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平林直哉のヒストリカル中毒 「スヴェトラーノフ&N響の注目盤」

2003年5月1日 (木)

特別寄稿:平林直哉のヒストリカル中毒!(番外編)
スヴェトラーノフ&N響の注目盤

チャイコフスキー:交響曲第5番、スラヴ行進曲 
スヴェトラーノフ指揮NHK交響楽団
1997年9月5日ライヴ録音(デジタル)KICC3046
 第5交響曲は遅いテンポと壮大なスケール、そして極めて重心の低い響きに支えられて出来た、超巨大岩石風の演奏。オーケストラも渾身の熱演で棒に答えている。「スラヴ行進曲」も大魔神の歩行のような、地鳴りのする圧倒的迫力。今回の5点中の、最高傑作か。


チャイコフスキー:交響曲第4番、モーツァルト:交響曲第34番
スヴェトラーノフ指揮NHK交響楽団
1993年1月22日ライヴ録音(デジタル)KICC3045
 チャイコフスキーは広々とした空間を感じさせるような第1楽章、孤独感に溢れた第2楽章が素晴らしいが、第4楽章の爆発もこの演奏の聴き所。モーツァルトも異例とも言えるスケールの大きさだが、表情はていねいで、響きそのものはとてもきれい。
ベートーヴェン:交響曲第9番『合唱』
スヴェトラーノフ指揮NHK交響楽団、国立音楽大学合唱団、佐藤しのぶ、永井和子、市原多郎、多田羅迪夫
1995年12月22日NHKホールでのライヴ録音(デジタル)KICC3042
 第1、2楽章はピンと張りつめた緊張感と強靱なリズムとが、極めて厳しく男性的な迫力を生む。第3楽章は一転して清らかな世界。第4楽章は特に独唱が登場して以降は巨大な建築物のようなスケールの大きさ。合唱の真摯で透明感溢れるハーモニーも印象的だ。
ベートーヴェン:交響曲第6番『田園』、バッハ:管弦楽組曲第3番〜アリア 
スヴェトラーノフ指揮NHK交響楽団
田園が1999年2月17日、アリアが1993年1月22日のライヴ録音(デジタル)KICC3043
 スヴェトラーノの「田園」というと、荒削りな演奏を想像しがちだが、それは誤りである。これは、やや遅いテンポで一貫され、感傷的な気分を排したたいへん気高く美しいもの。余白の「アリア」も、ざわめいた心をたちどころに沈静化してしまうような静寂感。
ブラームス:交響曲第3番、ベートーヴェン:『献堂式』序曲
スヴェトラーノフ指揮NHK交響楽団
1993年1月28日ライヴ録音(デジタル)KICC3044
 ブラームスは、同時に発売された他の演奏のような遅さ、重さはないが、引き締まった響きをさらに凝縮したような充実感がある。しかし、第3楽章などは意外にロマンティックだ。「献堂式」は短い曲ながら重厚感一杯で、スヴェトラーノフの個性が満開している。

関連特集

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チャイコフスキー:交響曲第5番、スラヴ行進曲 スヴェトラーノフ指揮NHK交響楽団(1997年)

CD

チャイコフスキー:交響曲第5番、スラヴ行進曲 スヴェトラーノフ指揮NHK交響楽団(1997年)

チャイコフスキー(1840-1893)

ユーザー評価 : 5点 (5件のレビュー) ★★★★★

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発売日:2003年04月23日
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スヴェトラーノフ&N響

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