HMVインタビュー: Reel People
Thursday, February 17th 2011
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アルバム・タイトルにもなっているスティーヴィー・ワンダーのカバー曲「Golden Lady」含む新曲や、新レーベル<Reel People Music>のアーティスト音源などを収録したレーベル・ショーケース・コンピレーションをリリースするReel Peopleの中心メンバー Oli Lazarusに伺いました。
『ゴールデン・レディー』の僕たちのバージョンはすごく誇りに思ってるよ!
- --- 今回リリースされる作品は前作より約4年ぶりのアルバムとなりますが、この4年間を振り返って感じる変化みたいなものはありますか?(気持ちの面でも音楽的な事でも)
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Oli Lazarus: リール・ピープル(Reel People)にはちょっとした変化もあって、レコーディングはちょっと休憩したかったんだ。レーベルのことと、他のアーティストの育成とかに集中したくてね。いまはすっかりリフレッシュして、パートナーのトニー・モムレル(Tony Momrelle)と一緒にがんばってるよ。彼はすごいエネルギーとアイデアの持ち主なんだ。音楽的にはいつも発展したいと思っているし、他のいろいろな音楽や人々にも影響されたいと思ってる。このアルバムではリール・ピープルのソウルも感じてくれると思うし、またブラジル音楽の影響もちょっと感じてくれるんじゃないかな。
- --- 収録曲には、プロデュース楽曲やリミックス・トラックなども含まれていますが、これまでの4年間の活動を総括した内容といって良いのでしょうか?
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Oli Lazarus: このアルバムは新レーベル、リール・ピープル・ミュージック(Reel People Music)のショーケース的なものでね。リール・ピープルの新曲が5曲、レーベルからのアーティストが5曲、あと僕たちが好きなアーティストたちの曲も収録されているんだ。出来にはとても満足してるよ。
- --- 5曲目に収録されているスティーヴィー・ワンダーのカバー曲 「GOLDEN LADY」ですが、この曲名をアルバムタイトルにしたのは何故ですか?
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Oli Lazarus: 僕たち自身のヴァージョンの『ゴールデン・レディー』(Golden Lady)が出来て、とても嬉しく思ってる。アルバム・タイトルに選んだのは自然の流れで、これがいいと思ったんだ。
- --- 今回もインコグニートのTony Momerelleをはじめ、様々なタイプのヴォーカリストをフィーチャーされていますね。ヴォーカリストを選ぶ時の基準ってあるんでしょうか?
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Oli Lazarus: いまトニーはバンドとしてのリール・ピープル、またレーベルとしてのリール・ピープル・ミュージックのビジネス・パートナーでもあるんだ。僕たちはすごく親密な仲だし、彼はレーベルのキーとなるアーティストでもある。ダリアン(Darien)は前のアルバムでも一緒にやってるし、また新しい曲で彼と組むのは最高だったよ。シェザール(Shezar)はロンドンの若いヴォーカリストで、将来有望。チョコレート(Choklate)はアメリカのシアトルのヴォーカリストだけど、ずっと彼女の声が好きだったんだ。彼らがアルバムに参加してくれて本当に嬉しいよ。
- --- 今後一緒にやってみたいヴォーカリストはいますか?
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Oli Lazarus: リストにはたくさん名前が載ってるんだけど、いまのところはナイショ(笑)
- --- トラック制作はどのように進められるのですか?実際の作業においてのそれぞれの役割り分担などありましたら教えてください。
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Oli Lazarus: よく一緒にコラボレートするミュージシャンたちがたくさん居るんだ。クリス・フランク(Chris Franck)、トニー・レミー(Tony Remy)、ジュリアン・クランプトン(Julian Crampton)、マット・クーパー(Matt Cooper)、ピート・クズマ(Pete Kuzma)、トーマス・ダイアニ (Thomas Dyani)、オリ・サヴィル(Oli Savill)とかね。親友でもあるトニー・エコノミデスも大きな役割を果たしてるよ。
- --- 今回のアルバム収録曲で一番思い入れのある楽曲があれば教えてください。またその理由もお願いします。
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Oli Lazarus: どのトラックも気に入ってるだから選ぶのは難しいんだけど、選ばなきゃいけないとしたら『ゴールデン・レディー』かな。この僕たちのバージョンはすごく誇りに思ってるよ!
- --- 今後のご予定などありましたら。
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Oli Lazarus: トニー・モムレルのソロ・アルバムを2012年4月に予定しているんだ。今年2011年にはマーク・ド・クライヴ-ロウ(Mark de Clive-Lowe)、ダイアナ・フィアロン(Dyanna Fearon)、あとイマーニ(Imaani)といったアーティストたちのEPがリリース予定で、僕たちもとても楽しみにしているよ。
- --- 最後に日本のファンにメッセージをお願いします 。
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Oli Lazarus: 10年にもわたってずっとサポートを続けてくれてありがとう。みんながいてくれることを心強く感じています。これからも音楽を作り続けて、また日本に帰ってくるよ!
Arigato Gozaimashita.
- 新譜Golden Lady / Reel People
- ソウル〜ファンク〜ジャズを横断するハイ・クオリティ・サウンドで多くのリスナーを魅了してきた Reel Peopleが、自らが主宰する新レーベル Reel People Musicより新作をリリース!タイトルにもなっているスティーヴィー・ワンダーのカバー曲を含む新曲やレーベル・アーティストの楽曲を集めたショウケース的コンピレーション!

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- Golden Lady
Reel People - 2011年2月23日発売

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- Seven Ways To Wonder
Reel People - 2008年発売

Reel People (リール・ピープル)
2003年にリリースされた1stアルバムの「Second Guess」は、DJ Spinna、Seiji (Bugz In The Attic)等の超豪華なラインナップが話題を呼び、Giles Peterson 、 Kyoto Jazz Massive、Studio Apartment等数多くのアーティスト達が絶賛する最高傑作として、多くのアーティストが2003年間ベストアルバムに選んだ。 その後アルバムから続々シングルカットされた12インチは、話題のリミキサーを起用し、全てが全世界でCLUB HIT。 そのあまりにも素晴らしく色褪せないデビュー・アルバム「Second Guess」は2年後、 No.1HOUSEレーベル “DEFECTED”から世界中のフロアが狂喜乱舞した新曲“The Rain”と、 LIVEヴァージョンを収録した2枚組みで再リリースされた。 日本のJAZZシーンにその名を知らしめるきっかけとなった東京JAZZフェスティバルでの パフォーマンスは、あのHerbie Hancockをも唸らせ、多方面から瞬く間に脚光を浴びる事となった。 その後も、Tokyo Crossover Jazz Festival、Blue Note Nagoya、Motion Blue、 YELLOWなどでのLIVEを行いLIVEアーティストしても確固たる地位を築いている。 日本人アーティストの交流も深く、スタジオ・アパートメント、ジャズトロニック、ソウルヘッド、 などの REMIXなども手掛けている。 (Remixでは、アース・ウィンド・アンド・ファイヤー等もオファーを受けている) 待望の2ndアルバムは、“Omar”、“Darien”、“Tony Momrelle”といった豪華アーティストを 迎えて完成された作品として、極上SOULアルバムへと新たなスタイルを確立し、 クラブシーン以外でも称讃を得た。 さらに進化するREEL PEOPLEから新曲を含むソウルフル・ダンスアルバムコンピレーション “GOLDEN LADY”が2010.2月リリース決定!!
<オフシャルサイトより>
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