Vestido De Vido

ペルーのリマで1944年生まれ。アフロ系の血を引く彼女はリマにおいて60年代にはじまった黒人系音楽の復興運動に触発されて音楽活動を開始。また彼女は歌手としてもアフロ系音楽をうたう一方、その研究にも力をそそぎより深くその音楽の理解と伝播に努めてきました。その後1995年にトーキングヘッズのデビッド・バーンが主催するルアカポップから発売された編集盤『The Soul Of Black Peru』に参加し、世界的にしられるようになりました。更にそのルアカポップからは数枚のソロ･アルバムがリリースさげ現在確固たる地位を築き上げました。このアルバムはルアカポップに移る前1991年にペルーで発売され97年いフランスで発売されたアルバムです。本作は北中南米大陸各地における様々なブラック・ミュージックを歌ったという内容で、ファンの間では彼女の最高の意欲作として知られています。冒頭から中盤まではキューバ、ベネズエラ、プエルトリコ、コロンビア、ブラジル、USAといった国々の楽曲をアフロ・ペルー・スタイルでカバー。そこにはガーシュインの「Summertime」や今も人気のミルトン・ナシメントの「Portal Del Color」などが含まれています。そして後半はアフロ･ペルーのナンバーを照会そこには自作曲や伝承曲のほか、60年代アフロ・ペルー復刻運動の中心にいたニコメデス・サンタクルースのナンバーも収録されるなどアフロ･ペルー音楽のすばらしさを伝えてくれる名曲が並んでいます。