Neo-Porte1期生インタビュー!或世イヌ×水無瀬×天帝フォルテ

2022年06月20日 (月) 11:30

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実はお茶目?無の時間が好き?ネオポルテ1期生の3人に直撃インタビュー!


VTuberの渋谷ハル、プロゲーミングチーム「Crazy Raccoon」、歌手のまふまふ、そらるがプロデュースするVTuber事務所「Neo-Porte」。そこから今年3月にデビューした1期生のうち、水無瀬、或世イヌ、天帝フォルテの3人に直撃インタビュー! 実はお茶目? 寂しがり屋? 無の時間が好き? ネオポルテ1期生はどんな人たちなんだろう⁉

(インタビュー・文/宮崎新之)


或世イヌ(アルセ イヌ)
[Twitter / Youtube]
素の顔はブラック企業に勤める新卒1年目。いち早く会社を辞めるためにお金を稼ぐ企画を必死に考えている。

水無瀬(ミナセ)
[Twitter / Youtube]
自由に放浪する旅人。ちょっぴり乙女心があるので年齢と体重を聞かれるとキレる。

天帝フォルテ(テンテイ フォルテ)
[Twitter / Youtube]
何度でも蘇る不滅の女帝。全てにおいて高みを目指す完璧主義者だが少し抜けているところがある。



――みなさんはVTuberになる前はどのようなことをしていたんですか?

水無瀬 VTuberになる前はニートでした…。でも、自分の人生の中に華になるような経験がほしいと思って目指しました。少し前にこういうVTuberの配信を知って、それに元気をもらっていたんです。だから、今度は与えられる側になりたいと思いました。

或世 僕は普通に会社員として働いていて、でも会社だけに依存したくないなと昔から思っていたんです。そもそもネオポルテの楽しそうなテンション感や視聴者との距離感がすごく好きだったので、そこで機会をいただきたいと思って連絡しました。

天帝 私はゲームや音楽が好きで、ずっとゲームと音楽しかやってこなかった(笑)。だから、ネオポルテに合ってるなと思って運命を感じて応募しました! それに今の日本のプロゲーマーや配信者に対してのイメージを変えていきたい。自分が有名になって、もっといい印象に変えていきたいと思っています。

――VTuberとしてデビューしてみて、今の手ごたえはいかがでしょうか

天帝 いろいろな人が観に来てくれて、すごく嬉しいです! でも、意外と配信しながらゲームするのって大変なんだなと思いました(笑)。今までは楽しく見ていたけど、配信者さんの大変さを実感しています。

或世 実際やってみると違うよね。あと、人に見られていることを常に感じながら生きていくのは思ったよりも大変。どうやったら楽しんでもらえるだろう?と常に考えてます。リアクションもSNSなどですぐに見ることができるので、それがプレッシャーでもあり、楽しいところでもあります。

水無瀬 見てくれる人がどういうことを楽しいと思ってくれるのか、どこに興味を持ってくれるのか…そういうことを考えるのが一番難しい。やっぱり見てくれている人全員を一度に元気にしたり勇気を与えたりするのは、なかなかできない。今、第一線で活躍されている人たちのすごさを、改めて感じていて、いろいろ試行錯誤しています。

――VTuberをやっていて、気を付けていることや心掛けていることは?

天帝 私はちょっと口が悪いので…その、暴言には気を付けています。でも、たまに…(笑)。出さないよう、これからも気を付けていきます!

或世 全員が納得して面白いと思ってもらうのって本当に難しい。だから、良くも悪くも“全員がいい”と無理に思ってもらわなくてもいいと考えるようにしています。まずは自分が楽しんでいる姿を見てもらうことが第一だし、その上で少しでも「面白いな」と思ってくれる人を増やしていければいいな。自分が続けていくことが辛くならないように、聴いている人もそう感じないようにというある種の気楽さは大切にしています。

水無瀬 いわゆる魅せプレイを磨いて、観ていて飽きないものをお届けするというのは割と心掛けています。普段、いろいろな動画を観ていて、何か新しい動きを見つけたりしたら習得できるようにはしていますね。わざわざ探したりはしていないですけど、目に留まったものは全部習得しようとは思っています。

――「VTuber最協決定戦 SEASON4 Ver. APEX LEGENDS」にチーム「BobSappATM」として参戦し、見事2位となりましたが、大会に出てみた感想をお聞かせください。

水無瀬 この3人で組んでみて、まず波長が合いそうだなって思ったんですよ。実際に気楽に話せるし、意思疎通がしやすかったので、そこが一番嬉しかったですね。僕は個人的にも、何かひとつの目標に向かって頑張ることがありませんでした。この3人で一緒に頑張ることができて、自分以外のほかの人と何かを目指すこととは、こういうことなんだと知ることができました。自分の人生の中で、すごくプラスになったように思います。今までは無気力だったので、人生に光が差したような感覚です。

天帝 私は人見知りがすごくて、最初に3人で集まったときも大丈夫かな…と思っていたんです。でも、もともと水無瀬と或世は仲が良くて、入りやすい雰囲気だったので話しやすかったです。やっぱりこういう大会に出ると、ケンカになってしまったり、意見がぶつかったりすることってよく聞くじゃないですか。そういうことが起こらず、お互いを尊重し合うことができたのが良かったです。

或世 大会前に、本気で勝ちにいくのか、面白いチームとして見ている人の記憶に残すのか、何を目指すのかを話し合って、本気で勝ちにいこうと同じ方向を目指せたのが大きかったですね。ふざけあっていても、裏ではちゃんと練習してきているという信頼がありました。だから最終戦も周囲は誰もがダメだって思っていても、僕ら3人だけは最後まで諦めていませんでしたから。これから困った時に相談できる相手、遊ぼうぜ〜って気楽に言える仲間になれたことは、大会の結果以上に大事なことだと思っています。


【APEX】V最協本番!ずっと努力してきたんだ/#BATMWIN【或世イヌ/Neo-Porte】

――大会を通して、充実した時間を過ごせたんですね。では、オフの時間などはどのように過ごすことが多いですか?

或世 僕は釣りが好きなので、よく釣りに行っています。自分で釣った魚をさばいて料理したりするのが好きなので、意外とアクティブなんですよ。基本、モニタの前にいるのが仕事なので、外に出てリフレッシュする時間は必要だと思います。

水無瀬 僕は頭に何も情報を入れない時間が好きです。“無”の時間ですね。部屋の隅で体育座りして、天井を見つめています。なんかこう、自分が生命の一部なんだと感じられるというか…生きてるんだなって思うんですよ。

或世 いや、コワいコワい! これ、文字になって残るんだぞ?(笑)

水無瀬 そうかなぁ(笑)。なんか、考えることって疲れますから…。

――考えるのに疲れたときに、何も考えない時間を作ってみると、次に考えたときにスッキリと情報とかを入れられるのかもしれないですね。

水無瀬 そうです! わかってもらえた! ありがとうございます‼

初配信前から天井を見つめていた水無瀬さん(初配信は3月25日

――ちょっと水無瀬さんと繋がれた気がします(笑)。続いて、フォルテさんの自分らしい時間は?

天帝 それはもうゲームしている時間。私からゲームを取ったら何も残らないくらいゲーム一色の生活です(笑)。配信外でも、友達とゲームばっかりやっています。小さいころからゲームが好きだったんですけど、女の子はだんだんオシャレとかメイクとかに興味が出てきて、ゲームしなくなっちゃうんですよ。でも、私はずっと好きで。私の人生はゲームです!

――初めてハマったゲームはなんだったんですか?

天帝 やっぱりポケモンですかね。好きなポケモンは、やっぱり天帝なのでエンペルトです(笑)。小さいころはポケモンをやっている時間が長かったですし、ポケモンのインターネット対戦をやるようになってから、だんだん本格的にスイッチが入っていった感じでした。

――なるほど! では、好きなアニメや本はありますか?

天帝 最近はデビュー準備が忙しくてチェックできていないんですけど、アニメとかも好きで、昔は良く見ていました。でも、パッとタイトルが出てこない…(笑)。ゲームなら、すぐ出てくるんですけどね(笑)。

或世 僕は本を読むのが結構好きで、小説だと「獣の奏者」をずっと読んでました。アニメだと「蟲師」とか「東のエデン」が好きですね。僕自身がクリエイター側に近いことを長くやっていたので、作り手側の視点で観ているところはあるかも。本当に素晴らしいと思う作品だから、知ってほしい!という気持ちになりますね。

水無瀬 僕も結構、本は読みます。東野圭吾さんの「分身」とかが好きですね。生きる意味をずっと探していて、それを見つけようと小説を読んでいるところはあります。他にはちょっと質問の趣旨とは違うと思うんですけど…いろいろな大学の赤本とかを見るのも好きです。

――赤本ですか⁉

水無瀬 はい。赤本をたまに買ってきて、ひたすら眺めています。活字を見るのが好きで、文字だな…と思いながら見てます。

或世 いや、だからコワいから…(笑)。

水無瀬 最初は、重そうだなと思って。本屋に行くのも好きで、赤本を見つけたときに分厚いな、と思ったんですよ。手に取ったら、当たり前ですけど重くて。その重さが好きで、買いました。質量を感じたんです。

――小説の中に生きる意味を求めているように、本の重さにも何か感じるところがあったのかもしれないですね。最後に、3人の今後のビジョンをお聞かせください。

水無瀬 見ている人を巻き込むことが好きなので、大勢を巻き込むような企画をやってみたいです。建前としてはビッグになっていたらいいな!と思うんですけど…本音を言えば、生きていたらいいな…ですね。大きい夢がなくて申し訳ないんですけど、生きていられたら十分だと思います。

或世 近々また大会にも出させていただくことが決まっていますが、僕はスタート値がそんなに高いわけではないので、まず努力をして、そこにかける想いの強さを多くの人に見てもらいたい。そして、僕らはすごく恵まれた環境にいるんですけど、新たにVtuber界隈に入ってきた人には、馴染みにくい部分もあると思うんです。でも、そういう人の中にも界隈を盛り上げてくれる人って絶対にいる。そういう人たちに何かできることがないかな?と思っています。僕がネオポルテを目指した大きな理由のひとつにやっぱり渋谷ハルさんの存在があって、ハルさんのように大会を開いて主催者側に回っていたいという希望はあります。

天帝 すごく先の話になるとは思うんですけど、ネオポルテに入ったからには、大きな会場でのライブとか、個人ではできないような大きいことに挑戦したいです! 最近ずっと忙しかったんですけど、時間ができるようになったら英語を勉強しようかと思っているんです。海外の人とも交流できるようになって、世界的な活動をして大きな人間になっていたいです!

ネオポルテ1期生インタビューの第2弾もお楽しみに!




第二弾はこちら

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