4月は、オメでたい頭でなにより、Unlucky Morpheus、摩天楼オペラをクローズアップ。その他、レコメンド全12タイトルのレビューを公開。
HMV&BOOKS online-ジャパニーズポップス|2020年04月28日 (火) 18:30
2020年04月28日 (火) 18:30
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全曲解説テキスト by 紫煉(Gt/Scream)
このEP全体を通して、自分のデスボイスを多く入れてツインボーカル的な作品にしようというコンセプトで作った。
この曲は特に、Fukiのパートは歌モノらしいメロディで開放感がある感じ、紫煉のデスボイスパートはバンドアンサンブルも攻撃的に、という対比を意識した。
和のコンセプトのバンドは色々あるけど、そういったバンド達からの影響は取り入れつつも、どれにも似ていないあんきも独特の曲にできたと思う。
Veil Of Maya、Born Of Osiris等の
「Djent」と呼ばれるスタイルのバンドが好きで、自分なりに取り入れた。
Djentと和の旋律は相性が良いんじゃないか?というアイディアが昔からあって、それをやってみた曲。
和の旋律の独特の怪しさを意識した。ひなまつりの曲とか、怪しいよね。「今日は楽しいひなまつり〜」って歌詞だけど曲は全然楽しくないという……。
あんきもとしてはかなり珍しい曲調だけど、どうでしょう?
俺なりのラウドロック×和。
ずっと繰り返している三味線と琴のフレーズが和の雰囲気を作っている。
作曲的にはこの1アイディアが肝の曲。
曲の構成も演奏もとにかくシンプルを意識した。
珍しくギターソロが無い曲。たまにはね。
この曲の原型は10年以上前からあって、あんきもとして形にすることができて嬉しい。
楽器初心者でもすぐコピーできると思うので、是非弾いてみて欲しい!
GENRE:SYMPHONIC METAL
平 将門を巡る伝説を“和”のアプローチのメタルで奏でる新境地作
MV曲「瀧夜叉姫」を観て、微に入り細を穿つ“和”のこだわりっぷりに驚嘆した人も多いだろう。前作『CHANGE OF GENERATION』から一転、今回のシングルは平 将門を巡る伝説を“和”のアプローチで奏でることを試みた新境地作となった。全曲に琴と三味線の音色を導入し、ヴィオリンとの融合も素晴らしく、あんきもオリジナルと言えるメタル・サウンドを構築している。エッジ際立つ攻撃力を高める一方、妖艶且つ和風テイストの歌メロがうまくマッチしており、優れたポピュラリティを発揮している点も聴きどころだ。「鉄皇」における天外冬黄のコブシを効かせた歌い回しも新鮮であり、作品全体を通して華やかな色味を放っている。ちなみに、ジャケットのアートワークにある表題の文字は冬黄執筆によるもの。
荒金 良介 【ライター推薦】
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