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ロシアの指揮者とオケによるハチャトゥリアンの迫力交響曲

Saturday, June 4th 2016

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ハチャトゥリアン:交響曲第2番『鐘』、レールモントフ組曲より
ドミトリー・ヤブロンスキー&ロシア・フィル


ハチャトゥリアンの2番目の交響曲が構想されたのは1942年のことですが、実際に作曲されたのは1943年の夏でした。当時のロシアは戦争の真っ只中であり、イヴァノヴォの作曲家組合の隠れ家で暮らしていた彼は、ここに思いの丈をぶつけたのです。そして出来上がった交響曲第2番は、同じ年に書かれたショスタコーヴィチの第8番のように「怒り」や「戦争と暴力への抗議」といった側面も持っています。初演後、彼は楽章の入れ替えや、金管の増強、一部短縮など、納得が行くまでこの作品を何度も改訂し、1946年にはスターリン賞第一席を受賞するという栄誉も受けることとなります。
 曲の構成は、重苦しい第1楽章で始まり、ピアノも交えた軽妙でエネルギッシュな第2楽章、不気味なピアノとパーカッションのオスティナートに支えられた葬送行進曲を思わせる第3楽章、そして第4楽章は金管の力強いファンファーレで始まり、少しずつ力を増しながら、最後は鐘の音に彩られながら曲を閉じるという壮大なもの。サブタイトルの『鐘』は、残念ながらこれは作曲家自身がつけたものではありませんが、曲の特質を良く表しています。
 『レールモントフ組曲』は「仮面舞踏会」で知られる文豪レールモントフのエピソードを、1954年にボリス・ラヴレニョフが劇化。ハチャトゥリアンが音楽を書き、その後1959年に組曲にしたものです。ワルツを始めとした聴き覚えのあるメロディが耳に残る、いかにもハチャトゥリアンらしい音楽です。(輸入元情報)

【収録情報】
ハチャトゥリアン:
● 交響曲第2番ホ短調『鐘』 (1943)
● レールモントフ組曲 (1959) 抜粋
 イントロダクション: Andante maestoso「詩人の死について」
 マズルカ: Allegretto
 ワルツ: Allegro agitato

 ロシア・フィルハーモニー管弦楽団
 ドミトリー・ヤブロンスキー(指揮)

 録音時期:2006年11月18-23日
 録音場所:ロシア放送TV&ラジオ・カンパニーKULTURA第5スタジオ
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

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Symphony No.2, Lermontov Suite(excerpts): Yablonsky / Russian Philharmonic

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Symphony No.2, Lermontov Suite(excerpts): Yablonsky / Russian Philharmonic

Khachaturian (1903-1978)

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Release Date:28/June/2016
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