【映像】ピション&ピグマリオン/カヴァッリ:『恋するヘラクレス』
2021年01月13日 (水) 12:30 - HMV&BOOKS online - クラシック
カヴァッリ:『恋するヘラクレス』
数々の冒険と戦いで武勲を上げた英雄ヘラクレスは、デイアネイラという妻がありながら息子ヒュロスの婚約者イオレーに夢中です。この三角関係に、愛の神ウェヌス、貞節の守護神ユノーら天上の神々の思惑が絡み合う中、呪われた婚礼の衣装を身につけたヘラクレスは苦悶のなかで死に至りますが・・・
興味深い蘇演プロジェクトの数々で話題を集めるパリ・オペラ=コミック座より、イタリア・バロック・オペラの創始者モンテヴェルディの高弟として17世紀中盤に絶大な人気を誇ったフランチェスコ・カヴァッリの歌劇『恋するヘラクレス』の登場です。この作品はフランスの太陽王ルイ14世とスペインのマリア・テレサの結婚を祝うために、ルイ14世を英雄ヘラクレスに仮託し、人間界と天上の神々が交錯するスペクタクルな祝祭劇として創作されました。華やかなアリア、合唱、バレが次々と交代するこの作品は、このプロダクションでヴァレリー・ルソールとクリスチャン・エクによるポップでキッチュな美術、舞台メカニズムと衣装(着ぐるみ)によって、原作のコンセプトを生かしつつ眼にも鮮やかなステージとして創りあげられました。
外題役をナウエル・ディ・ピエロ、ユノー役をアンナ・ボニタティブス、そしてデイアネイラの召使リカスにベテラン、ドミニク・ヴィスを配した豪華な歌手陣による歌唱を、バロック・オペラ上演のエクスパート、ラファエル・ピション率いるアンサンブル・ピグマリオンの若々しくダイナミックな演奏が見事に支えています。(輸入元情報)
【収録情報】
● カヴァッリ:歌劇『恋するヘラクレス』 (1662) 全曲
ヘラクレス…ナウエル・ディ・ピエロ(バス)
ユノー…アンナ・ボニタティブス(メゾ・ソプラノ)
デイアネイラ(ヘラクレスの妻)…ジュゼッピーナ・ブリデッリ(メゾ・ソプラノ)
イオレー…フランチェスカ・アスポロモンテ(ソプラノ)
ヒュロス(ヘラクレスの息子)…クリスティアン・アダム(テノール)
パシテア…ウジェニー・ルフェーブル
ウェヌス…ジュリア・セメンザート
ネプトゥヌス…ルカ・ティットート
小姓…レイ・シュネ(カウンターテナー)
リカス…ドミニク・ヴィス(カウンターテナー)、他
ピグマリオン(オーケストラ&合唱)
ラファエル・ピション(指揮)
演出:ヴァレリー・ルソール&クリスティアン・エク(コメディ=フランセーズ)
美術:ローラン・ペドゥツィ
衣装・機械装置:ヴァネッサ・サンニーノ
照明:クリスチャン・ピノー
機械作動制御:レミ・ボワシー
マリオネット制作・操作:キャロル・アルマン、ソフィー・コエフィク、ヴァレリー・ルソール
収録時期:2019年11月6,8日
収録場所:パリ、オペラ=コミック座(ライヴ)
共同制作:オペラ=コミック座/フランソワ・ルシヨン&アソシエ
映像監督:フランソワ・ルシヨン
収録時間:187分
画面:カラー、16:9
字幕:日本語・英語・ドイツ語・イタリア語・韓国語