大木麻理/51鍵のラビリンス

2020年12月15日 (火) 18:00

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ポジティフ・オルガンの魅力たっぷり。ささやかで奥深い、喜びの迷宮
ミューザ川崎ホールオルガニスト、大木麻理。注目の自主レーベル第1弾!


華々しい経歴を持ち、ミューザ川崎シンフォニーホールでホールオルガニストを務める大木麻理による2枚目のソロ・アルバム。自主レーベルからの記念すべき第1作目でもあります。持ち運び可能な小型のパイプオルガンであるポジティフ・オルガンを使用し、様々な国と時代から選んだ珠玉の小品を散りばめた1枚。51鍵で奏でる風の音が、喜びの迷宮へと聴く者を誘います。
 コロナ禍において従来のコンサートが制限される中、演奏者が楽器とともに出向いて演奏を届けることが出来るポジティフ・オルガンに新たな可能性を感じたことがこのアルバム制作の発端とのこと。大オルガンとは違った音色を活かし、その魅力が伝わる美しい小品を選曲。ナイチンゲールのさえずりとフーガが呼応しあうパッヘルベルに始まり、モーツァルト後期の絶妙な名品『小さなジーグ』、ラ・ミ・レが低音で繰り返される作者不詳の作品、バッハにも多大な影響を与えたオルガンの巨匠ブクステフーデなど様々な音楽が並び、最後は大胆な転調を見せる謎に満ちたバッハの『小さな和声の迷宮』で締めくくられます。ささやかで温かく親密性がありながら、奥深く広がる音楽の世界に入り込んでいくような不思議な味わいを持ったアルバムです。(販売元情報)

【収録情報】
● パッヘルベル:フーガ ハ長調『ナイチンゲール』
● J.S.バッハ:前奏曲とフーガ ハ短調 BWV.847
● モーツァルト:小さなジーグ K.574
● 伊左治 直:橋を架ける者
● スウェーリンク:緑の菩提樹の下で SwWV.325
● ブクステフーデ:フーガ ハ長調 BuxWV.174
● 作者不詳:ラミレの上で
● ブクステフーデ:プレリューディウム ト短調 BuxWV.163
● ダンクザークミュラー:カンティオ
● モーツァルト:組曲 K.399
● J.S.バッハ:小さな和声の迷宮 BWV.591


 大木麻理(オルガン)

 使用楽器:聖グレゴリオの家 宗教音楽研究所所蔵、1996年J.アーレント製ポジティフ・オルガン

 録音時期:2020年9月
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
 日本語帯・解説付

【大木麻理 Mari Ohki(オルガニスト)】
静岡市出身。東京藝術大学卒業、同大学院修士課程修了。オルガンを菊池みち子、廣野嗣雄、椎名雄一郎、チェンバロを鈴木雅明、大塚直哉、アンサンブルを今井奈緒子、廣澤麻美の各氏に師事。
 DAAD(ドイツ学術交流会)、ポセール財団の奨学金を得てドイツ・リューベック国立音楽大学、デトモルト音楽大学に留学し、アルヴィート・ガスト、マルティン・ザンダー、ミヒャエル・ラドレスクの各氏に師事、満場一致の最優等で国家演奏家資格を得て卒業。
 第34回日本オルガニスト協会新人演奏会出演、第13回「静岡の名手たち」、大学院アカンサス音楽賞受賞。第3回ブクステフーデ国際オルガンコンクール日本人初優勝、マインツ国際オルガンコンクール第2位、第65回「プラハの春」国際音楽コンクールオルガン部門第3位、併せてチェコ音楽財団特別賞受賞。
 2016年にはミューザ川崎シンフォニーホール主催「オルガンの未来へIII」の公演企画オーディションにおいて意欲的なプログラムを高く評価され、その企画が採用された。
 2018年3月、デビューCD「エリンネルング 〜オルガン音楽・300年の伝統」がレコード芸術特選盤に選ばれた。
 ソロのみならず国内外のオーケストラ、アンサンブルと多数共演。NHK「リサイタル・ノヴァ」をはじめラジオやTV 出演などオルガン音楽の普及に努める。個々のオルガンの可能性を活かした音色作りと高いテクニックは、多くのファンを魅了している。
 現在、神戸女学院大学及び東洋英和女学院大学非常勤講師、聖グレゴリオの家講師、彩の国さいたま芸術劇場「みんなのオルガン」講師。(一社)日本オルガニスト協会、日本オルガン研究会会員。
 2018年4月よりミューザ川崎シンフォニーホール・ホールオルガニストを務めている。(輸入元情報)
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