カラス&バルビローリの『アイーダ』全曲
Sunday, March 13th 2005
カラス&バルビローリ一期一会の《アイーダ》!レディー・バルビローリ悲願の正規盤初登場!
カラス人気も手伝い、海賊盤の流布などで広く知られているバルビローリの『アイーダ』が遂に正規盤として登場! バルビローリ・ソサエティーの協力はもちろん、90代でご存命のレディー・バルビローリ(オーボエ奏者エヴェリン・ロスウェル)のたっての希望で、TESTAMENTよりリリースとなります。
イギリスを代表する名指揮者として活躍したバルビローリはイタリアの血を引き、実演やレコーディングでイタリア・オペラの序曲や前奏曲などをさかん取り上げていましたが、正規の全曲録音はヴェルディの『オテロ』とプッチーニの『蝶々夫人』を残したきりでした。祖父と父親がヴァイオリニストとして『オテロ』初演に参加していたという家系を持ち、イタリア・オペラに尽きせぬ愛着を抱いていたという指揮者だけに、この『アイーダ』はたいへん貴重な音源と言えるでしょう。
ライナーノーツ内には、バルビローリ夫人に当時の記憶をインタヴューし、さらに彼女の著作'Life with Glorious John'の記録をまとめた大変興味深い文書が掲載されています。これによると、バルビローリはカラスとともに仕事をすることに、最初不安を感じていたようです。それは、すでにスターであったカラスが(多くのプリマドンナがそうであるように)『難しい人』であるとの風評があったからです。しかしながら、実際リハーサルを始めてみると、それらがまったくのでたらめであることを知ります。彼女は、よりよく歌い演じること以外なにも求めていませんでした。そしてそのためには、どんな厳しいトレーニングも辞さない姿勢に、バルビローリは『いままで共演したなかで、最もやりやすい歌手。』とまで評しています。
バルビローリとカラスの共演はこの『アイーダ』一回きりではありましたが、ふたりのアーティストの信頼感は急速に深まりました。いつもは、一度決めたことを覆すのを嫌ったカラスですが、ちょっとした立ち位置の問題なども、サー・ジョンのアドヴァイスには(熟考して納得した上で)素直に従ったとの記録も残っています。こうした絆の深まりは、ふたりのアーティストが同じ言語を理解していたからだとバルビローリ夫人は語っています。つまり、ふたりはヴェニス方言を解しました。カラスは夫、ジョヴァンニ・バティスタ(奇しくもバルビローリの幼名と同じ!)・メネギーニがヴェニス出身でしたし、バルビローリにとってはもちろんネイティヴ言語であったわけです。言語の一致は小さいことかも知れません。しかし、非常に微妙なニュアンスを伝えあわなければならない歌手と指揮者という関係性においては、大変有効なことであったに違いありません。
1953年は、エリザベス二世の戴冠式がおこなわれた年で、これを祝うため様々なイヴェントが開催されていました。この『アイーダ』でも、まるでガラ・コンサートのように豪華な歌手が集められているあたりに、コヴェント・ガーデン王立歌劇場の力の入れようが窺えるというもの。
アイーダ役はマリア・カラス。この役を得意としたカラスとしても、この時期は過度なダイエットを経る以前の豊麗な美声を保っていた頃。しかもアムネリス役にはジュリエッタ・シミオナートという、これまた大物歌手が名を連ねています。
ラダメス役は、至難のハイCを楽々と歌いきってしまうことで有名だったチェコ出身のクルト・バウム。カラスとはメキシコで『アイーダ』を共演したおり、得意の高音をあまりにもみせつけてカラスの対抗心をおおいに煽ったという仲。この公演でも壮絶な歌合戦が繰り広げられています。
アモナスロ役は、アメリカ出身でヴェルディの諸役を得意としたジェス・ウォルタース、ランフィス役には、1958年に49歳の若さで急逝した名バス、ジュリオ・ネッリ、第1幕第2場で美声を聴かせる巫女役に、渡英まもないジョーン・サザーランドの名前が見えることにも注目です。
『アイーダ』は6月4日、6日、10日の三日にわたって上演されましたが、コヴェントガーデン史上最も多忙な時期だったということもあってか、リハーサルは必ずしも十分ではなく、残念ながら初日の評は辛辣を極めます。リハ不足に加え、このような豪華キャストを単なる『お祭り騒ぎ』の一環に飲み込んでしまいそうな雰囲気が評論家や真の音楽愛好家を悲しませたのかもしれません。
しかしながら、この録音がおこなわれた最終日、音楽は伝説にまで高まります。'The Callas Legacy'の著者として知られるアードインによれば、『サー・ジョンとのアイーダはカラスにとって、その才能を発掘された時と同等の重要性を持つ』『コヴェント・ガーデンもバルビローリの指揮下、鮮やかで生き生きとしており磨きぬかれた演奏を聴かせた!』と評しています。
バルビローリとカラスはしかし、二度と共演する機会に恵まれませんでした。この『アイーダ』の4年後、ふたりともエディンバラ音楽祭に招かれますが、カラスはスカラ座との『夢遊病の女』への出演、バルビローリは生誕100周年だったエルガーの音楽を振るためでした。ふたりはレセプションで顔をあわせ(カラスの体型のあまりの変貌ぶりに、最初誰だかわからなかったそうです!)、楽しそうに’ヴェニスなまり’で会話をした、とのエピソードが残っています。
・ヴェルディ:歌劇『アイーダ』全曲
アイーダ:マリア・カラス
アムネリス:ジュリエッタ・シミオナート
ラダメス:クルト・バウム
アモナスロ:ジェス・ウォルタース
ランフィス:ジュリオ・ネッリ
エジプト王:マイケル・ランドン
使者:ヘクター・トーマス
神殿の巫女:ジョーン・サザーランド
コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団&合唱団
ジョン・バルビローリ(指揮)
収録:1953年6月10日 コヴェント・ガーデン、ロイヤル・オペラ・ハウス

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Aida : Barbirolli / Royal Opera House, Callas, Baum, Simionato, Walters, Sutherland, etc (1953 Monaural)(2CD)
Verdi (1813-1901)
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Import Madama Butterfly: Barbirolli / Rome Opera Scott Bergonzi Panerai
Puccini (1858-1924)
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Verdi : Requiem Mass
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