Aloha From Hawaii Via Satellite (3CD＋ブルーレイ)

エルヴィス・プレスリーのベストセラー・アルバム『アロハ・フロム・ハワイ』 発売50周年記念デラックス盤　『Aloha From Hawaii Via Satellite』（3CD+Blu-ray ）

『アロハ・フロム・ハワイ』は、コンサート・ステージから7年間離れていたエルヴィスが、1968年の電撃的な「カムバック」テレビ特番をきっかけに、再びポップ界を支配するようになった驚異的なキャリアの絶頂期をとらえた作品である。1973年1月14日にホノルル・インターナショナル・センター・アリーナ(収容可能人数：約6,000人)でライヴ録音され(1月12日のドレス・リハーサルも録音された)、全世界の推定10億台以上ものテレビに中継された『アロハ・フロム・ハワイ』は、エルヴィスと全世界を衛星中継で結ぶ当時の最先端技術により、メジャー・アーティストと前代未聞の人数のオーディエンスが瞬時に繋がるという新しい放送の歴史を作った。当時エルヴィスの1月14日のコンサートはアジアとオセアニアの視聴者に向けて衛星生中継され、ヨーロッパでは同月に遅れて放映された。アメリカNBCは、第7回スーパーボウルとの重複を避けた番組編成をする必要があるのと同時に、映画『エルヴィス・オン・ツアー』が全米の映画館で好評上映中だったことも鑑み、アメリカ本土向けの放映用に収録されたボーナス・パフォーマンスをフィーチャーした『アロハ・フロム・ハワイ』の90分ヴァージョンを1973年4月4日に放映することにした。『アロハ・フロム・ハワイ』は同年NBCにおいて最も高い視聴率を獲得した番組となった。『アロハ・フロム・ハワイ』の衛星中継の熱狂を受けて、RCAレコーズは同番組の2枚組のサウンドトラックを緊急発売。初回盤は1973年2月4日に全米の店頭に並んだ。このアルバムはエルヴィスにとって数年ぶりのナンバー・ワンとなり、ビルボードのポップおよびカントリー・チャートで最高位1位を獲得。エルヴィスのキャリアにおいて、チャートの1位を獲得したアルバムとしては最速の売れゆきを記録した。

『アロハ・フロム・ハワイ』50周年記念盤は、Ernst Jørgensen（エルンスト・ヨルゲンセン）がプロデュースを手がけ、エルンストと、グラミー受賞歴のあるレコーディング・エンジニア、Matt-Ross Spang（マット・ロス・スパング）がオリジナルの16トラックライヴ録音からアルバム全体をリミックスした。3CDのCD1には1973年1月14日のオリジナル公演、CD2にはライヴ観客を入れた1月12日のドレス・リハーサル(衛星中継時に技術上の事故が起こってしまったときのために収録された音源)、CD3には『アロハ・フロム・ハワイ』米国放映用に特別にボーナス・トラックを無観客で録音したレア音源（「ブルー・ハワイ」、「ハワイアン・ウェディング・ソング」、「ノー・モア」、「朝の雨」含む）を収録。付属する映像ディスクの『アロハ・フロム・ハワイ』では初のBlue-ray化が実現した。また、生涯のエルヴィス・ファンであり著名なランディ・ルイスによる洞察の深いライナーノーツ、レアな写真や貴重品などを掲載した28ページのブックレットが同梱される。

(メーカー・インフォメーションより)