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Barakan Beat Playlist (バラカンビート プレイリスト) - June 15th, 2008 -

Sunday, June 15th 2008


      OTONamazu x HMV.co.jp : Barakan Beat Playlist
   Barakan Beat Playlist (バラカンビート プレイリスト)
  バラカン・ビート
  毎週日曜 13:00-14:00 (再放送はアーカイブストリーミングにて)                 OTONamazuウェブサイトへ

  インターネットレディオ「OTONamazu」で放送中の「Barakan Beat」は、 国境やジャンルにこだわらず、ピーターバラカン氏が素敵な音楽を英語のナレーションにのせて紹介する番組。10年の実績のある人気番組です。
  当ページは、その「OTONamazu」と「HMV」によるコラボレーション企画ページ。DJのピーターさんから「ひとこと紹介コメント」をいただいて、Barakan Beatで放送された楽曲を改めてご紹介する「音楽ファン」のためのページです。
 


『魂(ソウル)のゆくえ』新版 ピーター・バラカン著

発売中

  ソウル・ミュージック・ガイドの決定版、待望の復活!
1989年に新潮文庫の1冊として刊行された『魂(ソウル)のゆくえ』は、長年多くの音楽ファンに愛され、また多くの音楽ファンを育ててきた名著ですが、長らく絶版となっていました。その『魂(ソウル)のゆくえ』に大幅な加筆を施し、CDガイドも最新のリリース状況に合わせて一新した上で、装いも新たにお届けする全音楽ファン待望のニュー・ヴァージョン登場です!

『魂(ソウル)のゆくえ』新版 特集ページへ
 
 
  June 15th, 2008
 
 

Johnny Otis “Harlem Nocturne” 3.07
Essential Recordings The Original Johnny Otis Show, Vol.1/Savoy KICP2128 所収 / Essential Recordings 所収

  5月に88歳で亡くなったアール・ヘイゲンはアメリカで映画やテレビのための作曲家として活動した人ですが、彼の最もよく知られた曲はたぶん「ハーレム・ノクターン」でしょう。世界中でストリッパーのBGMとして使われたこの曲はいくつものヴァージョンがありますが、1945年に録音されたこのジョニー・オーティスのはかなり早い方だと思います。
 
 
 

Dr. John “Black Gold” 3.08
City That Care Forgot City That Care Forgot/429 Records FTN 17703 所収 

  ジョニー・オーティスはブラック・ミュージックの世界で活動した白人のミュージシャンですが、ドクター・ジョンに関しても同じことがいえます。故郷のニュー・オーリンズを離れて何年も経ちますが、いまだにニュー・オーリンズの音楽と切っても切れない存在ですし、新作はもまさに誰も構ってくれないニュー・オーリンズのことを題材にしています。この曲は石油の話ですが、旧友ボビー・チャールズとの共作です。
 
 
 

Sonny Landreth “Howlin’ Moon” 5.16
From The Reach From The Reach/Buffalo LBCY324 所収

  こちらもドクター・ジョンがピアノとバッキング・ヴォーカルでゲスト参加しています。ルイジアナ州を拠点とするスライド・ギターの名人サニー・ランドレスは歌手としてもソングライターとしても一流です。この新作にはエリック・クラプトンもゲストで2曲に登場します。
 
 
 

Jon Cleary “Tipitina” 8.35
Live - Mo’ Hippa Live - Mo’ Hippa/FHQ-003 所収

  長年ニュー・オーリンズに住み着いているイギリス人のピアニスト、ジョン・クリアリーは歌も素晴らしいですが、オーストラリアで録音された新作のライヴ・アルバムでは彼の才能がひしひしと伝わってきます。日本でもライヴをやって欲しい!
 
 
 

James Hunter “The Hard Way” 2.25
The Hard Way The Hard Way/Hear Music 0888072306691 所収

  ジョン・クリアリーと同様にブラック・ミュージックを本格的に演奏するジェイムズ・ハンターはおもいっきりレトロなスタイルですが、それはそれで大好きです。
 
 
 

Cassandra Wilson “Till There Was You” 6.30
Tribute to Percy Mayfield Loverly/Blue Note TOCJ66446 所収

  十年以上前からカサンドラ・ウィルソンは普通のジャズ歌手が好むようないわゆるスタンダードを避けて、むしろブルーズ、あるいはロック系のシンガー・ソングライターの曲、場合によっては自作も歌ってきたのですが、珍しくピアノを編成に入れてこのアルバムでは昔のミュージカルからの曲も取り上げています。何といっても初期のビートルズのイメージが強いこの曲は彼女ならではの編曲で、最初は若干違和感がありましたが、段々好きになってきました。
 
 
 

Trio Bulgarka “Oi Yano Yanke” 3.58
Mr Love & Justice The Forest Is Crying/Hannibal 28MD-1006 所収

  リスナーからのリクエストで取り上げました。20年ほど前にCDが出たブルガリアの女性トリオによるものですが、今も入手可能です。
 
 
 

Susana Baca “José Leonardo” 3.57
Burnin’ Burnin’ Burnin’ Vestida de Vida/Rice HMR1802 所収

  デイヴィッド・バーンのルアカ・ボップ・レーベルから出したアルバムで知られたアフリカ系ペルー人女性歌手スサナ・バカが92年に作ったこのアルバムは先日日本でライス・レコードから出ました。ラテン・アメリカ各地の曲が収録されていますが、これはヴェネズエラの曲です。
 
 
 

Buena Vista Social Club “Macusa” 3.58
Buena Vista Social Club Buena Vista Social Club/Rice WCR5067 所収

  再発されたあの大ヒットのブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブのアルバムには一曲未発表のボーナス・トラックが収録されています。
 
 
 

David Sanborn “Brother Ray” 5.36
Here & Gone Here & Gone/Decca UCCU1179 所収
ダウンロードは Inside所収

  アメリカより先に日本で発売されるサンボーンの新作には、ぼくの最も好きなスライド・ギタリストのデレク・トラックスが一曲でフィーチャーされています。ブラザー・レイとはレイ・チャールズのことですが、このアルバムは全体的にレイとゆかりあるサックス奏者ハンク・クローフォードに捧げられています。
 
 
 

King Curtis “Harlem Nocturne” 3.53
Sunday Morning in Saturday’s Shoes Old Gold/P-Vine PCD2463 所収 / Old Gold / Doing The Dixie 所収

  番組の冒頭も同じ曲でしたが、エンディングとしてキング・カーティスが50年代に吹き込んだヴァージョンも聴いていただきます。
 
 
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