HMV&BOOKS online - ジャパニーズポップス|2025年11月05日 (水) 18:15
無人島 〜俺の10枚〜 【グソクムズ:堀部祐介(Ba) 編】
2021年12月08日 (水) 18:00
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風街を愛する若者たちが作り上げた“ネオ風街”。
ファーストにして希代の名盤たる風格を湛えた傑作「グソクムズ」を発売する彼らが選ぶ10枚とは?メンバー4名による連載編・今週は堀部祐介(Ba)の10枚。
Curly Giraffe 『New Order』
トラディショナルなフォークロックの香りもしつつ、西海岸な感じのカラッとした空気感もあって、めちゃオシャレです。
Curly Giraffeは僕と同じベーシストの高桑圭さんのソロプロジェクトということもあって、「俺もこんな曲書きたいな〜」とか思いながら聴いています。
お気に入りは1曲目のForbidden Fruitsと5曲目のPeculiarities。
特に1曲目のForbidden Fruitsは、無人島バカンスのオープニングを飾るに相応しい爽やかさとウキウキ感があります。
無人島に着いたらまずこのアルバム。
▼オススメ楽曲
Forbidden Fruits
Run Run Run
Peculiarities
細野晴臣 『泰安洋行』
1曲1曲も素晴らしいのですが、バランスや曲順も最高なのでぜひ通しで聴きたいアルバムです。
お気に入りは9曲目のPom Pom 蒸気です。
ロックンロールをこれだけ細野さんらしく消化するのはさすがだなと思います。
このアルバムのバージョンも最高なのですが、TOKYO SHYNESSとかでやってるバージョンも激シブなので是非聴いてください。
何かで細野さんが「最近の曲はイントロでワクワクしない」みたいなことを仰っていた記憶があるのですが、細野さんの曲を聴くと「なるほど、そういうことか」と思います。
海に向かう道中とかに車で聴く用。
▼オススメ楽曲
Sayonara,The Japanese Farewell Song
Chow Chow Dog
Pom Pom蒸気
Phum Viphurit 『Manchild』
「シティポップ」で括ってもよさそうなんだけど、それだけだと捉えられない感じ。
洋楽的でもあるし邦楽的でもある、不思議なアルバムです。
ドリーミーな雰囲気が無人島の空気感によく合いそう。
お気に入りは1曲目のStrangers in A Dream、6曲目のPapaer Throne。
Phum Viphuritの肩の力の抜けた歌い方と深いリバーブのかかったギターが陽炎のようで、夏を感じます。別段夏のアルバムではないだろうけど。
晴れた日に海辺の木陰でビールでも飲みながら聴いたらきっと気持ちいいだろうな。
▼オススメ楽曲
Strangers is a Dream
The Art of Detaching One's Heart (feat. Jenny & The Scallywags)
Papaer Throne
Bob Marley & the Wailers 『Live!』
聴いてるだけで勝手に体が動き出す強烈なうねり。
本来の意味で、ファンキーなアルバムです。
お気に入りは5曲目の「NO WOMAN, NO CRY」です。
曲の中盤で「Everything’s gonna be all right」という歌詞をみんなで歌いながら繰り返すのですが、なんだか妙な説得力があるというか。
悩んでるときや苦しいときも「まぁ、なんとかなるよな」という気持ちにさせられます。
ギターソロも最高です。
日差しに思いっきり照りつけられながら、「あちぃ〜」とか言いながら聴きたいです。
▼オススメ楽曲
BURNING AND LOOTING
NO WOMAN, NO CRY
I SHOT THE SHERIFF
Ennio Morricone 『ニュー・シネマ・パラダイス【完全版】』
映画音楽は同じモチーフが場面に合わせて様々なアレンジで登場するので、アレンジの勉強になりますね。
お気に入りは1曲目のニュー・シネマ・パラダイスです。
冒頭、美しいイタリアの海をバックに白いカーテンが風にそよぐシーンでこの曲が流れるのですが、これから始まる物語のオープニングとして完璧だと見るたびに思います。
美しい曲なんだけど、どこか哀愁があって、なんだか郷愁を誘われます。
イタリア人だったのかな?
午後、バルコニーでアイスコーヒーを飲みながら聴く用。
▼オススメ楽曲
ニュー・シネマ・パラダイス
愛のテーマ
過去と現在
手嶌葵 『The rose 〜I Love Cinemas〜』
清流のように透き通る、だけど温もりのある本当に素敵な声です。
バッキングは基本的にピアノorギター1本、多くてもカルテット編成くらいなのですが
本当にシンプルで、まさに「お手本」という感じがします。
お気に入りは3曲目のCalling Youです。
曲の持つ少し物悲しい雰囲気と手嶌葵さんの声、素朴なバッキングが見事にマッチしてます。
途中のローズピアノのソロも最高。
暮れゆく島の景色を眺めて、遠くに波音を感じながら聴きたいです。
▼オススメ楽曲
The Rose
Calling You
Over The Rainbow
Joe Pass 『Virtuoso』
全曲Joe Passのソロギターを堪能できる最高のアルバムです。
Virtuosoと名のつくアルバムはこのアルバムを含めて5枚(確か)あるのですが
このアルバムの音が一番生々しくて、目の前で演奏してもらっているような感覚になります。
とんでもなく難しいことをしてるのですが全くいやらしさがなくて
聴くたびに「いやめっちゃうま…」と至極当然な感想を持たされます。
お気に入りは1曲目のNight and Dayです。
アルバムを再生して最初の数秒でグッと心を捕まれます。
中盤スイングになってからも、ギター1本での演奏であることを忘れさせる強烈なスイング感。
「楽器一本でもこれだけ聴かせることが出来るぞ」というのをこんなまざまざと見せられちゃうと、もっと練習せねば…という気持ちになります。
夜の深い時間に、じっくりと繰り返し聴きたいです。
▼オススメ楽曲
Night And Day
How High The Moon
'Round Midnight
Snail Mail 『Lush』
いわゆるオルタナティブ/インディロック的なコードの響きやアレンジには
いつもたくさんのヒントをもらうのですが、Snail Mailの楽曲には特に影響を受けています。
今年の11月にリリースした「Valentine」も最高なのですが、無人島とのことなので聴き慣れたアルバムを。
絶妙なバランスで重ねられたギターのサウンドと、絞り出すようなSnail Mailの声が琴線に触れます。
けだるさとロックの性急さのバランスがとても気持ちいいアルバムです。
お気に入りは4曲目のHeat Waveです。
Snail Mailの弾き語りで静かに始まって、ドラムが入ってきた瞬間、一気に視界が晴れるような気持ちになります。
あと、サビのラストのマイナーコードがめちゃくちゃ効いてます。
狙ってるのか天然なのか分かりませんが、その感じも非常に良いです。
段々と朝焼けに染まる水平線を眺めながら聴いたら泣いちゃいそう。
▼オススメ楽曲
Speaking Terms
Heat Wave
Golden Dream
IO 『Mood Blue』
R&Bっぽいトラックが多くて、大人っぽい感じがオシャレでよく聴いてます。
歌モノの作詞作曲をする身として、HIP HOPという音楽の懐の深さには憧れがあります。
AメロもBメロもなく、一定のループをずっと繰り返す中で自由に言葉をはめ込んでいく所がすごく新鮮で魅力的です。
HIP HOPは浅く広く色々聴くのですが、KANDYTOWNやIOの音楽からは、HIP HOP以外のブラックミュージックへの深い造詣を感じます。
テンポがバッチリ合うだけじゃない「人間が気持ちのいいリズム」を知ってるというか。
ちょっとルーズな感じのフロウが、余裕がある感じがしてシブいですね。
お気に入りは5曲目の「This Time feat.ANARCHY」です。
ANARCHYも大好きなラッパーの1人で、オリジナルの楽曲もfeaturingの楽曲もよく聴いてます。
イケイケなANARCHYも好きですが、こういうChillな感じのANARCHYもシブくて最高です。
無論、IOのラップも、トラックも最高。
早く起きた朝にコーヒーを飲みながら聴いて、ゆったりとした時間を過ごしたいです。
▼オススメ楽曲
Mood Blue
This Time feat.ANARCHY
Dayz To Dayz 2017 feat.Neetz
Keali'i Reichel 『Melelana』
お気に入りは7曲目の「Maunaleo」です。
小学校のときに家族でどこかへ出かけたときに
たまたまハワイアンミュージックのコンサートをやっていたのですが
この曲を歌っていたのを覚えています。
その時は「歌詞はわかんないけど、いい歌だな〜」と思いつつも
曲名は全く分からず、この曲のこともすっかり忘れていたのですが
たまたまこのアルバムを聴いたときに十数年越しに曲名を知ることが出来ました。
太平洋に沈みゆく夕日を眺めながら流れてくる音に身を委ねたいです。
あと、ジャケットが最高。
どんなコンセプトで作ったんだろう。
そういえば、無人島って南の島であってますよね?
極北の孤島とかだったらやだな…。
▼オススメ楽曲
Mele A Ka Pu'uwai
I Will Be Here
Maunaleo
無人島 〜俺の10枚〜 とは
音楽好きには、超定番の企画「無人島 〜俺の10枚〜」。なんとも潔いタイトルで、内容もそのまんま、無人島に持って行きたいCDを10枚チョイスしてもらい、それぞれの作品に込められた思い入れを思いっきり語ってもらう。ミュージシャンとしてルーツとなるもの、人生を変えた一枚、甘い記憶がよみがえる一枚、チョイスの理由にはそれぞれのアーティストごとに千差万別だ。東京・吉祥寺の新星“グソクムズ”、待望のファーストアルバム 『グソクムズ』商品詳細情報
2021年12月15日発売
東京・吉祥寺の新星“グソクムズ”、待望のファーストアルバムが遂に完成!風街を愛する若者たちが作り上げた“ネオ風街”。吹き抜けた気分を奏でる自然体のヤングソウルはいつの時代も変わらない響きで日々を彩る。ファーストにして希代の名盤たる風格を湛えた傑作が誕生。令和の邦楽シーンを担うバンド“グソクムズ”を見逃すな!
シンプルでキャッチーなサウンド、洗練されたメロディ、そして粋なハーモニー。簡潔で適切で雄弁、随所に切れの良いプレイを聴かせる必要最小限の楽器の演奏で、あくまでも「歌」そのものが引き立つような音作り。はっぴいえんどや高田渡、シュガーベイブなどからの影響を絶妙に咀嚼・消化、風のやさしさと街のしたたかさをブレンドした、親しみやすくも滋味深いロックを鳴らす。
滑らかで豊潤な温もりを感じさせるテンダー・ヴォイスから流れ出るように伝わり来るのは豊かな叙情がうかがえる情景描写。それほど気負うわけでもなく、日常的な生活の断片を歌ったような語り口に溢れた歌詞の親しみやすさが魅力。適度にナチュラルに、ある意味では本能的に鳴らした音が時として楽曲に深い彫りと陰影を与えソウルフルに響かせています。メンバー全員がソングライターという筆の冴え、 吹き抜けた気分を奏でるメロディアスな名曲が並ぶ傑作の誕生です。
収録曲
- 01.街に溶けて
- 02.すべからく通り雨
- 03.迎えのタクシー
- 04.駆け出したら夢の中
- 05.そんなもんさ
- 06.夢が覚めたなら
- 07.濡らした靴にイカす通り
- 08.グッドナイト
- 09.朝陽に染まる
- 10.泡沫の音 (ボーナストラック)
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