CHERRYBOY FUNCTION…僕がこの名前を初めて目にしたのは、2007年リリースのDE DE MOUSE『East End Girl』収録の「East End Girl -Cherryboy Function Remix-」にて。
DE DEお得意の中東フレイヴァーなボイスサンプルとバックトラックをズタズタにカットアップし再構築。原曲での変則ブロークン風ビートをむっちりとした四つ打ちに差し替えており、オリジナルを軽く凌駕する激アガりな仕様に(DE DEファンの皆さん申し訳ありません)。そのDE DE MOUSE『East End Girl』リリースの数ヶ月前にリリースされていたCHERRYBOY〜のアルバム『Something Electronic』を遡るカタチで聴き、初期デトロイトテクノやレイヴミュージックの良き所を抽出して昇華したようなエレクトロニック・ダンスミュージックにがっつりと持っていかれてしまいました(その素晴らしさが端的に現れているのは、やけのはらによるMix CD『ExT Recordings 1st Anniversary Master Mix』だったりするかもしれません)。
数々のRemix仕事やコンピ収録、イベントなど、ことあるごとに目にするCHERRYBOY FUNCTIONですが、本人的なリリースは初期作品集『EARLY WORKS 1999-2002』と12インチ『Something Electronic EP』以降なく(共に2007年リリース)、今回リリースされるこの『suggested function EP#2』は『Something Electronic』から数えて実に3年半ぶりのリリースとなるワケです。