【映像】フランクフルト歌劇場/ニールセン:『仮面舞踏会』ドイツ語版
2024年02月16日 (金) 17:00 - HMV&BOOKS online - クラシック
参考動画 Trailer zu Maskerade von Carl Nielsen
斬新な新制作歌劇の上演で注目を集めるフランクルト歌劇場が放つ
ニールセン唯一のコミック・オペラ『仮面舞踏会』!
コペンハーゲンの裕福な商人イェロニムスは、妻マグデローネとの夫婦仲が冷え切っているうえ、仮面舞踏会通いにうつつを抜かすどら息子のレアンダに手を焼いています。そのレアンダは舞踏会で出会った娘レオノーラに一目ぼれ。イェロニムスは息子に夜間外出を禁じますが、レアンダは召使いヘンリクの助けを借りてまんまと家を脱け出し、舞踏会でレオノーラと再会します。息子を追って舞踏会を訪れるイェロニムス。妻マグデローネも夫に内緒で舞踏会に来ているのも知らず、酒と仮装で気が大きくなったイェロニムスは、そこにいた若い娘を口説こうとします・・・
近代デンマークを代表するシンフォニスト、ニールセンによる歌劇『仮面舞踏会』。この作品はヴェルディによる同名のオペラが悲劇なのに対し、ヨハン・シュトラウスやオッフェンバックのオペレッタをも連想させるコミック・オペラです。18世紀初頭のデンマーク=ノルウェー同君連合時代の高名な作家、哲学者のルズヴィ・ホルベアの戯曲をもとにニールセンの盟友ヴィルヘルム・アンデルセンが執筆した台本に作曲。その音楽は、流麗で親しみやすい楽想や溌剌としたバレエ音楽など、ニールセンの声価を高めた交響曲とはかなり異なる相貌を見せています。
2021年12月にフランクフルト歌劇場でプレミエ上演された新制作『仮面舞踏会』は、この公演のために気鋭の演出家マーティン・G・ベルガーがオリジナルのデンマーク語台本から新訳のドイツ語台本を作成。いま世界のオペラ・シーンで最も注目を浴びる演出家のひとりトビアス・クラッツァーの舞台を現代に置き換えた刺激的な演出と共に、デンマークでは国民的オペラとして定着しているこの傑作を国境を越えて広めようという意図で制作されました。バロック音楽から、現代オペラ、バレエ音楽まで、幅広いレパートリーを誇るティトゥス・エンゲルの振るフランクフルト歌劇場のオーケストラの活気溢れる演奏に乗せて、イェロニムス役のアルフレート・ライター、マグデローネ役のスーザン・ブロック、ふたりの名歌手を中心にフランクフルト歌劇場所属の若手アンサンブル・メンバーとダンサーたちが舞台狭しと歌唱演技、ダンスを繰り広げます。(輸入元情報)
(輸入元情報)
【収録情報】
● ニールセン:歌劇『仮面舞踏会』(1906)全曲(ドイツ語版)
イェロニムス/アルフレート・ライター(バス)
マグデローネ/スーザン・ブロック(ソプラノ)
レアンダ/マイケル・ポーター(テノール)
ヘンリク/リヴィウ・ホレンダー(バリトン)
アルフ/サミュエル・レヴィン(テノール)
レオナート/マイケル・マカウン(テノール)
レオノーラ/モニカ・ブツコフスカ(ソプラノ)
ペアニレ/バルバラ・ゼヒマイスター(ソプラノ)
夜警、仮面舞踏会の支配人/ボジダル・スミリャニチ(バス・バリトン)
仮面屋/ダニロ・マトヴィエンコ(バリトン)
教師/ガブリエル・ロリンソン(バリトン)
花の少年/ジョエル・シュタンブケ(ボーイ・ソプラノ)
3人の少女/ウイギョン・キム、マリン・アルデナー、ユリア・K・ヘーセ(ソプラノ)
3人の学生/ドミニク・ステュアート、ヨハネス・レーナー、フロリアン・リヒター(テノール)
ドアマン/ユンジョン・リム(バス)
警官/ラルス・レースラー
ダンサーたち
フランクフルト歌劇場合唱団(合唱指揮:ティルマン・ミヒャエル)
フランクフルト歌劇場管弦楽団
ティトゥス・エンゲル(指揮)
演出:トビアス・クラッツァー
美術・衣装:ライナー・ゼルマイヤー
照明:ヨアヒム・クライン
振付:キンスン・チャン
ドラマトゥルギー:コンラート・クー
収録時期:2021年12月2,4日
収録場所:フランクルフルト歌劇場(ライヴ)
共同制作:ナクソス&フランクフルト歌劇場
映像監督:ミリアム・ホイヤー
収録時間:147分
画面:カラー、16:9
字幕:日本語、英語、ドイツ語(歌唱言語)、韓国語
ブルーレイディスク対応機器で再生できます。