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『ライブテープ』 松江哲明×前野健太 対談!

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2011年12月9日 (金)

interview
ライブテープ

第24回 東京国際映画祭 日本映画・ある視点部門 正式出品作品。12.10公開!『トーキョードリフター』も話題!公開に合わせ、松江哲明グレイテスト・ヒッツ1999-2011が11.19より上映決定!さらに『トーキョードリフター』テーマソング収録のミニアルバム、「トーキョードリフター」も緊急発売!『ライブテープ』待望のDVD化につき、公開時の対談をもう一度!DVDに収録されているメイキングドキュメンタリー「ライブテープ、ニ年後」、はっきり言って!おもしろいです。ご期待下さい。 INTERVIEW and TEXT and PHOTO: 長澤玲美

腰からヒップにかけての膨らんだ場所が一番好きなんですよ、女の子の体で。


--- 前野さんは松江さんのことを以前からご存知だったんですか?

前野健太(以下、前野) 何で知ったんだっけな・・・僕もカンパニー松尾さんとか好きで、たぶんその関係で知ってたのかな。いや、豊田道倫さんのつながりでかもしれない。『ほんとにあった!呪いのビデオ』とか『童貞。をプロデュース』(以下、『童貞。』)とか、作品の名前は知ってましたけど、そんなに観てなかったんですよね。

--- 知り合われてからは、松江さんの過去の作品をご覧になりましたか?

前野 知り合ってからだいたい観ましたね。初めて観た松江さんの作品は、アップリンクでやってた(イメージリングス主催 第3回)ガンダーラ映画祭で観た『セックスと嘘とビデオテープとウソ』ですね。

--- それがいつ頃ですか?(第3回 ガンダーラ映画祭は2008年8月11日〜25日に開催)

前野 あれは松江さんと知り合って、『童貞。』の公開1周年記念のオールナイトイベント(2008年8月23日(土) 池袋シネマ・ロサで開催!)でミニライブをさせてもらったんですけど、それに呼んでもらう前ですね。「あ、やってる」って思って観に行って。おもしろかったですね、あれはすごく。それで『童貞。』を直井(卓俊)さん(おなじみ!SPOTTED PRODUCTIONSの)から借りて、観て。『童貞。』もおもしろかったですね。あれのカンパニー松尾さんがよかったなあ。松江さんは「カンパニー松尾さんのことがすごい好きなんだな」っていうか「尊敬してるんだな」っていうのがあのシーンからすごい伝わってきたのがよかったですね。

※カンパニー松尾 男性のみなさまなら、カンパニー松尾氏のことをご存知ない方はいない・・・のかもしれませんね。ちなみに、わたしの”松尾氏処女作品”は『マリ子Gカップ』でした。その後は、松江監督の『あんにょん由美香』の公開時の特集上映「R18 LOVE CINEMA SHOWCASE VOL.6」で『YUMIKA 1989-1990 REMIX』を大きなスクリーンで。そしてその後は、原紗央莉ちゃんをハメ撮った『brown eyes』。この紗央莉ちゃんは仕草とか表情とか、本当にいちいちかわいかったです。


ライブテープ


--- ちょっと余談なんですけど、前野さんの2ndアルバム『さみしいだけ』のリリースのタイミングからHMV ONLINEに上がっている本秀康さんとの対談動画をたのしませて頂きました。あの動画の中で前野さんのヘルメットにマジックでカンパニー松尾さんが「“SEX, Curry and Rock&Roll”(松尾さんの座右の銘!)って書いてくれた」とお話されていましたが、そのサインはまだ消えずに残ってますか?(笑)。


その”対談動画”はこちらでご覧頂けます!


前野 もう消えかけてますけど(笑)、でもまだ見えますよ。書き慣れたSEXっていう字が・・・かっこいいっすねえ。

--- カンパニー松尾さんとも交流が?

前野 いや、2〜3回お会いしたくらいで、そんなに交流はないんですけど、松尾さんの作品はかなり観てますね、実は。最近のは観てないですけど、ビデオで借りてましたからね。レンタルが半額の時とかに3本ずつくらいエッチな作品を借りて(笑)。だいたいV&R(プランニング)とか好きだったんで、借りて観てましたね。

--- 借りられましたか?

前野 借りられましたよ。新宿のTSUTAYAとか結構ありましたね。あとはレンタル屋の閉店セールとかで100円とかで買えるみたいな時とかがあったんで、そういう時に買ったりとか。今も家にありますよ。

--- おすすめを教えて下さい。

前野 おすすめかあ(笑)。「ドカーンスペシャル」とか「ノアスペシャル」とかかなあ。でも、作品名とかじゃないですね。カンパニー松尾って書いてあると、とりあえず借りてたんで。僕、DVDじゃなくてビデオで借りてましたからね。

直井卓俊(以下、直井) 世代ですよね、テープの。

前野 DVDなかったんですもん。25くらいまでずっと下宿してたところは、テレビデオ1台だけだったんで、それにビデオ入れてずっと観てましたね。だから、僕はビデオ世代ですね。

--- AVを借りる時に男性は監督で選んだりすることが多いですか?

前野 男性は・・・(笑)。

--- わたしの場合は、例えば「林由美香さんが出てた作品観たいな」って思って、あのカーテンをくぐって(笑)コーナーを見てもなかなか探せなくて。

直井 そうですよね(笑)。でも探すコツがあるんですよ。今度、松江さんと一緒に行くといいですよ。ソムリエですから、AVの(笑)。

前野 (爆笑)。

直井 地方に行くとレンタル落ちのビデオがこう・・・ずらーっと捨てられる寸前で100円とか5本300円みたいなのがあるんですけど、それを松江さんはばんばんばんばんカゴに入れていくんですよ、ものすごいスピードで。

前野 (まだ爆笑)。

直井 2つカゴ持って、「僕はこれ持ってるから、これあげる」とかって言いながら、ばんばんばんばん仕分けしていくんですよ。

前野 すげえ(笑)。

--- すごいですね(笑)。

直井 レーベルのロゴとタイトルでわかるんですよね、だいたい。

前野 そう、レーベルですね。僕はだいだいV&R(プランニング)とか、レーベルのマークとかでだんだんわかってくるっていうか。そうだ、メーカー選びでしたね。

直井 さっきの「ノアスペシャル」っていうのはそのV&R(プランニング)なんですよ。それがほとんど、カンパニー松尾平野勝之バクシーシ山下かっていう。その名前とマークでチェックするっていう探し方でしたね。

前野 何でそういうのがみんな同じなのかなっていう(笑)。

直井 (笑)。そういう人が扱うメーカーが限られてたってことですよね、たぶん。

--- マーク、ちょっと気にしてみます(笑)。

前野 あとは、僕はたまに黒人ものとか・・・。

一同 (大爆笑)。

前野 あとはパッケージングでもう、だいだいわかってくるっていうか。「あ、この子絶対いいな」みたいな。ナンパものとかで1、2、3、4とかって女の子が出てて、その中に好みの子が2人くらいいたら借りるとか。表(ジャケット)は洋服着てる写真だけど、裏(ジャケット)は途中の風景とかちょっとこう、ね?でも、僕は体つきで選びますね、顔じゃなくて。

--- “ロマンスカーTシャツ”にもその思いが反映されてますもんね?(笑)。

前野 そうそうそうそう(笑)。『ロマンスカー』っていう僕の最初のアルバムが出た時に、発売記念ライブに友人のさきっちょくんが作って持ってきてくれたんですけど。これがすごくよくて。女の子がパンツ一丁にTシャツっていうだけの格好でしゃがんで、そのちょうど腰からヒップにかけての膨らんだ場所をフューチャーしてくれてて。そこが一番好きなんですよ。女の子の体で。

※さきっちょくん SPOTTED PRODUCTIONS絡みのデザインで大活躍中!のナイスガイ。そのデザインのルーツはあの”サンリオ”にあり!?前野さんの夢がいっぱい詰まった”ロマンスカーTシャツ”のイラストは彼曰く、「50回くらい描き直した」とのことで。前野さんのライブに行かれた際は、ぜひ、物販コーナーも覗いてみて下さいね。

--- あまりにもかわいくてわたしもあのTシャツ買っちゃいました(笑)。

前野 本当ですか!いやあ、ありがとうございます(笑)。

--- 色合いも含めて、完璧にかわいいですよね、あのイラスト。

前野 ね、素晴らしいですよね。

--- ジャケットももちろんですけど、グッズのデザインも含めて、前野さんからのアイデアも強く伝えられますよね?

前野 僕は言いますね、かなり。『さみしいだけ』のジャケで本(秀康)さんに描いてもらった絵とかの場合はもう、はじめからデザインも考えて描いてもらってるので、「ここで切って」とかって全部決まってるんですけど、それ以外の自分で絵描いたり、写真使う時とか・・・あと帯とかもすごいこだわりますね。そこは本当にデザイナーさんに無理させてるというか。


ライブテープ


ここで松江哲明監督登場!

2009年12月30日にテレ東で放映された『本当にあった!恐いデーブ』という番組の撮影など、制作に関わられていたため、この日も走り回られていました。ON AIRをご覧になった方、いらっしゃいますか?わたしも拝見させて頂きましたが・・・あの番組以外絶対ありえない!あのメンツでのEXILE「Choo Choo Train」のパフォーマンス中、加藤鷹さんが不敵な笑みを浮かべながらの舌使い&指ジェスチャー、村西とおるさんの「お待たせしました お待たせしすぎたのかもしれません」発言や磯山さやか嬢のあんな姿やあんなことまで・・・と、テレ東のキャパの広さを痛感したとともに、こういう番組がまだあった時代に想いを馳せつつ、『ドキュメンタリーは嘘をつく』以来、また新たな刺激をテレビから受けて、2009年の年末、すごく幸せな気持ちになりました。


松江哲明(以下、松江) (息を切らしながら・・・)大変お待たせしました。本当にすいません。

前野 (松江さんに向かって)おつかれさまです。今ちょっと、V&R(プランニング)の話を(笑)。

松江 V&R(プランニング)の話を。それは素晴らしい話じゃないですか(笑)。

直井 「松江さんがソムリエだ」っていう話を(笑)。

松江 そんなことないです、僕なんかもうめちゃめちゃです(笑)。

--- 『ライブテープ』は東京国際映画祭 ある視点部門で作品賞を受賞されましたね。おめでとうございます。

松江 ありがとうございます。

--- 松江さんと前野さんはタキシードを着られて、一緒にグリーンカーペットを歩かれましたよね?今改めて、あの時はどういうお気持ちでしたか?

松江 アウェイな感じですね(笑)。

前野 そうですね・・・あれは何だったんですかね。でも、今日六本木に来て、懐かしいというかちょっとふわっとした気持ちになりましたね。僕は東京国際映画祭、好きでしたね。すごく好きな映画祭になりましたよ。

松江 いい意味ですごくお祭りでしたね。浮かれたお祭りではなくて、すごいハッピーな感じのお祭りだったなって思いましたね。東京国際映画祭は僕もずっと通ってますし、「外向きの映画が多いな」って感じた時もあったんですけど、今年はまさに『ライブテープ』のような映画を選んで下さったっていうのもそうだと思うんですけど、すごくこう・・・「映画を紹介したい」という姿勢が見えたというか、僕もお客さんとして観て、「あ、こんな作家さんがいたんだ」っていう風に発見がたくさんあったんですよね。だから今年は、特別招待系はあんまり観なかったですね。特集上映だったり、ヤスミン(・アフマド)監督とかカルロス・レイガダス監督の作品とか、日本で知られてない人を見せるっていう部分でも充実してて。でも、それはやっぱり、お祭りじゃないと出来ないことですからね。そういう流れというか「東京国際映画祭はやっぱりいいな」って思ってた時に『ライブテープ』が賞を頂けたのがすごいうれしかったですね。

--- 先ほど、前野さんには松江さんのことを何をきっかけに知ったのかということを含めてお話して頂いたんですけど、松江さんが前野さんの音楽を聴かれたのは?

松江 去年の7月ですね。

--- 直接のきっかけというのは?

松江 聴こうと思ったんじゃなくて、聴かされたっていうのが正直なところですね。

前野 (笑)。

松江 「松江くんはきっと好きだよ。ぐっとくると思うよ」って言われたんですけど、そうなるとハードル上がるじゃないですか?(笑)。人から「この音楽好きだと思うよ」って言われて、本当によかった音楽って確率100分の1?

--- そんなに低いですか?(笑)。

松江 言い過ぎかなあ・・・僕の中で10分の1くらいなんですよ。だいたい「松江さん、絶対好きだと思います」って言われて聴いた音楽って、「ちょっと違うんだけどな・・・」みたいなのがよくあるんです。音楽は特に、音楽性が似てるようなものでも全然違ったりしますよね。でも、前野さんの音楽を聴いて、同世代の人でこんなにがつんときたのは初めてですね。大江千里以来かもしれない。

一同 (大爆笑)。

松江 中学生の時の大江千里以来ですかね(笑)。「あ、僕の音楽があった」みたいな。初めて大江千里を聴いた時は「ああ、こんなに失恋の歌でもいいんだ」っていうか、自分の中でちょっとびっくりしたんですよね。TM NETWORKはちょっとかっこいいなっていうのはあったんですけど、大江千里は「あ、こっち側だ!」っていう感じがして。前野さん聴いた時もやっぱり・・・。

--- こっち側・・・。

松江 でしたね。豊田道倫さんの音楽もすごいぐっときて、自分から知らないものをもっと聴いていこうって感じでハマっていったんですけど、人から薦められて、こんなにがつんときた人は初めてかもしれないですね。

前野 うーん・・・(長い沈黙)



(次の頁へつづきます)



『ライブテープ』 コレクターズエディションで12/7(水)リリース決定!


ライブテープ: コレクターズエディション』(DVD2枚組)

【封入特典ブックレット】 (24P 予定)
・前野健太と松江哲明の出会いのきっかけを作り、『ライブテープ』では現場進行を担当した九龍ジョーによる18000字エッセイ
・松江哲明による『ライブテープ』制作日記
・スタッフ、キャストプロフィール

【DISC1】
『ライブテープ』本編74min
音声特典1、オーディオコメンタリー(前野健太、監督:松江哲明、撮影:近藤龍人、録音:山本タカアキ、司会:那須千里)
音声特典2、ライブテープ・ゼロ(撮影時のキャメラマイク音声)

【DISC2】
・メイキングドキュメンタリー「ライブテープ、ニ年後」約60min
監督:岩淵弘樹(『遭難フリーター』)
出演:前野健太、DAVID BOWIEたち、近藤龍人、山本タカアキ、曽我部恵一、矢田部吉彦、無善法師、大橋裕之、九龍ジョー、リピーターの方々、松江哲明、他。
・『ライブテープ』予告編
・『トーキョードリフター』予告編


唄・演奏:前野健太

演奏:〜DAVID BOWIEたち〜
吉田悠樹(二胡)
大久保日向(ベース)
POP鈴木(ドラムス)
あだち麗三郎(サックス)

参拝出演:長澤つぐみ

監督:松江哲明(『童貞。をプロデュース』『あんにょん由美香』)

撮影:近藤龍人(『ウルトラミラクルラブストーリー』)
録音:山本タカアキ(『SR サイタマノラッパー』)

配給・宣伝 SPOTTED PRODUCTIONS
宣伝協力 菫青色映画株式会社

協力 エスパース・サロウ
若杉公徳(宣伝ビジュアル)

(2009年 / 16:9 / カラー / ステレオ / HD / 74分)

© 2009 Tip Top


『トーキョードリフター』のテーマソング収録のミニアルバム、「トーキョードリフター」12/14(水)に緊急発売!


CDの表題曲は松江哲明監督が作詞を担当。元々映画のテーマソングとして書き下ろされた楽曲を今回のCD化にあたって新たに招集されたメンバー「チーム・トーキョードリフター」とともにスタジオ録音が実施された。本作にはこの「トーキョードリフター」新録バージョンの他、映画で使用されている同曲の1人多重録音バージョンや既発曲「あたらしい朝」の劇中弾き語り音源、「ファックミー」の再録バージョンなど、全6曲が収録予定!

「トーキョードリフター」


松江哲明監督最新作『トーキョードリフター』 12/10(土)よりユーロスペースにて、連日19:00より公開!他、全国順次公開!


『トーキョードリフター』 オフィシャルHP


松江哲明グレイテスト・ヒッツ1999-2011、11/19(土)よりオーディトリウム渋谷にて、連日21:00より上映!


「松江哲明グレイテスト・ヒッツ1999-2011」 オフィシャルHP

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    • 2011年02月13日
profile

前野健太
1979年、埼玉県生まれ。ミュージシャン。2000年頃より作詞・作曲を始め、07年、アルバム「ロマンスカー」でデビュー。同作収録の曲「天気予報」が映画『デトロイト・メタル・シティ』(李闘士男監督)のメイキング映像の挿入歌として使用される。09年、アルバム「さみしいだけ」を発表。09年元旦に吉祥寺の街中で撮影された前野健太主演のドキュメンタリー映画『ライブテープ』が第22回東京国際映画祭「日本映画・ある視点部門」で作品賞を受賞、全国で公開され日本のみならずドイツ、ニューヨーク、ロンドンなどでもライブを繰り広げた。2011年2月、アルバム「ファックミー」を発表。松江哲明監督によるライブドキュメンタリーDVD『DV』が発売された。「前野健太とDAVID BOWIEたち」、「前野健太とおとぎ話」などバンド形態でも活動。今年は、「ARABAKI ROCK FES’11」などのロックフェスにも多数出演し、映画『モテキ』(大根仁監督)で「友達じゃがまんできない」が挿入歌として使われる。

松江哲明
1977年、東京都生まれ。99年、日本映画学校(現・日本映画大学)卒業制作として監督した『あんにょんキムチ』が99年山形国際ドキュメンタリー映画祭「アジア千波万波特別賞」、「NETPAC特別賞」、平成12年度「文化庁優秀映画賞」などを受賞。その後、『カレーライスの女たち』、『童貞。をプロデュース』など刺激的な作品をコンスタントに発表。2009年、女優・林由美香を追った『あんにょん由美香』で第64回毎日映画コンクール「ドキュメンタリー賞」、前野健太が吉祥寺を歌い歩く74分ワンシーンワンカットの『ライブテープ』で第22回東京国際映画祭「日本映画・ある視点部門」作品賞、第10回ニッポン・コネクション「ニッポンデジタルアワード」を受賞。著書に「童貞。をプロファイル」、「セルフ・ドキュメンタリー―映画監督・松江哲明ができるまで」など。11月下旬フィルムアート社より「映像作家サバイバル入門」(仮)が刊行予定。