フルトヴェングラー 悪魔の楽匠
2005年1月9日 (日)
フルトヴェングラー 悪魔の楽匠−上巻サム・H・白川著 藤岡啓介・加藤功泰・斎藤静代 訳
世界最高のオーケストラであるベルリン・フィルとウィーン・フィルを指揮し、オペラの指揮者としても名声を誇り、さらには作曲家としても三極の交響曲を完成させるなど、文字通り、二十世紀を代表する音楽家、ヴィルヘルム・フルトヴェングラー。上巻では、華麗なる知識階層に生まれた天才の、一筋縄ではいかない幼少年期から、青年期の修行時代を経て卓越した一流の指揮者になり、音楽家、作曲家そして思想家へと発展する道筋を辿る。A5判
・音楽を奏でる力を持って
・マインハイム
・ベルリン
・アメリカ
・成功と征服
・決断
・ヴァイマールと第三帝国
・ナチスの恐怖政治
・苦悩するプロメテウス
・枢密院顧問官
・ヒンデミット事件
・もう一つの事件
・精神の対決
・おぞましい任務 その一
フルトヴェングラー 悪魔の楽匠−下巻
サム・H・白川著 藤岡啓介・加藤功泰・斎藤静代 訳
フルトヴェングラーの名声には没後五十年となるいまもなお、暗い影がさす。彼が、ナチ政権下のドイツに留まるという、宿命的、悲劇的決断をしたためだ。一九三三年のナチスによる政権奪取後、数千人のインテリや芸術家は亡命した。しかし、フルトヴェングラーは終戦直前までドイツに留まった。この、決意ゆえに、彼は「ナチスの宣伝マン」「ヒトラーのお気に入り指揮者」「悪魔の楽匠」という、永遠に続く糾弾と非難の的となった。しかし、彼がナチに追従したどころか、公然とヒトラーやヒムラーに叛旗をひるがえし、生命の危険もかえりみず闘ったことを、本書は文献資料を駆使して克明に描き出す。下巻では、敗戦直前のドイツからの脱出劇、非ナチ化審理の過程、そして復帰後の活動を描く。さらに、遺された膨大なレコードから、『トリスタンとイゾルデ』や『指環』、ベートーヴェンの第九をはじめとする、伝説的名盤の数々を論評する。フルトヴェングラーには音楽や政治的存在の他にも種々の側面があった。読者は、この端倪すべからざる人物が問題の多い作曲家であり、多弁なエッセイストであり、日記を丹念に書き続ける人であり、誠実な友人だが逆らえば強敵となる男であり、しかも救いようのない漁色家であることを知るであろう。
・おぞましい任務―その二
・悪魔の誕生日
・公判に至るまでの長い日々
・審判の日
・試練は続く
・秋の輝きと苦難と
・『トリスタン』の録音
・スタジオ録音
・ライブ録音(戦時中の録音;『指環』およびその他の作曲家の作品)
・エロイカ
・コーダ ― 第九は偉大だ
白川,サム・H.
アイダホ州の捕虜・敵性外国人収容所で生まれ、フィラデルフィア州で育つ。フレンズセレクトスクールで学ぶ。テンプル大学で英文学修士号を取得。フルブライト・ヘイズ奨学金を受けロンドン大学に学び、英語学および英文学博士号を取得。芸術一般についての著作多数。テレビドキュメンタリー番組で、(全米テレビ芸術・科学アカデミーの)エミー賞候補としてノミネートされること三回。ニューヨーク在住
藤岡 啓介
1934年東京都武蔵野市生まれ。早稲田大学露文科中退
加藤 功泰
1931年神奈川県横浜市生まれ。アテネフランセ中退、早稲田大学露文科卒
斎藤 静代
1957年静岡県沼津市生まれ。東京外国語大学英米語学科卒
ブロンズ・ゴールド・プラチナステージの場合です。
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