【インタビュー】 グレゴリー・ポーター
Monday, November 18th 2013
ホセ・ジェイムズを皮切りに、アーロン・ネヴィル、ヴァン・モリソン、ロバート・ランドルフ、デリック・ホッジ、ロバート・グラスパー・エクスペリメント、エルヴィス・コステロ&ザ・ルーツ、そしてこのグレゴリー・ポーターと。2014年の創立75周年を前にして攻めまくる、”改革真っ只中”の新生ブルーノート。
中でも、新CEOドン・ウォズのハートのド真ん中を射抜いたグレゴリー・ポーターの新作『リキッド・スピリット』は、ホセ・ジェイムズと共に今後の男性ジャズ・ヴォーカル・シーンを必ずや牽引していくであろうキー・シンガーの本領見たりの素晴らしい一作となった。
とはいえ、世界各国における称賛の声に比べると、正直日本ではまだまだメジャーとは言いがたい存在ではないのだろうか・・・もっと多くの人に知られて然るべき、と思っているのはきっと僕らだけではない筈。この、今世紀最高のソウルフル・ジャズ・シンガーの歌声・パフォーマンスにぜひとも心と身体を預けてほしい ――去る9月の来日時に行なわれたグレゴリー・ポーターのインタビューをどうぞ。
文/構成:小浜文晶
水=リキッドっていうのは、行きたいところ、行くべきところに流れていくよね。
音楽も、文化も、ソウルも、全てがそうなることを僕は望んでいるんだ。
-- そもそもブルーノートとディールを交わしたいきさつというのは?
ドン・ウォズが僕のギグをよく観に来てくれていたんだ。それで当時のブルーノートの上層部に「グレゴリー・ポーターっていういいシンガーがいるんだけど、一度ギグをチェックしてみてよ」っていうことを話したらしいんだよね。そうしたら、ブルーノートからウォズに電話が掛かってきて、突然「うちの会社の社長になりませんか?」って。
これはのちにウォズから聞いたことなんだけど、「グレゴリー、キミの話をしたおかげで、僕はブルーノートの社長になれたんだよ」って(笑)。実際、彼が社長に就任して最初の契約を交わしたアーティストっていうのは、どうやら僕だったみたいなんだ。
-- グレゴリーさんをブルーノートに迎え入れるために社長になったともとれますよね。レコーディング環境も最高だったんじゃないですか。
実はツアーの後に2週間のオフがあって、その期間を今回のレコーディングにあてたんだ。ブルーノート・オフィスの人たちも毎日のように見学に来ていたよ(笑)。ブルーノートには過去の偉大な遺産がたくさんあるわけだから、それなりのプレッシャーみたいなものがあったことはたしかだけど、ただ契約するときにウォズから、「とにかく自分のやりたいようにやるんだ」っていう言葉をもらっていたから、その時点で自分の中に心地良さを感じていたんだ。だからとてもリラックスしてレコーディングに臨めたよ。そうなると他のミュージシャンやスタッフたちもやりやすさを感じるはずだしね。
過去の偉大なミュージシャンたちにしても、偉大である所以というか理由がちゃんとあるんだよ。それは、自分たちの味をそのまま出していったから。だからあんなに素晴らしい演奏になっているんだと思う。みんな僕らと同じ人間なんだしね。時には、ミスでさえも魅力のひとつになって素晴らしい作品が出来上がる。だから、やっぱり自分らしくあることがとにかく大事なんだなって、レコーディング中は常にそういう思いでやっていたよ。
-- ドン・ウォズが社長に就任したことも含めて、ブルーノートは、創立75周年を前にして今かつてない変革のシーズンに差しかかっているような状況ですよね。
今のブルーノートには、レーベルを活性化させるエネルギーみたいなものを強く感じているよ。過去のカタログだけじゃなくて、新しくてクールな音楽を生み出し続ける土壌を作っていくっていう意味でも、ウォズはそこに絶対不可欠な人だと思う。レーベルが今後色々な冒険をしていく上でも、きちんとそれができる人。時には、ジャズのモードにハマっていないミュージシャンと契約するっていうような冒険心を持ち合わせているんだ。
ウォズはきっと、ブルーノートに対してソウルフルであることを求めているんじゃないかな。そして何より、生きている音楽を作り出すレーベルにしたいんだと思うよ。博物館みたいなものを残していくんじゃなくてね(笑)。
-- ソウルフルで生きている音楽、まさにグレゴリーさんのアルバム『リキッド・スピリット』のことじゃないですか。このタイトルは、実際どういうイメージを持って付けられたものなんですか?
僕は、「水」という言葉を歌詞やタイトルによく使うんだ。それこそ『ウォーター』だったり。今回にしても「リキッド」、つまり「水」だよね。ただそこには二重の意味を持たせているんだ。僕の中で、愛、エネルギー、文化っていうものは、水のようなものでなければならない。そういうスピリットを持ってなければいけないということなんだ。箱の中に押し込められているのではなく、それは今ここにあるもの。愛にしろエネルギーにしろ、水のように誰もがみんな手に入れて、自分の中に取り込んでいくことができるものなんだっていうね。
-- その都度カタチを変えながら。
その通りだよ。水っていうのは、行きたいところ、行くべきところに流れていくよね。音楽も、文化も、ソウルも、全てがそうなることを僕は望んでいるんだ。せき止めるものなんて何もないんだ。
-- 小さい頃から水に神秘性やシンパシーなんかを感じていたんですか?
母親が牧師だったことも大きいのかな。母の説教の中にも、よく水が喩えとして出てきたからね。浄化の作用、再生の作用、そして破壊性、水の持つ色々な性質みたいなことについて語っていたと思う。これも僕がよく使う言葉でもあるんだけれど、水っていうのはすごく「オーガニック」な存在なんだよね。究極のオーガニックというか。そもそも生物の誕生は水なくしてありえないって言うだろ?
-- 「水があらゆる種の起源」という話はたしかによく聞きますね。そういった思想や世界観がそのまま歌に反映されていくというか。
僕の場合、オーガニックというのが全てのキーワードになっているんだ。
-- 牧師をされているお母様の影響というのは、先日のライヴ・パフォーマンスでも窺えたような気がします。どこかプリーチャー的な佇まいだったというか。
おっしゃるとおり、あれは母親の影響だよ(笑)。
-- ゴスペルからの影響も?
よく聴くよ。コンテンポラリーなものも含めて。でもゴスペルも今じゃ色々なところで聴かれるようになったよね。ポップスやロックンロールの中に取り込まれていたり、最近はCM音楽なんかでもよく使われている。だけど、例えば今回のタイトル曲のようなオーディエンス参加型の曲っていうのは、もっとルーツ寄りというか、小さい頃、毎週日曜日に教会で僕自身が体験したことに基づいているんだ。
元々は、カリフォルニアのベーカーズフィールドから僕自身のシンガーとしてのキャリアは始まるんだけど、サウンドのフィーリングやスタイルのベースはアメリカ南部、テキサス、ルイジアナ、ミシシッピあたりからきているんだ。つまりディープ・サウス。子どもの頃に、プロではないんだけど、近所にいる年配のミュージシャンたちと一緒によくゴスペル・ブルースを歌っていた。それが歌うことの始まりだったんだ。
-- その後どのようにジャズを学んで吸収してきたんですか?
色々な作品を聴いて勉強したよ。ジョー・ウィリアムス、サミー・デイヴィスJr.、ナット・キング・コール、エディ・ジェファーソン、アンディ・ベイ、それから、ダニー・ハサウェイ、マーヴィン・ゲイ、サム・クックも大好きだ。でも、ただ聴いているだけじゃなくて、きちんと自分なりに分析をしたんだ。その手の本も読み漁ったり。僕は別に音楽学校に行っていたわけじゃないから、とにかく思い立ったら“実践してみる”ことにしていたんだ。実際に演奏する、曲を書く、それが一番のトレーニングになった。あとは、ミュージシャンの友達と一日中音楽の話をしたりね。もはや“音楽授業”と呼んでもいいほど密度の濃い時間だったよ。
-- ちなみに大学時代はフットボール選手だったそうですが、一転ジャズ・シンガーを志すようになったきっかけというのは。
元々フットボールと同じくらい音楽も好きだったからね。あと食べることも(笑)。だから、ずっとフットボールを続けていたとしても、多分音楽は並行してやっていたんだろうと思うけど、まぁ実際はケガが原因だったんだ。それで、より音楽の世界に深く入り込んでいったっていう感じだね。
-- 今もたまに趣味程度でピッチに立ったりとか。
いやいや、今は全くやっていないよ。25歳過ぎたら、あんなハードなスポーツやるべきじゃないね(笑)。
-- (笑)やるべきじゃない?
うん。今朝起きたら、ちょっと肩が痛くて、これもその時の古傷が再発した感じだから・・・僕はステージでジャンプとかキックをたまにするんだけど、最近それもちょっと自粛したほうがいいかなって思っているんだ。当時は、足も派手に折ってたりするから(笑)。ハンドクラップにしても、あまりやり過ぎるとね。正直、何をやっても選手時代のケガがうずくような気がするんだよ(笑)。
-- ジャンプにしても、すごく高く跳びますよね。あれは完全にスポーツ選手の跳躍力ですよ(笑)。そういう意味でも新しいタイプのシンガーというか(笑)。
“アスリート・シンガー”なんて呼ばれたこともあったよ(笑)。でも、ステージではもうそんなに張り切ってジャンプはしないと思う(笑)。
-- グレゴリーさんの「Hey!」ってシャウトしてハンドクラップするパフォーマンスも印象的ですよね。あれは、ジェームス・ブラウンの「ゲロッパ(Get Up)!」、オーティス・レディングの「ガッタガッタ(Gotta Gotta)!」なんかと同じような“発明”だと僕は思うんですけど。
(笑)僕の中では、あのパフォーマンスをやることで、冴えたアイデアなんかがポッと湧き起こってきて、それがどんどん深いところにまで到達する。そんな感じなんだ。
-- パフォーマーとして観せるということに対してすごく意識が高いですよね。
別に深く考えてやっているわけじゃないんだけどね。ただ、ジャンプにしろハンドクラップにしろ、ショウの中でそういうことをするのが何となく“正しいこと”だとは思ってるんだ。いずれにしても全てはインプロヴィゼーションの世界なんだよ。
-- ジャズですね(笑)。あと、実はひとつお伝えしておきたいことがありまして。7月にデヴィッド・マレイが来日していて、お話を伺う機会があったんですよ。『Be My Monster Love』にはグレゴリーさんも参加されていましたよね。そこでグレゴリーさんのことを訊いたら、「昔は男性シンガーといえば、ジョニー・ハートマンだったんだけど、その後長らく彼のようなシンガーは現れず寂しい思いをしていたんだ。しかし、グレゴリー・ポーターが出てきたときに、“コイツだ!”って思ったよ。絶対一緒に演りたいって」ということをおっしゃっていたんですよ。
ワォ! 興奮するね(笑)。デヴィッドは、天才でユニークで、リアル・ジャズマン、リアル・マスターだよ。最近僕は色々なアーティストと共演しているけど、その中で最もエンジョイできたのがまさにデヴィッドとの仕事だった。彼は常に変化していくんだ。どう見ても全く理解できないことをやっていると思ったら、急にナット・キング・コールをやり始めたり(笑)。すごく興味深かったよ。
最初にデヴィッドと会ったのは、何年か前のジャズフェスティヴァルで、僕が彼のオープニング・アクトを務めたときだったと思う。かなり昔のことだから、当時の僕の歌はホントにひどくて・・・言うまでもなくデヴィッドは最高だったけどね(笑)。
-- では、アルバムのことにまたお話を戻させていただいて、前作以上に、色々な音楽要素が散りばめられている感じがありますよね。様々なスタイルが詰まっているというか。
逆に言えば、どの曲にもジャズの要素はしっかり入っていると思うよ。ただ僕自身、ここ最近は特に色々なスタイルの音楽を好んで聴いていることもあって、ある意味ジャズの枠から外れていると思われがちだけど、微妙なジャズ的アプローチっていうのは所々に散りばめられているんだ。例えば、アウトフレーズだったり、メロディから少し距離をとってみたりっていう、いわゆるジャズにおける常套手段、これはどの曲からも感じられるんじゃないかな。
-- ジョー・ウィリアムスやサミー・デイヴィスJr.のようなスケールの大きさもあれば、ナット・キング・コールのメロウネスも持ち合わせている。しかもアンディ・ベイやレオン・トーマスに通ずるスピリチュアルな部分もある。ジャズ・ヴォーカルの歴史すべてが凝縮されているような感じでもあって。しかも新しい。
いやもう、光栄のひとことに尽きるよ(笑)。
-- 前々作の「1960 What?」、あるいは今回の「When Love Was King」や「Free」といった曲の根っこには、いわゆる強いブラック・コンシャス的な思想があるのではと感じたんですが・・・
特にジャズっていう音楽は、文化や政治と関わりが深いんじゃないかな。そういう意味では、ブラック・カルチャーに限ったことではなくて、もっとグローバルなレベルでそういったものと繋がっているべきだと思っているしね。それこそ、過去・現在・未来について感じていること、考えていることをリベラルに語るべきなんだって。それって、僕個人にとっては、すごくナチュラルでオーガニックなことなんだ。
黒人のパフォーマーたちが自らの文化について歌ったりすることっていうのは、他の文化と差別化しようとしているわけじゃないんだ。まして自分たちが特別な存在だなんてアピールしているわけでもない。“共有”したいんだ。「僕と君たちとで共有できる部分があると思うんだけど、それが見えるかい?」っていう問いかけをしたりしてね。だから、他のコミュニティーの中に溶け込みたくて、「1960 What?」のようなことを歌にしている場合が多いんだ。決してそこから分離しようとしているわけじゃないんだよ。

-- カルチャーをシェアするという意味でも、それはステージでのグレゴリーさんとバンドメンバーとの関係にも現れているような気がします。アルト・サックスの佐藤洋祐さんの存在だったり。
ヨウスケとは、ハーレムの149丁目にあるセントニクス・パブっていう店で知り合ったんだ。セントニクスは、長年僕がニューヨークでレギュラーギグをやっているところで、彼とは、かれこれ3、4年は一緒にやっているんじゃないかな。
-- 前回の来日ステージを観たときにも感じたことなんですが、バンドメンバーが良いソロをしたときのグレゴリーさんの嬉しそうな顔がすごくいいなと(笑)。
他のミュージシャンのステージを観ていて時々思うんだけど、メンバーがせっかく素晴らしいソロをとっているのに、退屈そうな顔をしているのって、何だかすごくつまらないなって。実際、僕はサックスを吹けない、ヨウスケは歌えない、エマニュエル(・ハロルド)はピアノを弾けない、アーロン(・ジェームス)はドラムを叩けない・・・でも、自分が持ってない部分があるからこそ、みんな尊重し合うことができるんだよね。
-- バンドの音楽監督でもあるチップ・クロフォード(p)をはじめ、あんなにジャズメンが生き生き演奏している音楽って他にあまりないような気がします。
僕たち自身もステージをエンジョイしたいんだっていう気持ち、それが何より強いのかもね。僕自身の持つエネルギーがみんなに伝わっているっていうことでもあるわけだし。あと、セントニクス・パブのやりやすい雰囲気でずっとやってきたっていうのも大きいのかもね。
ジャズには、ダークだったりシリアスだったりする側面、あるいは静かに聴かせたりする場面がたしかによくある。でも、ただ崇高なだけの音楽じゃないんだよね。喜びを爆発させたり、インテレクチュアルな部分もあるんだよ。ときには、危険性を孕んでいたり、セクシャルなフィーリングがあったり。そういうジャズの色々な側面を見せていくべきじゃないかなって僕自身は思うんだ。なによりエンジョイするべきだよね、みんな。終わったあとに「あー楽しかった!」ってさ(笑)。それってすごく大事なことなんだよね。
アートって、そもそも自分自身の感情とは切り離せないものなんじゃないのかなって思う。例えば悲しい曲だったら、その7分間は、悲しいところに自分の心を持っていく。逆にハッピーな曲、エネルギッシュな曲にしても同じことで。昔、俳優をやっていたことも僕にとっては大きいのかも。でも役者じゃなくても、それは誰にでもできることなんだよ。まさしく「リキッド」だよね。みんなが手に入れることができて、通じることができるスピリットにそれは行き着くんだ。
Gregory Porter 『Liquid Spirit』
国内盤収録曲
- 01. ノー・ラヴ・ダイング
- 02. リキッド・スピリット
- 03. ロンサム・ラヴァー
- 04. ウォーター・アンダー・ブリッジズ
- 05. ヘイ・ローラ
- 06. ミュージカル・ジェノサイド
- 07. ウルフクライ
- 08. フリー
- 09. ブラウン・グラス
- 10. ウインド・ソング
- 11. ジ・イン・クラウド
- 12. ムーヴィング
- 13. ホエン・ラヴ・ワズ・キング
- 14. アイ・フォール・イン・ラヴ・トゥ・イージリー
- 15. タイム・イズ・ティッキング (ボーナストラック)
- 16. ウォーター・アンダー・ブリッジズ〜ルバート・ヴァージョン (ボーナストラック)
Gregory Porter (vo) / Chip Crawford (p) / Aaron James (b) / Emanuel Harrold (ds) / Yosuke Sato (as) / Kamau Kenyatta (ts) / Curtis Taylor (tp) / Tivon Pennicott (ts) / Glenn Patcha (org) / Brian Bacchus (pro)
(Gregory Porter)
ケンヤッタはポーターにロサンゼルスに来るように声をかけた。スタジオでフルート奏者ヒューバート・ロウズのアルバム『Remembers The Unforgettable Nat King Cole』のプロデュースに取りかかっていたのだ。チャーリー・チャップリンの名曲「スマイル」のトラッキング中、曲に合わせて歌うポーターの歌声を耳にしたロウズは、その若きシンガーの歌声に感動し、アルバムでポーターを歌わせることにした。
さらなる幸運な運命のめぐりあわせがあった。その日、スタジオにはロウズの妹で歌手のエロイーズもいた。その時、彼女は間もなく始まる新作ミュージカル・シアター・プロダクション『イット・エイント・ナッシン・バット・ザ・ブルース』のキャストの一人に決定していた。舞台経験は最低限度しかなかったポーターだったが、デンバーでの初日を迎えた時、彼は主役俳優の一人に抜擢されていた。好評を博した『イット・エイント〜』 はその後、オフ・ブロードウェイ、そしてブロードウェイへと進出。1999年のニューヨーク・タイムズ紙の舞台評で「強豪シンガーぞろい」と手放しの絶賛を贈られた中にポーターの名前も挙げられていた。『イット・エイント・ナッシン・バット・ザ・ブルース』は同年トニー賞、ドラマ・デスク賞のノミネーションに輝いた。
ポーターはブルックリンに拠点を構えた。そして2010年に発表されたデビュー・アルバム『ウォーター』(Motema Music)で、堂々グラミー賞最優秀ジャズ・ヴォーカル・アルバムの候補に選ばれた。2012年には2作目となるアルバム『ビー・グッド』(Motema Music)を発表。2度目となるグラミー賞候補(最優秀トラディショナルR&Bパフォーマンス部門)という栄誉に輝いた。
すでに、ヴァン・モリソン、ウィントン・マルサリス、ハービー・ハンコック、ダイアン・リーヴス、ニコラ・コンテ、デヴィッド・マレイなどとのレコーディング、もしくはステージでの共演を果たし、さらなる栄誉を次々と手にしながらも、ポーターは自分自身を見失うことなく、謙虚であり続ける。「オーディエンスの前に立って歌いながらも、せっかくの経験を自分のものにして、楽しむことが出来なかったこともある。特に、ウィントンやハービーといったアイコンたちの場合はそうだった」とポーターは言う。「彼らは、心からの愛情をもらったよ。2年前には考えも及ばなかったことさ。」そしてこの『リキッド・スピリット』のリリースによって、めざましい上昇を続けるポーターのキャリアは、間違いなく、さらに高いステージへと昇ることであろう。
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第56回グラミー賞「Best Jazz Vocal Album」受賞☆ デラックス・エディション
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第56回グラミー賞「Best Jazz Vocal Album」受賞☆通常輸入盤
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(tax incl.): ¥6,690Release Date:30/August/2013
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(2012年1月記事)





