【映像】ピエール・ブーレーズ・ザール〜オープニング・コンサート
2020年02月14日 (金) 16:00 - HMV&BOOKS online - クラシック
ピエール・ブーレーズ・ザールのこけらおとし公演のライヴ映像
音楽監督バレンボイムの尽力により華々しくオープン!
2017年3月4日にオープンしたピエール・ブーレーズ・ザールで行われたこけら落とし公演のライヴ映像がリリースされます。
ピエール・ブーレーズ・ザールは、ベルリンの中心部、ベルリン国立歌劇場の衣装倉庫跡地に建設され、音響は世界中のホールを手掛けている日本の永田音響、設計デザインはバレンボイムの友人である建築家のフランク・ゲイリーが無償で行ったということでも話題になりました。楕円形の舞台で、客席は可動式であるため、アンサンブルや編成の大きさによってレイアウトを変更することができるそう。またステージと客席が近いので一体感が得られます。また、このホールはダニエル・バレンボイムが作った学校「バレンボイム・サイード・アカデミー」付属ホールとして作られ、長年音楽を通してパレスチナとイスラエルの融和を目指して活動してきたバレンボイムが2016年に開校した音楽学校、バレンボイム・サイード・アカデミーの一部として設立されました。
コンサートの演目は、古典作品から現代作品まで幅広いレパートリーが取り上げられた、オープニング公演にふさわしい内容。オープニング曲は、ホールの名称となっているブーレーズの作品『イニシャル』が演奏されました。客席の最上段からバレンボイムがあらわれ、同じく最上段に金管楽器が配置され、煌びやかにスタートします。続くは、アンナ・プロハスカの歌唱とイェルク・ヴィトマンのクラリネット、バレンボイムによるシューベルトの『岩の上の羊飼い』が奏でられます。そしてモーツァルトのピアノ四重奏では、バレンボイムの息子マイケル・バレンボイムが登場し親子共演となります。次いで、ベルクの『ピアノ ヴァイオリンと13の管楽器のための室内協奏曲』、ヴィトマンの自作自演『クラリネット独奏のための幻想曲』、最後にはまさに楕円形の舞台を生かす楽器配置で、ブーレーズの3つのピアノ、3つのハープ、3つのパーカッション・クラヴィーアのための作品『シュル・アンシーズ』が演奏されました。(輸入元情報)
【収録情報】
● ブーレーズ:イニシャル
● シューベルト:岩の上の羊飼い D.965(ソプラノ、クラリネットとピアノのための)
● モーツァルト:ピアノ四重奏曲変ホ長調 K.493
● ベルク:ピアノ ヴァイオリンと13の管楽器のための室内協奏曲
● ヴィトマン:クラリネット独奏のための幻想曲
● ブーレーズ:シュル・アンシーズ
カリム・サイード(ピアノ)
マイケル・バレンボイム(ヴァイオリン)
ジュリア・デイネカ(ヴィオラ)
キアン・ソルタニ(チェロ)
イェルク・ヴィトマン(クラリネット)
アンナ・プロハスカ(ソプラノ)
ブーレーズ・アンサンブル
ダニエル・バレンボイム(指揮、ピアノ)
収録時期:2017年3月4日
収録場所:ベルリン、ピエール・ブーレーズ・ホール(ライヴ)
映像監督:ヘニング・カステン
収録時間:144分
画面:カラー、16:9