【シティポップ名盤】ソニーミュージック『ALDELIGHT CITY POP COLLECTION』第２回 ― 伊藤美奈子、鈴木こう、惣領智子、中原理恵、藤本健一 など ８タイトル＋関連コンピ ２タイトル

ソニーミュージック「ALDELIGHT CITY POP COLLECTION」第２回

ソニーミュージックが誇る豊富なカタログから、今シティポップとして国内外に注目を集めている名盤の中から入手困難になっている作品を、2023年最新リマスターを採用した 高品質Blu-spec CD2の廉価盤として再発売するシリーズ『ALDELIGHT CITY POP COLLECTION (アルデライト・シティポップ・コレクション)』。

2023年３月22日 (水) 発売の第2回は、五十嵐浩晃『愛は風まかせ』、伊藤美奈子『誘魚灯』、鈴木こう『SA-RA-VAH STREET』、惣領智子『City Lights by the Moonlight』、SOAP『SOAP 1st-HARMOTOPIA-』、中原理恵『ドリーミング ラブ』、藤本健一『アペリティフ +1』、横倉 裕『ラヴ・ライト』の８タイトル。

いずれもシティポップのディスクガイド本や人気音楽ブログなどで取り上げられ、再発売が望まれていた作品だ。また、鈴木こう『SA-RA-VAH STREET』、惣領智子『City Lights by the Moonlight』、中原理恵『ドリーミング ラブ』は今回初のCD化となる。

また、ベストセラー書籍『「シティポップの基本」がこの100枚でわかる！』(星海社新書) の著者・栗本斉 (くりもと ひとし) が企画・選曲・解説を担当した『シティポップ・ストーリー CITY POP STORY 〜 Urban ＆ Ocean』、シティポップ再評価の源流であるユニット、流線形のクニモンド瀧口が企画・選曲・解説を担当した『CITY MUSIC TOKYO parallelism』のコンピレーション２タイトルも同時発売となる。

愛は風まかせ / 五十嵐浩晃 (1980年)

北海道の大自然が育んだポップシャワー感覚のアルバム。彼独特のメロディラインとエモーショナルなボーカルがみごとにマッチした１枚。全10曲収録。

誘魚灯 / 伊藤美奈子 (1984年)

1984年３月23日発売のセカンドアルバム。松任谷正隆がサウンドプロデュース＆アレンジを担当。シングル「指切り」「誘魚灯」を収録。

SA-RA-VAH STREET / 鈴木こう (1982年)

1982年の鈴木こう唯一のアルバム。吉田美奈子、松原正樹、今剛、井上監、清水信之、林立夫、伊集加代子などビッグネームが多数参加したシティポップの隠れた名盤。シングル「Y (WHY?)」、人気曲「サ・ラ・バ ストリート」「うたたねドリーマー」ほか全10曲を収録。初CD化。

City Lights by the Moonlight / 惣領智子 (1977年)

数あるシティポップの名曲の中でも、詞、メロディ、アレンジがすべてにおいて極上なタイトル曲「City Light by the Moonlight」は秀逸。この曲を形容するにふさわしい、まさしく “スターライト・チューン”。さらに「信号機」「きらめいた日々」「愛の世界」「ウイスキー･ララバイ」「I Say Who」など、惣領智子の哀愁漂う気品あるヴォーカルと、アレンジャーの惣領泰則サウンドが堪能できる名曲ぞろいの傑作アルバムとなっている。初CD化。

SOAP 1st -HARMOTOPIA- / SOAP (1981年)

トリッキーかつスピード感溢れたコーラスワークと全員がメインヴォーカルをとる斬新なスタイルで、新しいコーラスグループの姿を提示した SOUP 唯一の傑作アルバム。シティポップスファンにも刺さる隠れた名盤。初リマスター。

ドリーミング ラブ / 中原理恵 (1982年)

1982年にアナログLPで発売された中原理恵のベストアルバムをそのまま初CD化。このベストアルバムは、アナログ盤のＡ面に、松本隆、筒美京平コンビによるヒット曲「東京ららばい」や「ディスコ・レディー」など、彼女のキャリア前半のシングル６曲を収録。Ｂ面は山下達郎提供の５曲が収録されており、作詞で吉田美奈子、アレンジで坂本龍一も参加している。まさしく歌謡曲とシティポップが融合したベスト盤となっている。

アペリティフ +1 / 藤本健一 (1986年)

西海岸AORに影響されたシンガーソングライター藤本健一が、1986年にCBSソニーからリリースした唯一のアルバム。和製AORの隠れた名盤として近年人気が上昇している作品。シングルＢ面曲「ピュア・マインド」をボーナス収録。参加ミュージシャンは、鈴木茂 (g)、鳥山雄司 (g)、佐藤博 (key)、マイク・ダン (b)、高水健司 (b)、井ノ浦英雄 (ds)、中西俊博 (vl) など。初リマスター。

ラヴ・ライト / 横倉裕 (1978年)

キーボーディスト横倉裕 (よこくらゆたか) がデイヴ・グルーシンのプロデュースで1978年にアルファレコードからリリースしたデビューアルバム。琴、琵琶、尺八等の日本伝統楽器も起用した独自のフュージョンサウンドで海外人気も高く、当時米国でもリリースされた。参加ミュージシャンは、デイヴ・グルーシン (key)、エイブラハム・ラボリエル (b)、スティーヴ・ガッド (ds)、パティ・オースティン (vo)、喜多島修 (琴, 琵琶) など。初リマスター。

シティポップ・ストーリー CITY POP STORY 〜 Urban ＆ Ocean

書籍『「シティポップの基本」がこの100枚でわかる！』(星海社新書) の著者・栗本斉 (くりもと ひとし) が企画・選曲・解説を担当した「シティポップ」決定版コンピレーション。

70年代半ばから80年代にかけてのシティポップ黄金期のオリジナル楽曲に特化し、定番楽曲の他、DJによって再評価された楽曲や海外での人気曲まで網羅してバランスよく収録。アップテンポがメインの「Urban Side」とメロウナンバーがメインの「Ocean Side」の２枚のディスクに分け、気分やシチュエーションによって使い分けができる2枚組仕様。

CDアートワークには上掲書の表紙に使われた鈴木英人 (すずき えいじん) 氏のイラストを使用。

CITY MUSIC TOKYO parallelism

クニモンド瀧口 (流線形) が選ぶシティーミュージックコンピレーションのソニーミュージック編第２弾。

今回はレーベルの枠を超え、さらにパワーアップした内容の17曲を収録。有名楽曲は勿論のこと、初CD化曲、長らく廃盤になっていた曲、未配信楽曲など現在この盤でしか聴けない曲も多数セレクトされた新たな発見のある１枚。

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