フループ名盤 2023年最新リマスター紙ジャケットSHM-CD再発

フループ名盤 2023年最新リマスター紙ジャケットSHM-CD再発

ピーター・ファレリー (vo, b)、スティーヴン・ヒューストン (key, oboe, vo)、ヴィセント・マッカスカー (g, vo)、マーティン・フォーイ (ds, per) によって 1971年、北アイルランド、ベルファストで結成。フォーク、トラッド、ジャズなどの要素をミックスした抒情的なサウンドを展開し、70年代に４枚のオリジナルアルバムを残した名プログレッシブロックバンド、フループ (Fruupp)。

1973〜75年にDawnレーベルからリリースされた全スタジオアルバム『知られざる伝説』『七不思議』『天の瞳を持つ王子 - 虹の果ての黄金伝説』『当世仮面舞踏会』の４タイトルが 2023年最新リマスターの紙ジャケットSHM-CDで再発。

知られざる伝説 (1973年)

Future Legends  

1973年のデビューアルバム。ベースのピーター・ファレリーによる美しいジャケットワークに象徴されるように、神話や伝承を作品のモチーフにした進行は、当時のイギリス本土のグループとはどこか違う、エキゾティシズムを感じさせる真なるアイデンティティを持った作品。ボーナストラック１曲を収録。

七不思議 (1974年)

Seven Secrets  

前作『知られざる伝説』からわずか半年後の1974年４月にリリースされたセカンドアルバム。バンドと深い関わりを持つアイルランドの小説家 ポール・チャールズがコンセプトと歌詞を提供。オーボエ、弦楽奏、アルペジオのつま弾きなど、彼らの全作品中で最もアコースティックな響きが印象的な作品。光と影が交差する美しい音宇宙は、フループの独自の世界を演出。アイルランドの大地を想起するようなたおやかなアルバム。

天の瞳を持つ王子 - 虹の果ての黄金伝説 (1974年)

The Prince of Heaven's Eyes  

５番目のメンバーとでも言うべき、小説家のポール・チャールズによる「虹の果てを探しに行く男」の童話に基づくコンセプト作。アルバムのほとんどの曲をキーボードのヒューストンが手掛け、シンフォニック色が強まっている。オリジナル盤に付属の小説のブックレット (日本語全訳あり) 付き。ボーナストラック２曲を収録。

当世仮面舞踏会 (1975年)

Modern Masquerades  

プロデュースを元キング・クリムゾンのイアン・マクドナルドに託した1975年発表の４作目。キーボードのスティーヴン・ヒューストンが宗教活動に専念したいという理由で脱退、代わりにジョン・メイソンが参加。ものがなしくも美しいメロディで始まる本作は、全作品中最も洗練された素晴らしいアルバムとなったが、残念なことにこれが最終作となってしまった。

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