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冨永昌敬×山本タカアキ 対談! 【3】 

Friday, July 16th 2010

interview
冨永昌敬×山本タカアキ


冨永昌敬監督が手掛けるシャーリーシリーズ、『シャーリーの好色人生と転落人生』がいよいよDVDに!個人的にも大好きな作品なのでリリースが至極たのしみなのですが・・・念願叶った興奮のまま、『パンドラの匣』(←こちらもまもなくDVDに!)公開時に続き、冨永監督に再び、ご登場頂きました。そして、その冨永作品には欠かせない録音技師の山本タカアキ氏が音仕事をした作品の映画祭・・・前代未聞!録音映画祭 feat. 山本タカアキがまもなく開催!を記念して、お2人の対談が実現しました。日大芸術学部時代に知り合い、今では15年ほどのお付き合いになるそうなのですが、その仲のよさやお互いを信頼し、一緒に作品を生み出し続けているこのつながりなども感じて頂ける対談内容になりました。当日はいつもお世話になっている、直井卓俊氏率いるSPOTTED PRODUCTIONS事務所にお邪魔し、お話を伺ってきました。ちなみにこの日撮影した上のお写真はこの事務所近くにあった“ときわ荘”(あの!ではなく・・・)前です。録音映画祭では冨永監督の初期作品や入江悠監督『SR サイタマノラッパー』&『SR サイタマノラッパー2 女子ラッパー☆傷だらけのライム』、松江哲明監督『ライブテープ』などの上映に加え、連日、山本氏を含めてのゲストありトークショー&プレ録音映画祭なども行われますので、ぜひ、この新たな試みに遊びに行かれてはいかがでしょう?INTERVIEW and TEXT and PHOTO: 長澤玲美

心ならずも監督だったら特集組まれることは多いですけど、録音技師だったり、音響効果だったりっていう括りで特集組むっていうのはちょっとなかったと思いますね。


--- 録音映画祭で7月24日(土)と25日(日)はタカアキさんが音を手掛けた冨永さんの作品が上映されますが、24日は『VICUNAS/ビクーニャ』、『亀虫』、『出来心ひとひら』(最新短編)が上映されますね。

冨永 『出来心ひとひら』は本当は映画じゃないんで、そんなにしゃべることもないんですけど(笑)。

--- 「結婚を控えた知人から披露宴で流すプライベート・フィルムの撮影を頼まれた」とあります。

冨永 昨今の結婚式の披露宴ってなれ初めビデオみたいな映像を流すじゃないですか?そういうのはちょっと嫌だったんですけど、「新郎新婦にちなんだ何かでいい」ってことだったんで作ったんですけど、こういう形で上映されるとは思ってなかったですよ(笑)。

山本 まあ、これはおまけだからね。

冨永 相当手を抜いて作ったので(笑)。

--- 以前、HMV渋谷で『SR サイタマノラッパー』のイベントをやった時にお客さんとして杉山さんがいらしていて、わたしは純粋にファンなので声をかけてしまったんですけど(笑)、その時に録音映画祭のお話にもなって、「冨永の最新作がその時にかかります」っておっしゃってました。

山本 何でいちおしみたいになってるんだよ(笑)。

冨永 タイトルもこんなのにしちゃったしね。80年代のニューミュージックの曲みたいだよね、(井上)陽水とかさ(笑)。

--- 意味深ですよね(笑)。

山本 最初、『出来心』って言ってたんですけど、「でもそれを結婚式に流すのはまずいだろ」って話になって、『ひとひら』って足してちょっと春っぽい感じ?に。

冨永 何か恥ずかしくなってきちゃうよね(笑)。

山本 もう無理だからね(笑)。『出来心ひとひら』で僕は現場と仕上げをやりましたね。



コンナオトナノオンナノコ


--- 2日目、25日は『コンナオトナノオンナノコ』、『テトラポッド・レポート』、『京マチ子の夜』(PV)、『KEEP IT A SECRET』(PV)ですね。

山本 1日目の『VICUNAS/ビクーニャ』と『亀虫』は現場は行ってなかったりするんですけど、この日に上映されるものは全部頭から録音してる作品ですね。

--- 改めまして、録音映画祭が開催されることに対して、今のそれぞれのお気持ちはいかがですか?

山本 「いいのかな」って(笑)。

冨永 それは僕も思うんですよ、「いいのかな」って。こう言うとあれですけど、この録音映画祭に対しての川勝(正幸)さんのコメントで「撮影監督ならまだしも、録音が誰かで映画館へ行ったり、DVDを買うことは少ない」ってありますけど、それは確かにそうで、心ならずも監督だったら特集組まれることは多いですけど、録音技師だったり、音響効果だったりっていう括りで特集組むっていうのはちょっとなかったと思いますし、それ以前にこの歳でですよ?30過ぎでもうアンソロジーされてしまうっていうのはちょっと心配なんですよね(笑)。しかも、この人は毎日仕事もあるのに1週間トークショーもやらなきゃいけないわけで。「大丈夫?」っていう。これでこの上映会がヒットしちゃって、仕事がばんばん来るようになったら生活変わるからね?(笑)。

山本 それはない(笑)。だって別に新作をかけるわけじゃないからね、1個も。

冨永 でも、この映画祭でタカアキの存在を知った人が「やらないか?」って来たらね、それこそ会社員と平行してやるっていうのは相当大変になってくるんで。だから、これはもう本当に微妙な発言ですけど、多くの人がここに観に来てくれるのは僕もうれしいですけど、だからといってこいつに「仕事を与えてくれるな」と。いい仕事だったらどんどん与えてくれてもいいですけど、ちょっとしたことだったら何なら僕が阻止してもいいっていう(笑)。

山本 「ちょっとしたことを頼んでくれるな」と(笑)。そんなの自分で断るわ!(笑)。

冨永 でも、本編とかがばんばん来たらいいとは思うんだけどね。

山本 でもね、オファーがあってもスケジュールがハマんなくて断っちゃったやつも結構あるんですよ。本当は沖田(修一)監督の『南極料理人』とかも呼ばれてたんですけど、スケジュールの関係で断っちゃって。出来上がりを観たらすっごい悔しくなっちゃって。で、『ライブテープ』やったんですよ(笑)。でも、本当にどうなるのかなって思ってるんですけど、今回のトークショーとかはもうリピーター前提でお客さんに不親切なトークショーになると思いますね。マニアックなことを言ったり、ネタバレがんがん言ったりして、そういう意味で楽しませるんじゃなくて、本当にコアな人しかたぶん来ないと思ってるところもあるんで。でも冨永の作品だったら、『VICUNAS/ビクーニャ』とかはもう本当にしばらくやることがなくて最近観れないので。

『ライブテープ』 松江哲明×前野健太 対談!

--- わたしも『VICUNAS/ビクーニャ』と『テトラポッド・レポート』はまだ拝見していないので、遊びに行こうと思ってます。また、シャーリーつながりともいいますか、7月21日(水)にはプレ録音映画祭と称されて『シャーリー・テンプル・ノーリターン』、『シャーリー・テンプル・ジャポン』のリミックスとありますが、これはどういうものになりそうですか?

山本 まだね、目下制作中なんですけど(笑)、冨永に再び台本を書いてもらって、それのナレーションみたいなものも録ったので、それを編集したりSE足したり「あらかじめ決められた恋人たちへ」の池永(正二)さんに音楽的な要素を入れてもらいながら・・・だから、元々の曽我部恵一さんのライブのバックで流した『シャーリー・テンプル・ジャポン』のリミックスバージョンみたいな感じで、映画なのか映画じゃないなみたいな、でも、音楽でもないなみたいなものにする予定です。画的にはPart1の映像と一緒なんですけど、一応、冨永監督にも書き下ろししてもらって参加してもらったという。

--- 「マリリン・モンロー・ノーリターン」ともかかってますよね?(笑)。

山本 一発で出ちゃったよ、冨永(笑)。

冨永 いや、だから、わかりやすいタイトルで(笑)、あんまり意味はないの。

山本 そうですね。あんまり意味はないんです。ただ、1回しかやんないんで「ノーリターンだな」っていう。

冨永 そういうことだな(笑)。



パンドラの匣


--- 最後にそれぞれの今後のご予定をお聞かせ頂きたいのですが、『パンドラの匣』が8月4日に、『シャーリーの好色人生と転落人生』が9月3日にDVDリリースされるということと・・・。

冨永 『乱暴と待機』っていう新作がテアトル新宿他で10月上旬公開予定で。あと、それより前から作ってた『庭にお願い』っていうミュージシャンの倉地久美夫さんのドキュメンタリーがあるんですけど、それを公開準備中というか探り中で。それは現場の取材を僕とプロデューサーの須川善行さんと2人で全部取材に行って、カメラで拾った音とライブシーンの音を使ってドキュメンタリーっていう形にしてるんですけど、それもタカアキに仕上げをしてもらって。

--- もう1つ、音響デザイナーの大野松雄さんの人物と思想に迫るドキュメンタリーもあるんですよね?

冨永 それはまだね、全然作ってます(笑)。『パンドラの匣』のパンフレットにも書かれてるんで、もうその頃からやってるんですけど(笑)。

山本 取材は一応終わったんでしょ?

冨永 取材自体は終わったんだけど、物撮りとかいろいろね。

山本 まだあるんだ・・・。『庭にお願い』と『乱暴と待機』は一応、何となくお尻が見えてる?

冨永 そうね(笑)。

--- 『乱暴と待機』の予告編、おもしろかったです。

冨永 ちょっと見せ過ぎなんじゃないかなって思うんですけど(笑)。

--- あの編集も全部、冨永さんが?

冨永 いや、僕がやるわけないじゃないですか?(笑)。予告はね、監督にはやらせてくれませんね。

--- そういうものなんですか?

冨永 予告は予告の視点とマナーとセオリーがあるので(笑)、普通の考えでは撮った監督自身には絶対にやらせてくれないですね。でも、僕は別に予告がやりたいわけではなくて、何をどう見せるって全部観てもらうしかないじゃないですか?それを上手く見せるっていうのはまた別の能力になってくるし、自分にはその能力はちょっとないなって(笑)。予告編の会社の方が専門でやって下さるのでいいものは作ってくれますよね。

--- タカアキさんも最近は予告編にも関わられていないんですか?

山本 そうですね。予告はそれこそ、シネマロサで上映してもらったインディーズの作品とかは冨永が自分でやったりしたので僕も手伝ったりしてましたけど、『パビリオン山椒魚』とかになってからはないですね。出来上がったのを見せられて「ああ、これか」っていう状態で(笑)。

冨永 予告編は現場の我々が「作って欲しい」と望んで作ってもらうものとも違うのでお任せですね。それを売っていく、かけていく配給の人がそれを欲しくて作ってもらうものなんで、こっちとしては別にあってもなくてもいいものなんですよね。で、作られたものを観て、「ああ、僕の映画はこういう風に見えてるのか」って(笑)。

山本  「そこかあ」みたいなのはあるよね(笑)。

冨永  「こういう風に見せ場があるんだ」って(笑)。むしろ、そんなもんです。自分で観てもおもしろかったりもしますからね。



シャーリーの好色人生と転落人生


--- 『乱暴と待機』の予告編では、美波さんの「お兄ちゃん!お兄ちゃん!」ってセリフが繰り返し印象的に使われていたので、「冨永さんっぽいなあ」って思ってたんですけど(笑)、違う方なんですね。

冨永 まあね(笑)。前の『パンドラの匣』でも「ひばり、ひばり」ってなってたじゃないですか?(笑)。

山本 だから、予告屋さんも多少意識してるんじゃないの?もしくはプロデューサーが「いや、冨永くんこういうの好きだよ」って言って、それでOK出しちゃうみたいなさ。だから、ああいうのを観ると「やってんな〜」って思いますよね(笑)。

--- タカアキさんの今後は?

山本 今後は冨永と一緒にやった『乱暴と待機』と『庭にお願い』と、ちょうどこの録音映画祭前後に前田弘二監督の『喜劇 婚前特急』って映画が1本、今年は決まってますね。

--- 冨永さんが心配されている仕事量がどうなるかは今後ですね(笑)。

山本 でもね、今年はもう休みたい(笑)。僕、2年くらい正月に実家帰れてないんで。

冨永 僕もだいぶ帰ってない。何かね、お正月は仕上げと被るんですよね。

山本 『乱暴と待機』もちょうどお正月だったもんね。1月2日に家で鍋やってたもんね(笑)。

冨永 やったねえ。

--- 今年中にいろいろなことが落ち着いて来年のお正月は帰れるといいですね。録音映画祭を含め、『乱暴と待機』、『庭にお願い』などの新作もたのしみにしております。本日はありがとうございました。

山本 すみません、いろいろ脱線して(笑)。

冨永 ここのケーキがおいしいので買って来たんでみんなで食べましょう。でも、ここの事務所、切るものがないらしく、今、直井くんがナイフを買いに行ってるので(笑)。



(おわり)



スポポリリズムvol.12 プレ録音映画祭 7月21日(水) 開催!


日程:7月21日(水) 会場:ライブインロサ
料金:予約2,500+drink 当日3,000+drink

【SOUND PAINTING】
シャーリー・テンプル・ノーリターン』(『シャーリー・テンプル・ジャポン』リミックス)
池永正二(あらかじめ決められた恋人たちへ)×山本タカアキ

【LIVE ACT】
P.O.P ORCHeSTRA (『SR サイタマノラッパー』シリーズ 音楽クルー)
前野健太とDAVID BOWIEたち (『ライブテープ』出演)


録音映画祭 feat. 山本タカアキ 7/24(土)〜30(金) 開催!


7月24日(土) 冨永昌敬監督作品『VICUNAS/ビクーニャ』『亀虫』『出来心ひとひら』(最新短編)
ゲスト:冨永昌敬、山本タカアキ(予定:杉山彦々、月永雄太)
テーマ:「劇場公開できるインディーズ映画の作り方」

25日(日) 冨永昌敬監督作品『コンナオトナノオンナノコ』『テトラポッド・レポート』『京マチ子の夜』『KEEP IT A SECRET
ゲスト:冨永昌敬、山本タカアキ
テーマ:「冨永映画の音作り〜旧作から最新作まで〜」

26日(月) 沖田修一監督作品 『後楽園の母』『進め!』『鷹匠
ゲスト:沖田修一、山本タカアキ
テーマ:「映画の音のリアリティ」

27日(火) 入江悠監督作品 『SR サイタマノラッパー
ゲスト:入江悠、SHO-GUNG、山本タカアキ
テーマ:「台詞を書く、話す、録る」

28日(水) 入江悠監督作品 『SR サイタマノラッパー2 女子ラッパー☆傷だらけのライム
ゲスト:岩崎太整、上鈴木崇浩、上鈴木伯周、山本タカアキ
テーマ:「映画の中の音楽〜SRクルーと語る〜」

29日(木) 松江哲明監督作品 『ライブテープ
ゲスト:松江哲明、菊池信之、山本タカアキ
テーマ:「ドキュメンタリー映画と録音/録音技師対談」

30日(金) 松江哲明監督作品 『ライブテープ』(インターナショナルバージョン)
ゲスト:前野健太、磯部涼、山本タカアキ
テーマ:「映画と音楽と〜『ライブテープ』を通じて〜」


冨永昌敬監督作! 『パンドラの匣』 8/4 リリース!


結核のため出兵することもかなわず太平洋戦争終結を迎えた少年ひばりは、「健康道場」と称する風変わりな結核療養所に入所。気まぐれで明るい看護士のマア坊や、美人看護士長の竹さん、個性的な療養患者たちとの日々を通して、次第に生きる活力を取り戻していく。

『パンドラの匣』 公開記念! 冨永昌敬監督 インタビュー
川上未映子×仲里依紗 『パンドラの匣』
パンドラの匣

監督・脚本・編集:冨永昌敬(『亀虫』『パビリオン山椒魚』『シャーリーの転落人生』)

原作:太宰治パンドラの匣」 (新潮文庫刊)
音楽:菊地成孔

染谷将太川上未映子仲里依紗窪塚洋介ふかわりょう洞口依子ミッキー・カーチス

© 2009 「パンドラの匣」 製作委員会


さすらう男”シャーリー”と6人の美女たち 『シャーリーの好色人生と転落人生』 9/4 リリース!


佐藤央監督の『シャーリーの好色人生』と冨永昌敬監督の『シャーリーの転落人生』。欲望に忠実で、周りの混乱をよそに飄々と生きる愛すべきキャラクター・シャーリーとくされ縁の親友・中内、そして彼らが訪れる場所で巻き起こる美女たちとの愛憎と陰謀のドラマがそれぞれを補完し合う2つのアナザー・ストーリーとして描かれる。奇妙な方言に導かれ、紡がれてゆく2つの人生。”平成の車寅次郎”ことシャーリーの新たな全国行脚がここに始まる!

シャーリーの好色人生と転落人生

監督:佐藤央冨永昌敬

福津屋兼蔵杉山彦々夏生さち宮田亜紀小田豊中川安奈平沢里菜子笠木泉瀬戸夏実守屋文雄戸田昌宏

profile

冨永昌敬(とみながまさのり)

75年10月31日、愛媛県生まれ。

99年、日本大学芸術学部映画学科を卒業。卒業制作の『ドルメン』が00年オーバーハウゼン国際短編映画祭にて審査員奨励賞を、続く『ビクーニャ』が02年水戸短編映像祭にてグランプリを受賞。以降、短編シリーズ『亀虫』(03)、『テトラポッド・レポート』(03)、『オリエンテ・リング』(04/オムニバス『be found dead』第4話)、『シャーリー・テンプル・ジャポン・パート2』(05)など短編作品が相次いで劇場公開され、06年には『パビリオン山椒魚』で待望の劇場用長編映画に進出する。また、菊地成孔「京マチ子の夜」(05)、SOIL & “PIMP” SESSIONS「マシロケ」(07)、相対性理論「地獄先生」(08)、やくしまるえつこ「おやすみパラドックス」(09)など多数のPV作品を手がける。長編劇映画は、安彦麻理絵の同名マンガを原作とした『コンナオトナノオンナノコ』(07)に続き、『パンドラの匣』(08)が3作目。また、『シャーリー・テンプル・ジャポン』のシャーリーシリーズとして『シャーリーの好色人生と転落人生』(08)がまもなくDVDリリース。公開待機作としては、テアトル新宿他で10月上旬より公開予定の『乱暴と待機』やミュージシャン 倉地久美夫氏のドキュメンタリー『庭にお願い』、音響デザイナー 大野松雄氏の人物と思想に迫るドキュメンタリーも制作中。


山本タカアキ(やまもとたかあき)

77年3月17日、静岡県生まれ。

日本大学芸術学部映画学科録音コース卒業。テレビドラマ/映画等の録音助手/スタジオアシスタントを経て、現在はスタジオエンジニア/サウンドデザイナーとして活動。多種多様の音声を扱う。冨永昌敬の作品をはじめ、多くの映像作家の作品に多数参加。今後は冨永監督の『乱暴と待機』と『庭にお願い』に参加。他、前田弘二監督『喜劇 婚前特急』が控える。 

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