2012年8月22日 (水)
(左から BELAMA2・奈部川光義・CRIME6)
インタビュアー:HMV 馬場洋弥
奈部川(以下、奈): ATATAのボーカルの奈部川です!
BELAMA2(以下、B): STERUSSのMCのBELAMA2です!
全員: よろしくお願いします!
※CRIME6さんはこの時点ではまだいらっしゃってません。
――勝手ながら個人的に毎晩ツイッターでしつこくYOUTUBEにある「STAR SOLDIER」のPVを拡散させていただいています(笑)。
奈: 実際どうなんすか?フォロワー減ったりしてないっすか?(笑)ちなみに、俺ちょっと前にタオルBOTに変身して、1時間で10人フォロワー減りましたよ(笑)。でも新しく5人とか増えてて。なお且つタオルもすぐに売り切れたりとかして。 (※奈部川さんは一時期、自身のツイッターアカウントで自分たちのバンドのグッズのタオル、通称‘ATATAタオル’になりきってツイッターをやっていた。)
――下ネタツイートもありますが、あれで引いちゃうファンの方とかいないんですか?
奈: 俺、あれ結構わざとやってて、定期的に。何でかって言うと、他のバンドマンから聞いたんですけど、AVの話しただけで、ツイッターのフォロワーが減ったりするらしいんですよ。だったらそういう人は最初からフォローしてくれなくていいな、と思ってて。
――それは踏み絵的な?
奈: そう。だから定期的に新しいファンの人には踏み絵を踏んでもらって、精鋭部隊だけに残ってもらうっていう。なので今はどんな事を言ってもフォロワーが減らなくなるという現象が起きてます(笑)
B: 段々とこう、自分好みのフォロワーが増えるっていうね。いいっすね。
奈: そう、だからそういう人(離れて行ってしまう人)って、自分がアーティストに対して勝手に作り上げたイメージなのに、後々それが裏切られると「そんな人だと思ってなかった」的な事になるじゃないですか?だったらその前に、離れてもらおうというか。
B: 初めからこっちも曝け出すっていう、そっちの方が楽ですよね。
奈: 未だにこう、日本人はミュージシャンに対してアイドルというか、偶像を求める部分があるからね。
――確かにそうかもしれませんね。それではまず、互いのグループを、知り合う前に、認識した時の話を聞かせてください。
奈: 俺がまずSTERUSSを知ったのは上野君(サイプレス上野)経由なんですよ。俺が以前BANDWAGONっていうバンドをやっていて、その頃からラップが好きで。remixアルバムを出す時に上野君にラップを乗せて欲しいなって思って、依頼したらドリームトラクターズ(サイプレス上野とビート武士のトラックメーカーユニット)でリミックスしてくれたんです。それでリリパも一緒にやって、でその時STERUSSには直接会ってないんですけど、名前だけは知ってて。で、俺とBELAMA2は介護士で、俺が働いている所にBELAMA2が新しく入ってきたんですよ。キャリアは俺よりも全然長いんですけど。
B: 新しい職場という事です。
奈: 最初の1ヶ月くらいは音楽の話とかも特にしなくて。ある日、車に2人で乗ってたら「奈部川さん(職場での呼び方)って音楽やってるんですよね?」っていう話になって、そこから互いに牽制のし合いみたいになって(笑)。
B: そうそう。休日の過ごし方、みたいな話をしてて。最初はやっぱり特に話す事も無いし、奈部さんもこの出で立ちだったし。最初は正直結構「なんかこのお兄さん感じ悪いなぁ」って思って(笑)。で、奈部さんと仕事の車で一緒になるっていう日に「あー今日奈部川さんと同じ車で一緒に仕事すんのかー、気合入れてやんなきゃなー」とか思ってて。それで、奈部さんが運転で俺が同乗で、ご利用者さんを迎えに行く時とかに「奈部川さん休日とかってなにしてるんですか?」って話を振ったんですよ。そしたら「俺は音楽をやってるから、練習をしてる」って聞いて。そこでバンドの話とか聞かせてもらって。で、「奈部川さんて音楽をやってるんだったなー」って思って。そこから音楽とか何聴くの?みたいな話になって。
奈: そしたらBELAMA2が「俺ラップやってんすよ」って話になって。どんな感じでやってるのか聞いたら、2MC 1DJっていうから「あー、ライムス(ライムスター)」みたいな感じ?って聞いたら、「おっ!詳しいっすね」みたいな話になって。それで牽制して、遠回りして、ようやく「名前なんていうの?」って聞いたら、「STERUSSっていうんすよ」って言うから、「STERUSS!!!!?」っつって、運転しながらBELAMA2を二度見しました(笑)。「知ってるよ知ってるよ!こないだZZ PRODUCTION(STERUSS、サイプレス上野とロベルト吉野等が所属するクルー)のアルバム聞いたばっかりだよ!」って話をして。で、何故ZZ PRODUCTIONもSTERUSSも知ってたのにBELAMA2に気付かなかったのかを考えてわかったんですけど、BELAMA2って写真とかPVとかで風貌が全部違くて、実像がわからなかったんですよね。それでようやく一致して。そこからもう超グルーヴが生まれて、休憩時間のたびにラップ談義(笑)
B: もうずーーーっとっすね。常にその話してました。
奈: ECDとK-DUB SHINEの「ロンリーガール」をBELAMA2がそらで全部歌える、とか。
(一同爆笑)
奈: でも、結局BELAMA2は4ヶ月で辞めて。それも職場のオバサンと喧嘩して(笑)。意外に喧嘩っ早くて。
B: なんでしたっけね、なんか俺のコップかなんかをいじくりやがって、それがちょっとムカついて。
奈: 俺が休憩から帰ってきたら大喧嘩になってて(笑)。「今日で辞めるわ!」みたいな話になって。おいおいおい、って...。
B: 「あの野郎許さねえ!」みたいな(笑)
奈: でもあの4ヶ月は本当に面白かったな、すげえ濃かった。
B: いやーあれがあったから、マジで今があると思ってます。マジで。
奈: だから今つまんなくてしょうがないです。職場が。
B: また行こっかなー、とか言って...。
奈: もうあのオバサンいないし(笑)
B: そうなんすよねー。で、結局辞めちゃって。僕が辞めるちょっと前辺りに、僕らが渋谷でライブがあって。それがSTERUSSが以前の3人体制でやる最後のライブだったんですけど(現在DJ KAZZ-Kが家の仕事の事情で多忙なため、ビート武士がLIVE DJを務める、という4人体制になっている)。で、この先練習とかもちゃんと出来なくなるなら、練習できなくてライブのクオリティーを下げるのも嫌だから、一旦やめるというか、ゆっくり作品でも作ればいいか、という話になってて。その頃奈部さんはちょうどATATAでライブをやり始める頃で。
奈: そのSTERUSSの3人体制の最後のライブの日が、ちょうど俺達の2回目のライブの日と重なってて。
B: 僕らが渋谷のGAMEっていうクラブで「蝕」というイベントをやってて、で、奈部さんなんかは渋谷のWWWでCOMEBACK MY DAUGHTERSと対バンで。
奈: そう、1回目のライブはFEVERでやって。その後、初めて誘われたライブがそれ。
B: で、僕も仕事終わって、自分のライブの前に初めてATATAのライブ観ようと思って行って。で会場のドアを開けた瞬間に「Fury Of The Year」やってて。で、奈部さんがバンドやってるのは知ってたけど、音はそこで初めて聴いて。俺、そういうライブハウスとかで観るバンドとかの音楽ってそんなに知らなかったんですよ。それで結構衝撃を受けちゃって。
奈: むしろそういうバンドとかに関してはCRIME6の方が知ってるかもね。
B: その時ATATAが5曲くらいやってたんですかね?これからやってやるぞ!みたいな感じのライブで、すげーかっこよくて。
奈: それにCOMEBACK〜のカヴァーもやって6曲やったね。それで、ライブが終わって打ち上げしてて「俺はこれからSTERUSSのライブ行くけどみんな行く?」って聞いたら、みんな観てみたいっつってみんなで行って。それでライブ観にいったら、BELAMA2がもうATATAのTシャツ着てて。で、ライブ中横見たらギターの池谷君が号泣してて。
(一同爆笑)
奈: 池谷君すぐ泣くんですけど。彼らはヒップホップに対して初体験というか、キーボードの健太君はB.I.G JOEとか元々好きで、そういう素養はあったんですけど、ほとんどのメンバーはヒップホップ初心者でヤラれちゃって。
B: でその後1日2日くらい空いてたのかな?で、職場で会いますよね。それでお互い「観ましたよー!」ってなるじゃないですか。そしたら奈部さんが「やっぱり、止めない方が良いよ!」って。「とりあえずBELAMA2とCRIME6が出来るんだから、KAZZ-Kだって戻ってくるかもしれないし、戻って来た時に戻る場所がないと困っちゃうでしょ。やれるやつがやった方がいいよ!あんなライブやったんだから!」って言ってくれて。バンドは結構メンバーチェンジだったり、ヘルプだったりがある、って話を聞いて。「とりあえず、そういうの(ヘルプ等)でいいから止めないでやってみなよ」って言われて。「ZZには色んなDJがいるんだから、なんとかなるでしょ?」って。「もう俺達の今度の企画(2011年4月)に呼ぶから、その時までになんとか体制立て直して一緒にやろうよ、待ってるから」って言ってくれて。嬉しかったですけど、プレッシャーもハンパなくて。それでZZの中でも、フリーキーな事ができるからって事でビート武士に一回やってみない?って話をしたら快諾してくれて。そこからずーっと練習して。で、いよいよ本番でバンドの人達との対バンなんですけど、出番いつだろうって思ったらATATAの前(トリ前)って言われて。大丈夫か?と思ったんですけど、もう行くしかないと思って30分死ぬ気でやったんですけど、そしたらなんか手ごたえがあって。結構やれたと思うんですよね、俺らも死に物狂いだったし。
奈: そっからがなんかほんとスタートって感じだったね。
B: で、ビート武士もライブDJってものをグループでやった事なくて、ずっとやってみたいと思ってたのがSTERUSSで出来て良かったです、って言ってくれて、じゃあ一緒にやろうよって。で、KAZZ-Kにも聞いたら「武士だったら巧いからいいよ」って言ってくれて、それで正式メンバーに入れたんです。
――じゃあそのライブの時は正式メンバーじゃなかったんですね。
奈: その時のアーティスト表記が「BELAMA2 & CRIME SIXXX from STERUSS feat. ビート武士(ZZ PRODUCTION) 」だったんだよね。
B: それがあって武士も「俺なんかでよかったら本当にやりたいです」って言ってくれて。
――その時のSTERUSSのライブは奈部川さんとしてはどんな風にご覧になりましたか?
奈: いやー、感慨深かったですよ。職場を辞めるって言われて、それこそお別れSEXじゃないけど(笑)一個何か形にすんべって言って、このライブが出来て。KAZZ-Kが活動できないってなってた頃にヴァイブスが下がっていくのを垣間見てて、俺の中では何のためにZZ PRODUCTIONが居るのよ?って。バンドとかではメンバーが変わるのなんて当たり前だし、誰かが怪我や病気の時は誰かがヘルプでやったりすのもの当たり前だし。それが普通な事で。でも彼らはずっと3人でやってきたから、この3人だからって想いがあんだろうなって、その気持ちもすごいわかって。
――長ければ長いほどそうですよね
奈: そう、わかるんですけど。俺自身ATATAをやる前に3年間のブランクがあるんですよ。その時に得たものなんて何にもなくて。バンドマンとかミュージシャンっていうものは止まったら終わりなんだって思ってて。
B: それはすごい言ってましたね。
奈: どんな事でもやり続けてればスキルも上がるし、とにかく止まっちゃだめだって話をしてて。とにかく口説き続けて。だからその2011年4月のライブがなかったら今も無いんじゃないかなと思って。2010年の9月にBELAMA2と同じ職場になって、4ヶ月で辞めたんで1月までか。今思うと、そのたかだか4ヶ月の間にSTERUSSは思い悩んだり、3人体制での最後のライブをして、ってその期間の間にホントに色んな事が起こって。ほんと縁っていうのは運命みたいなもんなのかな、っていう感じはありますね。
――なるほどー。
奈: で、俺らの4月の企画の前に震災が起こって、その時に「General Headquarters」って曲をアップしたんですけど、それは本当は「Brass And Nickel feat.STERUSS」(ATATAのアルバムのラストの曲)にしようと思ってたんですよ。
B: そう、で、思い出したけど、「Brass And Nickel」ってその話をもらった時は題名も違ってて「CITY POP(仮)」っていう名前で。最初はBPM(Beats Per Minute=音楽で演奏のテンポを示す単位)とかそういうので「出来るかなー?」って戸惑ったんですね。あと結構直前だったんですよ、話をもらったのが。でも中途半端にやりたくないし、すぐ作るとかが難しいから。僕リリック書くのに結構時間掛けるんですよ。だから嬉しかったんですけど、せっかくかっこいい事やろうとしてるのに、とってつけたようなのを作りたくなくて。
奈: それでその時は結果的に「General Headquarters」をアップしたんですけど。
B: そこで、自分らの新しいアルバム用に「one birth」っていう曲があって、それは音楽を通じて何かが生まれればいいな、っていう曲で。だからこういう奈部さん達との出会いをきっかけにして一つ曲が生まれるのであれば、まさに「one birth」ってそういう曲なんじゃないかなって思ったんですね。だからちょっとBPMとかは無理やりだけどそのリリックを「CITY POP(仮)」にはめてみて。で奈部さんにやるんだったら「one birth」って曲をやらせてもらいたいんですけどって言ったら「全然、なんでも良いよ」って言われて。
奈: 俺は基本「何でも良いよ」なんですよ(笑)
B: で、ああ何でも良いんだ!って思って。僕らの「one birth」って曲とATATAの「CITY POP(仮)」が合体して「Brass And Nickel」っていう曲になったんです。でもそのままだと、ただ互いの曲を合体しただけだったので、じゃあちゃんと「Brass And Nickel」用にリリックを書こうって言って。
全員: あーーーーーーー!!!!
※ここでCRIME6さんが遅刻して登場(笑)
奈: コラコラコラ!
B: 罪が一つ増えたのでこれからCRIME7になりますので(笑)
CRIME6(以下 C): ほんとすみません!
B: で、どこまで話ましたっけ?
――「Brass And Nickel」の話です。
B: あーそうだ、それでATATAの「Brass And Nickel」の2バース目(いわゆる、曲の2番)のリリックは、僕らのアルバムの「one birth」の2バース目のリリックと同じなんです。
――そう、そうですよね!
B: 本当は新しい曲書こうと思ったんですけど、でも「one birth」の要素を残したくて。
奈: 「one birth」のリリックまんまを「CITY POP(仮)」にはめ込んだままだったのを聴いてて、やっぱり2バース目はこれ以外の歌詞は無いんじゃないかって思ってて。じゃあ1バース目を新しく書こうっていう話になって。
B: だから僕らも1バース目はちゃんとATATAの方の歌詞をもらって、その世界観に添って書いてるんですよね。
奈: そういうリンクの仕方って面白いよね。ヒップホップだったり、レゲエなら当たり前かもしれないんですけど、そういうリリックの引用というか。それによって聴き手の入り口が広がるというか。結果的にはそれぞれの曲で同じバースがあるっていうのは良かったな、と思いましたね。
B: 確かに画期的ですよね。奇跡的というか。この話を出来てよかったですね。リスナーの人にとっての正解はこうだよ、っていう。
――STERUSSのニューアルバムの話も出ましたが、お互いの新譜は既に聴かれてますか?
奈: 俺なんかはもうね、それこそ同僚特権じゃないですけど(笑)まだ4曲くらいしか無い頃から聴かせてもらってますからね。
B: CRIME6にも内緒にしてたんですけどね(笑)
奈: だから、製品版サンプルの前にCD-Rとかで5枚くらいもらってますからね!ライブ観に行って、曲知ってんの俺だけ、みたいな。俺ほとんど歌えるから、周りの客からしたら「なんでこいつ新曲なのに知ってんだ」みたいな(笑)。
(一同爆笑)
C: いやでもほんと、今回の俺らのアルバムはATATAに会ってないと絶対に出来なかったアルバムで。それは何故かって言うと、マスタリングっていう作業をSHAKKAZOMBIEのTSUTCHIEさんにやってもらったんですけど、それはLEF!!! CREW!!!(ATATAのツアーに同行したり、ATATAとは切っても切れないDJ集団)繋がりで紹介してもらって。俺達にとってはレジェンドなんで。
――そうですよねー!ではSTERUSS側はATATAの新譜も聴かれてますか?
B: 僕も聴いてますよ。最初にATATAがフリーダウンロードやってたやつなんかも、職場の時からずーっと聴いてたし。「STAR SOLDIER」とか出来たやつをすぐ焼肉屋とかで聴かせてもらって。やべえ曲作ってんなーとか。その頃俺らもまだ全部自分達のアルバムが出来あがってなくて。
奈: だってSTERUSSはこのアルバム作るのに1年半くらいかかってるんですよ。で俺達はそれこそ、レコーディングしたのは2ヶ月くらいでバーっとやっちゃって。
B: 歌詞とか良く出てきますね!
奈: それはその分睡眠時間削って。俺は逆に長いスパンで作るって事をしてきてないんです。それこそバンドってレーベルに属してる時は、何月何日までに何曲用意してくれ、レコーディングはこの間に録ってください、ここからパブリシティが始まりますので、っていうスケジュールで動いていくじゃないですか。だから俺から見ると、よくテンションが続くなーっていうか。
B: ちょっとずつ曲が出来るんだよね、俺らはね。だからまず10曲のアルバムを作るんだったら、まず4曲できて、それをしばらくライブとかで鍛え続けるっていう。それをしてると、今度また2曲くらい出来あがってきて、みたいな。
奈: アルバム出した事無いバンドってそうじゃないっすか。今まで一度も出してないから、今までの集大成としてのファーストアルバムっていう感じで。でもその後はスケジュールで動いていくけれど、STERUSSはそれを続けてるから、すげーなって。
B: だから同じアルバムの中に入っている曲の出来た時期の差が、最大で1年以上あったりするよね。
C: 「one birth」は元々はfamily(渋谷のクラブ)の名物バーテンダーに向けて作ってたんですよね。彼が心臓発作で倒れちゃって。で、まだ戻ってくるぜ!みたいな事を書きたくて書き始めたのがそれで。で、BELAMA2は元々別の心情で書いてたんですけど、最終的には大きい意味で合わせて書いてくれて。
B: そうだから、それぞれ書き始めの衝動は違えど、音楽で何かを作り出したい、だったり、音楽で誰かを救いたい、っていう気持ちがあったから、結果的に(曲が)ポジティブな方向に作用したんだと思うんです。
――CRIME6さんはATATAを初めて見たのは、BELAMA2さんと同じタイミングではなかったのですか?
C: 俺らをライブに誘ってもらった時(2011年4月)ですね。
奈: 俺はさっき話が出たfamilyで彼らがやってた「ONE」ってイベントがあって、それのラストも見に行ってるからね。
C: そうですよね!その時初めて喋ったんですもんね。
奈: 結構、CRIME6は人見知りなのか何なのか、結構そのー、イヤな感じで(笑)俺未だに憶えてんだけど...。
(一同爆笑)
C: えっ、俺どんな感じでした?(焦)
奈: (引き気味の態勢で)あ、どうもどうも、みたいな。BELAMA2の同僚の、みたいな。で、BELAMA2はBELAMA2で、職場では良い感じのヴァイブスなんだけど、なんかその場ではラッパーモードというか...。
B: えー俺絶対それ無いっすよ!
奈: 俺がそう思ってただけかも(笑)。
B: そうですよ!
奈: でも、そう考えると俺、KAZZ-Kにはまだちゃんと会ってないんですよ。だからKAZZ−Kに嫌われてんのかなーって(笑)。
B: あいつも本当忙しくて、俺達ですら全然会えないですから。だから、もう結構先の方で決まってるライブとか、でかいライブとかのためにはきっちり練習して出るっていう。今回のフジロックとか。
奈: いやーあれは良いライブだったもんね。動画しか見てないけどさ。
B: もう全然練習時間がなかったから、ほとんど練習するのは夜中か明け方でしたもん。そこしか時間が取れなかったもんね。
奈: あの虎視眈々としてる感じが良かったね。
※後編では、更に熱い音楽談義が続きます!
【対談】ATATA × STERUSS フロントマン対談 -後編-
ATATA『ATATA』2012年8月22日発売
ATATA / ATATA
[2012年8月22日発売]
ex.HOLSTEIN, ex.BANDWAGONらのメンバーを中心に2010年春に結成されたATATA。ライブハウス先行で発売されたファースト・アルバムが装いも新たに遂に一般発売!メンバーの過去のキャリアを濃縮しつつ、まったく新しい音像を表現し収録された初のフルアルバム。これ以下でもこれ以上でもない、まさに『究極の9曲!』。
HMVオリジナル特典:HMVオリジナル布パッチ
※サンプル画像
※先着特典のためなくなり次第終了となります。オンラインでの特典の有無は商品詳細ページでご確認ください。
※特典の状況は店舗により異なります。
ATATA PROFILE
メンバー
奈部川光義 (Vocals) ex.BANDWAGON
池谷龍人 (Guitars) ex.HOLSTEIN
鳥居大 (Guitars) ex.HOLSTEIN, RetromaniA
金田雅史 (Bass) ex.HOLSTEIN, ex.MIRROR
岩田健太 (Keybords) ex.SWEEF
大倉大輔 (Drums) ex.nenem, ex.3cm tour
ex.HOLSTEIN, ex.BANDWAGONらのメンバーを中心に2010年春結成。ライブハウスシーンにおける既存の慣習や考え方をぶち壊し、再構築し続けるレペゼン新代田6人組。2010年11月7日の初ライブ直前には、自らの名刺代わりとなる 楽曲『Fury Of The Year』の無料配信を自身のHPにて開始。その後、『recito』、『General Headquarters』の2曲を立て続けに無料配信し(※現在も配信中)、2011年7月にはこれら3曲を収録した『3 SONGS EP』を大阪のFLAKE RECORDSより350枚限定の10インチヴァイナルとしてリリース。耳の早いリスナーにATATAの名は瞬く間に広まっていく。また、音源の無料配信と同時に"現場"にも拘り、毎回様々な仕掛けが盛り沢山の自主企画「The Sound Of Fury」をホームである、新代田FEVERを中心に定期的に開催。ジャンルレスな共演者、そして盟友「LEF!!! CREW!!!」と共に各地でオーディエンスを巻き込み、飲み込み、かき混ぜ、ATATA流のパーティーを繰り広げている。2011年12月30日には正式音源リリース前のバンドとしては、異例となるワンマンライブ「WE ARE ATATA ARMY!!!」を新代田FEVERにて敢行。"ATATAのオフィシャルTシャツ着用で完全入場無料"というこのライブは、多くのアタタ・アーミーを集め大成功を収める。そして2012年5月、満を持して初のフルアルバム『ATATA』をリリー ス。本アルバムを引っさげ、5月より日本各地で全会場自主企画のレコ発ツアーを展開する。
ATATA OFFICIAL WEB SITE
STERUSS『The Rap Messengers』2012年9月5日発売
The Rap Messengers / STERUSS
[2012年9月5日発売]
気付けばメンバー全員30代。状況は大きく変化し、責任と対峙する日々が訪れた。1996年10代、HIP HOP JUNKIE!と全身迷彩に身を包み叫んでいた頃には想像もつかなかった日々が今、現実として目の前にある。不安、怒り、悲しみ、憤り、疑い、悩み…愛する仲間や家族が目の前にあるのにふつふつとわき起こる感情。これを音楽にそのまま落とし込む事がREALなのか?自身とそしてSTERUSSのHIP HOPにとことん向き合った。出た答えは「NO」。その感情の先を表現する事こそが音楽として何よりHIP HOPとして正しいと考えた。悲観的な感情の先にはやはり暖かい家族や最高の仲間、傷を癒してくれる音楽がある。だからこそ日々をなんとか乗り越えられている。ありがとう。 次は俺たちが返す番だ。やっと気付いたんだ。少し遅くなったけれど俺たちを見つけてくれた人たちに向けての回答、それが"The Rap Messengers"だ。今作"The Rap Messengers"は前作までの作風とは異なりDJ KAZZ-K以外のSOUNDも起用し(新規加入のビート武士も精力的に参加)音楽性はさらに広がりを見せた。また、EXECUTIVE PRODUCERをタケウチカズタケ(A HUNDRED BIRDS/SUIKA/D.I.T.A.)が務める事でSTERUSSの更なる可能性を引き出し、"The Rap Messengers"は深く魅力的な作品に仕上がった。
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音楽好きには超定番の企画『無人島 〜俺の10枚〜』!第163回目のお客様は、STERUSS!
STERUSS PROFILE
97年から横浜を拠点としてSTERUSS(ステルス)を結成。03年にCRIME6、BELAMA2、DJ KAZZ-Kの2MC & 1DJの構成になる。自主CD-R「One coin sampler」を発表し、同年BLAST監修のコンピレーションCD「HOMEBREWER'S 2」の参加をきっかけに活動の場所を全国区に広げた。その後05年にALBUM「白い三日月」をリリース。その中の1曲「真夏のJAM」が縁を呼び、横浜のJAZZの一大イベント横浜ジャズプロムナードにおいて鈴木勲率いるOMA SOUNDと共演するなどジャンルの壁を越えて活動場所を広げていった。06年にはDJ KAZZ-KがP-VINE監修のJAPANESE RAP MIX CD「overrap」のDJに大抜擢されDJ個人としても活動の場所を全国区に広げた。また、同年に12inch「風見鶏のうた/184045/マイク中毒pt2」を発表。07年に発表した12inch「ソラノウタ/尖/killing me softly」、08年に発表のALBUM「円鋭」では鈴木勲 (Bass)、スガダイロー (Piano)、toto (Poetry Reading)などと共演する事で音楽としての幅を広げた。2010年にはZZ PRODUCTION(サイプレス上野とロベルト吉野、DJ KENTA等所属)としてクルーのアルバム 「ZZ」を発表。その後、LIVE DJをビート武士(ZZ PRODUCTION)が譲り受けて正式にSTERUSSに加入。元バトルDJのスキルを十二分に発揮し、STERUSSのライブを更に高い次元へと導いている。現在はCRIME6、BELAMA2、DJ KAZZ-K、ビート武士の4人で活動中。そして待望のNEW ALBUM「The Rap Messengers」が2012年9月5日発売決定。溜め込んだVIBESを開放するときが来た。
STERUSS OFFICIAL WEB SITE
ジャパニーズポップスTOPページ
ブロンズ・ゴールド・プラチナステージの場合です。
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