言わずと知れた、ECMを代表するピアニスト、Bobo Stenson、2005年のトリオ作品。あの超名盤 Bill Evans「Waltz For Debby」で最高級のブラシワークを見せてくれたベテラン、Paul Motianもドラムで参加。もうこれは、Jazz言うべきなのか?それともPost Classicalと言うべきか?それほどまでの美しさを誇った、名盤中の名盤です。ジャケ写もアルバム・ジャケットを大切にするECMの中でも屈指の美しさ。もうポスト Keith Jarrettはこの人で決まりでしょう。
かのMiles Davisに影響を与えたと言われる天才ピアニストAhmad Jamalの70年に発表されたトリオ作品。Nas / World is yours, Common / Ressurection等、数多くの楽曲でサンプリングされた元ネタを収録した盤としてあまりにも有名。HIPHOPリスナーであれば思わず反応してしまう旋律が随所で聴けます。それはネタ話として、作品として素直に素晴らしい。彼の指が歌うかの様な、メロディの美しい音の濃淡を堪能して下さい。Jobin / Waveのアレンジも聴き所。
今回のテーマ「楽器は歌う」の文字通り、ピアニカを歌うかのように操るピアニカ前田の1997年発売のアルバム。作品中最も白眉なのはStylisticsのカヴァー「You're as right as rain」だが、コチラはヴォーカル入り(名曲すぎ!)。当然インスト曲も素晴らしく、自身のバンド“ピラニアンズ”とは一味違うダブやラヴァーズなどを下敷きにしたダルでメロウなTrackが満載。とまぁ、ここまで書いておいて何なんですがコチラの商品、現在は廃盤です。。。求む再発!