コパチンスカヤ、T・カウフマン、カメラータ・ベルン/『エグザイル』
2024年10月18日 (金) 18:00 - HMV&BOOKS online - Classical

コパチンスカヤが深い共感を持って描く、故郷を追われた人々の音楽
パトリツィア・コパチンスカヤが、音楽監督を務めるカメラータ・ベルンとその首席チェロ奏者トーマス・カウフマンと共に、故郷を追われた、あるいはやむなく去った人々をテーマに構成したアルバム。コパチンスカヤ自身、故郷モルドバは自分のなかでもはや失われており、そこに囚われていながらも既に根を下ろしておらず、自分は永遠に根無し草であると感じていることが、このプログラムの根底にあります。
ウクライナとロシアに共通する民族楽器クギクリ(Kugikly パンパイプ)を使用して本来演奏される伝承曲の、リズミカルながらもどこか不安を帯びた編曲版から、弦楽合奏によるアルフレート・シュニトケ[1934-1998]のチェロ・ソナタが立ち上がり、巨大な蒸気機関を思わせる曲想へと発展していくオープニングは圧巻。コパチンスカヤが不穏な響きに乗り澄んだ声で歌うモルドバの伝承曲『Cucusor cu pana sura(灰色の羽のカッコウ)』 、故郷ポーランドで演奏を禁じられたアンジェイ・パヌフニク[1914-1991]、内的亡命者と呼べるフランツ・シューベルト[1797-1828]、ソヴィエトで12音と四分音による音楽に打ち込みフランスへ亡命したイワン・ヴィシネグラツキー[1893-1979]などが続き、ラストはウジェーヌ・イザイ[1858-1931]がシンシナティ交響楽団の音楽監督を務めていた時にヴァイオリンとヴィオラの合奏のために書いた『逃亡者』を収録。鋭利な解釈と表現で作品への深い共感を刻むアルバムです。(輸入元情報)
【収録情報】
1. 伝承曲:クギクリ〜ヴァイオリンと、ウクライナとロシアのパンパイプのために(ジョナサン・ケレン編、弦楽合奏版)
2. シュニトケ:チェロ・ソナタ第1番(マルティン・メルケル編、チェロ、弦楽とチェンバロ版 2020)
3. モルドバ伝承曲:灰色の羽のカッコウ
4. パヌフニク:ヴァイオリンと弦楽のための協奏曲
5. シューベルト:5つのメヌエットと6つのトリオ D.89〜第3番(コパチンスカヤ編、弦楽合奏版)
6. ヴィシネグラツキー:弦楽四重奏曲第2番 Op.18
7. イザイ:逃亡者 Op.25〜低音部の無い弦楽合奏のための
パトリツィア・コパチンスカヤ(ヴァイオリン、指揮、歌:3)
トーマス・カウフマン(チェロ)
ヴラド・ポペスク(歌:3)
カメラータ・ベルン
録音時期:2024年3月
録音場所:ベルン、ディアコニス教会
録音方式:ステレオ(デジタル)

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