―インタビュー続き―
―― ではまた一般的な質問に戻りますが、アルバムリリースしたてであれですが、今後の野望や展望を教えていただけますか?
まずやりたいのはライヴだね。この夏はかなりの数のライヴをやる予定になっているんだ。あとDJも。それがすごく楽しみだよ。またその合間に新しい曲も書く予定だし、今度はジェイムズと2人で、あるアーティストのプロデュースをやることになっているんだ。まだちょっとここで名前は挙げられないんだけど、すごく面白いことになりそうだよ。まあとにかく、もっともっと新しい曲に取りかかりたい気持ちでいっぱいだね。僕らとしては、できるだけ沢山の曲を書き、その中からベストのものを選びたいって思ってるから、夏の終わりまでには新しいアイディアを形にして、また新しい作品に取りかかりたいと思ってるんだ。
今後の野望としては、そうだな……とにかく、ワクワクするような音楽を作り続けていきたいね。僕が一番怖れているのは、同じような音楽を繰り返し作ってしまうこと。型にはまってしまった音楽を作るのは、実に退屈だからね。だから同じ枠の中に留まらず、常に面白いことをやり続けたいと思っているよ。
―― では最後の質問です。恐らく非常に難しい質問だとは思うんですけど、あなたの選ぶベスト・アルバム5枚、というのを挙げてください。
うわ、これホント難しいよ! OK、じゃあ……いくよ、まず一番始めに頭に浮かんだものは……
『The Beatles (White Album)』 / The Beatles
理由は、極上のポップ・ミュージックでありながら、冒険的だから。独自性を帯びたポップ・ミュージックというのは、常に優れた基盤となり得るものだね。
『Smile』 / Brian Wilson
このアルバムにも同じことが言える。聴き込めば聴き込むほど、ヒネくれた奇妙な部分が見えてくるんだ。でもそれと同じくらい甘美な側面があって、この作品に溢れている音楽家としての才覚は本当に素晴らしいものだと思う。
『Selected Ambient Works 85-92』 / Aphex Twin
僕自身が初めて夢中になったエレクトロニック・ミュージック作品の一つであり、その後エレクトロニック・ミュージックの世界に足を踏み入れるきっかけとなったアルバムだから。
『Low』 / David Bowie
傑作。ブライアン・イーノ色が滲み出ていると同時に、ボウイの研ぎ澄まされた感覚が頂点にあった時のアルバムだから。強力な作品だよ。
『Idiot』 / Iggy Pop
フジ・ロックで観るのが楽しみだから!(笑)。それは別にしても、これは素晴らしい作品だし、イギーが最も生々しくて、無分別で、自然発生的かつエキサイティングな音楽を作っていた頃の代表的作品だから。
―― 本日は興味深い話を色々と聞かせていただき、どうもありがとうございました! 来日を楽しみにしています。
こちらこそ! 日本に行くのを本当に楽しみにしてるよ! じゃあね!