CKB Interview Part1
Monday, July 23rd 2007
| インタビュー |
| クレイジーケン バンド - 横山剣インタビュー |
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ニューアルバム『Soul電波』をリリース!!
来たる8月8日、新レーベル“Almond Eyes”より、クレイジーケン バンド9枚目のアルバム『Soul 電波』が発売される。今作は、音が体の芯に入り込んでくるような、気持ちよさを感じる、お得意のミドルテンポなソウルフルナンバーが全開。そして、細部に至るまでこだわりを感じるクオリティーの高さ!!
そして、8月22日には、ライヴDVD『Galaxy Tour 2K6 神奈川県民大ホール』がリリース。2006年ツアーの、神奈川県民大ホールで行われたツアーファイナルの模様を収録。Fire Ball、Papa B、Q (From ラッパ我リヤ)の登場シーンも収録。白熱する豪華ステージを存分に味わえます。
インタビュー敢行!!
今回は、クレイジーケン バンドのリーダーである、横山剣さんにインタビュー!
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クレイジーケン バンド/Soul電波
8月8日発売
日本の夏の風物詩!CKB9枚目のオリジナルアルバム!今作から、新たなレーベルからパワーアップして
作品が届けられる彼ら。日本の全国津々浦々の老若男女に向けてSoul電波を発信します。
クレイジーケン バンド/Galaxy Tour 2k6 神奈川県民大ホール
8月22日発売
Crazy Ken Bandの2006年ツアー「Galaxy Tour 2K6 神奈川県民大ホール」の模様を収録したDVD。
2枚組となる本作は、彼らの地元である神奈川県民ホールでの白熱ライブ!スペシャルゲストの
Fire Ball、Papa B、Q from Rappagariyaも登場し会場は大興奮の渦。
横山剣:今回は『Soul電波』というタイトルで、全21トラック中、ジングルが3曲、イントロが1曲、残りが全て楽曲になっていて、そのうち2曲が既存曲、残りが書き下ろしになります。 横山剣:いままでコンセプトを考えてアルバムを作ったことはなかったんですが、今回は最初から『Soul電波』というタイトルで作ろうと決めてありました。音楽のジャンルは正確に言えばバラバラだと思うんですけど、僕にとってはミックスアルバムのように繋がっているような、違和感のない感じなんです。『Soul電波』というタイトルにしたことで、曲全体に『Soul電波』というエフェクトがかかっているという気分なんです。 なぜ『Soul電波』というタイトルにしたかというと、昔から良い音楽を聴いたときに、この曲、『Soul電波』あるね!とか言っていまして。いいなと思う音楽に共通するものなんです。電気ショックじゃないけど、マイクロウェーヴとか、ビリビリビリビリって中で共振するっていうのが、僕の中でグッとくる音楽。
だから、今に始まったことじゃなくて、ずっと目指してる音楽っていうのが、『Soul電波』のある音楽なので、そういうアルバムになるといいなって願いをこめて、とりかかったものです。 横山剣:今年のレコーディングは、ライヴツアーと平行してやっていたので、レコーディングを2、3日やったらライヴ、ライヴやったらまたレコーディングみたいな。なので、車でいう暖気が出来た状態で、レコーディングだけに集中してやるより、ドツボにはまることなく、スパッと一筆書きのように出来たという感じで、音源としての原本を作って。
ただ、その後の編集のときは、考えるな、感じろ!じゃなくて考えないといけないとこなんで。その素材となる音は、ドラムだったり、リズム隊の音色はやっぱりいい感じじゃないと、どんなに料理しても素材がよくないと、いい料理は出来ないんで。そこは、ライヴの勢いのままに出来たんで、とても良かったと思いました。
―どの曲も思い入れは強いと思いますが、特に思い入れの強い曲はありますか?
これは、珍しく音楽に感化されて出来た作品ではあるんですけど。それにしても、背景にはタイの香りがあったりする訳ですよ。そして、なぜか日本の昭和30・40年代の頃のお盆の空気感が浮かんできて。線香だったり、盆踊りだったり、当時の日本の米軍基地のラジオから、ジェームス・ブラウンが流れてる感じとか。それを、近未来から、グーグル・アースから見ているような感じですかね。温暖化が進んで、すでに地球は壊滅。僕らの住んでた本牧は海の底。それを俯瞰して見てるような、ちょっとSFチックな感じで。実際、家から海が見えるんですけど、温暖化が進んで、南極でも北極でも溶けたらシャレにならないぞってね。
入れたいことを全部歌に出来たのもそうだし、メロディも和風のようなアジア風のような、アメリカの音楽だけ聴いていたら出ないようなフレーズだったり。やっぱり、日本人も含めてアジア人て面白いなって。それを、楽しまなきゃなと思ってね
―8月8日発売のアルバムについてお聞かせください。
それは、ジャンルではなくて、レゲエでも、ヒップホップでも、ロックンロールでも、日本の演歌でも、その信号があればいい音楽。わりと僕らは音楽性が幅広いって言われるんですけど、幅広くやっているつもりはないんです。フォーマットは色々ですが、信号性でやっているんで。
―曲を作るときにどんなところから、インスピレーションを受けていますか?
横山剣:たとえば、香りだったりとか、ハワイの甘い香りとか、アジアのナンプラーの香りとか、インドのガラムマサラの香りとか、そういう香りが音楽に変換される感じですね。音楽からじゃないものから、インスパイアーされるのを良しとしますね。

これは、タイに行ったときにイーサン地方のライヴハウスに行って、そこで、イーサン地方のモーラムっていうビート、ノンストップで同じBPMのまま、そこに歌手が入れ替わりでやるような。
ちょっと、ジャマイカっぽいノリもあって、ロックステディーのような裏打ちでずっとやっていたんですよ。最初は変わりばえしない音楽だなって思っていたのが、3、40分を超えたあたりから、だんだん気持ちよくなってきて、店出たころにはクセになっちゃって。そのビートがずっと残ってて、そのビートに乗っけてメロディが出てきたんです。
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