術家、グラフィックデザイナー、映像作家、VJ、文筆家等多彩な才能を持つ宇川直宏氏を迎えた大注目の1枚。



 




Revolution Will Not Be Computerized
4 NARUYOSHI KIKUCHI DUB SEXTET
    『The Revolution Will Not Be Computerized』


自身に、新人トランペッター、類家心平を起用した2管に加え、リズムセクションを、クインテット・ライヴ・ダブからのメンバーである坪口昌恭(p)を中心に鈴木正人(b)、本田珠也(ds)で固めた、菊地成孔の新プロジェクト=Dub Sextet。『ESP』、『Miles Smiles』、『Sorceres』、『Nefertiti』というマイルス第二期クインテットのスタジオ4部作を母体としたサウンドにダブの抽象性を垂らし込んだ、アブストラクト且つスタイリッシュで、クールな緊張感も漂う快作。



 




M / D マイルス・デューイ・デイヴィスV世研究

4 『M / D マイルス・デューイ・デイヴィスV世研究』


『東京大学のアルバート・アイラー』でジャズ史を根底から覆した最強タッグ、菊地成孔×大谷能生・両氏のライフワークとも言える、帝王マイルス・デイヴィス論。2004年4月から通算3期に及んだ、東京大学教養学部における講義を書籍化。「モード・ジャズという概念が、服飾や流行現象としてのモードと同じであり、マイルスがそれを端的に体現している」という眼目において、マイルスの全貌を浮き彫りにする、大部800ページのガチンコ帝王論。講義録本編に加え、高村是州氏との鼎談、ケイ赤城氏へのインタビューなど圧倒の内容。







服は何故音楽を必要とするのか?

4 『服は何故音楽を必要とするのか?』


「ウォーキング・ミュージックという存在しないジャンルに召還された音楽達についての考察」。雑誌『Fashion News』の人気連載が、初のパリ・コレクション取材や、ショー音楽監督との対談を加えて書籍化。Kanye Westといったセレブリティ・ヒップホップ・アイコンを引き合いに出しながら、「ウォーキング・ミュージック」という名のもと、メゾン・ショーと音楽の融合乖離に、氏独自の鋭い考察力をすべりこませた注目著作。







サイコロジカル・ボディ・ブルース解凍

4 『サイコロジカル・ボディ・ブルース解凍』


「僕は生まれてから5年間だけ格闘技を見なかった」。「スペインの宇宙食」、「歌舞伎町のフットボール」に続く第3弾エッセイ集。自ら「聖域」と語る格闘技をテーマに据えた入魂の1冊。5年間の「凍結」を解き、自らの聖域と遂に対峙。「闘う人/闘ってみせる人」という存在に対する信仰の告白。2005年に発刊された著作の待望の文庫化。









ペペ トルメント アスカラール
4 菊地成孔とペペ・トルメント・アスカラール 『野生の思考』

 『南米のエリザベス・テイラー』のステージ・アクト用に結成された、バンドネオン、ハープ、弦楽四重楽団にツイン・パーカッションという12人編成のストレンジ・オーケストラ「菊地成孔とペペ・トルメント・アスカラール」。コンサートのレパートリーを中心に、エキゾチックかつ、過剰にロマンティークな世界感を表現。




Cure Jazz
4 UA × 菊地成孔 『Cure Jazz』

 UA『Sun』に、菊地成孔はSax奏者/ホーン・アレンジとして参加。UAは、菊地成孔『Degustation A Jazz』にヴォーカルで参加。2年の歳月を経てリリースされた2人によるコラボ・アルバム。誰もが知るスタンダード楽曲に加え、両者のケミストリーにより生み出されたオリジナル楽曲をもって、新たなジャズの世界が展開されている。




南米のエリザベス・テーラー
4 菊地成孔 『南米のエリザベス・テーラー』

 危険なまでの官能作品。菊地成孔が、アルゼンチンはブエノスアイレスの土を踏み、抗う事もできずに叩き込まれたであろう、様々な別世界の混沌を「官能」として捉え、氏の言語で放出した魅惑の逸品。カヒミ・カリィ、内田也哉子らをゲストに配し、妄想のタンゴ、ラテン・ジャズ、ポスト・モダンを濃密に搾り出す。

  



Degustation A Jazz Authentique / Bleue
4 菊地成孔 『Degustation A Jazz Authentique / Bleue』

 2004年に発表された、菊地成孔・初のジャズ・リーダー・アルバム『Degustation A Jazz』。本盤は、元々の41曲を30曲にダウンサイジングし、曲間にブランクを多めに設け、さらに曲順を入れ替えたディレクターズ・カット完全版。クインテット・ライブ・ダブによる最新実況録音 (intoxicate vol.11) 部分を追加収録。

 



Franz Kafka's America
4 Date Course Pentagon Royal Garden
    『Franz Kafka's America』


 2007年その8年間の活動に終止符。惜しくもラスト・アルバムとなってしまった、菊地成孔率いるDate Course Pentagon Royal Gardenの3rdアルバム。ジャズ、ファンク、ソウル、アフロ、現代音楽などを融合させた、マッシヴでカオティックな複合ビート。ハードコアでフロア・フィラーな「ダンス初期衝動空間」は唯一無二。




Musical From Chaos 3
4 Date Course Pentagon Royal Garden
    『Musical From Chaos 3 "HOA-KY"』


 クラブ・シーンはもとより、日本の音楽史に輝かしい名前を残したであろうユニット=DCPRGへのレクイエム。DCPRG勃興期から活動を共にする鬼才・映画監督、夏目元による、菊地成孔の内面からDCPRG現象を再構築する迫真の映像作品。もう生で体感することが出来ないであろう新曲を中心に、ライブ映像もたっぷりセレクト。