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【特集】 アリ・アップ 青春われめ白書 〈2〉

Thursday, April 7th 2011


アリ・アップ 青春われめ白書


前ページからのつづきとなります


Ari Up
 「Cut」がチャートの30位に食い込んだらしいの。これってつまり、われめちゃんが ”微妙な位置に” 食い込んだってことよね、きっと・・・まぁどうでもいっか。最近はもっぱらレゲエ。レゲエのリディムに揺れながらみんなと音楽やアートの話でワイワイやってるのがいちばんたのしい時間かな。ツアーを一緒に回ってるクリエイション・レベルのみんなやプリンス・ファーライプリンス・ハマー、それから特に彼らをまとめてるヒット・ランっていうレーベルの若社長エイドリアン・シャーウッドに感謝しなくっちゃね。

 エイドリアンは根っからのレゲヲタ。でらナイスなヴィンテージ・レコードを山ほど持ってんのよ。ビム・シャーマンの「Love Forever」、ジュニア・バイルスの「Fade Away」、ホレス・アンディの「Problems」なんかをシレッとかけてはあたしのわれめちゃんを刺激しまくってくるの。もう大変よ! 体がもたないっつーの! すぐにでもカヴァーしたいんだけど、まだ当分ツアーが続くからさ。もうちょっと後におたのしみはとっておこうかな。レゲエと思う存分まぐわえる日々ってヤツは。そうそう、ジョーくんに貸してもらったウィリー・ウィリアムスもヤバかったな。




 Bim Sherman / Tribulation:Down in Jamdown 74-79
 Pressure Sounds BRPS57

孤高のルーツ・シンガー、ビム・シャーマンは、ジャマイカでの活動を経て、70年代末からイギリスにその拠点を移した。その後、ニュー・エイジ・ステッパーズへの参加や自身の『Across The Red Sea』制作などOn-Uと深く関わっていくこととなるが、パンクスがホレ込んだ真の名唱はやはりJA時代の作品群。アリが唄った「Love Forever」、後に「My Whole World」としてリリースされた「Weak Heart Man」を収録。



 Tappa Zukie / M.P.L.A.
 Frontline 10626

パティ・スミスのロンドン・ギグで、ステージ上にドン・レッツとともに上げられ、パンクスたちから割れんばかりの拍手を浴びた名コンシャス・トースター、タッパ・ズッキー。表題曲は、[Freedom Blues] リディムに乗せたタッパの軽快なトースティングが冴えるヘビーウェイト・ステッパーなり。



 John Holt / 40 Greatest Hits
 Justice 101 2011年4月19日発売

ジャマイカを代表するコーラス・トリオ、パラゴンズのリード・シンガー、ジョン・ホルト。自身のセルフ・リメイクを含め、デニス・ブラウン、ホレス・アンディ、UB40など多くのレゲエ・アクトにカヴァーされている「Man Next Door」は、スリッツ、マッシヴ・アタックも夢中になった。ブロンディによる「The Tide is High」のカヴァー・ヒットを受けて、1981年に急遽パラゴンズの3人でアイランドに吹き込んだ「Man Next Door」もイイ!

 

 Harder Shade of Black
 Pressure Sounds BRPS66

レオナルド・サンティック・チンが主宰した《Santic》 レーベルの貴重な7インチ音源を中心にコンパイル。ホレス・アンディの1977年の名唱「Problems」を収録。ステッパーズがカヴァーした「My Guiding Star」は、70年代半ばのバニー・リー制作音源を集めたClocktower盤『Sings For You And I』に。マッシヴらブリストル勢からのプロップスもビッグ。



 Studio One Disco Mix
 Soul Jazz SJRCD103

英Soul Jazz社のスタワン・コンピ・シリーズ10作目。後半にダブをくっ付けた「ディスコ・ミックス」スタイルの名曲をひとさらい。つまり、クラッシュのカヴァーでよく知られるウィリー・ウィリアムス「Armagideon Time」がレアなディスコ・ミックスで聴けてしまうシロモノ。ただし、「Armagideon Time」は同名タイトルのオリジナル・ジャケットがあまりにも素晴らしいので、お時間に余裕がある方はそちらをヴァイナルで手に入れよう。

 
 

 マネージャー情報によると今年のツアーの締めは、どうもニューヨークらしいんだよね。初めてのニューヨーク、今からアゲ状態。パティにも会ってみたいな。パティとレゲエの話するのもいいよね。彼女、タッパ・ズッキーの大ファンだしね。たしかライヴで共演してたよね? あたしも「M.P.L.A.」大好き。 あとさ、ニューヨークって言えば、サウス・ブロンクスのラップ・ミュージックも超気になってんの! シュガーヒル・ギャングとか、クールハークとか、グランドマスター・フラッシュとか。時間あったらみんなでブロック・パーティにも行ってみたいよね。

 それにしてもさ、シュガーヒル・レコードの社長がシルヴィア・ロビンソンだって知ってた? 「Pillow Talk」の。すごいよね。野心に燃えるオンナ社長って断然尊敬しちゃう。あたしはまだ17だけど、10年後ぐらいには自分のレーベルのひとつでもおっ立てて、レゲエとかラップのレコードをいっぱい作りたいな。




 Sugarhill Hip Hop Box Set
 Castle CMETD614

70年代半ばからN.Y.サウス・ブロンクスの街角で着実に発芽していたブラック・ミュージックの新しい潮流。ときにそれを擦りながら2枚のレコードで作り出したビートの上をマイカーがラップ。そしてそこにブレイクダンス、グラフィック・アートが結び付いた。音楽、文化としてのヒップホップは、シュガーヒル・ギャング「Rapper's Delight」のヒットでいよいよ最初の満開シーズンを迎えようとしていた。なお、後にOn-Uのタックヘッドに参加するスキップ・マクドナルド、キース・ルブラン、ダグ・ウィンビッシュは元々シュガーヒルの専属ミュージシャン。オールドスクール・クラシックと呼ばれるアレやコレにも必ずと言っていいほどクレジットされている。




Big Youth & Rotten
 セックス・ピストルズって昔ママたちが面倒見てたバンドいたじゃない? あそこのヴォーカルやってるジョン・ライドンって人、去年ぐらいに辞めちゃって違うバンドやってるみたいなんだよね。「PiL」って言ったかな? 「Anarchy In the U.K.」とか「Holidays In the Sun」もすごかったけど、こっちのバンドはもっとあたし好み。だってベースラインが超ヘヴィで、メタリックなダブって感じなんだもん。あたしすぐにジョンに電話しちゃった。「会わせたい人がいるの、エイドリアン・シャーウッドっていうレゲエ好きのプロデューサーなんだけど」って。そしたらジョン、次の週すぐにバンドのメンバーとかを引き連れてクリエイション・レベルのライヴ・ダブ・ショウを観に来たんだよ。特にドラマーのスタイル・スコットの音を気に入ってたみたいで、朝まで一緒にパブをはしごしてたんだってさ。なんか自分のことみたいにうれしかったな。革命的な動きがどんどんつながっていく感じだよね。興奮しちゃうぅ!  

 そうだ、悲しいお知らせも。シドくんが死んじゃったんだって・・・シャブ食いすぎらしいよ。「疲労がポンッで、ヒロポンだ」なんてエラそうにさ。ホントどうしようもないよね。あたしチャリスはいっぱい吸うけど、ヘロインやコカインはこれっぽっちもやらないんだ。だって、そんなことしても誰もハッピーにならないって判ってるもん。




 Public Image LTD / Metal Box
 Virgin MTLCD3

ジョン・ライドンのレゲエ好きは相当なもので、Virgin傘下に《Frontline》というレゲエ・レーベルを同社会長リチャード・ブランソンと共に興したことも有名。ピストルズを抜けたジョンが、ジャー・ウーブルの地を這うヘヴィ・ベースに、キース・レヴィンの神経を逆撫でするメタリックなギターをオルグして掲げた新プロジェクトのテーマは、まさしくレゲエ/ダブを神輿としたパンク・ロックという虚像からの乖離の祭り。それは、1979年の2ndアルバムでいよいよ本領。当時このオリジナル盤は、(低音の鳴りを生かすために)音圧の高い45回転の3枚組で、メタル・ケースに収められ限定リリースされた。

 


 新しい時代到来なり! アイランド・レコードを離れて、ポップ・グループのY レーベルと契約したんだけど、こっちの方が色々とやりやすいっていうのが判ったな。DIY精神に忠実というか。結局、シングル3枚と昔の音源を集めたアルバムを出すことができたからね。ジョン・ホルトの大好きな曲「Man Next Door」も歌い上げてやったわ。ダブ・ヴァージョンもクールだから絶対聴いてね。ミキシングはもちろんエイドリアン。彼ってホント冴えてる!

 その前に「はじめにリズムありき」って曲をシングルで出してるんだけど、これはちょっと新しいパターン。”アーバン・プリミティヴ”なんて言い方もあるけど、根っこはアフリカ。生命とリズムが同じなんだってことなの。去年一緒にツアーを回ったドン・チェリーの義理の娘さんに、ネナちゃんってコがいてさ。あたしの2つ下ぐらいなんだけど。彼女の話を訊いてるうちに、アフリカの文化や舞踏に興味が沸いてきちゃって。ネナちゃんのホントのお父さんって西アフリカのシエラレオネにある小さな村で生まれ育った人らしいんだ。色んな家庭の事情があってスウェーデンに引っ越してきたらしいんだけど。ちょっと前にお父さんとシエラレオネへ里帰りしたときのことをすごくたのしそうに話してくれたんだよね。そういうこともあって、「はじめにリズムありき」って曲はネナちゃんと一緒に作った曲なんだって感じてるよ。いつかちゃんとしたカタチで一緒にやれたらいいねってお互い話してるし、その日は遠くないと思うんだ。




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 Float Up CP / Kill Me In The Morning 〈廃盤〉
 Rough Trade Rough77

ドン・チェリーを義理の父に持つネナは、アリ・アップ同様ロウティーンの頃から音楽の世界にどっぷり。ニュー・エイジ・ステッパーズ、リップ・リグ&パニックでの録音経験を経て、1986年に最初に組んだリーダー・バンドがこのフロート・アップ・CP。バックは、ギャレス・セイガー、ブルース・スミス、オリヴァー・セインといったポップ・グループ残党が請け負う。「Joy's Adress」などジャジーな展開を含む佳曲もあるが・・・




 そうこうしてると、またメジャー契約の話が舞い込んできたのよね。こんどは天下のCBS。ジョーくんたちと晴れてレーベル・メイトになるってことね。新曲の「Bankrobber」は最高だったわ。マイキー・ドレッドにナフ・リスペクトよ。ただし、もっともっとレゲエやアフリカの音楽性とか精神性、あとは最近興味を持ってる東洋哲学なんかに深〜くコミットしていきたいんだ、あたしたち。抜け出せないぐらいに深くね。だからこんな大手と契約して大丈夫かなって。おエラいさんが何言ったって関係ない。だって、われめは確実に肥大してるんだもん!  

 ・・・でもね、やっぱりレゲエがやりたくてたまんないの。エイドリアンに聴かせてもらったジュニア・バイルズの「Fade Away」がアタマから離れない。まぢ責任とって!  

Adrian Sherwood
 そんなあたしの欲求に応えてくれたエイドリアン。あんたやっぱり狂ってるけど、判ってる。今何が起ころうとしてて、あたしたちが何をするべきかって。お得意の”ステッパーズ”でロンドン中ひっくり返してやるってか。ヴィヴ姐も賛同してくれたし、ポップ・グループクリエイション・レベルのみんなも協力してくれるっていうし、アスワドでベース弾いてるジョージ・オーバンとか、アヴァンギャルド・ポップやフリー・ジャズなんかをやってるスティーヴ・ベレスフォードっていうピアニストも力を貸してくれるんだって。だからさ、レゲエとかダブだけじゃなくて、色んな要素がゴタまぜになった新しい音楽が生まれる予感がするの。「Fade Away」もそうだけど、ビム・シャーマンの「Love Forever」だっていつ歌入れしても大丈夫なように準備してあるんだからね。ここからの何年かは冗談抜きで手加減なしよ。だって、エイドリアンが全資金をはたいて「On-U Sound」っていう新しいレーベルを設立して、しかもその第1弾であたしたちのステッパーズ・アルバムをリリースするっていうんだからさ。




 Flying Lizards / Music Factory
 Virgin VJCP17501

ショボさの中にある知性。刹那の中にある暴力沙汰。主役デヴィッド・カニンガムはもちろん、「段ボールドラム」や「屠殺場跡で録音」といった聴き手の深読みを誘発するワードに表情はなし。体感温度絶対零度のオールディーズ・カヴァーが滑稽なまでに歪む1980年。雑食家スティーヴ・ベレスフォードは、この録音をきっかけに完全に”こっちの方向”に舵をきることとなる。翌81年には、Yレコードからチェロ奏者トリスタン・ホンジンガーとのフリー・インプロ集も出している。


 

 ビム・シャーマンはいつだってナイス。最近はサウス・ロンドンのストリータムにある「Moambassa」っていうサウンド・システムによく通ってるんだけど、そこでもよくかかってるんだ。ニュー・エイジ・ステッパーズでもっとビムの曲を取り上げたいってエイドリアンにもいつも言ってるわ。しつこいぐらいにね。このチームでのライヴはまだ1回きりだけど、アルバムはもっとたくさん出したいの。次のアルバムではネナちゃんにも歌ってもらいたいなって。Soul BeatっていうレーベルもやってるゲイラッズB.B. シートン。彼のロックステディで「My Love」とか、彼女にピッタリだと思わない?

 最近周囲の状況がすごいスピードで変化していってるように感じるの。あたしがめでたくハタチを迎えたから? 気のせい? いやいや、そんなことないと思う。確実に時代が変化していってるんだよね。”新しい波”はいつも起こってるっていうこと。もうロンドンに刺激を求めるコたちも少なくなってきたって思わない? 港町のブリストルの方が音楽的には盛り上がってきてるしね。ニュー・エイジ・ステッパーズに参加してくれたマークのやってることもそうだけど、ジョン・ワディントンが結成したマキシマム・ジョイもおもしろい音を出してるわよ。そんじょそこいらのダブとはワケがちがうの。エイドリアンもボーヴェルも大好きだって。それから、ネリー・フーパーとミロのワイルドバンチ。ヒップホップっていうニューウェイヴを見事に捉えてるサウンド・システムね。とにかくブッ飛んでるんだから! ブラック・ルーツっていうレゲエ・バンドもヘヴィよ。彼らこそアンダーグラウンド・レジスタンスの真の象徴。そう断言できるわ。



 The Bristol Reggae Explosion 1978-1983
 Bristol Archives B-J45334

1978〜83年にかけて遺されたブリストルのレゲエ音源を集めたコンピレーション。ブラック・ルーツ、タリスマンらの有名曲から超貴重なライヴ音源、12インチ・ミックスまでを収録した濃厚すぎる内容。ブリストル・シーンの過去から現在をつなぐ資料的にも価値の高い1枚。



 Maximum Joy / Station of M.X.J.Y.
 Beat Records BRC193

ポップ・グループ残党やグラクソ・ベイビーズのメンバーらによって結成されたマキシマム・ジョイ、1982年唯一のアルバム。紅一点ヴォーカル、ジャニーヌ・レインフォースのハジケっぷりにはアリ・アップもタジタジ? ネリー・フーパーをフィーチャリングしたティミー・トーマスのソウル・ヒット・カヴァーなどレアなボーナス・トラックも大奮発。



 Massive Attack / Mezzanine
 Virgin 45599

ブリストル伝説のサウンド、ワイルド・バンチから派生したトリップ・ホップの始祖にして唯一無二の存在、マッシヴ・アタック。1998年の3rdアルバムでは、ホレス・アンディを招聘して「Man Next Door」をソウルフル・カヴァー。スミス&マイティもポーティスヘッドもムーン・フラワーズも彼らがいなければ生まれなかった。

 


Nina Hagen & Ari Up
 ボブが死んじゃって以来ふさぎ込んでたドンさんも、自分のバンドをやるんだって動き出した。楽器弾けないのに「気持ちひとつ」だって。ついでに、「アクメ」を一緒に切り盛りしてたジャネットさんなんかとうとうPiLのジャケットに登場しちゃったよ。キテるでしょ? こないだブルース・スミスたちとセッションしたネナちゃんも自分のグループをやるってんでレコーディングにかかりっきり。きっといいアルバムになるはず。あのコ才能あるもん。昔スリッツにちょっとだけ参加してくれたケイト、彼女いまモデッツっていうオンナのコだけのバンドでがんばってるみたい。ディスコっぽいこともやってるんだって。そうそう、ニーナにもこないだマリブでばったり会ってさ。彼女もレゲエに夢中なんだって。あとさ、訊いた話によると、パルモリヴは、インドに放浪の旅に出たあとキリスト教に入信したんだって。型にはまらないようにみんな牙を剥くのに必死になる反面、心の中は不安でいっぱいなんだな・・・あたしは、この先どうなるんだろう? ・・・実はお腹の中に双子の赤ちゃんがいるんだけど、ジャマイカに行って産もうかなって思ってるんだ。ねぇママ、どう思う?




 Mo-Dettes / Story So Far
 Cherry Red Records CDMRED380

スリッツ初期に在籍したギタリスト、ケイト・コラスが1980年に結成したガールズ・バンド唯一のアルバム。若さとガッツで押しまくった手作り感たっぷりのポスト・パンク・サウンドが身上だが、スリッツよりはかなりポップ。ストーンズ「黒くぬれ!」カヴァーの脱力気味の妖しさが愛おしい。



 Delta 5 / Singles & Sessions:1979-81
 Pヴァイン PCD17374

ギャング・オブ・フォーやミーコンズと並び英リーズのポスト・パンク・シーンを先導した、男女混合5人組バンド、デルタ5。彼らがラフ・トレードに残した3枚のシングルに、BBCセッションやライヴ録音などの貴重な未発表ソースを多数収録したコンピレーション。「ダンス・パンク」、「ディスコ・パンク」の先がけとも言えるビートを背にした女性ツイン・ヴォーカルのアジテーションは、キュートなれどボディ・ブロウのようにじわじわと効いてくる。

 


 前略 ママ、ヤーマン。あたしもとうとう母親になったよ。しかも憧れの地ジャマイカで。双子の男のコなんだけど、あんまり可愛いから自分の作品のジャケットにも載せちゃった。名前は、パブロとペドロ。アルバムはこれでもかってぐらいのルーツ・レゲエ。スタイル・スコットってホントにすごいドラマーだよね。あの重たいワンドロップ、あらためてホレ直しちゃった。あ、そういえばママもついにジョンと籍を入れたんだって? おめでとさん。「Anarchy IN the U.K.」を歌ってた人が義理のパパになるって、うん、悪くないね。今度ふたりでジャマイカに孫の顔を見に遊びに来てよ。マメごはんいっぱい作って待ってるからさ、お・ば・あ・ちゃん。ふたりに神のご加護を。  草々 

Ari Up
 「オンナだてらに」なんて昔からよく耳にするけど、「は? どういうこと?」って感じ。別にジェンダーとかフェミニズムとかっていうややこしい話じゃなくて、単純に平等じゃないよねってことが言いたいの。「隔絶」じゃなくて「協調」。雄しべもあって雌しべもある。そういう独自性があるって、すごく自然なことよ。どちらが欠けても無意味。だから、あたしたちは一度たりとも男連中と反目するために音楽をやろうとしたことはないの。ローラ・ロジックだって、グレース・ジョーンズだって、リジー・メルシエ・デクルーだってきっと同じような思いでやってるんじゃない? 表現方法が違うだけってこと。すごく自由奔放に振舞ってる感じにも見えるから誤解されることだってたまにはあるけど。むしろ闘ってた相手はその国のシステムだったり、政治的な思想だったり・・・アメリカなら公民権運動やベトナム戦争。イギリスならフォークランド紛争。サッチャーの武力行使に対する抗議のいち手段としてあたしたちは過激なパフォーマンスをする場合だってあるの。レベル・ミュージックはいつだってそうやって生まれてきたんだと思う。そこに男女の隔離は意味を成さない。あたしやあたしの仲間たちがジャマイカンと色んな面で共感し合えたのはまさにそういうところなのよ。



 Essential Logic / Fanfare In The Garden
 Pヴァイン PCD17372

1978年にラフ・トレードからデビューを飾った元エックス・レイ・スペックスのサックス奏者ローラ・ロジックによるリーダー・グループ。こちらの2枚組編集盤には、ディスク1でエッセンシャル・ロジックの歴史(1st『Beat Rhythm News』と2nd『Pedigree Charm』を網羅)、ディスク2で、ローラのソロ名義の音源が収録されている。決して饒舌ではないのだが、ローラの声には不思議な存在感がある。



 Grace Jones / Warm Leatherette
 Island IMCD0000015

モデル、女優もこなすグレースは、アンディ・ウォーホールのミューズとしてN.Y.アンダーグラウンドにおいても一際異彩を放っていた。そんな”夜の女神”グレースのシンガーとしての4作目。スライ&ロビーらとがっちりスクラムを組み、コンポスト・スタジオで綿密に作り込まれたサウンドの核心は、プリテンダーズの「Private Life」さえも瞬間冷凍してしまう氷点下レゲエの中に顕著。

 

 Lizzy Mercier Descloux / Zulu Rock
 Pヴァイン PCD24231

パティ・スミスも一目置いたノーウェーブ世代の怪姫リジー・メルシエ・デクルー。ペギー・リーのジャズ・スタンダードの豪快なコンバートに、クール&ザ・ギャングも戸惑いを隠せないエスニックなプラスチック・ファンクと、アルバム毎に大きく路線を変えまくる”きまぐれ”リジーの3作目。フェラ・クティ、マヌ・ディバンゴ、サニー・アデをむさぼっていた思想は、ついに南アフリカへと彼女自身を赴かせ、かの地で現地ミュージシャンたちとの録音を実現させた。ファンキー・ポッピン・ハイライフ傑出盤。ポール・サイモンがナンボのもんじゃい。  

 


Ari Up
 「ライオット・ガール」の元祖って呼ばれるのは、悪い気はしないの。”われめちゃん” っていう名前で活動してたバンドがいたっていうことをみんなに知ってもらえたんだからさ。今は目下充電中だけど、実質5年ぐらいの活動期間だったんだし、若いコたちが「こんなガールズ・バンドいたんだ」って気になっちゃう、そのこと自体意味のあることだと思うしね。

 90年代の初めぐらいにアメリカで「Riot Grrrl」っていうムーヴメントがあったじゃない? あれ、結局はあたしたちがその当時やってたことがどんだけすごかったのかっていうのを、初めて多くの人たちに理解させた動きだったんだと、あたし個人は感じてるんだけどね。うん、だから、スリッツの登場は早かったんだよね、きっと。フェミニズム思想自体に関しては、あたしが若い頃とは捉えられ方が変わってきてるとは思うけど・・・ソニック・ユースキム・ゴードンとかが中心になってやってるフリー・キトンとか、センスいいと思うよ。ああいうノイズ・ドール、あたしは好き。L7とかビキニ・キルみたいな感じになるとちょっと何とも言えないけどさ。音楽、ファンジン、アートの三拍子が揃ったこのムーヴメント自体も”起こるべくして起こった”ものだもんね。そこにアンチ・エスタブリッシュメントの精神があろうがなかろうが、まぁいいんじゃないって今では思える。今ではね。70年代の後半にスペシャルズセレクターなんかが出てきた”スカ・リヴァイヴァル”の動きにも共通してるんじゃないかなって。




 Free Kitten / Sentimental Education
 Kill Rock Stars 287

ソニック・ユースのキム・ゴードン、元プッシー・ガロアのジュリー・カフリッツのツイン・ギターに、ボアダムズのヨシミやペイヴメントのマークが絡む、90年代「ライオット・ガール」 ムーヴメントの旗振り役的存在。フランス・ギャルのカヴァーだからってキャラメル・マキアート片手に油断しているとトンデモない目に合う。いつの間にかカップにLSDを盛られていた!

 


Ari Up
 大好きな洋服のデザインなんかもやりつつ、もちろん音楽への情熱だって消え失せてたワケじゃないってこと。メドゥーサって名前でジャマイカのダンスで夜な夜な踊り狂ってたのは知ってるでしょ? ニューヨークを拠点にしてトゥルー・ウォーリアーズっていうレギュラー・バンドを組んで、2000年にはウッドストックにも出たし、ダンスホールやヒップホップのテイストがたっぷり入ったソロ・アルバムだって作ったわ。ミック・ジョーンズそっくりの娘さん、ローレンちゃんにも参加してもらって。

 スピリッツはね、ロキシーに入り浸ってたあの頃なんかとまったく変わらないけど、方法論や引き出しはもっと多様化してるの。年を取って経験を積んだから当然のことなんだけど。ほら、あのM.I.A.っていうコみたいなさ、メディアの一方的な括りに縛られないホネのあるアーティストが世界中にわんさか出てきてるし、ホント毎日が刺激的よ。でも、若いコたちにはまだまだ負けないつもり。

 最後にとっておきの大ニュース! ニューヨーク、キングストン、たまにママ夫婦がいるL.A.を行き来してたどり着いたあたしの故郷。われめちゃん劇場、25年ぶりのご開帳よ。テッサちゃん、われめだけに、お待たっ! ムフッ。アルバムもいっぱい作ろうね。




 M.I.A / Arular
 Interscope Records 484402

イギリス出身、スリランカのタミル族の血を継ぐM.I.A.ことマヤ・アルプラガサム。元々グラフィック・アートや映像ディレクションを主に手掛けていたが、音楽アーティスト転向後の才気煥発ぶりには超凡なものがあった。それを示した2005年のデビュー・アルバム。ヒップホップ、ラガ、エレクトロなどの要素をミックスした所謂「グライム」的なサウンドに鼻っ柱の強いタフなファスト・ラッピンは、現在のレディ・ガガのはっちゃけぶりにも劣らない。また、「M.I.A.」とは、タミル人の武装派組織として活動中に政府に追われ家族と生き別れた父親に対するメッセージ「Missing In Action(戦闘中行方不明)」の略。



 Killa Sista / From Far East
 Killa Sista Far East KSFECD001

2003年結成のキラ・シスタは、リー・ペリー、ランキン・ジョー、アール・シックスティーン、ザイオン・トレインといった名だたるレジェンドとの共演の中で揉まれまくった、日本が誇るホンモノの女傑ニュー・ルーツ・ダブ・ユニット。その重く強靭なルーツ〜ダブ・サウンドと、キレのあるステッパーズ、スカのコンビは、2007年に再結成スリッツとして日本公演を行なったアリ・アップをも完全に魅了。




Ari Up



 2010年10月20日、アリ・アップことアリアンナ・フォスター死去
死因は「深刻な病」との発表のみで、詳細は明らかとなっていない
享年48歳

2007年10月の渋谷、名古屋、大阪の3公演が
最後の日本でのステージとなった
良くも悪くも「相変わらずだなぁ」とみんな口にしていたが
一瞬たりとも彼女から目が離せなかったのは事実

ただの気まぐれにちがいない
またいつかひょっこり帰ってくるさ






 




John Peel Sessions

 John Peel Sessions
The Slits

2011年4月25日発売


 1979年、『Cut』で衝撃のデビューを飾ったガールズ・バンド=スリッツのBBCのラジオ番組「ジョン・ピール・セッションズ」出演時の音源をすべて収録したコンピレーション。ジョン・ピールが、まだアマチュアだった時代の彼女たちのライヴを観て大きな衝撃を受け、初めて番組に招いた伝説の1977年9月のセッションから4曲、そして78年4月の録音から3曲(オジリナル・ドラマーのパルモリヴ参加の最後の音源)、そしてレゲエ/ダブ色が強まった81年10月の録音から4曲(ネナ・チェリー、ポップ・グループのショーン・オリヴァーが参加)、さらにはボーナス・トラックとして2006年に行なわれた再結成ツアーのライヴから「Vindictive」を収録。




Trapped Animal

 Trapped Animal
The Slits
 (2009)


 1981年の2ndアルバム『Return Of The Giant Slits』以来実に28年ぶりとなるオリジナル・スタジオ・アルバムにして、女帝アリ・アップ最期の”スリッツ・パーティ”。2006年5月の再結成ライヴをキッカケに活動を再開した彼女たちは、オリジナル・メンバーであるアリ・アップ、テサ・ポットに、ホリー・クックらを加えた5人で本格的な活動を開始。本作のミックスは、旧知のエイドリアン・シャーウッドが行なっており、アルバムからの1stシングル「Ask Ma」や、日本語で歌われているという「Be It」など全14曲を収録。日本盤のみボーナス・トラック2曲を追加。  






 一大センセーションを巻き起こした『Cut』に続く2ndアルバム『大地の音』。こちらは、貴重なダブ・ヴァージョンや 同アルバムのドイツ語版、日本語版などの楽曲と、かつてプロモ盤シングルのみに収録されていたレアなインタビュー音源を収めたスペシャル・ディスク付きの2枚組。本作にはポップ・グループのブルース・スミスがドラマーとして、またプロデューサーとして『Cut』同様にデニス・ボーヴェルが参加している。アフロ、ファンク、ダブ、レゲエ、ロックを自由奔放でアヴァンギャルドに展開しながらポップな味付けも施すスリッツの魅力が十二分に発揮された作品。そのユニークで突き抜けた特異性が話題になったものの、3rdアルバムのリリースは実に28年という時の経過を待たなければならかった・・・






 クラッシュの「ホワイト・ライオット・ツアー」にバズコックスらと一緒にサポート・バンドとして参加したことをきっかけに注目を集めるようになった、恐るべき”割れ目ちゃん”ことスリッツ衝撃のデビュー・アルバム。パンク、レゲエ、ダブ、ファンクなどの間を自由に行き来するフリーフォームなサウンドは21世紀の耳で聴いても今なお新鮮だ。ジャケットの写真からして相当にショッキングだが、デニス・ボーヴェルによる低音を強調させたプロデュースもまた過激。「レゲエと結婚した女」と呼ばれるアリ・アップはこの当時まだ17、8歳という早熟ぶり。こちらは発売30周年を記念してリリースされた2枚組デラックス・エディション。オリジナル収録曲に加え、デモ、ラフ・ミックス、ダブ・ヴァージョン、さらには77年に録音された「John Peel BBC Radio 1 Session」音源などトータル30曲近くのレア音源が追加収録されている。






 諸説あるが、『Cut』以前の初期楽曲が収められているという説が有力視されている1980年に発表された編集盤。ファンの間では「オフィシャル・ブートレグ」の愛称で親しまれているもので、デモ音源に程近い粗い音質がかなり生々しい。ストレートなパンク・バンドから徐々に雑多なスリッツ・サウンドへと進化を遂げる過程が垣間見える部分もあり、コア・ファンにとってはかなり興味深い音源なのではないだろうか。




In The Beginning

 In The Beginning
The Slits
 (1997)


 『Cut』以前となる1977年のパフォーマンスに加え、80年USツアー、81年ハマースミス・パレスでのステージなど貴重なライヴ音源を中心に収めた編集盤。ニーナ・ハーゲンをフィーチャーした「Number One Enemy」のアコースティック・ヴァージョンや、ネナ・チェリーが歌う「In The Beginning」の別ヴァージョンも収録。




Punk Rock Movie

 Punk Rock Movie (2009)


 1978年、ロンドンにあるパンクの殿堂「ロキシー・クラブ」最後の夜に催された、計13組のアーティストによる貴重なライブ・シーンの数々。パンク・シーンをリアルタイムに体現するドン・レッツがカメラを回し続けた映像作品。セックス・ピストルズ、クラッシュ、スリッツ、ジョニー・サンダース、ジェネレーション X、イーター、オルタナティヴ TVなど、今や伝説となった13組のアーティストによるライブ・パフォーマンス、そして当時の空気を伝える貴重な映像が満載。ドン・レッツ本人によるリマスター・サウンドでリアルなパンク・ムーブメントの姿が鮮明に蘇る。




ON-U Trifecta

 ON-U Trifecta
New Age Steppers

2011年5月2日発売


 ≪ON-U SOUND≫の設立30周年を記念した日本独自企画の3CDボックス・セット・シリーズ、「ON-U Trifecta (トライフェクタ)」の第1弾。ニュー・エイジ・ステッパーズの3枚のアルバム『New Age Steppers』、『Action Battlefield』、『Foundation Steppers』を、エイドリアン・シャーウッドによる最新リマスタリングを施し、特殊紙パッケージにてセットに。各ディスクにボーナス・トラックを追加収録。第2弾は、アフリカン・ヘッド・チャージ。







 UKダブの鬼才エイドリアン・シャーウッドが主宰する≪ON-U Sound≫第1弾であるニュー・エイジ・ステッパーズの1stアルバム。エイドリアンを中心にポップ・グリープ、スリッツ、クリエイション・レベルといった当時の先鋭17人が集まったプロジェクト=ニュー・エイジ・ステッパーズは、ロック、パンク、ニューウェイヴ、レゲエ、ダブといったカテゴリーを遥かに越えた前人未到のサウンドを創出。80年代のシーンを代表し、現在でもその革新性が評価され続ける全音楽ファン必携の重要作。






 ネナ・チェリー初吹き込みとなる「My Love」をはじめ、マイケル・ローズ×リー・ペリー「Observe Life」、ホレス・アンディ「Problems」など全曲カヴァーで構成されたニュー・エイジ・ステッパーズ1982年発表の2ndアルバム。エイドリアン・シャーウッド曰く「サウス・ロンドンのサウンド・システムに入り浸っていた」というこの頃アリのレゲエ熱は沸点に達しており、その熱や欲望がストレートに顕れている。オリジナル・マスターからエイドリアン自身による最新リマスタリングが施され、さらには未発表ダブ音源2曲を追加収録。






 代表曲「Some Love」を収録したラスト・アルバム。スタイル・スコット&フラバ・ホルトによるルーツ・ラディックス・リズム・セクションをはじめ、ヴォーカルにビム・シャーマンを迎えるなど前2作に較べるとかなり手堅い作りのレゲエ/ダブ・アルバムとなっている。ちなみに、ジャケットの表裏に掲載されている赤ん坊の写真は、当時生まれたばかりのアリ・アップの双子。






 アリ・アップと、ザ・スラッカーズの天才シンガー・ソングライター、ビクター・ルジェイロによるコラボレーション・アルバムが登場。両者がかねてから録り貯めていた、全て新録+未発表となる超レア・トラック集。日本では「コーヒールンバ」としておなじみの「Moliendo Cafe」をアレンジした「Regular Slam」。スリッツ・ファン必聴の「Baby Fada」など、他の作品では聴くことができないアリ・アップのヴォーカルを全面に押し出した1枚。





  • Cry Tuff Dub Encounter Chapter 3

    『Cry Tuff Dub Encounter Chapter 3』
    Prince Far I
    (1980)

    ON-U の前身となるHIT RUN レーベルからリリースされたプリンス・ファーライのセルフ・プロデュース・ダブ・アルバム第3弾。ルーツ・ラディックス/ダブ・シンジケート面子による演奏陣、さらにはアリ・アップ、ヴィヴイアン・ゴールドマン(コーラス)、スティーヴ・ベレスフォード、デヴィッド・トゥープ(ノイズ&トイ・シンセサイザー)といったニュー・エイジ・ステッパーズ組がゲスト参加。JAチャンネル・ワン録音のロンドン・ミックス。ミックスはもちろんエイドリアン・シャーウッド・・・

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    『War of Words』
    Singers & Players
    (1981)

    エイドリアン・シャーウッドとスタイル・スコットを中心としたユニットに、ニュー・エイジ・ステッパーズ勢、ビム・シャーマン、プリンス・ファーライ、ジャー・ウーシュらが全面参加。「Reaching the Bad Man」はN.A.S.「Nuclear Zulu」のダブ・・・

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    『God』
    Rip Rig & Panic (1981)

    元ポップ・グループのギャレス・セイガーとブルース・スミスに、マーク・スプリンガー、ショーン・オリバー、ネナ・チェリーらが加わって制作されたリップ・リグ&パニックのフランク・ザッパも腰を抜かした衝撃の1stアルバム。フリーキーなサックス、不協和音を放つピアノが鈍く冷たく海馬を揺さぶる前人未到のアナーキーなジャズ・パンク。アリは「Change Your Life」、「Shadows Only There Because of The Sun」に参加・・・

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    『Dread More Dan Dead』
    Ari Up (2005)

    ジャマイカのダンスホール・シーンに刺激を受けて制作された2005年発表の初となるソロ名義アルバム。テラノヴァをフィーチャーしたパンク・チューンから、ヒップホップ、ドラムンベース、王道レゲエ楽曲までをバラエティ豊かに散布。元クラッシュ、ミック・ジョーンズの娘ローレンらも参加している。また、同年4月にはトゥルー・ウォーリアーズを率いた来日公演も実現された・・・

  • Guns of Riddim

    『Guns of Riddim』
    Rebel Familia
    (2007)

    元ドライ&ヘヴィのベーシスト秋本“Heavy”武士、サウンド・クリエイター GOTH-TRADが最先端のダブ/レベル・ミュージックを標榜するユニット=レベル・ファミリアの3rdアルバム。アリが参戦した「Musical Terrorist」は、研ぎ澄まされたインダストリアル・ダブ・トラックに震える屈強のレヴェラーズ讃歌・・・

  • Edit

    『Edit』
    Mark Stewart
    (2008)

    ブリストル・シーンのゴッドファーザー、マーク・スチュワートの12年ぶりとなる通算6枚目のフル・アルバム。バックのザ・マフィアやエイドリアン・シャーウッドをはじめON-Uクルー一丸となっておくるごった煮サウンドに過激なアティテュード。何もかもが「健在」。アリは、ヤードバーズのカヴァーとなる「Mr You're Better Man Than I」に参加・・・

  • Immigration Dub

    『Immigration Dub』
    Dubblestandart
    (2007)

    リー・ペリー、アリ・アップの欧州ツアーのバックも務めていたオーストリオのダブ・ユニット、ダブル・スタンダート。ダブ・シンジケート「Wadada」、ホレス・アンディ「Money Money」、ケン・ブース「When I Fall in Love」、タッパ・ズッキー「MPLA Dub」カヴァーを収録した通算10枚目のアルバム。アリは「Island Girl (J Star remix)」に参加・・・

  • Return From Planet Dub

    『Return From Planet Dub』
    Lee Perry / Ari Up / Dubblestandart
    (2009)

    ダブル・スタンダートの楽曲に客演したリー、アリ両者のトラックを集めた”トリプル・ネーム・アルバム”。ディスク2は、ロブ・スミスらによるリミックスを中心としたさらにディープな仕様・・・








 1979年、『Cut』で衝撃のデビューを飾ったガールズ・バンド=スリッツのBBCのラジオ番組「ジョン・ピール・セッションズ」出演時の音源をすべて収録したコンピレーション。ジョン・ピールが、まだアマチュアだった時代の彼女たちのライヴを観て大きな衝撃を受け、初めて番組に招いた伝説の1977年9月のセッションから4曲、そして78年4月の録音から3曲(オジリナル・ドラマーのパルモリヴ参加の最後の音源)、そしてレゲエ/ダブ色が強まった81年10月の録音から4曲(ネナ・チェリー、ポップ・グループのショーン・オリヴァーが参加)、さらにはボーナス・トラックとして2006年に行なわれた再結成ツアーのライヴから「Vindictive」を収録。




  • Lost & Found

    『Lost & Found』
    The Slackers
    (2010)

    新曲に加え、デモ、バージョン違いの再録を18曲収録した編集アルバム。ランシドとのツアー中に作曲し、ティム・アームストロングにレゲエをプレイするきっかけを与えた「Area51」や名曲「Mommy」、「Watch This」の別アレンジなど、2005年に現メンバーになって以降のベスト・アルバム的1枚・・・

  • Self Medication

    『Self Medication』
    The Slackers
    (2008)

    2008年の来日を記念して全曲新録で制作されたアルバム。心地良いジャマイカン・レゲエ「Everyday is Sunday」、ラヴァーズ調の 「Stars」、ライヴで人気の「Leave Me」などを収録・・・

  • Redlight

    『Redlight』
    The Slackers
    (1997)

    スラッカーズが凡百のネオスカ、スカコカ・バンドを蹴散らした2ndアルバム。「You Must Be Good」、「Rude and Reckless」といった代表曲に加え、トミー・マクックに捧げたロックステディ「Cooking for Tommy」、レブロン・ブラザーズのブーガルー古典「Mary Mary」を組み込んだ「Fried Chicken Song」、チャノ・ポソとディジー・ガレスピーのアフロ・キューバン定番「Tin Tin Deo」など、ひと味もふた味違うハイセンスなN.Y.スカ・サウンドが入り乱れる・・・

  • Better Late Than Never

    『Better Late Than Never』
    The Slackers
    (1996)

    名エンジニア、ヴィクター・ライスがプロデュースを手掛けた記念すべき1stアルバム。バンド初期ならではの荒々しさと、フェイク・ジャズ風の渋みが奇跡の融合を果たした、当時「ニューヨークの音楽シーンを最も的確に体現したサウンド」と評された1枚。現在もライブでおなじみの「Soon or Later」や「Sarah」などキラー・チューン満載・・・






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