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エルヴィス・プレスリー ”最後のナッシュヴィルセッション” 50周年を記念した決定版『Elvis Back In Nashville』 キャリア晩年 音楽的に最も充実していたエルヴィス 至高のカントリーソウルを味わう
2021年08月28日 (土) 00:00
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エルヴィス・プレスリー ”最後のナッシュヴィルセッション” 50周年を記念した決定版『Back In Nashville』
エルヴィス・プレスリーの70年代の活動を語る上で欠かすことができない、1970〜71年にナッシュヴィルの凄腕ミュージシャンたちと行なったマラソンセッション。2020年11月に発売された ”ナッシュヴィルセッション” シリーズの前作『From Elvis In Nashville』同様、この『Elvis Back In Nashville』には、エルヴィスと彼のメインバンドによるスタジオでの生演奏と、のちに発売するための主要楽曲を録音している姿をリアルに捉えたオリジナル音源82曲を、オーケストレーションやオーバーダビング一切なしの状態で収録。これらの貴重なセッションは、エルヴィス最後のナッシュヴィル録音を時系列で捉えている。
1971年のナッシュヴィルにおけるスタジオ録音の一部は、オーケストラやヴォーカルのオーバーダブを施されたものが、”季節商品” の『Elvis Sings the Wonderful World of Christmas (邦題:初めてのクリスマス』(1971年)、グラミー賞を受賞したゴスペルアルバム『He Touched Me (邦題:至上の愛』(1972年)、『Elvis Now』(1972年)、『Fool』(1973年)に収録された。
エルヴィスが70年と71年にナッシュヴィルで行なったセッションの主な違いは、71年の録音にはバッキングシンガーの声が入っているものが多いということ。したがって、この『Elvis Back In Nashville』には、ヴォーカルが増強されているものといないもの両方の楽曲が多種多様に収録されることとなる。

エルヴィスとミュージシャンたちが伝説的な70年のマラソンセッションで生み出した多数の素晴らしい録音は『From Elvis In Nashville』で聴くことができるが、RCAとエルヴィスのスタッフは今回もタイトなバンド、年季の入ったスタジオ、慎重に選ばれたレパートリー、マイクを前にリラックスした自然体のエルヴィスという魅力的なコンビネーションを維持し、短い期間にできるだけ多くの音源を録音することにした。
これらのセッションは、エルヴィスのその後のコンサート日程が増えていく中、この先スタジオで過ごせる時間が限られることを見越し、1年分くらいの新曲を生み出すというのが目標だった。RCAとトム・パーカー大佐は、新たなクリスマスアルバム、ゴスペルアルバム、ポップアルバムに加え、「夏と秋にリリースするためのニューシングルを数曲」欲しいとエルヴィスに伝えた。それに従い、エルヴィスの音楽コーディネーター兼プロデューサーのフェルトン・ジャーヴィスが、1971年3月15日からまる1週間分昼夜にわたるセッションを予約し、前年に起用したのと同じメンバーのバンドを連れてきた。
Elvis - Back In Nashville - Live Unboxing
エルヴィスが1970年にナッシュヴィルにレコーディングのために戻ったことは貴重だった。メンフィス録音やステージへの復帰の直後に行なわれたこれらのセッションは、単にカムバックを維持させる以上の効果があった。これらのセッションによりエルヴィスは素晴らしい新リズムセクションと出会うこととなり、エルヴィスは素晴らしく、かつ新しいサウンドを手に入れたのだ。
ベーシストのノーバート・パットナム、ドラマーのジェリー・キャリガン、ピアニストのデヴィッド・ブリッグスは、60年代にリズム&ブルースに影響を受けたスタイルを、アラバマ州マッスルショールズのフェイムスタジオからナッシュヴィルでのセッションワークに持ち込み、カントリーミュージックのリズムの変化に寄与していた。
プロデューサーのフェルトン・ジャーヴィスのもと引き合わされたエルヴィス、マッスルショールズの青年たち、セッションギタリストのチップ・ヤング、あらゆる音楽をこなすチャーリー・マッコイ、そしてエルヴィスのバンドのリーダー、ジェームス・バートンは、後年に評価を得ることとなる『Elvis Country (I'm 10,000 Years Old)』を共に作り出した。そのプロセスの中で得たカントリーソウルのテンプレートを、エルヴィスは晩年たびたび踏襲することになる。
音楽評論家のデイヴ・マーシュはかつて、あの称賛をもってしても「エルヴィス・プレスリーはおそらく史上最も過小評価されたシンガーの1人だった」と記したことがある。オーバーダブを廃した『Elvis Back In Nashville』は、エルヴィスのキャリアの中でも有数の強い説得力を持った歌声が露わにされている。
収録曲
エルヴィス・プレスリーの関連商品情報
1970年ナッシュヴィルRCAレコーディング音源
50周年記念ボックス第1弾
1970年スタジオ音源&ラスヴェガス公演
『エルヴィス・オン・ステージ Vol.1』
1970年6月ナッシュヴィル録音
『エルヴィス・カントリー』
1970年6月ナッシュヴィル録音から
ラヴソングを中心に収録
『ラヴ・レター・フロム・エルヴィス』
1971年のナッシュヴィル録音をベースにした
クリスマスアルバムとゴスペルアルバム
MRS (Memphis Recording Service)
ハードカヴァーブック付き発掘音源シリーズ
RCA期57作品とレア音源集を収めた
60CD限定ボックスセット
1969年8月ラスヴェガス11公演を格納
50周年記念ボックス・セット『ライヴ 1969』
完全復活を遂げた伝説のTV特別番組
『'68カムバック・スペシャル』50周年記念盤
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エルヴィス・プレスリー各種ボックスセット
エルヴィスを語る上で欠かせない全30曲
2018年の最新ベストアルバム
ドキュメンタリー映画
『エルヴィス・プレスリー ザ・サーチャー』
オリジナルサウンドトラック
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団との
コラボレーション作品
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